朝ドラ「ひよっこ」第6週 第33回レビュー

響け若人のうた3

今日の物語

夜、向島電機 乙女寮 食堂

乙女寮、月曜の夜はコーラスの日です。

今夜、みね子たちが初めて参加します。

コックの和夫と愛子は、厨房で何か準備をしています。

女子工員A「和夫さん!今日は何?」

和夫「今日はな…フレンチトーストだ!」

女子工員たち「わぁ~!!」

そこに、みね子たち新人4人と優子もやってきました。

みね子「ドキドキすんねえ」

時子「どっち?コーラス?幸子さんの彼?」

みね子「…どっちも♪」

澄子「わ!なんか食べんのかよ!?」

優子「うん。終わったらね、みんなで紅茶飲んで、和夫さんが作ってくれたおやつ頂くんだよ」

みね子「へ~!すごいね!」

澄子「東京来てよかったぁ…」

豊子「単純すぎるじゃ。払ってる会費でやってるんだべさ」

澄子「…大丈夫だぁ、恥ずかしがらなくて、豊子♪」

豊子「…かちゃまし!!(うっとうしい!)」

澄子「…あ??」

みね子「あれ?幸子さんは?」

優子「駅までお迎え。行かなくても大丈夫なんだけんどね」

みね子「あら~♪二人の時間なんですね、そこが♪」

優子「んだすなあ♪」

時子「西部劇とロシア革命で喧嘩したままだもんね」

みね子「んだねえ、仲直りしてんのかね、今頃♪」

向島電機までの夜道

その頃、幸子は婚約者の彼と2人きりで歩いていました。

彼の名は、高島雄大さん。

芝浦にある大きな工場で働きながら、音楽の勉強をしています。

幸子「どうしたの?それ」

高島「これ?」

幸子は、高島が着ているコートが気になります。

高島「先輩にもらったんだ。でも、ちょっと大きいかな?先輩、すごい大男だからさ。ちょっとでかい?」

幸子「ちょっとじゃないよ」

高島「そっかあ…でも小さいよりいいだろ?大は小を兼ねるからね」

幸子「まあね、それもそうだね」

高島「それに、結構いいやつらしいんだ。いざとなったら質屋に持って行けば少しは金になるし」

幸子「そっか。…この間…ごめんね」

高島「え?なんだっけ?」

幸子「…さあ、なんだっけ?♪ふふふ」

高島は、喧嘩したことをスッカリ忘れているようです。

再び、乙女寮、食堂

幸子と高島が到着しました。

みね子「すてきな人だねえ…!」

時子「うん!いい人って感じだね」

澄子「幸子さん、照れててめんげなぁ」

豊子「…上着、おっきくねですか?」

みね子「え?…うん…大きいね…」

時子「…確かに大きいね…」

澄子「大きい…」

高島「今日もよろしくお願いします」

幸子「先生いらしたので、皆さん並んで下さい」

一同「はい」

幸子「今日から4人も参加します♪」

みね子たちも後ろの方に並びます。

一同「よろしくお願いします」

高島「えっと、今日からの人が4名いるんですよね?よろしくお願いします。高島雄大といいます。今日は気楽に参加してみてください。歌う曲は『トロイカ』です。この歌集に載ってますから、できたら声に出して歌ってみて。うまいとか下手とかは気にせずに。思い切り声を出すことが一番大事です。まずは歌うこと。働く仲間で一緒に、日々の大変さとかそういうこを全部忘れて楽しむこと。うまく歌おうなんて思わなくていい。分かります?」

みね子たち「はい」

高島「はい、じゃあ始めますか!和夫さん、お願いします!」

すると、和夫がアコーディオンを抱えて厨房から出てきました。

みね子「え!?」

時子「弾くんですか?」

和夫「おう、まあな。そんな風に見えないだろ?(笑)」

みね子「はい」

あまりにハッキリ返事をしたみね子に、先輩たちは笑います。

みね子「あ…ごめんなさい…!」

豊子「(小声で)一体何者だっぺか?」

時子「(小声で)謎だよね…」

愛子「和夫さん、がんばって♪」

和夫「いつでもどうぞ♪」

高島が指揮をはじめ、和夫の演奏が始まり、先輩たちの歌声が響きます。

『♪雪の白樺並木 夕日が映える 走れトロイカほがらかに 鈴の音高く

走れトロイカほがらかに 鈴の音高く

響け若人のうた 高鳴れバイヤン 走れトロイカかろやかに 粉雪蹴って

走れトロイカかろやかに 粉雪蹴って』

みね子たちも、歌詞をみながら少しずつ歌い始めます。

高島「いいですよ、その調子です。はい、ここからゆっくり…」

『♪黒い瞳が待つよ あの森越せば 走れトロイカ 今宵は 楽しい宴

走れトロイカ 今宵は 楽しい宴 走れトロイカ 今宵は 楽しい宴』

高島「素晴らしい!」

みね子「楽しいね!これ!」

愛子「どう!?楽しい♪?」

澄子「はい!!」

愛子「おお!でっかく楽しいんだね♪」

みね子の心『お父さん、まさに楽しい宴です。みんなで歌うって、楽しいんですね、こんなに。みんな、ちょっと顔がぽーっとほんのり赤くなってて、乙女寮の乙女はかわいいなあと思いましたよ。ロシア民謡ですよ、お父さん……でも「トロイカ」ってなんですか…?「高鳴れバイヤン」?…「バイヤン」??』

みね子「豊子、トロイカって何?ソリみてえなもん?」

豊子「はい、馬橇(ばそり)です」

時子「高鳴れバイヤンは?」

豊子「あのアコーディオンみたいな楽器のことです」

みね子「あんた、すごいね。ほんとにこの間まで中学生?」

豊子「読んだロシア文学の本さに書いてありました」

みね子「ロシア文学…」

高島「じゃあ、もう1回やってみましょうか。ほがらかな時はもっとほがらかに。かろやかな時はかろやかに。そして疲れてくる…遅くなってくる…、でも、あの森を越せば…?」

澄子「楽しい宴だっぺ!」

高島「その通りだっぺ!」

一同「あはは!」

再び歌が始まります。

ナレーション「この頃の日本人はロシア民謡が好きで、よく歌っていました。ロシア民謡は、戦後シベリアからの引き揚げ者が多く持ち込んだと言われ、学生運動が盛んだった当時、多くの若者がロシアに対して憧れを持っていたんです。『トロイカ』の他には『カチューシャ』とか『ともしび』なんて曲が人気でした。歌声喫茶なるものがたくさんあって、そこでは喫茶店にいる人みんなで歌っていたんです。なんだかおもしろいですね。今じゃあんまり考えられないですよね。カラオケですよね。」

向島電機の近くの夜道

その頃、綿引は向島電機を目指し、息をきらしながら走っていました。

その姿は、今 みね子たちが歌っているトロイカの歌詞と似ています。

『♪黒い瞳が待つよ あの森越せば』

再び、乙女寮の食堂

コーラスの練習を終えた一同は、和夫が作ったフレンチトーストと紅茶でお話タイムです。

ナレーション「今日はフレンチトーストですね。この頃はまだめずらしいかもしれません。おいしそうに食べますね、乙女たち」

高島「大森さん、歌ってる時より楽しそうですね。このために参加してるんじゃないですか~?ひょっとして(笑)」

大森さん(先輩工員)「はい!雄大先生だってそうだすべ?」

高島「え?…まあ、それもあるけど…」

愛子「幸子さんに会えるからね~♪」

一同「ヒュー!!!♡♡」

幸子「愛子さん!!」

愛子「ごめんなさい♪」

みね子たちは、ここがチャンスとばかりに立ち上がります。

みね子「あの!えっと、私 谷田部みね子です!」

時子「助川時子です!」

澄子「青天目澄子です!」(口にフレンチトーストをつめすぎて、モゴモゴしながら言う澄子・笑)

豊子「兼平豊子と申します」

優子「ちなみに、夏井優子です」

高島「それは知ってるよ」

一同「あはは!」

みね子「あの!私たち、幸子さんと同室なんです♪」

時子「西部劇と!」

澄子「ロシア革命と」

豊子「コッペパンをめぐっての喧嘩は、仲直りされたんですか?」

高島「え?…ああ!」

幸子「もう!ちょっと!」

みね子「ふふ♪お似合いですね♪2人とも♡」

高島「ありがとう」

みね子たち「!」

豊子「ありがとだって!「そっかな?」とか言わねんだ!」

みね子たち「きゃー♡」

高島「え?」

幸子「気にしない、気にしない!もうすぐ時間なんだから、たくさん食べて。残しちゃダメよ」

高島「うん」

みね子「残しちゃダメよ、澄子♡」

澄子「はーい♡」

幸子「みね子!(恥)」

そんな和やかムードの中、綿引が走って部屋に入ってきました。

その音と、突然の男性の侵入者に全員が騒然となります。

「キャー!!!!」

綿引「! いや、あの!」

椅子を武器にして構えた愛子ですが、男性が先日みね子に会いにきた綿引だと気付きます。

豊子「…なんだ、警察の人か」

女性たちは安堵したのですが…

高島「けっ…警察か…!」

そう言って、なぜかその場から逃げようとし、直後に我に返り「…いや…何もしていない」とその場に立ち止まります。

綿引「…怪しいな、お前!今隠れようとしただろう!」

高島「いや…別に…」

愛子「…あの!何かあったんですか?」

高島がおかしな行動をとったせいで話が脱線しそうな状況の中、愛子が綿引に本題を訪ねます。

綿引「…あ!すいません!」

綿引は、ここに来た目的を思い出します。

みね子「……」

綿引「あ!みね子ちゃん!違うんだ!悪い知らせじゃないんだ!」

みね子はホっとします。

綿引「ごめん、また驚かせてしまった!ごめん…!どうしてもすぐに知らせたくて」

みね子「…お父ちゃんのことですか…?」

時子「見つかったんですか…!?」

みね子「え…!?」

綿引「あ…!ごめん!そこまではいってないんだけど…いい知らせなんだ。谷田部実さんと同じ現場で話したことのある人が見つかってね、その人がね、実さんを見たんだって。それもつい先月見かけたんだって!あれは確かにそうだって!」

みね子「……本当ですか…?」

みね子の心『お父さん……お父さん……お父ちゃん……近くにいるんですね…?そこ…どこですか…?』

つづく

今日のあさイチ受け

有働さん「近くにいるんだね、お父さん!」

いのっち・柳沢さん「よかったね~」

有働さん「『ふたりっこ』の時はさ、お父さんはオーロラ輝子って人と蒸発したのよ」

いのっち「やめてよ、そんなこと言うの~」

有働さん「それがあるから心配してたのよ」

いのっち「でもさ、『お父さん』から『お父ちゃん』っていう、いつもの呼び方になったのグっときたよね」

柳沢さん「父ちゃんもグっときてるよ~」

今日の感想

お父ちゃん生きてた!!!

…いや、まあ、生きてるだろうとは思ってたけど(さすがに、ずっと探してて事故で亡くなってました…とかはあまりにも浮かばれないので…)

どうしているのかは未だ分からないけど、まずは「生きている」ということが確信できました。

…本当に、あの家族思いなお父ちゃんがどうしていなくなってしまったんだろう…。早く帰ってきたほしいのですが……

もしかして…ドラマの最後の方まで帰ってこないんでしょうか…(゚_゚i)

みね子たちが、幸子さんと彼氏のことを話している時の豊子ってかわいいですよね。

みね子や時子はハッキリ「キャー♡」みたいなこと言うんだけど、豊子は照れ屋さんだから盛り上がってるセリフは言わないけど、顔が「キャー♡」って言ってるんです。かわいい。そういえば、カレーライス食べた時とかもそうでしたね。というか、そういうシーン多いですよね。口には出さなくても、そういう表情は素直な女の子らしくてとても好きです♪

今日は月曜日だったので、夕飯はカレーだったはず。そこで更に夜食にフレンチトーストとは…!いいな~いいな~!おいしそうでいいな~!(笑)

澄子はカレーを今日もたくさん食べただろうに、フレンチトーストもほおばって食べてましたね(笑)

あれは確実に、澄子の名前だけは高島さんには伝わっていない(笑)

かわいいな~もう♡

うすうす気づき出したのですが…どうも「ひよっこ」は、コーラス曲と物語をリンクさせていますね?(気付くのが遅い?^^;)

「ひょっこりひょうたん島」の曲の時だけかな~と思ってたんですが、愛子さんもよく歌を歌っているし、こうしてコーラス部があったりするし。今日の綿引さんとトロイカ歌詞のリンクで確信しました。

ひょっこりひょうたん島のテーマソングが、父に対してのみね子たちの気持ちとうまく合わさっていたのもすごく印象的でした。

(ちなみにあれから私もしょっちゅう この曲を口ずさんでいます。すごくいい歌ですよね)

そして、みね子たちが乙女寮に初めて来た時の歓迎コーラス曲は『手のひらを太陽に』でした。「僕らはみんな生きている 生きているから悲しいんだ」の部分が特に、いろんな想いを持って上京したみね子たちに合ってました。そして、その回に出てきた「カレーライス」。上京したての不安や寂しさの中でもお腹が空いて、おいしいカレーを、涙をこらえて食べている姿はまさに「生きている」と感じました。そんな姿と『手のひらを太陽に』をリンクさせていたと思います。

おもしろい演出ですね。今後、ドラマ中で歌われる曲にも注目したいと思います♪

(そういえば、べっぴんさんでもタケちゃんはよく歌を歌っていましたね。この時も「何かとリンクさせてるのかな?」と勘ぐったんですが、私にはよくわかりませんでした・笑)

初登場した幸子さんの彼・高島くんですが……怪しい……(笑)

警察から逃げようとしたのは、ただコミカルなシーンなだけなのか…!?いくらなんでも、何もないのに逃げるか~!?

私は彼を怪しんでいます(笑)

まあ、真面目そうな幸子さんの彼なので、極悪人ってことはさすがに無いだろうけど、でも何かしら しでかすことがあるのでは…!?怪しい~!(笑)

あと、妙にひっぱった「大きなコート」がチョット気になるところです。「コートをくれた先輩」が何かあるんだろうか…?と見せかけて何もないのだろうか?(笑)

豊子の「上着、大きくねですか?」には爆笑しました。

ようやく噂の幸子さんの彼を見れたのに、一番気になるとこ、そこ!?(笑)

あと、受けでいのっちも言ってましたが、最後のみね子の「お父さん…お父さん…お父ちゃん」でいっきに泣いてしまいました。

このセリフだけで泣かされるとは…。

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コメント

  1. るんるん より:

    お父ちゃんの行方は気になりっぱなしですが、登場人物の描写がいいドラマですよね。優しくて暖かかったり、切なかったり。これぞ朝ドラ!みたいな雰囲気かなぁなんて思いますね。みね子は綿引さんといい感じになるのでしょうか?(笑)

  2. いそまる より:

    るんるんさん
    そうそう!優しいしあったかいけど、すごく切ないところもありますよね!
    綿引さんとみね子!私もちょっと「え…?この2人…?」と気になってきています!
    どうなんだろう…!!ちょっと注目ですね!ドキドキ…!!