朝ドラ「ひよっこ」第6週 第31回レビュー

響け若人のうた1

今日の物語

朝、向島電機、乙女寮玄関

みね子の元に警察官の綿引が訪ねてきました。

みね子と、みね子を心配してついてきた愛子や同室のメンバーもみね子の傍に立ちます。

みね子は、母から聞いていた綿引という名の警察官のことを思い出します。

みね子「…!…お父ちゃんに…何かあったんですか…!?」

綿引「え…ああ!違います違います!お母さんからお手紙もらって、東京にみね子さんが来られたこと。いつか訪ねて来られるだろうから、その時はよろしくと書かれていて。でも、慣れない東京で私のいるところに来るのは大変だと思って…」

みね子はホっとして息を吐きます。

スラーっと身長が高く顔もきれいな男性が訪ねてきたことで。乙女寮の女子たちは綿引に興味津々。今もみね子の後ろにズラリと並んで目を輝かせています。

綿引「…こかでちょっと話せませんか?」

みね子「…はい…あ!」

綿引「?」

みね子「ちょ…ちょっと…待っててください!!」

みね子は部屋にもどり、時子も後をついて部屋に戻ります。

乙女寮、みね子たちの部屋

時子「ちょっと大丈夫?みね子」

みね子は慌てて外出着に着替えて準備をします。

みね子「だって、いきなりお客さんが来るなんてことに驚いてさ、ハンサムだなとか思ってまたそれに驚いてさ、お巡りさんってもっと怖い感じの人を想像してたから」

乙女寮、玄関

その頃 玄関では、愛子が綿引に話しかけていました。

みね子のことを心配し、綿引が信用できる人物なのかを見極めようとしてくれているようです。

愛子「巡査さんなんですか?」

綿引「(警察手帳を見せて)交番に勤務しております」

愛子「そう…ご苦労様です」

再び、みね子たちの部屋

みね子「あの人が突然来るってことは、お父ちゃんに何かあったのかと思って頭の中真っ白になったら、そうじゃないし、でも、えっと…あと何だったけ?」

みね子はパニックになっているようです。

時子「これからこの人とどこかで話すのかと思ったら、急に恥ずかしくなったんでしょ?」

みね子「そう!」

再び、玄関

愛子「へえ…お若いんですね」

みね子「すいません!お待たせしました!」

綿引「あ、いえ」

時子「よろしくお願いいたします!」

時子は、まるでみね子の母や姉のように綿引に頭を下げます。

すると、愛子や幸子たち全員も頭を下げます。

綿引「あ、いえ…!」

みね子「よろしくお願いします」

愛子「よろしくお願いします」

綿引「じゃあ…行きましょうか…」

喫茶店

綿引は、みね子を連れて喫茶店に入りました。

みね子は、綿引が上着を脱いでイスの背もたれにかけたのを見て真似をして着席します。

綿引「何にする?」

みね子「…どうしよう…初めてだから…こういうところ…」

綿引「女の子はクリームソーダとか好きなんじゃない?」

みね子「そうなんですか?」

綿引「多分…」

しばらく後

クリームソーダが運ばれてきました。

みね子「きれい…!」

ナレーション「昭和30年代、メロンが憧れの果物になり、メロンソーダの上にアイスクリームをのせたクリームソーダが人気を博しました。」

みね子はアイスクリームをスプーンですくって食べます。

みね子「…!なんだこれ…!おいしい…!」

綿引「んだろう?あはは!」

綿引も嬉しそうです。

みね子はスプーンを置きます。

みね子「…あの…お母ちゃん…、母がお世話になりました。本当にありがとうございます。あと…父のことで…ありがとうございます。それに、わざわざ訪ねてきてくれて。本当は私が訪ねるはずなのに」

綿引「よそうよ、そういうの。ね?」

みね子「…はい」

みね子「でも、なんでそんなに優しくしてくださるんですか?」

綿引「だって同じ茨城でしょ?助け合わなくてどうすんの?ここだけの話さ、東北の人は結構多くて、警察もね。そこはなんか絆っていうか、仲間意識が強いわけ。同じ県だけじゃなく、東北同士で仲がいいわけ。わかる?」

みね子「なるほど…」

綿引「でね、茨城っていうと、なんか近いねみたいな目で見られてさ。いつでもすぐ帰れんだろ、対して大変じゃねえだろって見られて。なんか納得できないんだよね、俺は。あんまり集まりとかもないんだ、茨城県人の。東北の人に比べるとね。」

みね子「なるほど…」

綿引「だから、みね子ちゃんのお母さん、なんかほっとけなかったんだよな…」

みね子「ありがとうございます」

綿引「いや。お互い頑張ろう、東京で。…あ、溶けちゃうよ」

みね子「はい」

みね子の心『お父さん、また一人…みね子はいい人に出会いました。宗男さんの言ってたことを思い出します。どんなとこでも、人が暮らしてるとこはいいとこだって。いいとこって、いい人がいるってことですよね』

みね子「あの…父が働いてた場所とか、暮らしてるところが見たいんです」

綿引「…………君みたいな女の子が行くところじゃない…。いや…連れていきたくない」

みね子「……だめですか…?」

綿引は、まっすぐなみね子の目を見て困ったように考え込み、「まいったなぁ」というように少し笑います。

綿引「……泊まってた場所に行ってみようか」

みね子「いいんですか!?」

綿引「約束してくれるなら。一度行ったからと言って、自分一人でまた行ってみようかとか絶対にしないこと」

みね子「はい。約束します」

実が止まっていた宿舎

綿引はみね子を連れて宿舎にやってきました。

表で休憩してた労働者の男性たちは、若い女の子がきたことを驚き、みね子をジロジロと見てきます。

みね子は少し怯えながら、軽く会釈して綿引の後を付いて行きます。

綿引は何度もここに来て実父ちゃんのことを聞いてくれているようで、管理人の女性は「またアンタかい」と綿引に声をかけます。

綿引「すみませんね、まあ…そう言わずに」

管理人の女性「何もないよ、あれから別に。手がかりなんて」

綿引「そうですか、また何かあったらよろしくお願いしますね」

綿引の後ろにいるみね子の気付き、管理人の女性も少し驚きます。

みね子「…父がお世話になりました…あの…よろしくお願いします」

少し後、宿舎の廊下

綿引とみね子は、実父ちゃんが泊まっていた部屋を見せてもらうことにしました。

綿引「お父さん、ここに2年いたらしい…」

綿引は部屋のドアを開けます。

綿引「…どうぞ…」

みね子は部屋に一歩入り、部屋を見渡します。

以前、美代子母ちゃんが見た通り…薄暗い部屋に布団は敷きっぱなし…劣悪と言わざるを得ない環境を目の当たりにします。

みね子の心『お父さん…みね子、来ましたよ…。みね子、東京にいるんですよ…どこにいるんですか、お父さん…。会いたいです』

みね子は、涙がこぼれそうになるのをこらえ、目をつむって上を向くのでした。

夕方、向島電機、乙女寮前の庭

澄子、優子、豊子は、ベンチに座っていました。

澄子「皆さん、どうしてっぺなあ…みね子さんとかよ」

優子「そんだねぇ…」

そこに、どこか悲しそうな時子が帰ってきました。

澄子たち「お帰りなさい」

時子「…あはは…ただいま」

時子は、ほっとしたように微笑み、ベンチに座ります。

時子「ああ…疲れた…」

すると、今度は幸子が帰ってきました。

時子たち「お帰りなさい」

幸子「ただいま」

優子「早かったね」

幸子「あの人、今日は夜勤だし、それに…喧嘩した…」

優子「あれま」

今度は愛子が帰ってきました。

時子たち「お帰りなさい」

愛子「あら。ただいま…♪」

愛子は鞄から甘納豆の袋を見せ…

愛子「食べない?」

澄子「!食べます!」

愛子「…ふふ!」

夕方、向島電機の前の道

みね子「すみません、なんか泣いてばっかしで…」

綿引「いや。また会いに来るよ。今度は俺もクリームソーダにする」

みね子「へへへ!」

綿引「じゃ、ここで」

みね子「はい。ありがとうございました」

みね子は向島電機の敷地内に入り、綿引と別れます。

再び、乙女寮の前の庭

みね子が乙女寮の前に着くと、時子たちがみんなで甘納豆を食べながらおしゃべりをしていました。

時子たち「あ、お帰り」

みね子「……」

みね子は、笑顔をつくって返事をすることができませんでした。

時子「…みね子…?…なんか嫌なことあった…!?」

時子が駆け寄ります。

みね子「……ただいま……」

愛子たち「…お帰りなさい」

時子は、みね子の背中を押して、みんなが座っているベンチの方に連れて行きます。

愛子「食べる?♪」

みね子「…食べる…」

愛子は、甘納豆をみね子の口に入れてあげます。

みね子「…うう…おいしいよう…」

澄子「俺も♪」

澄子も大きな口を開けて、愛子に甘納豆を食べさせてもらいます。

一同「あはは」

幸子と優子も袋から甘納豆を出して食べます。

愛子は、豊子の口にも甘納豆を持って行き、豊子も一瞬大きな口を開けましたが、ハっとして恥ずかしそうに手で甘納豆を受け取って自分で食べます。

一同「ふふふ」

みね子の心『お父さん、なんか…うちに帰ってきたみたいで…みんなが家族のように見えました』

つづく

今日のあさイチ受け

今日は受けはありませんでした。

今日の感想

最後のシーン、とてもジーンとしました。

みね子だけじゃなく、時子・幸子・愛子さんも、それぞれいろんな気持ちを感じた寂しい一日だったんでしょうね…。そういう気持ちで帰ったきた乙女寮で、それぞれがみね子と同じようなことを感じたんだろうと思います。

寮で一日を過ごした澄子・優子・豊子も、家族が帰ってきて嬉しいように見えました。

とても良い関係が築けていて、すごくジーンとしました。

みね子が人に恵まれて本当に嬉しいです。

これからどんなことが起こるのか分からないけど、家族や友達という本当に信頼できる良い人が傍にいてくれていればきっと大丈夫だろうなって思いました。

みね子だけじゃなく、時子や澄子や豊子たち、みんな、きっと大丈夫ですよね。

綿引さんが来た時も、愛子さんたちが母や姉のようにみね子を心配して、本当に綿引さんが信頼できる人か見極めようとしてくれている姿もあったかかったですね。

みんなで「よろしくお願いします!」って頭下げてくれたりして。綿引さんはちょっとビックリでしたね(笑)

綿引さんも優しい…。実父ちゃんの部屋に入る時も、先に中を様子見してくれていたのがかっこよかったです。彼も東京に出て来て寂しい思いをいっぱいしたからこそ、人に優しいんですね。

綿引さんと喫茶店に入ったみね子を見て、なんだか「大人になったな~」と思いました。恋愛じゃないけど、男性と二人で喫茶店なんて、きっとみね子はドキドキでしたよね。(お父ちゃんのこともあったから、ドキドキも途中薄くなったのかもしれないけど)いつかみね子も、こんな風に男性と喫茶店に入ることなんて「普通」という大人になるのかな。

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