夕ドラ(再放送)「カーネーション」第11週 第62話~63話「切なる願い」 感想

朝ドラ「カーネーション」を再放送で初視聴。不定期で感想を書きます。

初見&予備知識いっさいナシなもので、2度目の視聴をされている方からしたら「それ違うよ~」「その予想間違ってるよ~」などツッコミたくなることもあると思いますが、お許し下さい(笑)

第62話「切なる願い2」

あらすじ

糸子は、生まれたばかりの三女の子育てと善作の看病、あれから寝込むことが多くなった祖母・ハルのお世話などに追われる。その上、この1月から衣料切符の値段が上がって洋服は高級品のようになってしまったため客足は遠のき、店の経営にも頭を抱える。朝なのか夕方なのか分からなくなるほどのめまぐるしい毎日だ。

相変わらずの「婦人会」が、小原家の状況も知らずに好き勝手言うので、糸子は皮肉をこめて大変な状況を説明する。すると婦人が「因果応報。ご自分を顧みる良い機会」だと言って来たので、糸子は腹を立てつつも、たまには自分を顧みないといけないのも一理あると姿勢を正すのだった。

そんなある日、神戸の祖父母(清三郎と貞子)が小原家にやって来た。生まれたひ孫の誕生祝いと、善作のお見舞いだ。清三郎は善作の手をとって励まし、善作は号泣する。

実は、三女の名前はまだ決まっていなかった。と言うのも、これまで糸子の娘は2人とも善作が名付けしていたのだが、今回 善作はこんな状態なのでそのままになっている状態であった。

はっきりした言葉ではないが声を出すことができるようになった善作は、三女の名付けを清三郎に頼んだ。清三郎と貞子は、三女を「聡子」と名付けた。


先週から見ていられない展開が続きましたが、今日はコミカルなシーンも多くて少しホっとしました。

冒頭の、「お父ちゃんが何を言っているか糸子しか分からない」のと、「「ちゃんと(おかゆを)冷ましてくれ」とお父ちゃんが言ってるのに、結局冷まさずにおかゆをお父ちゃんの口に入れる相変わらずのお母ちゃん」には笑いがこらえられなかったです。冷ましたってくれよ、お母ちゃん!あと、夫婦なんやから何言うてるか分かってやれよ!(爆笑)

ほんまにこのお母ちゃんの天然ぶりは癒されます。

けど、それだけじゃなくて、ちゃんとお母ちゃんの人柄に厚みを感じる脚本とそれをしっかり演じておられる役者さんの力はすごいと思う。

店のこと、子供のこと、お父ちゃんのこと、おばあちゃん・お母ちゃんの心のケア、全部が糸子の肩に乗ってしまっているのに、糸子しかできないつらい作業である「お父ちゃんの包帯替え」を鼻歌で気を紛らわせながらやるとか、この子はほんとにすごい…。頭が下がります。糸子が強いからできるんじゃなくて、強くあろうとする優しさがあるからだと思う。ドラマと言えども、見習いたいです。

小原家がこんな大変な状況だと分かっても「因果応報」とか言っちゃう婦人会は、逆にすごい…。オバサン言うのは…なんというか…逆にすごい…。ぶち切れた糸子が、婦人会が帰った後にお手玉(?)を玄関に向かって投げつけたら、なにかを言い忘れたらしく戻って来たオバサンに当たってしまうのも、やっぱり笑ってしまう。「私は知らない…」とばかりにそっぽむく縫い子たちも笑えました。

しかも、「因果応報」なんて言われて腹を立てても、「一理ある。うちも時々は自分を顧みんとアカンな」と姿勢を正す糸子の素直でかわいいこと…。こういうとこ好き!

こんな状況なのに、ついついプッと笑ってしまうシーンと、大変な現実とをうまいバランスで作ってあるなぁと感心する回でした。

大変な中で目の前が灰色に見えるほどの糸子の心中を、雨の日の暗い家の様子で表現し、神戸のおばあちゃんたちが来てくれたことで皆が明るくなった気持ちを雨上がりに明るくなった空で表現。ありがちな演出なのかもしれないけど、分かりやすいし、見てる私も一緒に少し気持ちが晴れる感じがしました。

あと、神戸のおじいちゃんおばあちゃんが普通に元気でいてくれて嬉しい…。

第63話「切なる願い3」感想

あらすじ

貞子と清三郎の変わり際、糸子は貞子の履いているもんぺが普通ではないことに気付く。

貞子が大島という高級な着物をもんぺにお直ししたと言うので糸子は驚く。貞子は、もんぺのような物こそ良い物(自分が嬉しくなるもの)を履くべきだと語る。

明るい気持ちでいることの大切さを教えられた糸子は、翌日から元気に再始動。

貞子の言葉をヒントに、糸子は「もんぺ」の在り方を考えた。既に国は「もんぺを正装と認める」という御達しを出していたが、家族の出征を一張羅で見送りたいという女性の気持ちや、結婚式や葬式でもんぺを着なくてはいけない女性に気持ちに立ち、好きな着物をもんぺに仕立て直そうと考える。しかし、貞子のように良い着物をもんぺに仕立てることなど財力が無い一般人にはなかなかできない。そこで糸子は、縫い子たちと共に「着物をもんぺに仕立て直し、戦争が終わればそのもんぺを再び着物に戻せる」やり方を考える。

(同時に、縫い子のりんを子守り担当にし、しばらく仕事に集中できる環境を整えた)

貞子たちの来訪で元気をもらったのか、祖母のハルも少しずつ回復。糸子の妹たちが苦手ながら頑張ってやっている料理にアドバイスや味の確認をするようになった。

後日、糸子は自分自身の一張羅の着物を「着物に戻せるもんぺ」に仕立て、続いて 着物をもんぺに仕立てる教室を開催。

初回の教室には、踊り子のサエと他4名の生徒が集まった。4人ともサエと同じ踊り子のような仕事をしている。商店街を通る女性たちも「着物に戻せるもんぺ」に興味は持っている様子であったが、新しい試みにはそうすぐに人は集まらない。初回の教室には、新しい物好きで特にオシャレ好きの5人が集まった。

妙にライバル意識が高い5人が集まったため、始めは互いに火花を散らしていたが、熱心に作業に取り組んだ5人はすっかり仲良くなった。着物のもんぺも無事に完成し、皆 大喜び。そのまま帰りに皆で遊びに行くことに。

それを見た糸子は、「たくましさ」を感じ、日本は戦争にも勝てるのではないかと思うのだった。


まだ自分だけ食べていなかった おばあちゃんが持ってきてくれたケーキを食べた糸子のモノローグ↓

「今時、こんなもん、どこにも売ってへん。きっとおじいちゃんとこのコックさんが、粉と砂糖となんかとなんかで、こさえてくれたんです。おじいちゃん、おばあちゃん、コックさん、おおきに。糸子は頑張ります。見ててや」

なんか…やっぱり糸子のキャラクターはすごい…。前回の「因果応報」を心に留める糸子もそうでしたが、この子は口は悪いしキレたりもするけど、ちゃんと人に感謝したり反省したりできる子なんですよね。やっぱり朝ドラの主人公はこうでなくちゃ…。

朝ドラ・主人公を通して、「人生において大切にしたこと」に触れさせてくれるこの感覚が、私にとって「朝ドラの好きなところ」です。

糸子が縫い子たちと一緒にもんぺ製作に励む明るい声を聞いている療養中のお父ちゃんが印象的でした。糸子が今日のラストに「たくましさ」を感じて嬉しかったのと同じような心境なのかな…?と思いました。でもなんだか切ない表情にも感じられました。お父ちゃん…元気になってや……!!!!!!!!!!

着物をもんぺに仕立てるっていうのは、現実にあったことなのかな?はじめて見ました。確かに、同じもんぺでも全然違うし、元気になれそう。素敵なアイディアに感動しました。それを実現する糸子たちもすごい。かっこいいなぁ。

サエさんもまた出てきてくれて嬉しい。教室にまず集まったのは商店街のご婦人方ではなく踊り子職の若い女性たちってのがなんかリアルでしたね。ここから少しずつ輪が広がって、いろんな人に来てもれらえるようになるといいな。

しかし、「人の流れは途切れさせたらアカン」とか、糸子はすっかり商売人になっていますね。商売人としての「何か」をつかむところを詳しく観たかった心残りはありましたが、まあ、無事ちゃんと「何か」をつかんだようで安心しました。頑張れ糸子…!

今日再放送の2話は、2話ともそんなに暗い展開じゃなかったのでホっとしました。…これからが怖いけど……。

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拍手メッセージ、ありがとうございます。忙しくてしばらくはお返事が書けそうにありません。ごめんなさい…!でも、全部ちゃんと拝見し、皆様の感想に「分かる分かる!」と共感したり楽しませていただいてます!

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