朝ドラ「ひよっこ」第5週 第30回レビュー

乙女たち、ご安全に!6

今日の物語

朝、東京、日本橋、安倍米店

ここは、三男が働いている米屋。

三男は、教えられた仕事をテキパキと一生懸命やっています。

三男の想像とはだいぶ違って、従業員は一人だけのお店です。

さおり「三男君!ごはん!」

米屋の娘のさおりは三男と同世代くらいでしょうか。

三男「あ、はい!」

店主の善三も「三男!めしだ!」と急かしますが、三男は仕事の手を止めません。

どうやら、ご飯を3人で食べたくないようです。

三男「(小声で)2人で食べてくれねえかな…」

三男は店の奥の和室に移動します。

さおり「米?パン?」

善三「米に決まってるだろう」

さおり「三男くんに聞いてるの」

三男「いや~…あの……(汗)」

善三「米屋の娘がパンなんか食いやがって」

さおり「なりたくて米屋の娘になったわけじゃない」

善三「俺だってなりたくて米屋のせがれになったわけじゃねえ!」

三男が、「3人での食事」が嫌だった原因はこれのようです。

善三とさおりは、米派とパン派でいつもいがみあっているのです。

机の上には、ご飯とシシャモ、パンとスクランブルエッグが並んでいます。

さおり「三男君、私の夢、なんだか知ってる?」

三男「いや…わかんねえです」

さおり「いつか、ここの主がいなくなったらここをパン屋にすること」

善三「主って誰のことだ?」

さおり「しぶとそうだから、その場合は隣でパン屋やろうと思って♪いいでしょ?サンドイッチなんか売るの♪」

三男「いや…」

さおり「で、どっち?パン?米?」

善三「どっちだ?」

三男「……」

善三「はっきりしろ!どっちの味方なんだ!おめえは!」

さおり「どっちを支持するわけ!?」

三男は、パンの上にシシャモを乗せて食べます。

三男の心の声「誰か助けて!」

朝、向島電機、乙女寮、みね子たちの部屋

今日は工場がお休みの日曜日、いい天気です。

外出する女の子もたくさんいます。

みね子たちの部屋は、まだ全員室内にいます。

幸子「優子、大丈夫?調子悪い?」

優子「大丈夫。ちょっこし疲れただけ。みんなが来てから楽しくて、はしゃぎすぎてしまった、ふふ」

幸子「本当に大丈夫?私、出かけるのやめようか?」

優子「大丈夫だよ、今日のんびりしてれば元気になるから。それに、デートでしょ?」

幸子「え…」

澄子「デートかよ」

時子「そうじゃないかなってさっきから思ってた♪かわいい!その服♪」

みね子「デートかぁ、」

幸子「デートって…ただ2人で会うだけの話だよ」

豊子「それってデートじゃねえですか」

みね子「で、デートって、どこ行くんですか?」

幸子「どこって…映画行って…」

時子「映画?!何を見るんですか?」

幸子「私は、『マイフェアレディ』っていうのば見たいと思ってて」

時子「あー!私も見たいと思ってたんです!素敵なんだってよ!貧しい花売りがお金持ちの紳士と出会って、素敵なレディになってく話なんだって♪」

優子「いいねえ、なんか♪」

幸子「でもあの人は、西部劇のなんとかいうのが見たいって言って、喧嘩になりそう」

みね子「なんか…恋人って感じがしますねぇ~♪」

優子「時子はどこ行くの?さっきからなんか書いてたけど」

時子「私は今日は敵情視察です」

みね子「え?何それ?」

時子「テレビ局とか映画会社とか、そういうとこ見て回ろうと思って」

みね子「いよいよ始まるんだね、時子の闘い」

澄子「おれのこと、忘れねえでくれ」

時子「何言ってんのよ、ふふふ。澄子はどうするの?今日」

澄子「おれは寝んだ」

時子「え?」

みね子「あんた、いつも寝てんじゃないの」

澄子「いつもなんて寝てませんよ。だけんども、うちは百姓で、母ちゃん死んでいねえから、ずーっとおれ、畑も家のこともやってて。朝早くから夜寝るまで、とにかく何かずっとやってて、休みもないし、一年中…。そう思ったら、幸せでぇ。休みの日があって、その日は一日中何もしなくていいしよぉ。ずっと寝てられるなんて、夢っこのような話だべ」

一同「…」

豊子「確かに、農業に日曜とかないからね。それは分かる」

みね子「んだね、確かに」

優子「うちも秋田で魚やってたんだけど、漁業っていうの?でも似たようなもんであったなぁ。でも、偉かったね、澄子。お母さん代わりだったの?」

幸子「今は、家はどうしてるの?」

澄子「父ちゃん、新しいお母ちゃんもらったんです。だから、おれはいらなくなったっていうか。へへへ。だから、帰るとこねえんだ、おれ。でも、ここ大好きだ。ずーっといてえなぁ」

一同「…」

優子「そうだね」

みね子「澄子!好きなだけ寝なさい!」

澄子「へへへ!はい!」

幸子「豊子は?勉強?」

豊子「はい。通信でも高校でたいし、いろんな資格も取りたいと思ってて。通信だけど、堂々と勉強できんのは嬉しいんです。うちさ いた時は、女が学問なんかしても仕方ねえっていっつも言われてて、んだから私、隠れて勉強してたんで。こったな明るい部屋でノート広げて勉強できるなんて幸せなんです」

澄子「…おれの寝る幸せと一緒だね」

豊子「…」

澄子「…なんで嫌な顔してんだよ」

豊子「…ま、そういうことにしておきます」

澄子「なんだべ、それ」

そこに、愛子がやってきました。

みね子宛に届いた荷物を持ってきてくれたのです。

みね子「お母ちゃんからだ♪」

愛子「みんなはどうするの?お休みは」

優子「愛子さんはお出かけですか?」

愛子「うん、私は千葉の方に。お墓参りにね」

澄子「愛子さんの家のお墓かよ?」

愛子「ううん、私の家のお墓は浅草なの。すぐ近く。今日行くのは…私の大切な人…。戦争でね…亡くなったの」

一同「……」

幸子「大切な人…」

愛子「うん…結婚のね、約束をしてて。いつか一緒になろうねって…。同じ工場で働いていた人。ふふ!ものすごくかっこよかったんだよ。ちょうど俳優の森雅之っていうのに似ててね…♪分かるかな?ふふふ」

一同「…」

愛子「あ…ごめん!ごめん!しんみりしちゃったね!…みね子さん!何入ってたの?♪」

みね子「あ…へへ、茨城の匂いがする…」

みね子は、美代子が送ってくれた干しイモを皆に配ります。

愛子「みね子さんは?出かけないの?」

みね子「えっと、私は全然手紙書けてないから、まずは皆に手紙書いて、それから赤坂ってとこに行ってみようと思ってんだ」

優子「何があるの?」

みね子「洋食屋さんなんだけどね」

みね子はすずふり亭のマッチを見せます。

みね子「ここ。…そっか!まだ話してなかった、私」

時子は頷きます。

幸子「話してないって?」

みね子「えっと…私、私のお父ちゃんが東京に出稼ぎに来てたんだけどさ、去年の秋に…なんつうか…連絡が取れなくなって…。行方不明っつうの…?なんだよね…」

一同「…」

みね子「そんでね、ほんとは高校出たら、うちの農業やろうと思ってたんだけど、急に東京に働きに出ることになったの」

時子「そしたら偶然同じ会社だったんだよね」

みね子「うん。そん時は泣いて喜んだね、嬉しくて、ふふ」

愛子「そうだったの…それでだったのか…」

みね子「はい」

みね子「ここの洋食屋さんは、お父ちゃんが何度か行ったことがあるお店で、すっごく親切で優しい人たちなんだ。お母ちゃんがお父ちゃんを捜しに来た時も、優しくしてくれた人たちなの!だからさ、東京さ来たら、「娘です。東京にいます」って挨拶に行かなくちゃと思って」

みんながしんみりするムードの中、何やら廊下が騒がしくなりました。

すると、部屋の扉が開き、一人の先輩工員が「みね子!お客さんだよ!」と声をかけてきました。

工員「男の人よ!なんか素敵な人♪」

先輩たちは、その「素敵な男性」にテンションが上がっているようです。

みね子「…三男?」

時子「…三男?…じゃ、そんな騒ぎにならないよ?」

みね子「そっか…」

乙女寮、玄関

みね子が玄関に行くと、若い男性が立っていました。

みね子「…あの…?谷田部みね子は私ですが…」

綿引「君がみね子ちゃん?赤坂五丁目派出所の綿引と言います。よろしく」

みね子を訪ねてきたのは、美代子母ちゃんと「お父ちゃんを探す」と約束してくれた警察官の綿引でした。

つづく

今日のあさイチ受け

今日は土曜日なのであさイチはありませんでした。

今日の感想

久しぶりの三男~!

劣悪な労働環境だったらどうしようと心配していましたが、思いがけない環境でしたね(笑)

まさか、米屋なのにパンが好きな娘がいて、その親子の間にはさまれてつらい思いをしているとは(爆笑)!

とりあえず、仕事はものすごく頑張ってたし、環境も悪くなさそうなので安心しました♪

そして、みね子たちは、お互いのこれまでの人生を知ったことでまた一層絆が深まった感じがしますね。澄子ちゃん…意外に苦労してきたのね…。「おれはいらなくなった」なんて思ってしまってるのがすごく切ないです…。どんな家族なのかな…。

澄子ちゃん、新しい場所でいい人たちに出会えてよかったね!

愛子さんの過去も明らかになりましたね。

やっぱり愛子さんは、傷みを知ってるから人に優しくできる人でした。

戦後のドラマなので、戦争を感じずにここまで来ましたけど…、愛子さんのように戦争で大切な人を亡くした人がたくさんいる時代ですよね…。

昨日も今日も、ほとんど みね子たちの部屋だけで1話が構成されているのが斬新だなあと思いました。そのおかげで、みね子たちが仲良くなっていく姿が丁寧に描かれて、それぞれのキャラにすでに思い入れができていて、「みんな頑張れ!」って思っています。

丁寧でいいドラマですね☆

そんな中、「みね子を訪ねてきた素敵な男性」のくだり。「三男?」「三男じゃこんな騒ぎにならない」は笑いました(笑)

まさかの綿引さん登場。

美代子母ちゃんが、綿引さんにお知らせしていたのかな?東京に娘を出して心配な中、正義感のある好青年の綿引さんがみね子を知ってくれているととても安心ですもんね。

来週の予告では、ひさしぶりのすずふり亭が映っていましたね!コックさんたちも映っていて、これから すずふり亭との交流も密になっていきそうな気がします♪すずふり亭のみんなのキャラはどんななのかとか、すごく楽しみです♪♪

スポンサーリンク
スポンサーリンク大
スポンサーリンク大

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. かるび より:

    いそまるさん。連休中にもかかわらず、毎日更新ありがとうございました。私も毎日読んでいましたよ。東京編では女の子同士、仲良くできるか心配でしたが、皆いい子達でしたね。それぞれに抱えている悩みもわかって、皆を応援したくなりました。愛子さんの「頑張れ」にまた泣かされてしまいました(笑)明日は仕事がようやくお休みなのでべっぴんさんのたまご焼き同盟を聞き逃し配信で聞いてからまたレビューを読ませていただきます!来週も楽しみですね〜♪

  2. いそまる より:

    かるびさん♪
    毎日見て下さってありがとうございます!本当に、いつもありがとうございます…!!
    東京編、私も、どんな人たちとどんな生活になるんだろうと心配でしたが、いい仲間・いい環境でスタートしたのですごくホっとしました♪
    私も乙女寮の皆がかわいくて応援しています~♪

    かるびさんはずっとお仕事でいらっしゃったんですね!毎日お疲れ様です!
    聞き逃し配信があること、私も今日知りました(笑)思った以上に、すみれたちを感じられる良い作品だったのでぜひゆっくり聞いてみて下さい☆