朝ドラ「ひよっこ」第3週 第18回レビュー

明日に向かって走れ!6

今日の物語

夕暮れの薄暗い道

ちよ子を捜して家を出た美代子母ちゃん。

みね子は美代子を追いかけます。

美代子「あの子、お父ちゃんに会いに行こうとしたんだと思う!」

みね子「え…!?東京…!?」

すると、向こうから誰かが歩いてきているのが見えます。

みね子・美代子「…?」

それは、バスの車掌の次郎さんでした。

次郎は、ちよ子をおんぶしていました。

美代子「ちよ子!!ちよ子!!」

次郎はちよ子を下ろし、美代子はちよ子を抱きしめます。

しかし、ちよ子は美代子を振りほどき、怒った様子で家に向かって一人で歩き出すのでした。

みね子たち「…??ちよ子!?」

次郎「まあまあ、怒らんでやって!」

夜、谷田部家

ちよ子やみね子たちが家に入ってきました。

進は、ちよ子と忍者ごっこの続きをしようとしますが、ちよ子に軽く突き飛ばされます。

ちよ子は無言のまま、押入れにこもってしまいました。

美代子「ちよ子!ちよ……」

美代子「…ごめんね、次郎。お茶入れっから、あがって」

次郎「そうか?」

茂じいちゃん「上がれ上がれ」

次郎「いやぁ、驚いたよ。バス停にちよ子が一人でポツンと立っててよ。どこさ行くんだっつったら」

美代子「あ!ちょっと次郎…その先、ちょっと待って!」

美代子は、進のことを気にします。

美代子「進、どうすっか…?」

みね子「…あんた、お便所行ってきたら?」

進「いきたくねえよ」

みね子「いいから行ってきな」

進「やだよ!」

みね子「…」

すると、押入れからちよ子が出てきました。

ちよ子「私の話するんでしょ?いない方がいいんでしょ!?子供は!」

美代子「ちよ子…」

ちよ子は進を引っ張って無理やり押入れに連れていき、一緒に再び押入れにこもります。

大人たちは、念のため、2人がこもっている押入れから離れた部屋に移動して話を続けます。

次郎「でな、「どこさ行くんだ?」って聞いたら「東京さ行く。お父ちゃんのところに行くんだ」って言うわけだ」

美代子「…やっぱし…」

次郎「でな、「お母ちゃんは知ってるのか?」って聞いたら黙ってよ。「乗せるわけにはいかねえ」って言ったら、「じゃあ歩いていく」って言うからよ、そんなことさせられるわけなかっぺ?だからバス乗せてよ、うちのバスは巡回バスだから、一周して、その間に寝てしまった。泣きながら」

美代子「そうけ…」

次郎「うん」

茂「悪かったな、次郎。バスは大丈夫だったか?」

次郎「ああ、小太郎さん(運転手)に任せたよ。まあ、車掌なんていなくてもなあ。ははは!」

茂「んだな」

次郎「いや、そんなことねえよ!!いねえと駄目だよ!大事な仕事だよ!」

茂「…んだな」

美代子「ほんとにありがとね」

次郎「いいんだよ。これも俺の仕事みたいなもんだ。俺の仕事はな、この村と町っつうか、外の世界とのつなぎ役だからな。昔でいう関所みてえなもんだ。だっぺ?…村のいろんな人乗っけたよ。悲しい気持ちで村を出て行く人のことも、懐かしくて嬉しそうに帰ってくる人も乗せた。いろいろだ。俺はずっとバスん中だけどな…。どこにも行かねえで、ずっと村の人の出入りを見てきたんだ。それが俺の仕事だ」

美代子「…うん!」

みね子「…へえ……」

次郎「なぁんだ、みね子。ちょっと素敵だなと思ったっぺか?次郎さん株、急上昇だっぺ?」

みね子「ふふふ!」

次郎「ははは!まあ、今日のちよ子みたいなことは、たまにあるよ。出稼ぎに行ってる家の子にはな、そういうことはある…。それを守るのも俺の仕事だ。てなわけでよ、美代子!ちよ子をあんまし怒んな」

美代子「わかったよ…ありがとう…」

次郎が帰った後、みね子たちが押入れを開けると、2人は眠っていました。

美代子は眠っている子供たちの髪をなで「ごめんね……」とつぶやきます。

茂「もう少しそのまま寝かせといてやれ…」

美代子「はい…」

美代子「…いつか…」

茂「?」

美代子「いえ…ちよ子にはわかってしまいました…。実さんがいなくなってしまったこと…。いつか、進にも話さなきゃいけませんね…」

茂「んだな…」

みね子「……」

みね子「…あのさ…」

美代子・茂「?」

みね子「…あのさ、じいちゃん、お母ちゃん…。…帰ってくるよ、お父ちゃん。だって言ってたでしょ、次の正月には帰ってくるって。約束してた…でしょ?」

茂「…ああ」

美代子「うん…」

みね子「だから帰ってくるよ…ね?」

美代子「だな…」

みね子「…でもさ……。……でもね……」

美代子「…みね子…どうした?」

みね子「…私、決めたんだ。だから反対しないで。…もし、お正月に、お父ちゃんが帰ってこなかったら……帰ってこなかったらね…、私、東京に働きに行こうと思う」

美代子・茂「!」

みね子「それが一番いいよ。お父ちゃんがしてくれてたように、私、東京で働いてお金送るよ。それがいいよ。ううん、そうしたい。そうするべきだと思うんだ」

美代子「……」

みね子「それに…それにさ、東京行ったらお父ちゃん見つかるかもしんないし。…決めたんだ。決めたんだ。決めたんだ、私」

目は涙で潤んでいますが、みね子は笑顔で話しました。

みね子「…でもさ…、でもさ……、お父ちゃん、帰ってくるよね…?」

みね子の目から涙が溢れます。

みね子「…ね?」

美代子「……うん!」

美代子は何度も頷きます。

茂「……」

みね子「…へへへ!おなか減ったね、お母ちゃん♪へへ」

美代子「あ…そうだね、御夕飯の支度するね…!」

そして、季節は秋から冬になりました。

ここ奥茨城村でも、冬の支度が始まっています。

もう年の瀬が近づいてきてしまいました。

ある朝、ちよ子と進は田んぼにはった氷で遊びます。

みね子は畑に保存しているイモを取り出します。

みね子の心『お父さん、すっかり寒い季節となりましたが、お元気でしょうか。風邪などひいてはいませんか?もう少し寝ると、お正月です…』

つづく

今日のあさイチ受け

今日は土曜日なのであさイチはありませんでした。

今日の感想

みね子役の…有村架純ちゃんの演技いいですね。

みね子が「もしも、お父ちゃんが帰って来なかったら…」と自分の決意を話したシーンは、彼女の演技が素晴らしいなと思いました。

とても自然。

父に帰ってきてほしい・信じているという子供としての気持ちと、その一方で、もしもの時は自分がどうするべきか必死に考えて答えを出した大人になりかけの少女の気持ちと、母のために「信じている・きっと帰ってくるよ」と強く言ってあげたいこれまた複雑な気持ちが、すごくナチュラルに出ているなと思いました。

前作とかを批判するわけじゃないんですけど、とと姉は「高畑充希ちゃんの表情で語らせる」みたいなのが多かったと思います。あの子はとても演技力が高いと思いますので、彼女だからできるドラマだと私は感じましたが、なんとなく「ドラマ全体が重い」感じがしたのと気持ちがよく分からない時も多くて、ちょっと難しかった。べっぴんさんは、無口な主人公ということで、気持ちがよく分からない時もあったし、主人公はやっぱり朝ドラらしく元気な方がいいな…って感じたりもしました。

そんな2作が続いたので、ひよっこは、久しぶりに毎朝スッキリ見れる感じがしています。

有村架純ちゃんの元気で自然な演技が気持ちいいです。田舎の風景と合うっていうか。(配役ってすごいなあ)

あまちゃんの時もそうでしたけど…この子は特に昭和とか田舎とかの感じが似合いますよね、不思議。

最後のはんてんみたいなのを着て毛糸のマフラーをグルグル巻いてる姿もかわいかった~。

ちよ子はやっぱり東京を目指していたんですね。

ちよ子の「子供はいないほうがいいんでしょ!?」というのはびっくりしました。

ちよ子もあれなんだね…もう心はお姉さんなんだね。

どっちかっていうと本人はみね子に近づきたいのに、いつも進とひとくくりにされるは嫌だよね。そっか~…うんうん……長女、次女…それぞれがそれぞれの立場でいろいろ考えてるんだねぇ…(しみじみ)

次郎さん…「バスの車掌」というのをこれまで知らなかった私も、「車掌さんは必要なのか…?」ってちょっと思ってましたよ…ごめん…(笑)

あと、この間 気が利かないって批判してごめん…(笑)

次郎さんもかっこいいよ。あれですね、やっぱりさ、優しい気持ちで一生懸命仕事してる人は皆かっこいいですね。

次週の予告を観ました。みね子が東京に行くことはもう決定するようですね……。

ナレーションにもありましたが…「…と、いうことは…」ですよね…。

何やってんだよ…お父ちゃん………。

外の世界と村をつなぐ仕事の次郎さん。これから、みね子が「外の世界」の人になってしまった時には、次郎さんがいるバスが重要でドラマチックな場所になりそうな気配を感じますね。

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コメント

  1. るんるん より:

    昔はバスにも車掌さんっていたらしいですね。整理券(あるのか?)を渡したり、運賃を受け取ったりするのかな。今みたいに運賃箱へってシステムじゃないような??
    みね子の、はんてんにマフラー姿、かわいかったですね(^^)架純ちゃん、ほんとにその時代の子に見えますよね。

  2. いそまる より:

    るんるんさん
    そっかそっか、運賃制度って難しいですもんね、あなたはいくら・あなたはいくらって教えてくれる車掌さんがいたら助かりますもんね!
    (バスに乗ることが少なかった人生の私は、いまだにバスの乗り方が分かっていません…次郎さんがいてくれると確かに助かる…笑)
    かわいいですよね!特にぐるぐるマフラー♪私も「その時代の子」に見えます!なんでだろう?あの子の魅力ですかね♪