朝ドラ「ひよっこ」第6週 第34回レビュー

響け若人のうた4

今日の物語

夜、乙女寮 みね子たちの部屋

時子「みね子、大丈夫?」

みね子「うん、大丈夫」

愛子「良かったわね、みね子さん」

みね子「はい、ありがとうございます…」

愛子「ご家族には?」

みね子「! …そうですよね…でも…うち電話ないし…」

豊子「電報ですかね?『チチ ミツカル』とかさ…」

幸子「でも、それだと本当に見つかってすぐ帰ってくるみたいになっちゃわないかな?」

みね子「あ…そうですよね…違うもんね…」

愛子「…お手紙を書きなさい。ちゃんと」

みね子「そうですね!…でも…少しでも早く知らせてやりてえって気持ちもあるし…」

時子「…うちにしよう、電話。うちの親に伝えてもらおう?ね?」

夜道

幸子の婚約者・高島雄大と、警官の綿引は、向島電機からの帰り道を2人で歩き、話をしていました。

高島「君は、いいやつなんだな…警官のわりには。認識を新たにしたよ」

綿引「は?なんだ?そのしゃべり方は」

高島「良かったよな、みね子ちゃん」

綿引「…ああ、よかった」

高島「うん。幸せになってほしいよな、良い子だもんな。君もそう思うだろ?」

綿引「…ああ、その通りだ」

高島は、屋台のラーメン屋を見つけて立ち止まります。

高島「ラーメン。おごってくれないだろうか?」

綿引「は?」

夜、助川家

みね子たちは、愛子の部屋にある電話を借りて、助川家に電話をかけました。

君子母ちゃんは、時子からの電話に驚きます。

君子「もしもし!時子?何があった!?言ってごらん!大丈夫だから!何があってもお母ちゃんがなんとかすっから!すぐ東京行くかあら!ね?どうした?時子!」

正二父ちゃんも豊作兄ちゃんも、時子に何かあったのかと思い、電話で話している君子を注視します。

時子『いいから、ちょっと1回黙って、お母ちゃん!わかった?話、聞いて!黙って!』

君子「はい、ごめんなさい…黙ります」

時子『ごめんね、突然電話して。でも、私は元気でやってるし、なんの問題もない。だからお母ちゃんは東京に来なくていいから。わかった?』

君子「じゃあどうしてのよ、突然電話なんか」

時子『今、みね子の代わっから』

みね子『…もしもし、君子さん?突然すみません。実はですね…』

君子「(みね子の話を聞きながら)え…?…ああ……うん……うん…え!?!?うん……うん……そうけ……!」

みね子は事情を話しました。

みね子『私は元気で頑張ってるって、うちの皆に伝えておいてください。それから、君子さん、時子 元気ですから。一緒に頑張ってます。いい人ばっかだし、素敵な友達もできましたから。よろしくお願いします。ありがとうございます。失礼いたします』

みね子は最後にそう言って電話を切りました。

正二「どうしたんだ!?」

君子「…」

豊作「母ちゃん…!?」

君子「あのね……………最初に話すの美代子にしたいから、ちょっと行ってくるわ…!」

君子は、自転車に乗って、夜道を谷田部家目指して走り出します。

夜、谷田部家

美代子母ちゃんが茂じいちゃんにお茶でも入れようとした時、外から「キャー!」という悲鳴とものすごい音が聞こえてきました。

美代子「!?!?」

茂「!?!?!?」

2人は、何事かと怯えます。

君子の声「美代子!君子だよ!」

美代子「! え!?君子!?」

美代子は慌てて扉を開けます。

君子「こんばんは!ああ…いてて、ブレーキが…」

スピードを出してここまで走ってきた君子は、ブレーキが故障したのか表ではげしく転倒した模様です。

美代子「大丈夫?」

君子「うん、あのね、うちに電話があったのよ、さっき。みね子から」

美代子「…ええ!?みね子から!?何!?何かあったの!?あの子どうしたの!?」

君子「大丈夫だから!大丈夫!みね子は大丈夫だから落ち着いて!元気だったから」

美代子「…なんだ!よかった!心臓止まるかと思ったよ!」

君子「だよね、ごめんね」

美代子「…??ん?…で??」

君子「あのね…あんたが前に話してた茨城出身の東京の綿引さんとかいう警察の人。みね子、東京で会ったんだと。その人、実さんのこと、いろいろ捜してくれてんでしょ?」

美代子「…うん…」

君子「その人がね…」

美代子「ちょっと待って!」

茂「…どうした、美代子?」

美代子「…怖い話…?怖い話聞くの…?私…。やだ…!聞きたくないよ…!」

君子「ああ!違う違う!違うよ!ごめんね!あのね、実さんを見かけた人がいんだって!」

美代子「…!」

茂「…!」

君子「それも、今から一か月前に、東京で!」

美代子「え……?そう……生きてるんだ……実さん…」

君子「うん、もちろん見かけたってだけだから、人違いってことはあっかもしんないけど、その綿引さんが言うには「間違いない・絶対そうだ」って、見た人が言ってたんだって!」

美代子「…そう……よかった…」

茂「……」

君子が帰った後、茂は一人で考え込み、美代子は家族写真の中の実を見つめます。

ラーメン屋の屋台

綿引は、結局 高島にラーメンをおごることにしました。

2人でラーメンを食べながら…

高島「で、君はこれからどうするんだ?」

綿引「ん?捜すよ、見たって場所の辺りをさ、捜す」

高島「そっか、そうだな」

綿引「ああ。絶対見つける」

高島「…ひとつ質問してもいいか?分からないことがあるんだ」

綿引「なんだよ」

高島「もし、その男の人が、みね子ちゃんの父親だとしたら…」

綿引「ん?」

1週間後、向島電機 寮の前の庭

みね子たち同室の6人と愛子は、ベンチに座ってお昼を食べています。

愛子「…どう?元気?みね子さん」

みね子「…はい!ありがとうございます!」

みね子は、明るい笑顔を作って答えます。

みね子「…心配かけてますよね…私…みんなにも…なんか、ごめん」

時子「なんで謝るのよ」

豊子「そうですよ、謝る必要ありません」

澄子「うん」

みね子「ありがとう」

みね子「…なんか…複雑な気持ちで…うまく言えないんだけど…。…綿引さん、捜してくれてるみたいなんですけど…、見つかんないみたいなんですよね、お父ちゃん…。…でも、私、一生懸命捜してくれてる綿引さんには悪いけど……ちょっとどっかでほっとしてて…このまま見つからない方がいいなって…心のどっかで思ってて…」

一同「……」

みね子「…だって、お父ちゃんがその人だったとしたら、ちゃんと元気なわけで…。…なんで連絡してこないんだろうってことになっちまって…。…嫌んなってしまったのかな…私たち家族のこと…。だからいなくなってしまったのかなって……考えると、そういうことになってしまって…」

時子「…絶対そんな人じゃないよ、みね子の父ちゃんは!」

みね子「…うん、ありがとう…」

愛子「…お母さんは?なんて?」

みね子「すぐ手紙くれたんですけど、『良かった。みつかるといいね。会えるといいね』って書いてあったけど…でも、お母ちゃんも私と同じ気持ちなんだろうなって…読んでてなんとなく分かったんですよね…」

愛子「…そう…。……みね子さん!じゃ、あれだね!今あなたにできることはないね?」

みね子「え?」

愛子「そうでしょ?」

みね子「…はぁ…」

愛子「でも、ちゃんと毎日を頑張って生きてないといいことはやってこない。神様がいるのかどうか知らないし、いたとしても、本当に皆のこと平等に見てるのかなって思うけどね。でも、ちゃんと頑張ってないと、神様は気付いてくれない。私はそう思う。私が神様だったら、つらいことがあっても頑張ってる人に幸せをあげたいなって思うしね…♪」

みね子は、頷きます。

優子「…愛子さんは、そったに思って頑張ってきたんですか?」

愛子「そうだよ、いろいろあったからね。つらいことや悲しいこと。だから私は、これから幸せしかやってこないのよ!♪もうね、大変なことになってしまうわよ!これからの私は!」

おどける愛子に、みね子は思わず笑ってしまいます。

澄子「東京の母ちゃんみてえなもんだな、愛子さんは」

愛子「!…まあ、いっか、それで♪」

一同「ふふふ」

みね子の心『お父さん…私、頑張ります』

つづく

今日のあさイチ受け

有働さん「愛子さんの…励まされますね」

いのっち「あの言葉で今、みんなが元気もらいましたよね、全国の皆さんもね」

有働さん「紙の毛クルンとカールになってるとこが、すごいかわいらしい。あの反り返りがかわいらしい」

いのっち「かわいい。いろいろお話したいですね、愛子さんと」

有働さん「ほんと。寮入りたい」

いのっち「まあ…無理でしょうね、僕らはね」

有働さん「年齢制限もあるかもしれないですね」

今日の感想

そうだよね…お父ちゃんが生きていたのは安心だけど、じゃあどうして帰ってこないのか・連絡すらないのか…って考えたら、すごく怖いし寂しいですよね…。

私も「なんで?なんで?」がいつもエンドレスです。

お父ちゃん…もしかして記憶喪失とか…??

君子母ちゃんが、夜に自転車を走らせて美代子母ちゃんのとこに走ったのはジーンとしました。急にこういうシーンがあってもなんとも思わないかもしれないけど、美代子・君子コンビのやりとりも序盤でとても丁寧に描いてくれていたので、見てるコッチもまたまた2人の友情に熱い思いが湧き上がってくる感じでした。

しかし、今では家族から電話なんて普通のことだけど、この頃は「電話がかかってきた…!?緊急事態…!?なにがあったの…!?」ってくらいのことなんですね。今は本当に便利になりましたよね。

「お父さんが見つかったわけではない」ことを、もしかしたらみね子は母ちゃんに伝えないのかも…ってチョット思ったんです。みね子がラストで思ってた通りのことを母ちゃんにも思わせるだけだから…。言わないのも優しさ・言うのも優しさ…な状況だなって。

だけど、みね子はちゃんと伝えましたね。君子さんも。

君子さんもきっと「だったらどうして連絡がないのか」ってとこは、分かってたんじゃないかなと思います。それでも…って思って、美代子母ちゃんに伝えたんじゃないかな。

私がみね子や君子さんだったらどうするかなって考えたんですけど、私も「言う」かな…うん…。悩ましいところですね、こういう問題は。結局 みね子も(おそらく母ちゃんもじいちゃんも)悶々と考え込んでるわけだし…。

そんな中、愛子さんの励ましはとても気持ち良かったです!

心が悶々としていることは変わらない、事実はなにも変わらないけど、「できることは何もない」とふっきって元気に頑張るってとても健康的で素晴らしいと思いました。

(むしろ「できることはそれしかない」というべきか)

前作「べっぴんさん」での、明美ちゃんの「淡々と」に似ている励ましでしたね。

「淡々と」の時も思ったけど、簡単そうに見えてなかなかできない・でもとても大切なことだと思います。自分も愛子さんや明美ちゃんの言葉は覚えておきたいです。

愛子さん…はじめは「かわいいな~・おもしろいな~」だったけど、回を重ねるごとに、素敵な女性だなって思うようになりました。最後の「だから私は、これから幸せしかやってこないのよ!♪もうね、大変なことになってしまうわよ!これからの私は!」は最高にかっこよかったです。

奥茨城もそうだったけど、とにかく人や会話を丁寧に描いてくれているので、登場人物みんなをどんどん好きになっていってるし、みんなに幸せになってほしいってすごく思っています。

…ところで、幸子さんの彼氏の高島くんと綿引さんのコンビのシーンにはちょっとびっくりしました。この2人をわざわざここでゆっくり話させるってことは、この2人は今後 主要なキャラになっていくのかな?なんて想像しています。

綿引さんがね…もしかしたら…みね子とこの先…………って、ちょっと思い始めています。ドキドキ。

高島くんが綿引さんに聞いた内容は、「みね子ちゃんのお父さんだとしたら、なぜ家に帰らないのか?」っぽいですよね?ドラマでは割愛されてましたが。

捜してあげようという思いでいっぱいだった綿引さんもそれに気づいたのかな。

みね子の話によると、目撃場所あたりで引き続き捜索してくれているようですが、この事実に気付いた綿引さんにも何かしら動きや迷いが生まれるのでしょうか。気になります。

高島くんの「ラーメンおごってくれ」には、私も「は?」でした(笑)

さっきフレンチトースト食べたやん!まだ食べるの!?…この人、マジで食目当てにコーラス教えているのか?(笑)

高島くんがよく分からない…気になる………怪しい…(笑)

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コメント

  1. るんるん より:

    夜に自転車飛ばすシーン、みね子が時子に会いに行く場面もありましたよね。朝ドラは対比をうまく使ってることが多いですが、これもそうかなぁ?と今、気づきました(^^;)
    愛子さんのスーパーポジティブな感じ、すごいですよね!これも、愛子さんの過去が語られることで、変に浮いた人にならないのがうまく作られてるなと思いました。

  2. いそまる より:

    るんるんさん
    みね子も夜 自転車で走ってましたね!そうだそうだ!対比になっている気がしますね。それに、親子それぞれが心から親友同士っていうのがとても素敵ですよね。
    愛子さんも、おっしゃる通りだと思います!全体的に、よくできているな~と時々じみじみ思うドラマですよね~。