夕ドラ(再放送)「カーネーション」第10週 第58~59話「秘密」 感想

朝ドラ「カーネーション」を再放送で初視聴。不定期で感想を書きます。

初見&予備知識いっさいナシなもので、2度目の視聴をされている方からしたら「それ違うよ~」「その予想間違ってるよ~」などツッコミたくなることもあると思いますが、お許し下さい(笑)

第58話「秘密4」感想

あらすじ

勝に赤紙が届いた。糸子を始め、祖母のハツ・縫い子や妹たちは絶句する。

少し落ち着いた頃、糸子は自分の感情をこらえながら幼い長女・優子に気丈に事情を説明する。聞き付けてやってきた母・千代は思わず涙をこぼすが、糸子は「優子が見てる」と注意するのだった。

4日後の出征にそなえ、勝はまず今夜から実家に向かい、家族や親戚や友人へのあいさつ回りをするために出発する。

糸子は「仕事をしている方が気がまぎれる」と、いつも通り仕事を開始する。

勝の出征を聞き付けた神戸の叔父・正一と従弟の勝も駆けつけてくれた。仕事の都合で海外に駐在していた勇と糸子は8年ぶりの再会となった。会社がつぶれてしまって日本に戻って来た勇は、現在は正一の会社で働いていると言う。

あいさつ回りから戻った勇の髪を糸子はバリカンで丸坊主に刈る。2人とも何も言わず、ただバリカンの音がジャキジャキと部屋に響いた。

そして、出征前夜。

家族と縫い子たちでささやかな出征祝いの席を設けた糸子は、どこからか豚肉を調達し、カツレツを作った。

しかし、善作だけがなかなか現れない。千代は、おそらく「どんな顔して来たらええか、何を言うたらええのか、困ってる」のだろうと予想する。

糸子と勝は、善作を迎えるために外に出る。善作の姿が見えると、勝は善作に駆け寄り、赤紙が来たことを自分の口で報告し、頭を下げた。

「お父さん…すんません…赤紙、来てしまいました……すんません…すんません…すんません…………」

泣きながら何度も謝る勝に、善作は涙をこらえた。その姿を見た糸子は 影で必死に嗚咽するのだった。

その晩、善作と勝は2人きりで一晩中酒を飲んだ。

出征の朝となり、家族やご近所さんが見送りに集まる。糸子は紅をさし、ストールを巻いて、勝を見送った。

後日、勝から荷物が届く。出征の朝に着ていた背広など、不要な荷物を家に送ったようだ。善作は、勝がまだ内地(大阪)にいるのかもしれないと予想する。

荷物の中に検閲に見られたくないものを隠すことがあると善作に言われた糸子が背広をよく調べると、勝が女性と写っている写真が出て来た。

糸子はそれが、勝と歌舞伎を観に行った日に会った「菊乃」だと気付く。


勝さんが善作お父ちゃんに向かって謝るシーン、たまりませんでした……。「もう糸子さんを守れないかもしれません」というような謝罪なんでしょうか。糸子には弱音ひとつ吐かずに行った勝さんが、お父ちゃんにだけ涙を隠せなかったとか、2人で酒を飲むとか、男には男同士の何かがあるんかもしれませんね…。そういえば、お父ちゃんにとっては、初めてできた「息子」ですもんね。いろいろと、2人の間には言い尽くせないものがあるんやろうな…。

勘助に赤紙が来た時は「死ぬことはない」と楽観視していたお父ちゃんも、戦争が長引く中で考え方が変わっていました。もう、楽観視して「おめでとう!」「勝って帰ってきたらええねん」なんて言える状況じゃないんですよね………。

第59話「秘密5」感想

あらすじ

なぜか善作も「菊乃」を知っていた。しかし、知られたくないことがあるのか、何も語ろうとはしないまま帰ってしまった。

糸子は「菊乃」のことをぐるぐると考え続けるようになった。

歌舞伎に出かけた日、糸子は勝の意外な一面を知り「惚れ直していた」。しかし、よく考えれば「遊び慣れしてた」ということではないのか?

あの歌舞伎だって、もしかしたら、もともと菊乃と行く予定だったものだったのではないか?菊乃の予定がダメになり、自分が代わりに誘われたのでは?菊乃は「挨拶に来た」のではなく、急きょ予定が変わったので、勝と歌舞伎を観ようとやって来ていたのではないか?

…糸子は、勝が「菊乃」と浮気をしていたのでは……と考えるようになり、買ってもらったスカーフを押入れにしまい、紅をさすことも止め、ふてくされてやけぐいばかりするようになる。

そんな中、善作が「勝がまだ内地にいる」という情報を持って来た。会えるか分からないが面会に行こうと言う善作に、糸子は「浮気疑惑」をなんとも思わないのか問い詰める。

しかし善作は、「男の浮気のひとつやふたつ」と取り合わない。

男の妙な連帯感に腹を立てた糸子は、奈津を訪ねる。すると、奈津の夫が芸妓と逃げたことを知る。糸子は勝の浮気疑惑を奈津に相談するが、奈津は相変わらずの調子で糸子を冷たくあしらう。だが、最後に「しゃっきっとしいや!」と奈津らしく活を入れてくれた。

糸子はすっかり元気を取り戻し、「女同士」の良さを実感する。

その帰り道、糸子は勘助の兄・泰蔵とすれ違う。2人は軽く会釈を交わす。


うわ~……勝さんが浮気してたらしい事実はショックでしたが……、ものすごく良い回!!だったと思います。なんか、すっごく色んなものが表現されてました。

勝さんの浮気

糸子の予想、当たってそう…!歌舞伎の劇場に「挨拶に来ただけ」って、おかしいですもんね!?あの予想ならしっくりくる!勝さんがいないから「あんた、浮気してたんやろ!」って追究する場面にならないし、今後なるのか分からないので、今のところ「真実」が分かりませんが、…浮気してた…に一票。

勝「こないして見たら、お前も女やな」

↑糸子がストールを選んでる時に勝さんが言った言葉なんですが、これって逆を言えば「普段は女に見えてない」ってことですもんね。よそで、THE女って感じの「菊乃」さんと付き合ってるからこそ、糸子の女っ気の無さや、逆に「ああ やっぱり女なんやな」ってとこを敏感に感じ取ったのかも、って思いました。それに、こう言うってことは、糸子が感じたように、女として好きになったんじゃないってのも一理あるのかも…。本人も働く姿に惚れたって言うてたし……「糸子のありのままを好きになってくれたんや!」って私は良いように解釈してたけど、そんな簡単なことと違ったんかな…「はじめはそれで良かったけど…」って気持ちが勝さんにもあったんかなぁ…。

多分 浮気してたんだろうな…と思って ショックやったんですけど、拍手メッセージで「 勝さんも自分の仕事が暇な事を、実はストレスに感じていても、糸子や家族にあたるのではなく、上手いこと外でストレス解消してはるんかなぁ」という感想を教えていただき、うわあ…深い…!って思いました。(Kさん、いつもメッセージありがとうございます♪)

糸子が勝さんに対して「うちがどんだけ稼いでても ひがんだりせずにおってくれるからありがたい」的なことを思ってたことがあったんですが、それだって、外でうまいこと遊んで発散してくれてたからやったのかも…。

「勝さんはいつもニコニコしていい人」。ずーっとそんな風に思ってましたが、カーネーションという作品は、ほんっまに「人間」「人生」をしっかり描いてるなあといつも感心してるので、勝さんだけ何もなく「ただただ、いい人」やなんて、よく考えたらおかしいですよね。勝さんにも「妻の方が稼いでる」「婿入りしたから気つかう」とか、いろいろ悩みもあったでしょう。それを外でうまく発散しつつ、家族を大事にしてくれてた…、そう考えた方が、なんかしっくりきました。

そういえば、前に奈津の店で勝さんとか木本さんら近所の男たちが集まって飲んでた時も、勝さんが意外とはっちゃけてて驚いたんです。あの姿を思えば、「よそでうまいこと遊んでた」も、やっぱりしっくりくる。

糸子が「ありがたいなあ」「幸せやなあ」って思えてたのは、もしかしたら「よそで浮気してくれてたから」…とも言えるんかもしれません。浮気を正当化するつもりはないし、自分の幸せが「旦那さんが他の女と遊んでくれてたから」なんて絶対認めたくないし気分悪いし、「そんなもん頼んでへんわ~!」って感じですが。

男同士

「菊乃」を知ってるお父ちゃんも、「わか竹」にきっとそれなりにしょっちゅう通ってるってことですよね?しかも、糸子にそれを言えへんところを見ると、妻や子に言いたくない遊びをしてるってことで。男にとっては「普通」なんかな…。

前話でのお父ちゃんと勝さんに「男同士ならではの絆」を感じたのは、そういうことも含めて生まれる絆やったんかも。

「浮気のひとつやふたつ!」と啖呵きっといて、縫い子の昌ちゃんに「やっぱり浮気しちゃったんですか!?」と言われたお父ちゃんは、目をしぱしぱさせてごまかそうとしてました。ごまかそうとすな!しぱしぱすな!(爆笑!)

女同士

糸子と奈津がまた良かった。この2人、ほんま何!?素敵すぎるんですけど!

男っちゅうもんに呆れて女同士でしゃべりたくて、でも縫い子さんらは女やけど、やっぱ「大将」のことは言いづらいとか、店には妹もいてるしとか、そんな思いで糸子は奈津を訪ねたんかな。いがみ合っててもやっぱり友達なんですね、こういう時に顔が浮かぶって。(それに、もう八重子さんや玉枝おばちゃんのとこにも行かれへんし………)

ここで、なんと奈津の旦那が芸妓と逃げたことが発覚!ええ!そうやったん…!!あのクソ旦那!ほんまに何一つ役に立たんと消えていきよった!

「夫の浮気」という共通のつらい事柄を経て二人が意気投合するのかと一瞬思ったんですけど、さすが糸子と奈津。さすがカーネーション。そんな簡単な展開にはならず、奈津は相変わらず冷たくて、それがすごく気持ちよかった!

奈津、勝さんの顔も覚えてないし、名前も知らんし…すがすがしい!(笑)

それでもやっぱり、ちょっと気にしてあげる奈津がまたかわいい。

珍しくグチグチグチグチと言い続ける糸子に、奈津からは「しゃっきっとしい!」。この2人は、こういうのが一番いいんだろうな。女同士の話やったのに、こっちの方が男らしい感じがするのも面白い。(さっき 目をしぱしぱさせてたお父ちゃんより男らしい・笑)

しかし、奈津と糸子の関係の描き方はほんまに素敵ですね!「始め めっちゃ仲悪いけど、いろいろあって仲良くなる」的な描き方にする方が簡単そうに思うんですけど、そうしないところがすごいなぁって思います。そやのに、どんどん関係や絆は深まってるように思います。全然べたべたしてないのに。(もしかして「わろてんか」のてんとリリコも、こういう仲を描きたかったんかな…?と、ふと思いました)

泰蔵兄ちゃん

泰蔵兄ちゃんとすれ違った糸子の苦しそうな顔…。泰蔵兄ちゃんも、全て分かってる微妙な顔してましたね…。勘助のこと、玉枝オバチャンのこと、「なかったこと」になんてなってないんですもんね…。ずっと、この件について悲しさやわだかまりやいろんな気持ちを持ちながら、今を必死に生きてるんですよね………。

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