夕ドラ(再放送)「カーネーション」第5週「私を見て」第25話~第26話 感想

朝ドラ「カーネーション」を再放送で初視聴。不定期で感想を書きます。

初見&予備知識いっさいナシなもので、2度目の視聴をされている方からしたら「それ違うよ~」「その予想間違ってるよ~」などツッコミたくなることもあると思いますが、お許し下さい(笑)

第25話「私を見て1」感想

大まかなあらすじ

初めて百貨店に行った糸子は女性店員に声をかけ、支配人・花村に取り次いでもらえることになり、糸子は「この時代の流れに乗って制服は洋服にするべき。自分に制服を作らせてほしい」と直談判。花村は、「百貨店の顔」である制服は見ず知らずで実績もない(しかも女性)の糸子に頼むことはないと一蹴する。しかし、糸子はあきらめない。花村から「デザインが大事」との情報を得た糸子は、寝る間を惜しんで制服のデザインにとりかかる。


根岸先生の授業から2年。この間 糸子は一人でめちゃくちゃ頑張ってきたんだろうなって思えます。こんな…まさに商売人のようなことを思い付いて、すぐに実行して…!成長ぶりに泣けてきます。こういう空白の2年間を自然に受け入れられるのは、それまでの脚本がしっかりしていたからだと思います。非常に心地よいです。

糸子がとんとん拍子に支配人に会えるというちょっとあり得ない展開も、あの後で女性店員が支配人から「ああいう人を簡単に上に案内するな」と怒られたらしいことを描き、ちゃんと違和感を解消してくれました。怒られちゃった女性店員さんには申し訳ないけど、糸子派からすれば1回でも通してくれればOK!後は糸子が持ち前の気質で勝手にやりますから!(笑)そんなわけで、二度目からは「支配人が店内に下りてくるのを待ち伏せ」する形に(笑)これでいつでも会えますね(笑)

支配人・花村さんは、はじめ怖い人かと思ったけど案外いい人!(笑)糸子に制服を頼まない理由や制服(百貨店の顔)に必要な要素など、糸子が聞いたことにめちゃくちゃ丁寧に答えてくれました。糸子が八重子さんのファッション誌からヒントを得て作ったデザイン画についても、どこが良くないのか結局アドバイスをしてくれました。しかも、言ってることめちゃくちゃ適切~!!!!!この人……いい人ぉぉぉぉ~~!!!「10人おったら9人は書いてくるデザイン」というのはめちゃくちゃ的確だと思う!残りの1人になれるかどうかが、一流になれるかどうか、なんだろうな。こういう人との出会いが朝ドラヒロインの人生を更に拓いてくれるんですよね~。

第26話「私を見て2」感想

大まかなあらすじ

花村氏のアドバイスを受け、糸子は引き続きデザイン制作。(花村氏は「もう来たらアカン」と念押しするがそんなことはまったく気にしない糸子・笑)

何が正解か分からず焦りどんどんドツボにハマっていく糸子だったが、「百貨店の顔である制服に一番大切なこと」に気付く。

デザインを完成した糸子は、善作お父ちゃんのアドバイスを受け、試作品を作る。(神戸のおばあちゃんが送ってくる変わっている高価な物を質屋に売って布を買うお金を用立てた)

糸子はその試作品を着て、根岸先生の言葉を思い出しながら胸を張って花村氏の元へ向かう。


八重子さんが良い!突然ポっと現れた泰蔵兄ちゃんのお嫁さんだったので、ただの脇役さんとしか思ってなかったんですけど(ひどい)、徐々に「意外と糸子にとって大きなものをくれる人なのでは…」と思い始め、極めつけに今回の適切なアドバイス。

八重子さんは最先端の洋服雑誌を毎月購読し、切り抜きを集めてスクラップブックまで作っているということが何度も描かれてきたので、ここでも「素人の八重子さんがアドバイスする」ということが全然違和感なく自然に受け入れられました。とは言え、八重子さん自身は職人さんではないのでアドバイスはもちろん漠然としたものであるわけですが、そこから糸子が自分が感じたことを振り返って「自分なりの答え」を導き出すところも自然ですごく良かった。まさに「自分で未来を切り拓く」という描写だったと思います。

「どないしたら気に入られるやろうと考えてたからしんどかったんです。うちが嬉しなるような服を書く。見てるだけで楽しなるような、ついて行きたくなる…そんな服を書こう」

初めての仕事で糸子がこの答えを出したことが感動的でした。ただ「おしゃれな制服を考える」のではなく、こういう意義を自ら見つけ出せたのは根岸先生の指導の賜物だと思う!!

こういうものづくりの仕事は「作る」だけじゃなく、きっとこういう「想い」が大事なんじゃないかな。想いがあるから良いものができる、みたいな。その洋服にこめられた想いなんてほとんどお客さんに伝わらない場合が多いと思うんですけど…だからってそこをないがしろにしたらアカン。糸子にはちゃんと根岸先生の教えが伝わっています。嬉しい。

(「べっぴんさん」は途中イライラしたこともあるけど、「想いを込めて物を作る」という部分は最後までぶれずに描かれたと思います)

糸子を影ながら応援していたお父ちゃんがまた良い!デザイン画を見せろ見せろと言うお父ちゃん。「お前、わしに洋服が分からん思てるやろ?それが分かるんじゃ。同じ糸のモンやさかいな」と偉そうに言っといて、いざデザイン画を見せたら「うん」と言う程度。

やっぱり分からんかったんやろ!?なあ!お父ちゃん!?(笑)愛しいわ~。

けど、「見ても良し悪いは分からん」くても理解しようとしているお父ちゃんがすごい!前までなら考えられへんかった!ほんまにお父ちゃんは糸子の洋裁を応援してるんやね!(なら さっさとおばあちゃんにミシン買ってもらったら良かったのに…)

しかも!お父ちゃんが冴えてる~!!!「絵より現物を見せろ」とか「それ、そのまま着ていけ!」とか……めちゃめちゃいい~!!!!!!さすが、曲がりなりにもお商売をしてきただけのことはある柔軟な発想!糸子は「洋裁を仕事にするということは、まずデザインでOKをもらって…」というルールを知っているからこの発想は出なかったのかも。洋服の良し悪しも分からん、身内やけど外野のような立ち位置のお父ちゃんやからルールにしばられない発想が出たのかもしれない。で、「試作品まで作ってアカンかったら丸損」と糸子自身がちゃんとリスクを想定し、その上で「やるかやらないか」をちゃんと自分自身で判断するのがこれまた良かった!

(「わろてんか」では、主人公が人から言われたことをそのままやることが多かったので、やっぱり「朝ドラの主人公はこうでないと!」とスッキリします♪)

やると決めた糸子は、神戸のおばあちゃんが送ってくれる謎の物を質屋に売り(おばあちゃん、えらく変わったものを送ってくるのね・笑)、お金を作って布を買う。質屋ではより高く売れるようにしつこく交渉。生地選びも、当たり前やけど「良いものは高い」。その中で「3番目くらいにええ物を買いました。それが精いっぱいでした」もリアル!

実際に試作品を作る腕だけでなく、デザインや生地選びという職人としてのあらゆる才能。どのように仕事をプレゼンテーションするか、そのためにどこに投資するか、そして切り詰めるところ切り詰めるというお金の遣い方などの商売勘。(これは「わろてんか」で言うところの「始末 才覚 算用」の部分かもしれません)この両方が発揮された回だったと思います。

商売勘は、もともと小さい頃から糸子に備わっていたことは幼少期編でしっかり描かれていたし、職人としての腕は、実家が呉服屋ということで、以前にお父ちゃんが「生地を見る目は養わせた」と言っていたことがありました。それに、パッチ屋で3年下積み修行をしたことも絶対生きていると思う。なので、糸子がお商売をうまく進めることに違和感を感じません。

ほんとにこのドラマは、ここまで無駄がない!うまく言えないんだけど…「これ伏線でっせ~」「このセリフ重要でっせ~」っていう感じの押しつけがましいところはそんなにないのに、「日常」をうまく積み重ねることで、しっかり視聴者に登場人物のキャラクターを理解させてくれているし。物語がストンと心の入ってくるので本当に気持ちがいいです。

(というのも、「半分青い」ではこのストンと心に落ちる感覚が私は持てないんですよね…)

ほんで糸子の作った制服がまぶしい~!!!!!!かわいすぎる~!!!!!!!!似合うよ~!かわいいよ~!糸子~!!!!!

百貨店の店員さんが目を輝かせて「ええわ…!うちも着たいです」と言うシーンも良い。この脇役さんですら「無駄がない」と感じました!

花村支配人、気に入ってくれるんでしょうか…!?気になる~!!!!!

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