朝ドラ「ひよっこ」第6週 第35回レビュー

響け若人のうた5

今日の物語

月曜日の夜、乙女寮 食堂

今夜も高島が、コーラスの指導にやってきました。

みね子たちは、高島のオルガンに合わせて歌います。

『恋はやさし 野辺の花よ 夏の日のもとに 朽ちぬ花よ

熱い思いを 胸にこめて 疑いの霜を 冬にもおかせぬ

わが心の ただひとりよ』

みね子は、愛子に言われたとおり毎日を明るく懸命に過ごしていました。

給料日、向島電機 工場

今日は、みね子の初めてのお給料日です。

いつもと違って女子たちはお給料日に浮かれ、皆キャッキャと楽しそうにおしゃべりしながら仕事をしています。

ライン長・松下「こらこら、仕事中だぞ~!「お給料出たら何食べる?」とか、こそこそ相談しちゃダメだ!」

一同「はーい」

しかし、おしゃべりは止まりません。

松下「こら~!いつまでもピーチクパーチクやってると、給料を明日にするぞ!」

乙女たちが凍り付きます。

(わざわざベルトコンベアをストップさせて、皆 松下をじろりと見る・笑)

松下「! …冗談だって…(汗)」

一同「…」

豊子「言っていい冗談と悪い冗談があると思いますが。ちなみに今のは悪い方です」

松下「分かりました…悪かったよ」

一同「…」

松下「でも皆、ここんとこ、効率があまり良くないぞ?生産台数目標下回ってるからな!今月の!」

幸子「皆、松下さんのお給料が下がったらかわいそうだから、頑張りましょうかね」

一同「はーい」

幸子「スイッチ入れまーす!」

ベルトコンベアが動き、作業が再開します。

愛子「…本当なんですか?目標を下回ってるって」

松下「ええ、最近 本社の方がうるさくて…更に生産台数上げろって言うんですよ。冗談じゃないですよ…本当に…」

愛子「大変ですね、板挟みで…」

松下「分かってくれますか、ありがとうございます」

愛子「…でも、いい顔ですよ、お給料日の顔♪」

愛子は、みんなの嬉しそうな顔を見渡します。

松下「そうですね」

夕方、工場

松下が皆にお給料を渡し始めました。

ナレーション「この頃のお給料は皆 手渡しでした。しかし3年後、ボーナスの支給日に現金輸送車が強奪されるという3憶円事件が起きました。この事件をきっかけに、手渡しから振込に帰る機運が高まったといわれています」

松下「谷田部みね子さん」

みね子「はい!」

松下「ご苦労様、はい!」

みね子「ありがとうございます!」

みね子は給料袋を受けとりました。

みね子の心『お父さん、これが給料袋なんですね。ずっしり重く…は、残念ながらないけど、私が東京に来て1カ月 頑張った証なんだと思うと、私 給料袋も大切にとっておこうって思いました。』

ナレーション「ちなみに、みね子のお給料は1万2000円。そこから食費や税金、保険料、積立金などが引かれて手取り6000円です。この年、大卒公務員の初任給は2万1600円でした」

郵便局(?)―

女子工員たちのほとんどは郵便局に行き、それぞれの実家に現金を送ります。

ナレーション「みね子は、手取り6000円の中から5000円を送ります。残りは1000円になってしまいますね」

時子・澄子・豊子も、現金を封筒に入れます。

豊子「澄子、それ ほとんど全部でねえ?大丈夫あの?あんた。いくらなんでもさ」

澄子はほぼ全額を実家に送る様子で、豊子は少し心配します。

澄子「いいんだ、使わねえし、おれは」

豊子「んだか…」

澄子「……あー…でも…ちょこっとだけ…」

少し考えて、澄子は少しだけ自分の手元にお金を残しておくことにしたようです。

みね子たちは笑います。

翌日(?)向島電機の一室

この日は、女子たちが喜ぶ商品を販売している業者さんがやってきました。

給料日後の恒例なようです。

業者「はい、いらっしゃい!いらっしゃい!」

女子たちは、これまた嬉しそうに商品を選びます。

洋服や小物や宝石、文房具などいろんなものがあり、皆楽しそうです。

愛子「皆!無駄遣いしちゃだめよ!よく考えてね!」

浮かれ気分の皆のことが心配な愛子は、声をかけて回ります。

業者「え!舎監さん!そりゃないよ!デパートなんかに比べたら安いんだから!」

愛子「何言ってるの!この子たちを守るのが私の仕事ですから!よく考えてね!皆!迷ったらやめときなさい!」

業者「えー!?」

みね子は、かわいいイラストが入ったノートと消しゴムを手に取ります。

時子「ちよ子と進?」

みね子「2人に買ってやっかなって思ってさ」

時子「うん、かわいいね♪喜ぶよ、絶対」

みね子「じゃ…お願いします♪」

業者「はい、60円です」

ちよ子たちへのプレゼントを買った後、みね子は洋服を見て回ります。

みね子「やだ~素敵だな~♪」

優子「どれ?あ!ほんとだ、かわいいね♪」

みね子は、白地に赤いかわいい花柄のブラウスを手に取ります。

幸子「みね子、似合いそう」

時子「あててごらん♪」

みね子たちは鏡の前に移動し、時子はみね子の体の前にブラウスをあててみせます。

幸子「わぁ!ぴったり♪

優子「かわいいね♪」

時子「いいね♪」

澄子「めんげねえ、みね子さん」

豊子「お似合いだと思います」

みね子「そうけ?」

みね子が値札を見ると、「950円」と書いてありました。

みね子「……無理だ…あはは…。ちょっと戻してくっかな…♪」

みね子は明るく笑ってブラウスを元に戻し、他の商品を見てまわります。

みね子「あ、これじいちゃんにどうかな?」

時子「いいねえ」

すると、他のグループの女の子が先ほどのブラウスを手にとりました。

「これ見て!」「めんこいね~♪」「すてきね」「似合ってる??」

みね子「………」

1週間後、夕方 乙女寮の玄関

みね子が仕事を終えて寮に戻ろうとすると、先に仕事を終えた女子数人が私服に着替えて寮から出てきました。これからどこかに遊びに行くようです。

そのうちの1人は、先日の花柄のブラウスを着ていました。

友達に「似合ってる?」と聞いたりして、とても楽しそうです。

みね子は、その女子たちとすれ違う際「ご苦労様です」とお互いに声をかけます。

そして女子たちは「どこ行く?」「喫茶店さ行こう!」と嬉しそうに出かけて行きました。

みね子はその姿を見送り、静かに寮に入ります。

夕方、乙女寮 みね子たちの部屋

少し元気なく帰ってきたみね子に、時子は「どうした?」と声をかけます。

みね子「ううん…」

時子「そう?」

幸子「銭湯行こうか」

幸子は、いつもように皆を銭湯に誘います。

次に部屋に戻ってきた優子は、みね子宛に届いていた荷物を持ってきてくれました。

荷物は、美代子母ちゃんからでした。

みね子が荷物を開けると、ブラウスが入っていました。

みね子「…え…?」

赤いチェック柄のブラウスで、襟は白、洋服と同じチェック柄のリボンもついています。

みね子「…お母ちゃん……」

美代子からの手紙

『みね子様

仕送り 本当にありがとう。

無理してませんか?

みね子が働いて送ってくれたお金は、大切に大切に使わせていただきます。

本当にありがとう。

このブラウスはお母ちゃんが作りました。

みね子はこんなのが好きじゃないかなと思って作りました。

良かったら着て下さい』

みね子は涙を流し、ブラウスを頬に寄せます。

みね子「お母ちゃん……」

そんなみね子を同室の5人は温かく見守り、時子はもらい泣きで目を真っ赤にしながら涙をこらえようと上を向きます。

つづく

今日のあさイチ受け

受けはありませんでした。

でも、ゲストが黒木華さんだったので、「花子とアン」の懐かしい映像やトークなんかがチョットあったので嬉しかったです♪♪

今日の感想

今日は号泣でした…!!!

お母ちゃんのブラウスを見た瞬間、ブワーっと…(´;ω;`)

今日は泣いた方多そう。みね子も涙をこらえきれませんでしたね。時子までもらいなきしちゃって…。ウルウルでございました。

みね子がブラウス買えなかった時は切なかったですが、こんな展開になるとは…!

お母ちゃんが作ってくれたブラウス、とってもかわいくて、嬉しいね…!みね子!いがったね!!(´;ω;`)

お母ちゃんの手紙に「こういうのが好きじゃないかなと思って」とありましたね。

それを聞いて、お母ちゃんが「みね子が好きそう」と思うものは、実際には少しずつみね子の心とは違っていってるってこともあるかもな~ってちょっと思いました。

そういうのあるじゃないですか。小さい頃は母親が買ってくる服を喜んで着てたけど、いつからか「お母さんが買ってくるのは好みじゃない」ってなる時期。

みね子が自分で選んだ(買えなかった)ブラウスは少しお姉さんぽい感じがしたけど、お母ちゃん作のは少し子供っぽくてかわいい感じがしたので。

もしかしたら、「お母ちゃん、ちょっと子供っぽいよ…ふふ…でもかわいい…嬉しいよ…お母ちゃん…!」って感じの涙も含まれているのかな~って気がしました。

と、深読みしてみましたが、よく考えたら赤いコートをお母ちゃんが作ってくれたのがまだ1カ月ちょっと前でしたね。離れてそんなには経ってないので、そんなにセンスがズレてることはまだないかな(;´∀`)

みね子が泣きながらブラウスを頬の辺りに寄せた時は、きっと懐かしい香りがしたと思います。

奥茨城の香り、実家の香り、お母ちゃんの香り。

今日のシーンを見てると、「ああ…そうだ…たった18歳の女の子だもんなぁ…お母ちゃんがまだまだ恋しいよね…寂しいよね…」ってつくづく思いました。

ブラウス自体も嬉しいし、加えて お母ちゃんが時間を作ってこれを塗ってくれたこと、ブラウスが買えなくてちょっと寂しい思いをしたところに 離れて住むお母ちゃんの優しさが届いたこと、そんなすべてがみね子の全身に染みわたっているような優しいシーンでしたね。

しょっちゅう思うのですが、やっぱ有村架純ちゃんの演技はなんか朝ドラに合うなぁ~。

しかし、みね子の部屋のメンバーは、どこか似ている者同士というか、落ち着いているというか、そんな感じがします。

寮の中には、仕事をさっと切り上げてすぐ着替えて夜に遊びに行く元気な人たちもいるんですね。一方、みね子たちは皆で銭湯に行ったり、おしゃべりしたり…。同室になる人たちと空気感が合うとか、無理せずに過ごせるって、すごく幸せなことですね。

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