朝ドラ「ひよっこ」第6週 第36回レビュー

響け若人のうた6

今日の物語

みね子はこの日、美代子が作ってくれたブラウスを着て、電車に乗って赤坂にやってきました。

すずふり亭のマッチをしっかりとにぎり、街の案内板で見つけた「すずふり亭」を目指します。

みね子の心『お父さん、みね子は今 赤坂に来ています。この道を、お父さんもお母さんも歩いたんですよね。そう思うと、なんだか不思議な気持ちになります。ちょっと嬉しいです。

そしてお父さん、このブラウスはね、お母ちゃんが作ってくれたものなんですよ。すごいですよね。どんな高級品より素敵だって愛子さんは言ってくれたし、私は鼻高々でありました、ハイ』

みね子は、時計屋のガラスケースに映りこんだ自分のブラウス姿を嬉しそうに見つめます。

時計屋の店主らしき男性が、不思議そうに店内からみね子を見ていることに気付き、みね子は一礼して慌ててその場を去ります。

すずふり亭 裏口の広場

すずふり亭の裏口にある広場では、ホール係の高子が雑誌を見ながら休憩していました。

コックの元治と、見習いコックの秀俊もやってきて、じゃがいもの皮むきをします。

サボリ癖がある元治がボウルに入れているじゃがいもの量は、秀俊の量の半分程度です。

秀俊「あ…」

元治「どうした」

秀俊「…いえ、別に」

元治「別にって。かたいんだよ、お前はいちいち!あんな、そういうつまんない奴が作る料理はうまくならないよ。遊び心っていうかさ、この心の大きさっていうの?そういうのがないと、料理人はダメ!」

秀俊「…手を抜くやつは一流にはなれないってシェフが言ってました」

元治「だろ?俺の言った通りだろ?」

秀俊「…は?」

高子「あははは!」

すると、隣の中華料理屋「福翠楼」の店主・福田五郎も、自分の店の裏口から出てきた広場にやってきました。

「炒飯ばかり立て続けに注文が入る。いっぺんに注文してくれたら作るのもラクなのに」と愚痴をこぼした後、新しくできたキャバレーに行こうと元治を誘います。

元治「行く行く行く!」

元治と五郎はノリノリです。

元治「おい、ヒデ!」

秀俊「行きません」

五郎「かたいねえ、ヒデちゃんは」

高子「いいねえ、男の人は。そういう場所があって、うらやましいよ」

五郎「それがさ、ちょうど女の子の面接だったんだろうな、いい女が(その店に)入ってくのが見えたんだよ。あれは絶対売れっ子になるね、間違いないよ」

五郎がそんな話をしていると、妻の安江が五郎を呼びにやってきました。

安江「炒飯!!」

五郎「…またかよ…!もっと違うもん取ってこいよ、お前の愛想が足りないんじゃないのか?」

安江「は!?料理人の腕が大したことないからじゃないの!?」

五郎「なんだと!?せめてな、五目炒飯(の注文)くらい取ってこいよ!…厳密にはうちの炒飯は、五目じゃなくて三目だけどな…♪あははは!」

元治「だと思った!あははは!」

安江「もう!さっさと炒飯!…それから、キャバレーに行く金、どうしたのよ?」

五郎「!…な、なんの話だよ…」

安江は五郎のポケットからお金を奪います。

五郎「あ!ちょっと!」

安江は五郎の耳をつかんで、店の中に引っ張って行きました。

五郎「あ!いたた…ちょっと!いたた…!!!」

元治「あ!ちょっと!どうすんの!今日!」

高子「ないよ。残念でした~!あははは!」

嵐のように五郎と安江が去って静かになった時、みね子が通りかかります。

みね子「あ……あの…すずふり亭ってお店は…?」

元治「ん?うちだけど?」

みね子「! 本当ですか!?よかった!あの!私!谷田部みね子と言います!」

秀俊「谷田部って……あの、茨城の?」

みね子「はい!そうです!」

元治「ああ!茨城の!」

高子「はいはい!」

みね子「あの、ご挨拶に伺ったんですが…えっと……あ、ここから…?」

みね子は裏口が店の入り口かと思い、入ろうとします。

元治「いやいや!ヒデ、表にご案内」

秀俊「はい」

みね子「すみません、お仕事中…」

秀俊は、みね子を表に案内します。

秀俊「お父さん、見つかった?」

みね子「いえ…まだ…」

秀俊「…見つかるといいね」

みね子「ありがとうございます」

すずふり亭の前

秀俊「ここ」

みね子「! 素敵ですねえ!」

秀俊「味も最高だよ」

みね子「いつかカツサンドいただいたんですけど、もう ビックリするくらいおいしかったです!!」

秀俊「はは♪どうぞ♪」

すずふり亭

秀俊「鈴子さん、お客さんです。谷田部さん、茨城の」

店は休憩時間のようで、鈴子と省吾はテーブルに座って何か打ち合わせのように話をしているところでした。

鈴子「あ!!まあまあ!」

みね子「はじめまして、谷田部みね子と申します」

鈴子「ようこそ!お母さんからお手紙を頂いてたのよ♪どう?東京は慣れた?仕事は?」

みね子「東京はまだ分からないんですけど、仕事は楽しいです♪」

鈴子「そう♪」

省吾「いつ来てくれるのかと思って楽しみにしてたんだよね」

みね子「本当ですか?」

鈴子「そうだよ~♪ふふふ」

省吾の言葉通り、2人はとてもあたたかい笑顔でみね子を歓迎してくれました。

みね子「伺うのが遅くなってしまって申し訳ありません」

みね子は、先日の美代子からの贈り物の中に入っていたかんぴょうを鈴子に渡します。

みね子「あの、これ、茨城のかんぴょう、おいしいのでどうぞ」

鈴子「そんな気を遣わなくてもいいのに~」

省吾「いや、これ嬉しいな。ヒデ、のり巻き作るか、まかない!」

秀俊「はい!」

秀俊は、かんぴょうを預かって厨房に入っていきました。

省吾「ありがとう」

鈴子「座って♪」

3人はテーブルに座ります。

鈴子「…あの、えっと…」

みね子「父はまだ見つからないです」

鈴子「そう…」

省吾「…」

みね子「父と母がお世話になりました。本当にありがとうございました」

省吾「トランジスタラジオの工場だって?仕事、きつい?」

みね子「私、不器用なんで、最初はちょっと苦労したけど、みんないい人たちだし、寮の仲間もみんないい子たちで、とっても仲がいいんですよ。毎日楽しいです。毎日 修学旅行みたいで!えへへ♪」

鈴子「そう!そりゃよかった!ふふふ」

みね子「はい!さっきも電気屋さんがあって…そこの店先に、うちの工場で作ってるトランジスタラジオが売ってて、「わ!すげえな!」って思ってしまって、なんか、誇らしいって言うか、嬉しくなってしまいました!えへへ…まあ、私なんか、部品差してるだけなんですけどね♪」

省吾「でも、その差すやつがちゃんとやれてなかったら鳴らないんだろ?ラジオ」

みね子「はい!そうなんです!」

省吾「責任重大だよな…!」

みね子「はい!」

省吾は楽しそうに笑います。

鈴子「楽しい?仕事は」

みね子「楽しいです!じいちゃんに言われたんです、東京行く前に。「みね子は働くの好きか?」って。で、私が「好きだよ」って言ったら「だったら大丈夫だ。働くのが好きなら生きていける」って」

鈴子「素敵なじいちゃんだね」

みね子「はい」

みね子「あの…今、お店って休み時間ですよね?」

鈴子「うん」

みね子「…そっか…レストランはそういう仕組みになってんのか…そっか…」

省吾「ん?…あ!何がいい?なんでも作ってやるよ!」

鈴子「うん!なんでも言ってごらん!」

みね子「いえ、違うんです!あの、初めてもらったお給料で、こちらに来て、自分のお給料で食べるんだって決めてて…楽しみにしてたんです」

省吾「…特別にみね子ちゃんのために、店を開けよう!」

みね子「え!?」

省吾の計らいにより、みね子はお客さんとして料理を注文させてもらえることになりました。

ナレーション「みね子の毎月の生活費は1000円です。ちなみに、すずふり亭一番のおすすめは、特製ドビソースをたっぷり使った500円のビーフシチュー。実が食べたのは220円のハヤシライスです」

みね子は、メニューを広げて悩みます。

お水を持ってきてくれた高子に訪ねます。

みね子「あの…ライスって…ご飯だけですよね…?へへへ」

レジに座っている鈴子が笑います。

鈴子「そうだよ」

みね子「そうですよね~へへへ…」

厨房から顔を出している省吾は…

省吾「値段、気にしないでもさ…」

鈴子「いいから」

鈴子は、省吾の言葉を止めます。

省吾「…そうだね…」

高子「水はタダ」

みね子「あ…はい」

高子とみね子は笑い合います。

高子「(小声で)予算、いくら?」

みね子「(小声で)…50円くらいしか使えなくて…」

高子「分かった…じゃあ…(これが)いいと思う」

高子は、メニュー表の「ビーフコロッケ(1ケ)60円」を指さします。

みね子「あ!…じゃあ、これにします!」

高子「3番さん!ビーコロワンです♪」

省吾「はいよ!ビーコロワン!」

元治・秀俊「ビーコロワン!!」

厨房で声がして、調理が始まります。

ナレーション「庶民のお惣菜として広く人気を博していたコロッケですが、すずふり亭のコロッケはジャガイモを使わずに煮込んだ牛肉をホワイトソースで包み、カラっと揚げた贅沢なコロッケでした。自慢のドビソースをかけて完成です」

コロッケひとつと、キャベツとトマトが添えてあります。

秀俊「ビーコロあがりました!」

高子「はあい!」

みね子の元にビーフコロッケが運ばれてきました。

みね子「…いただきます!」

みね子はお箸でコロッケを割って食べます。

みね子「……なんだこれ…!!!うんめえな…!!!」

すずふり亭の一同は、嬉しそうに笑います。

鈴子「おいしいよね、自分で働いて稼いだお金で食べるもんはさ…♪」

みね子「はい!」

みね子「…私、決めました!お給料のたんびに、1つずつ注文しに来ます!そして最後は、この店で一番高いビーフシチュー、いつか頼みます!」

省吾「おお!!お待ちしております!」

鈴子「頑張れ!みね子♪」

みね子「はい!」

みね子の心『お父さん、私も一人前の労働者になれた気がしました。その晩は、ビーフシチューの夢をみました。…どんなもんかは知りません』

つづく

今日のあさイチ受け

土曜日なのであさイチはありませんでした。

今日の感想

今日も号泣してしまった!!

今日は、すずふり亭にみね子が入って、鈴子さんと省吾さんがとても温かく迎えてくれたところで泣けました。

ドキドキしながら言った場所で、あんな風に自分を迎えてくれる人がいたらすごく感動しますね。すずふり亭は、なんてあったかいんでしょうか。

高子さんや元治さんはちょっと冷たい感じ(めんどくさがりそうな感じ)もありますが、ちゃんと優しいですね。今日の高子さんはやさしくてかっこよかったです♪

元治さんも温かくみね子を見てくれてたし。

すずふり亭さんは、毎回毎回 泣かせるのやめてほしいです(笑)

いつまで泣かされるんだろう。今のところ、すずふり亭さんでの泣かされ率は100%なハズ(笑)

でも、隣の中華料理屋の人とかも出てきたので、今後 すずふり亭さんのシーンが増えそうですね♪そうなると、さすがに毎回は泣かされないはず!(笑)

省吾さんが、「値段を気にしなくても…」って言ったのは、「まけてあげるから」っていう優しさですよね。でも鈴子さんは、みね子が決めた「自分で働いたお金で食べる」という気持ちを尊重してくれたんですよね。鈴子さんだって、田舎から出てきてわざわざ訪ねてきてくれた若い女の子に、自慢のおいしいものをたくさん食べさせてあげたいだろうに。

いいですね、すごく素敵でした。

みね子が「自分のお金で」と決めていたことや、「これからひとつずつ注文する」という楽しい目標もとても気落ちが良かったです。

みね子は社会人になったところなのに、金銭感覚がしっかりしていますね。

寮にいるからお金はあんまりかからなそうだけど、銭湯のお金とか、時々買うジュースとかもいるもんね。あと、日曜日は寮のご飯がないそうなので(ツイッターで見かけた情報)食費も残しておかないといけないし。

その上で、ただ「節約する」じゃなくて、なんというか、とても有意義に…豊かなお金の使い方をするんだなって思いました。

それに比べて自分は…とちょっと自分が恥ずかしくなりました(^^;)はじめてもらったお給料も、今も、こんな豊かな使い方できてないなぁ。

みね子のブラウス、とっても似合ってましたね♪

そうそう!昨日の夜、夫と昨日の回の録画を見たんですけど、夫に「お母ちゃんが作ってくれたブラウス、みね子が欲しがってたのと似てたね」と言われました。

「リボンが付いているところが似ているから、みね子が欲しいデザインをお母ちゃんは分かってるんだね」って。

そ…そうか…!そういうシーンだったのか…!!!(;´∀`)

どっちにもリボンがついていることは分かっていたんですが、私はそれより柄に目がいっておりました(汗)それで昨日のような感想になったのですが、あそこの正しい感想は「お母ちゃん、みね子の好み分かってるね…」という感動だったんですね!感想がズレてて誠にお恥ずかしいです…!!(;´Д`)

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