朝ドラ「ひよっこ」第4週 第23回レビュー

旅立ちのとき5

今日の物語

夜、谷田部家 寝室

みね子が奥茨城で過ごす最後の夜です。

みね子は、ちよ子と進に話をします。

みね子「明日、お姉ちゃん、東京に行くんだ。わかっけ?旅行に行くんじゃないんだよ。行ったらそう簡単に帰ってこられねぇ。お休みに帰ってこれっと思うけど、それも働いてみねえとわかんね。だから明日からお姉ちゃんが今までやってたこと、あんたらがやんねえとなんねえ。でないど、じいちゃんが大変だっぺ?わかっけ?」

ちよ子「うん…わかる」

進「うん…わかった…」

進は涙を流しています。

みね子は笑って2人を抱きしめます。

みね子「こんな風に別れると思ってなかったから、今まであんまし優しくしてやれねえでごめんね。別々のところにいっけど、お姉ちゃんも頑張るから、一緒に頑張ろうな」

夜、谷田部家、居間

ちよ子たちが眠った後、美代子母ちゃんは、みね子に「すずふり亭」のマッチ箱を渡します。

美代子「あんたが持っていきなさい」

みね子「でも、これは…」

美代子「いいから。持っていきなさい。幸運のお守りになってくれるよ、きっと…」

みね子「…うん」

美代子「それから…これ!ふふ♪」

美代子は、赤いコートをみね子の体に合わせます。

みね子「これ…お母ちゃんが作ってた…」

美代子「みね子のだよ!これなら東京でも恥ずかしくねえはずだ♪」

みね子「ありがとう…ありがとう、お母ちゃん」

夜、谷田部家、寝室

(※この寝室は、子どもたち3人+お母ちゃんの寝室のようです)

みね子はまだ眠れず、妹たちの寝顔を見つめていました。

用事を終えた美代子が寝室にやってきました。

美代子は微笑み、自分の布団に入ります。

みね子は、美代子の布団に一緒に入ります。

美代子「ん?どうしたの?」

みね子「いい?ふふ」

美代子「ふふ、いいよ、おいで」

みね子「久しぶりだね」

美代子「そうだね」

みね子は、母の胸の辺りに顔をうずめます。

美代子は、そんなみね子のおでこにキスをしました。

翌朝、谷田部家の畑

みね子は外に出て、見慣れた辺りの景色を見渡し、しゃがんで土の感触を確かめます。

ちよ子の声「ちょっと!進!」

家の方からちよ子が叫ぶ声が聞こえました。

みね子「!?」

谷田部家

みね子が何事かと家に帰ると、進が今日もオネショしていたのでした。

みね子「なんで私は旅立ちの日まで、あんたのオネショした布団を干すわけ?」

進「へへ」

みね子「へへ…じゃねえよ、ほんとに。ゆうべ、あんだけしっかりしろって言ったでしょうよ!あんた、「分かった」って言ってなかったっけ?」

進「今日の朝まではお姉ちゃんがいっから、いいんだっぺ?」

みね子「なんだって~?」

進「ごめんなさい」

みね子が縁側に干した布団のオネショ跡を見て…

茂じいちゃん「おい、関東地方にちょっと似てねえか?」

みね子「そういえば…ふふ、この辺が茨城で、ここが東京か、あはは!茨城の地図から関東の地図なんて、あんた、ちょっと偉くなったんでねえの?」

進「うんだっぺ!」

みね子「うんだっぺじゃねえよ、もう。顔洗ってこ!」

進「はい」

みね子と茂じいちゃんは2人で縁側に座ります。

茂「みね子。1万入ってる、もってけ」

茂じいちゃんは胸元から小さな封筒を出して渡します。

茂「本当に困ったときのために、とっとけ」

みね子「…でも、悪いよ…!じいちゃん!」

茂「いいから持ってけ。靴下の中さ入れてけ」

みね子「……じいちゃん、ありがとう…」

茂「しっかりな…みね子。おめえは働き者だ。真面目に働いてれば、おてんと様はちゃんとおめえのこと見てる。じいちゃん、そう思う」

みね子「…はい、わかりました」

みね子は、早速 靴下の中に封筒を入れます。

茂「おお、もう入れちまうのか?ははは!」

朝、三男の家

一方、同じく今日旅立つ三男の家でも、家族そろっての最後の朝食です。

三男「おかわり!」

きよ母ちゃん「またか?何杯食べるんだ?おめえは!汽車ん中で腹をこわしても知んねえど」

三男は、ご飯をバクバク元気に食べます。

征雄父ちゃん「ゆっくり食え、バカが…」

三男「おかわり!」

きよ「…」

太郎兄ちゃん「…ほれ、もうおかずがねえべ…」

太郎は、三男の皿に自分の焼き魚を移します。

三男「ありがと…」

太郎「おう…」

三男「おかわり!」

きよ「バカか、おめえは!」

三男「バカだよ!そんなん知ってっぺ?」

きよ「…ほれ、よこせ…。………これで最後だ…」

きよは、おひつにある最後のご飯を三男の茶碗に入れます。

きよ「もうねえ…」

三男「…わかった」

きよ「……」

朝、時子の家

君子母ちゃん「あんたさ…どうしても行くの…?」

同じく、今日旅立つ時子。

こちらは、朝食を食べながら君子が大泣きしています。7

時子「今更、何?」

君子「お母ちゃんを捨てて、そんでも行くの?」

時子「どういう意味よ、それ~」

君子「だって、考えてもみなよ~。つまんねんだよ~!あんたが出てったら、うちのはこのつまんねえの2人しかいねえんだよ~!」

黙々と食事をしていた正二父ちゃんと豊作兄ちゃんは、ちらりと君子を見ます。

正二「え…?」

時子「…知らないよ、そんなの…」

君子「…いいよ…わかった…時子!やると決めたからには、絶対 日本一の女優になんなさい!」

時子「母ちゃん!応援してくれんの!?ありがとう!!」

朝、谷田部家

再び みね子の家に戻り、こちらも食事中。

みね子「おかわり下さい♪」

みね子は元気に食事を食べます。

美代子「みね子、お母ちゃん、本当に駅まで行かなくて大丈夫?」

みね子「うん。時子と三男と決めたんだ。駅ではね、中学出て東京さ行く子らと一緒なんだ。私たち高校生だからさ、面倒みたりしてやんなきゃいけねえ立場だし、同じようにめそめそしてるわけには行かねえからさ…ふふ。だから、バス停までって決めたんだ」

美代子「…大きくなったね…♪」

みね子「へへ」

しかし、ちよ子と進はあまり食欲がない様子。

みね子「あんたら、食べねえなら、それもらう!」

みね子がからかうと、ちよ子たちは「いいよ!」と言って自分の皿をみね子の方に移動させました。

みね子「あはは!ばかだね~!冗談だよ、そんなに食えねえよ~!ほら、食べなさい♪」

谷田部家の家の前

みね子が家を出る時間になりました。

みね子は、美代子母ちゃんが作ってくれた赤いコートを来て、実父ちゃんが買ってきてくれた靴を履いて歩きます。

ちよ子と進と手をつなぎ、ひょっこりひょうたん島の歌を歌いながら…。

バス停までは行かず、ここでみね子とお別れになる茂じいちゃんは、みね子の後ろ姿を見送ります。

みね子が振り返り…

みね子「じいちゃーん!!」

みね子は、元気な笑顔で大きく手を振ります。

茂も手を振ります。

みね子は微笑み、再び歩き出します。

茂は、見えなくなるまでその姿を見つめていました。

バス停

みね子、時子、三男とその家族(じいちゃんと兄たちは不在)がそろい、バスがやってきました。

みね子たちはバスに乗り込み、窓を開けます。

きよ母ちゃん「三男…腹壊すなよ…!」

征雄父ちゃん「真面目に働くんだぞ」

三男「…うん…!」

君子母ちゃん「時子…体、気ぃ付けてな…!」

時子「うん…」

美代子母ちゃん、ちよ子、進は、黙ってみね子を見つめます。

美代子とみね子は微笑み合います。

バスの車掌の次郎さんも、涙をこらえ、鼻をこすります。

次郎「…発車!オーライ!」

バスが動き出します。

きよ「三男~!!!」

三男「行ってきます…!!」

時子「行ってきます!!」

ちよ子と進は「お姉ちゃん!」と言いながらバスの後ろを走ります。

みね子「頑張ろうね!頑張ろうね!頑張ろうね…!!」

みね子たちは、バスの中を移動し、一番後ろの窓から手を振ります。

ちよ子「お姉ちゃん!!」

バスの後ろを一生懸命走ってくるちよ子のみね子を呼ぶ声、進の大きな泣き声が、バスの音に消されていきます。

ちよ子たちの姿もどんどん小さくなります。

誰の姿も見えなくなり、3人は体を前向きに戻して椅子に座り直します。

何も話さず、それぞれ 涙をこらえようと必死でした。

つづく

今日のあさイチ受け

今日は、美代子母ちゃん役の木村佳乃さんがゲスト!

一緒に番組スタートです。

木村さん「おはようございます!よろしくお願いいたします!」

有働さん「なんかこんな元気に挨拶されると、今のギャップが…!」

木村さん「あはは!お母ちゃんがいるよ♪」

いのっち「最後の顔、かわいいねって話してたの」

木村さん「かわいい」

いのっち「今日はやばかったですね」

木村さん「実は、今日出させていただくと分かった時から薄々気が付いていたんです。今日は悲しい…というか、こういう回なんだって」

有働さん「8時6分頃からずっと(涙)でしたからね」

有働さん、めっちゃ涙目(笑)

有働さん「1話に1回か2回くらいにしてほしいです(笑)」

木村さん「今日は、今回は特にですね」

いのっち「お別れだったから。8時5分くらいから誰もしゃべらなくなっちゃった」

木村さん「私もね、いろいろしゃべりたかったんですけど、黙ってました(笑)」

いのっち「見入ってましたからね」

今日の感想

今日の有働さんは、進行を忘れちゃうくらい泣いちゃってたみたいです(笑)

そして、もちろん私も今日も泣きました。

毎日「今日も泣いた」って言ってます(笑)

泣き過ぎ!泣かせ過ぎ!

今日の美代子母ちゃんからのおでこにチューはアドリブだったそうで。

木村佳乃さん曰く「自分の娘たちがああやって来たら絶対チューするので」。

素敵…♪でも、ひと昔前の田舎育ちの生粋の日本人がチューするのかなぁという違和感は感じてしまったのですが、そんなことを言うのは不粋ですね。お母ちゃんとみね子の最後の夜は、とてもかわいらしくて愛情たっぷりで感動的でした♪

それぞれの家族の形がとてもジーンと来る回でしたね。

三男んちは、きよ母ちゃんの「これで最後だ…」が切なかった。

ご飯がなくなってこの時間が終わると、いよいよ三男の出発……。三男が、母ちゃんのご飯を最後にいっぱい食べようとする姿は本当に良かったです。

きよ母ちゃんは、「この家出てせいせいする!って言われるように接してきた」って言ってたけど、三男はちゃんとお母ちゃんのことを好きでいてるんだなって伝わってきました。良かった…。

太郎兄ちゃんが焼き魚をくれたのも良かったですね~!苦手な兄ちゃんだったのに、聖火リレーのおかげでこうしてお互い優しくできるようになったんだろうな。

三男が、兄ちゃんの気持ちや母ちゃんたちの愛情を感じた上で村を出られることになって本当に良かった。意外に、ここの家のエピソードが結構好きです。「東京に行く三男坊だから愛されてないんだ」みたいな悲しい気持ちのまま東京に行くことにならなくて良かった。

時子んちに場面が変わってのイキナリの君子母ちゃんの号泣は笑いました♪

君子母ちゃんかわいいなあ~。反対してたのも、寂しかったんだねぇ。

茂じいちゃんの見送りからは、めっちゃ大泣きしました。

じいちゃんは、自転車で20分の距離を歩くのはキツイのかな…家でお別れでしたね。もしかしたら、不器用なじいちゃんだから、バスまで見送るのが嫌だったのかもしれませんね。皆がいる前では泣けない人だろうし。じいちゃん…健康には気をつけて…みね子にまだまだ何回でも会えるように、どうか体には気を付けて長生きして…!

縁側でじいちゃんがみね子に言った言葉は、きっと実父ちゃんにもあてはまると思います。

働き者だった実さんのことも、きっとおてんと様は見てくれてるはず…。

父ちゃんも元気であれ(´;ω;`)

車掌さんが言ってた「奥茨城と外の世界をつなぐバス」(セリフは違うかも)で、3人は旅立って行きましたね…。次郎さんも泣きそうでした。

3人が何も言わず、涙を流している静かなラストはとても切なかったです。

子供の成長、旅立ち……どれもすごくまぶしいことなのにすごく切ないですね…。

みね子たちは東京に行っていろいろ苦しいことも出てくると思いますが、じいちゃんが言ったように、どうか真面目に働いておてんと様に見守られて乗り越えて明るい人生を歩いてほしいと思います。

「苦しいこともあるだろさ 悲しいこともあるだろさ だけど僕らはくじけない 泣くのは嫌だ 笑っちゃおう 進め」が、頭の中でリピートしています。

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