朝ドラ「ひよっこ」第6週 第32回レビュー

響け若人のうた2

今日の物語

夕方、銭湯の帰り道

みね子たち同室の6人は、銭湯を出て寮へ向かって歩きます。

時子「ああ、気持ちいい!足の疲れもとれた~」

みね子「んだねえ。あれ?ちょっと!澄子!もぉ、遅いよ」

澄子「すまねえす~」

優子「澄子は銭湯が好きだね♪」

澄子「はい、でっけえお風呂はいいです~♪大好きだ~」

みね子「確かに銭湯はいいね、みんなで一緒に行けてさ」

みね子「あ、どうだったのよ、時子。テレビ局は」

幸子「そうだよ、その話!」

みね子「その後、幸子さんの喧嘩話!」

幸子「え?」

優子「聞きたい、聞きたい」

澄子「聞きてえです~」

みね子「はい、時子」

時子「あ…ねえ、その前に…飲みたくない?」

時子は、通り道にある駄菓子屋の店先で冷やされているラムネを指さします。

駄菓子屋のテーブル

ナレーション「この頃、ラムネの値段は15円。ちなみに銭湯は28円、ラーメン1杯75円。映画館入場料は400円でした。お給料の安いみね子たちは、3人で1本を分けることにしました」

澄子・豊子・優子の3人で1本、みね子・時子・幸子の3人で1本を分けます。

グイっとラムネをおいしそうに飲む澄子に、豊子が飲み過ぎだ!と注意します。

時子「それでね、すごいきれいな人とかおしゃれな人とか、どんどん出たり入ったりしてさ」

時子は、テレビ局に行った話をします。

テレビ局の前には、大勢の女性たちが花やプレゼントを用意して、芸能人らしき人がテレビ局を出入りするのを出待ちしていました。人だかりを越えて前の方に行った時子でしたが、表れた芸能人に向かって走り出した人だかりに揉まれて、その場に倒れ込んでしまったのでした。

みね子「あれま、大丈夫だったの?」

時子「…逆にさ、このまま帰れるかって気持ちになってさ…」

時子は、玄関で芸能人の見送りをしていた関係者らしき年配の男性に、「あの…!私、女優になりたいんですけど…!」と、思い切って声をかけたのです。

みね子「え!?で!?女優さんにしてくれるって!?」

時子「そんな簡単に行かないよ、でも、来月ドラマのオーディションあるから、申し込んでごらんって!これ、くれた!」

時子は、男性にもらったオーディションの申し込み用紙を見せます。

みね子「いよいよだねえ…!時子!」

時子「うん…!」

豊子「……怪しい人ではないですよね…?その人…。名刺とかもらわなかったですか?」

時子「え…?」

豊子「もらうようにしねえと。悪い人もいますから」

時子「なるほど……はい、気を付けます…。…でも、なんでそんなこと知ってるの?あんたは」

豊子「読んだ本でそういうのがありました。女優を志す田舎から出てきた女の子が、だまされて踊り子さなっていく話です」

みね子「ねえ、どんな本読んでんの?あんた…。中学生だったんでしょ?」

豊子「図書室さある本を、ア行から読んで行きました。残念ながらヌで卒業を迎えてしまいましたが」

優子「ヌ……すごい…!」

みね子は、時子がまわしてきたラムネを机に置きます。

みね子「あ、私はね、もういいの♪何しろ、今日の昼間、クリームソーダっつうのをご馳走になってしまって!えへへ…♪」

優子「いいなぁ~!」

澄子「なんだべ、それ?」

みね子「緑色のソーダ水の上に、アイスクリームがのっかってんのよ」

澄子「うめえものが2つも合わさってんだねぇ…!」

豊子「溶けちゃうでねえですか、そんなことしたら。アイスクリームが、せっかくの…」

みね子「溶けたらそれがまたおいしいのよ~!」

豊子「私はできれば別々がいいです」

みね子「いちいちキッチリしてんね、あんたは…」

幸子「いいな。そんなんご馳走してくれる人とデートしたいよ、私は」

時子「お金ないんですけ?婚約者」

幸子「ないなんてもんじゃないよ、あれは…」

優子「音楽家を目指してるから、働いたお金を全部音楽につぎ込んでしまうんでしょ?」

幸子はうなずきます。

優子「なんか、そういうの素敵だと思うけどなあ、私は」

幸子「限度ってもんがあんのよ。この間もさ、なんとか…というドイツの有名なオーケストラのコンサートをどうしても見たいって。1500円もするんだよ!?切符!給料1万5千円なのにさ、そこに2日続けて行ってるわけよ!「しばらく食事抜きだ~」とか言って!しかも、当然一人」

幸子「今日だってさ、映画のお金は私持ち。それはいいのよ、行きたかったからね!しかも譲って西部劇観たわけよ。でも、まあ面白かったんだけど、観ながらなんか怒ってて、「君は殺されるインディアンの気持ちを考えないのか」って言って、「アメリカ人は一方的な侵略者だ。インディアンは平和に暮らしてたんだ」とか言って。そりゃ、言われればそうだけど、そんな気持ちで見てないし、西部劇。なんか途中から楽しくなくなっちゃうし。終わってさ、なんかおいしいものとか食べたいなって思ってたのに、贅沢だとか資本家に踊らされてるとか言って、コッペパン買って公園で水飲み場の水を飲みながら食べたんだよ!で、話す話題もさ、私は映画観て「素敵だね」とか「外国行ってみたいね」とか、そういう話がしたかったのに、ロシア革命の話とか、いかに民衆が苦しめられてたかの話でさ!なんか気持ちがどんよりしてしまうし、コッペパンすら贅沢に思えてきて、きっかけは忘れたけど喧嘩して帰ってきた!」

一同「…」

豊子「別れたんですか…?」

みね子「え!?」

幸子「別れてないわよ!喧嘩しただけよ!」

時子「…すごいしゃべったね…幸子さん…。見事な長台詞だった、勉強になる」

優子「でも、好きなんだよね?」

幸子「…え…?」

一同「……」

幸子「……まあ…そりゃね…。成功するまでの我慢かなと思うし…、才能はあると思うし…、優しいし…。お腹空いてるくせに、コッペパンも2つに分ける時、私の方に大きいのくれるような優しい人だし…」

一同は笑ってしまいます。

みね子「なんだぁ!おのろけですか!」

時子「ねえ!」

澄子「おれはお金持ちの人がいいなあ」

幸子「ん?!」

澄子は幸子ににらまれ困った顔を浮かべ、一同は笑ってしまいます。

幸子「何がおかしいのよ~!」

幸子が立ち上がった拍子に、ラムネのビンが地面に落ちてしまいました。

一同「きゃー!あはは!」

ナレーション「乙女たちは本当によく笑いますね。ラムネが転がっても笑うんですね♪」

夜、向島電機の前の道

すっかり暗くなった道を、みね子たちは歌を歌いながら歩きます。

「♪見上げてごらん 夜の星を 僕らのように 名もない星が」

澄子は、豊子はマジマジと見つめます。

豊子「…何?」

澄子「なんだ、音痴じゃなかったっぺよ」

豊子「んだから、違うってしゃべってるっぺさ。照れ屋さんなだけだ」

澄子「照れ屋さんって自分で言うかよ」

豊子「ん?喧嘩売ってんのか?」

澄子「おお、こわ」

幸子「頑張りましょう、明日から、また」

今夜は、満天の星空です。

こうして「はじめてのお休み」の日が終わりました。

翌朝、向島電機、工場

月曜日、今週も仕事が始まりました。

みね子は手際よく仕事を進め、時間を測っているライン長の松下もホっとしたようです。

愛子「大丈夫だったでしょう?」

松下「はあ」

みね子の心『お父さん、みね子は東京に来て1週間が経ちました。素敵な仲間たちとも出会い、仕事にもすっかり慣れましたよ。ご心配をおかけしましたが、みね子はすっかり一人前です…♪』

夕方、奥茨城、谷田部家

ちよ子、進、茂じいちゃんが夕方 家に帰ってきました。

美代子母ちゃん「お帰り!みね子から手紙きてるよ!」

みね子は、家族4人それぞれに1枚ずつ葉書で手紙を書きました。

進は、「谷田部進様」という宛先で届いた手紙をとても嬉しがります。

ちよ子や進には、東京で奥茨城とは違うカレーを食べたことや、奥茨城に帰る時には「カレールウ」というものを買って帰るつもりのことなどを書きました。

茂「そんなに無理しなくてもいいのになあ」

美代子「ふふ、そうですね♪」

茂じいちゃんには、じいちゃんが言ってくれた「真面目に働いていればお天道様はちゃんと見てる」という言葉を励みにしていることや、初めて仕事を間違えずにできたことなどを書きました。

みね子の心『谷田部家の皆様、みね子は元気で頑張っています。だから、心配しないでくださいね♪』

宗男おじさんの家の近所の畑

みね子は、宗男おじさんにも葉書を出していました。

宗男おじさんには、仕事が難しいけど初めて失敗せずできたことや、素敵な友達ができたこと、仕事に慣れてきたら友達と街に行ってみたいことなどを書きました。

愛犬・じょんの散歩中の宗男おじさんは、その葉書を嬉しそうに見つめ、空に向かって叫びます。

宗男「みね子~!!!頑張れ~!!!!ビートルズの情報、なんかあったらよろしくな~!!!」

宗男「…この空は、東京にも、リバプールにもつながってんだなあ…」

奥茨城、助川家

豊作「時子から葉書 届いてた。元気みたいだな」

君子「え!?……あ?」

時子からの手紙には、筆で書いた大きな字で「元気です 時子」とだけ書かれていました。

正二「あはは、確かに」

君子は、時子らしい手紙を呆れるような、でもとても嬉しいよな表情を浮かべます。

君子「いつ東京さ、見に行こうかね…」

角谷家

三男からも葉書が届いていました。

几帳面な字・丁寧な言葉でしっかり書かれています。

きよ母ちゃんは、家族が呆れるほど何度も何度も葉書を読みます。

太郎兄ちゃん「何回読んでんだ、母ちゃん」

征雄父ちゃん「さっさと仕事しろ」

葉書を取り上げようとした征雄を、きよがはねのけます。

征雄「いった!何すんだ、おめえ!」

きよ「三男~!」

きよは、葉書を頬に沿えて涙をこらえます。

夕方、東京、日本橋、安倍米店

三男が書いた葉書『職場の環境も良く、厳しい中にも充実した日々を過ごしております』

そんな風に手紙を書いた三男ですが、今日も、安倍親子に悩まされていました。

さおり「三男君、あの人に、帳簿の宮本さんの先月の支払いどうなってるのか聞いて」

さおりは、数歩前で善三(父)が新聞を読んでいるのにも関わらず、三男にそう言いました。

三男「え……?」

善三「三男。「帳簿、よく読めば分かるだろ、バカ」って伝えろ」

三男「…いや…」

さおり「三男君、「字が汚すぎて読めないんだよ」って伝えて」

三男「…はあ…もう…」

三男は、善三のところに行って小声で訪ねます。

三男「あの…旦那さん…。もしかして2人きりになるのが嫌だから、俺を雇ったんですか…?」

善三「そうだ」

三男「そうだって……」

三男は深いため息をつきます。

三男が書いた葉書『とてもやりがいのある仕事を任されて、責任重大です。どうか皆さん、お体に気をつけてください。三男』

再び、向島電機、工場

みね子は、仕事をしながら父を想います。

みね子の心『お父さん、みね子は元気です。お父さんもきっと元気だと信じています。』

夕方、実が働いていた会社

綿引は、この日も、実の写真を見せながら作業員に聞き込みをしていました。

綿引「ちょっとよろしいですか?その後、見ませんでしたか?」

作業員A「わかんねえな…」

綿引「そうですか…。あ!すいません、この方、見ませんでしたか?」

作業員B「……ああ…、この間、見たよ、この人」

綿引「……え…」

つづく

今日のあさイチ受け

有働さん「お父さん…!?」

いのっち「…まだ捜してくれてたんだね」

有働さん「ねえ!」

いのっち「キョウリュウジャーのレッドだったのにさ」

有働さん「レッドの方だったんですか(笑)」

(綿引さん役の役者さんは、子供向け特撮ドラマに出演されていた方なんですね・笑)

有働さん「なんか、ちょっとみね子ちゃんといい感じでしたのでハラハラしました」

いのっち「でも、見たって…」

有働さん「生きていらっしゃるということですね」

いのっち「僕も、この間、撮影所で似た人は見ましたけどね…」

有働さん「全然違う話だから!(笑)朝ドラの話だから!」

今日の感想

今日はめっちゃいろいろなことがあった気がします!

思いがけないラストには、いのっちと有働さんも、かなりびっくりされてましたね。

番組はじまった瞬間の顔が「え!?」って顔だったので笑ってしまいました。どんな番組ですか、これ(笑)

ようやく出てきたお父ちゃん情報に、ドキドキです。明日が待ちきれません…!

ということは、数週間前に取調室にいた「身元不明者」はお父ちゃんがじゃなかったんですね。綿引さんが何か事情があってお父ちゃん情報を隠している説をちょっと疑っていたんですけど、そうじゃなかったみたいです(^^;)

今日も、みね子たち同室6人のやりとりが丁寧に描かれていましたね。

みんなで同じご飯を食べて、みんなで銭湯に行って、いろんな話をみんなでして、みんなで笑い合う。

なんて健康的で素晴らしいんだろう。見てて本当に気持ちの良い6人です。

はじめ、きつくて嫌な子だな~と思ってた豊子ちゃんが、最近はすごくかわいいです♪

昨日の「アーン」で照れた時もかわいかったし、今日の「照れ屋さん」発言もかわいかった。口調はほとんど変わらずキツイままなのに、すごくかわいく感じるのは、彼女の背景や心の底を知れたからなんでしょうね。

歌は苦手でやりたくないって言ってたのに、みんなで歩きながら歌っちゃうってことは、本当に6人でいるのが楽しいんででしょうね、かわいいです、豊子ちゃん。

恋愛でマシンガントークになる幸子さんは、意外な一面でした。意外っていうか…恋するとああなるよね(笑)優しくてみんなの頼れるお姉さんって感じの幸子さんの人間らしい一面がとてもかわいかったです。

時子は、オーディションどうなるのかな!?時子は女優になるのかなあ、この先の展開が楽しみです。あと、葉書の「元気です」のは大笑いしました!君子母ちゃんが葉書を万全に準備していたのも笑ったけど、その返事がこれって!(*´∇`*)この親子らしいやりとりでしたね♪いいですね~こういうの!

葉書は、3人が3人とも「らしく」て良かったです。

三男の勤務実態にも笑いましたね~。あの親子 最高!(笑)

三男がんばれ~!ある意味、本当に「やりがいのある仕事を任されて」いるよ、キミは!(笑)

谷田部家に葉書が届いたシーンからジーンとしてきて、宗男叔父さんが手紙を読んでいるあたりで泣きました。あったかいなあ…。

そこから、時子の手紙と米屋の親子に笑わされ、最後には「え…!?!?」。

今日は本当にいろんな気持ちが出てくる回でしたね。

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