朝ドラ「ひよっこ」第7週 第39回レビュー

椰子の実たちの夢3

今日の物語

川のほとり

時子が一人で早口言葉の練習をしています。

「あめんぼ赤いなあいうえお!」

時折 不安そうな表情を浮かべています。

夜、向島電機 乙女寮 食堂

時子は明日、テレビドラマのオーディションを受けに行きます。

今夜は、みね子たち同室の5人が協力して面接の予行練習です。

みね子たち5人は、長テーブルに座り、時子はそれに対面して一人で椅子に座ります。

食事の後片付け中の愛子と和夫は、それを見守ります。

時子「オーディションってほんとにこんな感じなの?」

豊子「はい、読んだ本ではそうでした。ただ、時子さんの横に一緒に受ける人が並んでいる可能性もありますよね」

みね子「あんた、なんでも知ってんねえ…」

愛子「ねえ、私も何かやろうか?」

豊子「大丈夫です」

愛子「そう…?ふーん…分かった…そうなんだ…いらないんだ…こないだラーメンおごってあげたのに…。そうよね~こんなおばさんじゃ役に立たないもんね~…」

愛子は不満そうにみね子を見つめます。

みね子の心『お父さん…久しぶりに来ました…これ…。でも…なぜ私…??』

みね子「…ほ、ほら!ほら…!あの…ノックして、「あ、どうぞ~」って役、愛子さん、お願いできます?ね!幸子さん!」

幸子「え?あ…あっ!そうだね!是非お願いします!」

愛子「そう?私?うん、いいわよ、わかった!うふふ♪」

幸子「じゃ…じゃあ、やってみようか」

時子「うん」

時子はいったん廊下に出て、ドアをノックします。

愛子「はぁい、どうぞいらっしゃぁ~い!」

時子「失礼します」

愛子「はい、どうぞ、ここ、ここ。はい」

愛子は、自分の役割を終えて満足そうに厨房の方に帰っていきました。

幸子「じゃ、おかけください」

時子「はい、失礼いたします」

幸子「では、自己紹介をお願いします」

時子「はい、助川時子、19歳。茨城県出身です」

みね子たち審査員役は、事前に作っておいた用紙にチェックを入れながら時子を審査します。

お手製の審査用紙の項目は「姿勢」「表情」「早口ことば」「演技」「なまり」です。

みね子「では、早口言葉をお願いします」

時子「はい、赤巻紙 青巻紙 黄巻紙、赤巻紙 青巻紙 黄巻紙、赤巻紙 青巻紙 黄巻紙、赤巻紙 青巻紙 黄巻紙」

時子は、なまりを出さずに流暢な早口言葉を披露します。

豊子「では、『桜の園』のお芝居をお願いします」

~時子の演技、チェーホフ作『桜の園』より~

時子は一度 目を閉じ、再び目を開け、辺りを見渡します。

「ああ、私の いとおしい 懐かしい 美しい庭…!私の生活、私の青春、私の幸せ…さようなら…。さようなら!」

優子「では、悲しいお芝居をお願いします」

~時子の演技、泉鏡花作「婦系図」より~

時子はその場に倒れ込みます。

時子「ああ!別れろ切れろは、芸者の時に言う言葉!今の私にはいっそ、「死ね」とおっしゃってくださいな…!」

幸子「では、ロミオとジュリエットで好きな場面を演じてください」

~時子の演技、シェークスピア作「ロミオとジュリエット」より~

時子「おお!ロミオ!ロミオ…!!なぜあなたはロミオなの!!」

時子「どうだった?豊子」

豊子「いいんでないでしょうか。なまりもほぼなかったし」

時子「本当に?」

みね子「時子、大丈夫だよ!」

時子「……ああ…でもさ、私、こういう場だと大丈夫なんだけど、いざとなっと…結構ダメなんだよね…」

豊子「…それって、結構 深刻な問題じゃ…」

時子「そうなんだよね…ね、みね子」

みね子「そうなの。時子は、普段パリっとしてっけど、意外にいざとなっと駄目。そういう時、私がいないと駄目なのよね~?」

豊子「へえ…」

みね子「…何、豊子?その意外そうな顔。時々 思うんだけど、あんたの私への評価、ちょっと不当に低くね?」

豊子「そんなことはないですよ、正当な評価をしています」

みね子「どういう意味?だいたい…」

優子「その話は、今はいいんでないの…?」

みね子「そっか…。で、なんだっけ?」

時子「だからさ、みね子、一緒に来て?」

みね子「はいはい、わかったわかった」

時子はホっとします。

みね子「…え?え?行くの?私も?NHK?」

時子「よかった~!うん!」

みね子「一緒に受けんの?あら!どうしよう!」

みね子は妙に照れ始めます。

時子「え?」

豊子「そういう意味ではねえと思います」

一同「……」

みね子「…」

すると愛子が食堂を飛び出してどこかに行き、サイン色紙を持って再び戻ってきました。

愛子「みね子さん!これ!時子さんはそれどころじゃないかと思って、やめようかと思ったんだけど、あなた行くんでしょ!?ならお願い!NHKに行ったら、裕次郎に会ったら、サイン!!「愛子さんへ」って!あ、永井愛子さんだからね!で、「愛してます」って伝えて!」

みね子「…はい…」

優子「私は、西郷輝彦がいいな♪」

幸子「私は、橋幸夫のサイン欲しいな!」

豊子「私は、高倉健か丹波哲郎でも大丈夫です」

みね子「「でも大丈夫」って何?」

和夫「みね子!俺は山田五十鈴だな。他はいらないぜ!」

みね子「「他はいらないぜ」って言われても…」

澄子「おれは時子さん一筋ですから!」

時子「あら!ありがとう!」

澄子「へへ!でも、植木等がいたらお願いします」

時子「何それ!」

みね子「時子、頑張ろうね!」

時子「絶対受かってみせっぺ!」

豊子「なまってます!」

時子「あ、あら?」

翌朝、みね子たちの部屋

時子は、白地に黒のドット模様のワンピースに着替え、頭にはカチューシャをつけました。

時子「どうかな?」

幸子「うん、素敵!やっぱりこれがいいよ!」

時子「本当?♪」

みね子「ねえねえ、わたしはどう?♪♪」

みね子は、美代子かあちゃん手作りのブラウスに、水色のスカートです。ウキウキして、グルっと回ってみせます。

豊子「…え?」

みね子「…分かってるよ!冗談だよ…!」

みね子はふてくされます。

乙女寮の前

みね子と時子が寮を出ようとすると、他の工員たちが庭に集まっていました。

「向島電機のスター!助川時子さん!頑張れ~!」

工員たちは、メッセージ入りの横断幕を広げて時子を激励します。

愛子「頑張ってこい!時子!」

時子「はい!!」

時子は皆に応援されて寮を出ます。

時子「みんな…ありがとう…!いってきます!!」

向島電機 敷地内

みね子「すごかったね」

時子「うん、驚いた…」

時子は不安そうに足を止め、深呼吸します。

みね子は時子の手をしっかりにぎり、そのまま手をつないで歩き出します。

NHK前

みね子と時子がNHK前に着くと、今日も芸能人の出待ちをしている女性たちがたくさんいました。

みね子「…なんか、すごいね…」

時子「うん……」

みね子「…時子は、ここにいつも来るようになんだよ!…有名になっても友達でいてよ♪」

時子「…バカ」

みね子「行くか」

時子「うん」

オーディション控室

オーディションスタッフ「皆さん、今日のオーディションでは、皆さんの個性を大いに発揮してくださいね!」

みね子たちが部屋を見渡すと、バレエの衣装を着ている女性や、声楽の練習をしている女性、空手をしている女性、タップダンスをしている女性、派手な身なりで既に大女優に見えるような女性など、個性あふれる参加者ばかりです。

一人の大人びた女性は、時子を見て鼻で笑います。

時子は萎縮してしまいます。

みね子「…時子、高校の文化祭の演劇、覚えてる?『真夏の夜の夢』時子がやったの」

時子「うん…」

みね子「すごかったよね、3日間やってさ、どんどん人が増えてって、最後、体育館に入らなかったんだよ。皆、時子のこと見に来たんだよ。評判聞いてさ。そりゃね、茨城の田舎の高校の舞台だったのかもしれない。でもね、私は思うよ。テレビとか映画とか、見てる人の数が違うだけで、見てる人の気持は同じなんじゃないかなって思う。んだから、自信もって。あんたはさ、皆をいろんな気持ちにさせることができる人なんだよ。私はそう思ってる。わかっけ?」

時子は頷きます。

スタッフ「お待たせしました。12番、助川時子さん」

時子「…はい!」

スタッフ「どうぞ」

みね子は大きく頷いて、時子を送り出します。

時子は控室を出て、オーディションへと向かいます。

みね子「時子…がんばって…!」

みね子は祈ります。

つづく

今日のあさイチ受け

有働さん「こんな友達いたら、ほんとにもう…ね…!」

いのっち「女の子が真剣になってるが大好きなの」

有働さん「え、どういうとこ?」

いのっち「(手をくんで祈って)「頑張って…!」とか言ってる時とか、(時子の目を見て頷く)こういう顔する時が好きなの」

有働さん「あはは!ねえ、たしかにね」

いのっと「励まされてましたけどね」

有働さん「歌、いいよね。桑田さんの主題歌ね」

いのっち「会長に言ったほうがいいよ」

(※NHKの会長が、ひよっこの主題歌を「良い。ただ意味は分からない」とおっしゃったというネットニュースがあった・笑)

有働さん「そうね(笑)想像力かきたてられて、すごいいい」

いのっち「めちゃくちゃいい。『さなぎはいつか蝶になる』わけだからさ、いつ蝶になるのかを見守りましょうよ。会長に言ったほうがいいよ」

有働さん「言ってみる(笑)」

今日の感想

きょうの受けもおもしろい(笑)

うんうん、会長に言ったほうがいいよね(笑)

私も、毎朝 主題歌聞いてて、どんどん「いい歌だな…」って強く思うようになってます。

やっぱり、長い間活躍されてる方の曲(才能)ってすごいですね!

時子がついにオーディションですね~!

みね子が一緒にオーディションってなった瞬間は、「え!?もしかして、『友達の付き添いでオーディション受けにいったら受かった』パターンで、みね子が女優になるドラマだったりして…!」と思ってしまった(笑)

違うのか、そうかそうか(笑)

時子は高校時代から演劇をやっていたんですね~。その時にすごい評判だったということが今日わかりました。どうなるのかな~時子の人生は。女優になれたらいいねぇ。でも、朝ドラでは女優になりたい(アイドルになりたい)と言っている人ほど叶わないパターンが「あるある」な気も…。と、思いつつ応援していますよ。時子、頑張れ!

オーディション会場は、個性が爆発した人ばかりいたので笑いました(*´∇`*)

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