朝ドラ「ひよっこ」第4週 第20回レビュー

旅立ちのとき2

今日の物語

谷田部家

この日は、宗男叔父さんが谷田部家に遊びに来てくれました。

宗男「ほんとだよ!こんなでっかい熊だよ!ありゃ必死にバイクで逃げたね!」

宗男叔父さんは、熊に出会ったという話を身振り手振りをつけてにぎやかに話します。

宗男「熊が出て、こりゃクマった!…なんてな♪」

みね子たち3兄弟は笑います。

宗男「いいよね、笑ってくれて。うちの嫁さん、全然笑ってくんねえからな」

宗男の奥さんは、馬鹿にしたように鼻で笑うそうです。

宗男「あ!そうだ!忘れるとこだったよ!お年玉だ!」

宗男はみね子たち3人にお年玉を渡します。

その後 宗男はみね子を物置の方に呼び出します。

谷田部家、物置

宗男はハシゴを使い、物置の棚の上のほうに置いていた古いラジオを取り出します。

宗男「あった!あった!なつかしいな!」

みね子「ラジオ?」

宗男「お前よ、ビートルズ知ってるか?」

みね子「何それ、知らねえ。音楽?」

宗男「おう!イギリスのグループだよ」

みね子「え、じゃあ何?英語?宗男叔父さん、英語できんの?」

宗男「分かるわけなかっぺ!お前は高校で習ってっぺ?英語」

みね子「…習ってるけど…苦手だし…。…だって英語使わないでしょ、私」

宗男「そんなん分かんねえだろうよ」

みね子「分かるって」

宗男は話しながらラジオがつくか試しますが、ラジオはまったく鳴りませんでした。

宗男「鳴らねえわ。みね子に聴かせたかったんだけどなあ。だめだ~。ビートルズについてよ、若者と語り合いたいと思ったんだよ。語り合う相手がいねえのよ、この辺りじゃ誰もよ」

みね子「そんなにいい音楽なの?」

宗男「ああ、すげえぞ!俺よ、たまたまラジオで聴いたんだよ!イギリスで大人気なんだとか言ってよ、驚いたよ!熊と出会った時より驚いたよ!体がしびれちゃってよ!髪の毛なんか逆立っちまったよ!」

みね子「え!?」

みね子は宗男の髪をまじまじと見つめます。

宗男「…これがもう戻った状態だべ」

みね子「ああ…。…なんか怖いね…熊より怖いの?」

宗男「怖いんじゃない、すごいんだよ!」

みね子「ああ…。ビートルってなんだっけ?」

宗男「カブトムシ」

みね子「…カブトムシ…達…」

みね子は、頭にカブトムシのツノをつけた宗男×4人が、タイコやギターを持って演奏するグループを想像します。

みね子「…あはは!なんかかわいいね」

宗男「お前、何想像してんだ?はは。とにかくな、すげえんだ!」

ナレーション「ヨーロッパを中心に活躍していたビートルズ。日本でもこの前の年にレコードが発売されてから、少しずつ名前が知られるようになっていました。ちなみに武道館でのコンサートはこの翌年のこと。宗男さんは一体どうなってしまうんでしょうね?」

宗男「だからよ、なんつうか、自由なんだ、みね子。あいつらの音楽はよ。お前はさ、大変な理由持って東京さ行くわけだけど…。うーん…せっかく行くんだし、若いんだしよ、あんまし背負ってばっかじゃなくてよ、もっと自由に生きろって言いたかったわけだ」

みね子「…自由か…。なんかわかんないよ、私」

宗男「?」

みね子「自由って言うけどさ…。高校でも「これからの若いもんは自由に人生を選択できんだ」なんて言うけどよ、自由って何?私は、やることが目の前にあって、それを一生懸命にやるのが好きだよ。それを不自由だなんて思わないよ。それじゃ駄目なのけ?」

宗男「…だめじゃねえよ」

みね子「つまんない人なんだね、私、きっと」

宗男「バカ言ってんじゃないよ。つまんねえ人間なんてどこにもいねえよ。くだらねえこと言うな」

みね子「うん…」

宗男「まあな!いつか聴いてみな!人生変わっちまうかもしんねえど!」

みね子「うん、わかった」

宗男「あとよ、東京さ行ったら、ビートルズのこと載ってる雑誌とかなんでもいいから送って!お金送るからよ!情報がねえのよ!この辺りじゃよ!」

みね子「わかった(笑)」

冬休み明け、時子の家

1965年(昭和40年1月7日)

今日から3学期です。

時子「みね子…しょんぼりしってっかなあ…。お父ちゃん、帰ってこなかったみたいだし…」

時子はいつものようにみね子が来るのを家の前で待ちながら、みね子のことを心配していました。

みね子「時子~!!」

みね子が手を振って元気に現れました。

時子「あ…元気だ…」

みね子「明けましておめでとう!」

時子「おめでとう」

時子「大丈夫?みね子。お父ちゃん……」

みね子「うん、帰ってこなかった」

時子「そうか…」

みね子「んでよ、時子。東京行くことにしたよ、私♪」

時子「え?みね子が?」

みね子「うん、東京で働くことにした♪」

時子「そう……」

みね子「…ん?どうした?」

時子「…ううん…」

バス停

三男もやってきて、3人でバスを待ちます。

三男「そうか。東京行くことにしたのか」

みね子「そうなんだよ、あはは」

三男「そうか………」

時子「………」

みね子「…??え??…なに?なんなの、あんたら!私が一緒なの嬉しくないの?」

三男「いや、それは嬉しいけどよ…」

みね子「じゃあ何?」

三男「いや…今からそんなこと言っても…難しいんじゃねえのか…?なあ…時子」

時子「……」

みね子「え?なんで?」

三男「いや、だってよ、みね子…就職の季節はとっくに終わってっと?」

みね子「え……」

三男「もう募集してるとこなんかなかっぺよ」

時子「……」

みね子「…ああ…そうか………やだ…私…全然そんなこと考えもしないで…皆に宣言しちゃったよ…ねえ…どうしよう…どうしよう…どうする?」

時子・三男「……」

放課後、学校、社会科準備室

みね子は、担任の田神先生に就職相談をしました。

田神は頭を抱えます。

田神「…みね子、基本的には全部募集は終了してる…。つまり、皆 決まっちまってるわけだ。あとは、追加募集があればなんだか…今年は聞いてねえしなあ…」

みね子「……お願いします!私、なんでもすっから!なんでもいいから行かなくちゃなんないんです!どんな仕事でもすっから!どんな仕事でも頑張っから!!なんでもいいから!先生!!」

田神「みね子!ふざけんな!」

みね子「え…」

田神「そんなわけにいくか!お前は先生の大切な教え子だ!なんでもいいとか、どんな仕事でもいいとか…そんな仕事をお前に紹介するわけにいかねえんだよ。ふう…なんでもいいとか言うんでない。わかったか?」

みね子「……はい…すいません…」

田神「分かればいい。事情はよくわかった。ちょっと先生、いろいろ動いてみっから。しばらく待て、な?だから、今日はもう帰れ。な?」

みね子「すみません…ありがとうございます、よろしくお願いします…」

田神「ああ。なんて顔してんだ!みね子♪先生に任せろ、やってみっから♪」

田神は、不安でいっぱいなみね子の頭をなでます。

みね子「ありがとう、先生」

学校の廊下

部屋を出たみね子を、三男と時子が待ってくれていました。

三男「どうだった、みね子」

みね子「探してみてくれるって、先生が」

みね子は2人に笑顔で答えます。

三男「うん」

みね子「バカだね、私。ちゃんと考えもしねえで、一人で浮かれてて…。バカだ…ほんとバカだ!へへ…」

時子「…どうにもなんなかったら…どうにもなんなかったら、私の代わりにみね子が行けばいいよ」

みね子「! 何言ってんの…時子?」

時子「そうしよう!いや、そうする!」

みね子「そんなことできるわけねえよ…」

時子「じゃ、どうすんのよ!」

みね子「どうするんのって…わかんねえけど…無理なら諦めるしかねえよ……」

時子「諦めてどうするんのよ!」

みね子「わかんねえよ…でも、時子の代わりになんてそんなことできないよ」

時子「……」

みね子「ありがとう。嬉しいよ。ありがとう、時子。…帰るっぺ!遅れちまってごめん!」

夕方、再び 社会化準備室

田神先生は早速 東京のいろんな会社に、求人の空きは出ていないか もう1人採用することはできないかと電話をかけます。

田神先生「そうですか…もう一人は難しいですか…。わかりました、ありがとうございます。あ、4月からうちの生徒がお世話になりますので、どうかよろしくお願いいたします!」

田神は電話をかけながら頭を下げます。

夕方、東京、向島電機

次に田神先生が電話をかけたのは向島電機という会社です。

社内で「愛子さん」と呼ばれる女性が電話に出ます。

愛子「茨城の常陸高校の田神先生?はいはい。え~もう一人ですか?うーん…ごめんなさい、もう採用の枠は…。…あ、4月からですか、はいはい」

夕方、みね子の帰り道

みね子は自転車を押しながらトボトボ歩きます。

みね子の心『お父さん…、私はどうなってしまうのでしょうか…。自分のバカさ加減と考えの甘さが情けないです……』

家が見えた頃、みね子は気持ちを切り変えて自転車を勢いよくこぎ出します。

つづく

今日のあさイチ受け

いのっち「今までで一番切ない曲が流れてましたね…(笑)」

有働さん「切ない曲流れてましたね」

いのっち「1回泣いちゃったからね、お母さんと」

有働さん「今更言えないかもしれないけど…でもなんか和久井映見さんが」

(愛子さん役は和久井映見さんでした)

いのっち「あれはどういうことなんでしょうか、「4月からですか、はいはい」って」

有働さん「あるかもしれないですよね」

今日の感想

今日も泣いてしまった…!(゚Д゚;)

今日は、みね子の担任の田神先生で泣きました!

まさかまさか田神先生にまで泣かされるとは~!!!(゚Д゚;)

流行りのギャグをかましまくってたお笑い担当みたいな先生だったのに、まさかあんなに生徒を大事に思ってる先生だったとは…!思い出しても泣けてくる。

ほんとにひよっこすごい…。

宗男おじさんもよかったですね。相変わらずこの人は優しいなあ…。

宗男おじさんは真剣な話をするところ以外にも、明るい話やおかしい話をして子供たちを元気にしてくれるとこなんかも、やさしさに溢れててたまりません。変な人じゃなくて、本当に心が優しい人なんだなって思います。

何度も比べて悪いけど、とと姉ちゃんの鉄郎叔父さんに比べて何倍も頼りになる叔父さんって感じがします。

「大変な中でも、自由にやっていいんだよ」と声をかけてあげた宗男叔父さん。優しいなあ。家のために働きに行くっていう大変さは絶対あるわけだから、「自由に」なんて簡単じゃないけど、きっと宗男おじさんはそれでも伝えておきたかったんでしょうね。

そして、みね子の返しにはちょっと驚きました。目の前のやるべきことを一生懸命やるのが好きだっていう言葉。「一生懸命やるのが好き」ってとても気持ちがいい言葉でした。

それがみね子の「自由にやる」なんですね。みね子のそういうとこが、応援したくなるところなんだよなぁ。

この先、みね子が苦しい思いしないといいな…って今から思いますけど…まあ苦しい思いはするんでしょうなあ…ドラマだから…(笑)

ビートルズの曲を「こわい」と言ったり、宗男カブトムシを想像してたみね子はかわいかった♪

東京行ったらビートルズの曲聞くこともあるのかな?

みね子が働きたい事情を知っている時子が、駄目だったら自分が辞退すると言ったのも感動しました。時子とみね子も、お母ちゃんたちのような絆をずっと大事にしていけたらいいな。

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