夕ドラ(再放送)「カーネーション」第10週 第56~57話「秘密」 感想

朝ドラ「カーネーション」を再放送で初視聴。不定期で感想を書きます。

初見&予備知識いっさいナシなもので、2度目の視聴をされている方からしたら「それ違うよ~」「その予想間違ってるよ~」などツッコミたくなることもあると思いますが、お許し下さい(笑)

第56話「秘密2」

あらすじ

勘助の母・安岡玉枝からきつい言葉を浴びせられた糸子。

その翌朝 八重子がやってきて、店がしんどい状況にあることや、勘助がああなってしまったせいで玉枝が最近 人が変わったようになってしまったことを糸子に話してくれた。

しかし、糸子は八重子の言葉すら受け入れることができず、八重子に冷たくあたってしまう。

糸子は、これまでにないほどに落ち込み、弱気になって初めて仕事を放棄する。しかし、しっかり者の縫い子・昌子にきつく叱咤され、自分の家族のため、縫い子たちのため、来てくれるお客さんのため、迷いを振り切って再び仕事に励むことを決意する。

糸子は、「これで最後」と、かごいっぱいの野菜や魚などを安岡家の玄関の前に置いて走り去る。

それから少し時が経ち、昭和17年(1942年)9月。

小原洋装店は相変わらず好調で、糸子は3人目の子を妊娠中だ。

糸子の妹である光子と清子も小原洋装店で働き始めた。

また、2月から始まった「衣料切符」という制度の店内処理を手伝うため、近頃は善作も店を手伝いに来てくれている。

勝はこの制度の委員にあたっており、何かとうまく調整をして、小原洋装店に糸子が希望する生地を回してくれることが多い。

その勝の担当する紳士服部門はというと、もうほとんど注文は入らなくなっており、職人たちは婦人服部門を手伝ってくれている。

そんな中、勝は時々 ふらりと出かけることがある。縫い子の昌子は勝の動向を怪しむが、他に考えることがたくさんある糸子は気にも止めておらず、むしろ自分の婦人服部門だけが繁盛していてもひがんだり妬んだりしない勝をありがたく思っていた。

ある日、勝は糸子を歌舞伎に誘うのだった。


大好きな八重子さんにも冷たく接してしまい、仕事へのやる気をなくすほど、玉枝オバチャンの言葉に傷ついた糸子を見てるのがつらかった…。

糸子も、勘助のことでは確かに急ぎ過ぎたのかもしれませんが、ほんまに勘助のことを心配したからこその行動やったし、糸子も、玉枝オバチャンも、ほんまに誰も悪くないのに、こんな風になってしまうなんて…。

糸子が河原で涙をためて心の中でつぶやくセリフが切なくてぐっときました…。

「わるいけどな…うちは負けへん。戦争にも、貧乏にも。勝って勝って、勝ちまくるんや。嫌いたかったら嫌たらええ。なんぼでも嫌ってくれ…!」

あんなにずーっと仲良くしてきたオバチャンにあんなこと言われて、ほんまは嫌われたくないに決まってて、つらくて悲しくて仕方ないはずやのに、力強く生きようとする糸子が切なかった。

安岡家と糸子が、元に戻れる日はくるんでしょうか。できることなら戻ってほしい。でも、ここまで互いに悲しい思いをしてしまったものが「戻る」なんて、難しいですよね……。ほんまにどうなるんやろう………。

第57話「秘密3」感想

あらすじ

突然 歌舞伎を観に行こうと糸子を誘ってきた勝。糸子は面倒くさいと思いながらも、「自分にもいつ赤紙が来るか分からない」「夫婦らしいこと いっぺんもしてない」と言われ、出かける準備をする。

出かける直前、祖母・ハルに「紅くらいさせ」と言われ、糸子は渋々 静子の紅を借りる。

渋々出かけた糸子であったが、難波に出かけると、戦争中にもおしゃれをした女性が沢山いることに感激し、上機嫌になる。

劇場に着きポスターを眺めていると、「わか竹」という店の菊乃という女性(芸妓さん?)が勝に挨拶にやってきた。糸子は、わざわざ挨拶に来てもらえるほどに勝が上客だということに驚く。

歌舞伎は、糸子が嫌いな「春太郎」が主役であったが、初めて春太郎の演技を見た糸子は春太郎の役者としての才能に感心した。

観劇後、糸子は勝を連れて自身が制服を作った百貨店を久しぶりに訪ねるが、百貨店の制服は着物(しかも、もんぺ)に戻ってしまっていたので、勝に制服を見せてあげたかった糸子は落ち込む。

帰ろうとする糸子に、勝はせっかくなので百貨店を見て回ることを提案。そして、勝は糸子に、カーネーション柄の赤いストールを買ってあげる。

糸子は買ってもらったストールを巻いて上機嫌で帰宅する。子供たちの面倒を見るために来てくれていた千代から「ええ婿さんをもらったな」と言われた糸子は照れ笑い。

その夜 糸子は、子供たちや勝がいてくれている幸せをかみしめる。

それ以降、糸子はしょっちゅう静子に借りて紅をさすようになった。紅をさし、ストールを巻いて、大きく手を振って、外出する勝を見送る。糸子は「大事なものをほんまに大事にしよう」と心がけ、そんな日々を送る。

しかし、昭和17年(1942年)12月1日、勝に赤紙が届く。


この回、私はめちゃくちゃ泣いてしまいました。

「口紅をさしても自分の顔など誰も見ない」と言う糸子に対して、おばあちゃんが言った「旦那さんが見る」に、まずウルっときました。私も最近 化粧なんて手抜きばかりなんですけど、「うわぁ…ほんまやな、見てくれる旦那さんがいてくれるだけで幸せやな」って思って、ぶわ~って目が潤みました。

そこから、ストールのシーンも、お母ちゃんに「ええ旦那さん」って言われ喜ぶ糸子も、も~大泣きでした。あの糸子が…、恋も知らずに言われるがまま結婚した糸子が、こんな風に勝さんをちゃんと愛せるなんて…。嫌々つけた口紅も「持ってきて化粧直ししたらよかった」と思ったり、ストールを嬉しそうに早速巻いて帰ったり…。糸子が幸せそうなこともすごく嬉しかったし、自分も「ささやかな幸せ」を大事にせなあかんって思いました。あったかくて、幸せで、でもどこか切なくて、胸がいっぱいになりました。

切なく感じる理由は、糸子のモノローグにアリ…。

「戦争中でも月は出る。虫かて鳴く。優子、直子、お腹の子。それから、勝さん。うちは、まだまだこんなに宝を持ってるんやな。立ち止まってふと気づいてしもたら、そのことがありがたいやら怖いやら。無くしたない。おらんようにならんといてほしい」

幸せっていうのは、弱さや怖さや切なさと背中合わせですね…。

このドラマは、なんでこんなに心に入ってくるんだろう。なんでこんなに胸いっぱいになるんだろう。

「大事なもんを、ほんまに大事にしよう。そんな風に、うちがちょっと賢なって、お腹の子が9カ月になった頃……ああ…来てしもた…」

つらい…………。なんてつらい展開……。ついに来てしまった…。ラストの無音の演出がすごかった。

今日の「幸せ」は、もうフラグに思えて仕方がありません。

夫婦で笑い合うという些細な幸せも、命がけで育ててきた我が子の心も、全てを奪っていく戦争がほんまに憎い。つらいです。放送を見るのが怖い……。

ちなみに、勝さんの元に現れた菊乃さんは一体…。何かありそうですよね…。「挨拶しに来ただけ」と言ってましたが、そういえば勝さんも糸子に「顔見にきただけや」と言ってたことがありました。顔見にくるだけでも、挨拶するだけでも会いたいと思うのは強い恋心の証…?いや、でも勝さんが浮気してることは絶対ないと思う。なんだろう、なんだろう……。ここに来てこんな女性が出てくるなんてどんな展開なんだろう…。

あ、あと春太郎は相変わらずお元気でご活躍で…。春太郎はいつか糸子と言葉を交わすんでしょうか…?謎だし興味深い…。気になる……。

「大事なもんを、ほんまに大事にする」。ほんまに……ほんまにその通りやと思う…。ついつい日常の中で忘れてしまうけど、ほんまに大事にせなあかん………。

(こういう気持ちを定期的に思い出させてくれる朝ドラがほんまに好き…)

私の中ではこの回も神回です。

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