朝ドラ「ひよっこ」第8週 第46回レビュー

夏の思い出はメロン色4

今日の物語

日本橋、安倍米店

配達で出かけていた三男は、上機嫌で歌を口ずさみながら自転車を停めて店に戻ります。

「♪お店の仕事はつらいけど 胸にゃ でっかい夢がある♪」

すると、歌声が店内に聞こえていたらしく、さおりにつっこまれます。

三男「ただいま戻りました!」

さおり「つらいんだ?お店の仕事が」

三男「あ、いや!あれは歌ですから!つい鼻歌が」

さおり「思わず歌いたくなるくらい嬉しいだ?お盆に帰るのが」

三男「いや…そんなこと…」

善三「お盆休みか…いいよな…帰れるところがあって…。はぁ……死んだ女房はな、お盆だから魂がうちに帰ってくるだろ?でもな…いないんだよな、お前は…。帰るんだよな…。会ってやってほしかった…!」

善三は寂しそうにつぶやきます。

さおり「…」

三男「あの、奥様には改めてお墓参りに…」

善三「チッ…ダメか…」

泣き落としが通じなかった善三がふてくされます。

さおり「最低!」

善三「何がだよ!お前だって嫌だろうが!三男がいなくなって3日間も2人になるのは」

さおり「それとこれとは別!お母ちゃんをだしに使うとか許せない!顔も見たくないわ。三男君と一緒に茨城行けば?」

三男「!?」

善三「ああ!そうする!」

三男「いやいや!」

さおり「あ、じゃあ私が行く!」

三男「いやいやいや!」

さおり「嫌なんだ?私じゃ」

三男「なんでそうなるんですか。もう無理ですから!切符がとれません!絶対にとれません!」

善三・さおり「……」

ナレーション「そんなこんなで、やっとの思いで奥茨城村に帰った三男くんですが…」

奥茨城、角谷家

きよ「なんで帰ってくんだ、おめえだけ!」

三男「!」

きよ「みね子も時子もいろいろ忙しいし、金がかかるから正月まで我慢するっつうじゃねえか!なんで帰ってくんだよ!おめえだけ!母ちゃんの立場がねえわ!奥茨城 母の会の会長としての立場、どうしてくれんだ!」

三男「なんだよ…せっかく帰ってきたのによ…」

きよ、正雄、太郎「………プッ…あははは!」

しょんぼりする三男を見て、3人が笑い出します。

三男をからかっていたようです。

征雄「元気そうだな」

三男「父ちゃん…」

太郎「顔がちっとは男っぽくなったんじゃねえか?」

三男「兄ちゃん…!…そう?♪」

太郎「…そうでもないか!あははは!」

きよ・征雄「あははは!」

きよ「あとで美代子と君子が来る。みね子と時子のこと、話してやれ」

しばらく後

美代子「元気そうだね、三男君!」

君子「頑張ってるの?」

三男「はい!おかげさまで!…あ、みね子と時子ですけど…」

美代子・君子「うん…!」

三男「工場は日曜休みで、俺は日曜休みじゃねえもんだから…、そんなに会ったりはできねえんですけど…、元気で頑張ってます!2人とも。心配してっかもしれねえけど、東京さ行って変な風に変わったりとか浮かれたりとか、まったくしてねえです。ちゃんと俺たち、地に足つけて頑張ってます」

美代子と君子は、安心で胸をなでおろし、大きく頷きます。

三男「みね子は最初、仕事があんましうまくできなくて苦労したみたいです。詳しくはわからねえけど、寮の仲間がすごくいいみたいで、みんなに応援されて、ちゃんと自力でできるようになったみたいです。あ!お母ちゃんにもらったっていう服、大事に着てましたよ!」

美代子は嬉しそうに笑います。

三男「時子は…聞いてっかどうか…」

君子「なんにも言ってこないのよ、あの子は!」

三男「そうですか…。俺が言っていいのかわかんねえけど…なんか一度、テレビ局のオーディション…?とかいうのに行ったけど、緊張しちまって全然だめだったみたいで…落ちて…。でも、劇団とかいうとこに、芝居の稽古に仕事終わってから行ってるみたいで。大丈夫ですよ、時子」

君子「そうけ…そうけ…!そうけ!」

君子「これからも、よろしくお願いします、三男君!」

美代子「よろしくね、三男君!」

三男「いや、とんでもねえです!」

君子と美代子は三男に頭を下げ、三男もきちんと頭を下げて応えます。

すると、今度は3人が盛り上がり出します。

美代子「ありがとう!会長!」

きよ「何言ってんだ、副会長!」

君子「ありがとね、会長!」

きよ「だから何言ってんだ、副会長!」

美代子「会長のおかげだよ~!」

三男「…なんだよ!それ!」

ナレーション「会長と副会長しかいないんですね(笑)」

しばらく後

夕方頃、次に三男に会いにやってきたのは、宗男叔父さんでした。(みね子の叔父)

三男「どうしたんですか、宗男さん」

宗男「おめえが帰ってるって聞いたからよ」

三男「あ、みね子のことが心配で?」

宗男「いや、あいつは大丈夫なんだっぺ?」

三男「まあ…。あ…じゃあ、実さんのこと…?」

宗男「いや、そんなことお前に聞いてもしゃんめえ」

三男「…?そうですけど…」

宗男「…どうだ、東京」

三男「どうって?」

宗男「おめえよ、ビートルズ、聴いてっか?」

三男「ビートルズ?なんですか?それ」

宗男「は!?もう嫌んなっちゃうわ~!奥茨城の若者は!なんでそんなに遅れてんだ!?音楽だ!ロックンロール!!『抱きしめたい』とか聴いてないのか?」

三男「すみません……あ!わかった!アメリカだかイギリスだかフランスだかの音楽!?テレビのニュースで見ましたよ!一度!」

宗男「おおお!素晴らしかっぺ!?かっこよかっぺ!?しびれたっぺ!?」

三男「…いや、特に何も…」

宗男は顔をしかめます。

三男「あれでしょ?髪の毛を女みたいに伸ばして、軟弱な感じのいけ好かない…」

宗男「俺のことか?それ!」

三男「(宗男の髪型もそうなことに気付き)!!いや!」

宗男「まあ、いいわ…。あのな、みね子がな、東京行く時に「ビートルズに関する情報とかあったら教えてくれ」って。「手に入るものがあったら、金は払うから買ってくれ」って言ったんだけどよ、あいつよ…忘れてんじゃないかと思うんだ!「元気です」って手紙は時々来るんだけどよ、ビートルズのビの字もねえんだわ!」

三男「はあ」

宗男「東京の若者の間では、ビートルズ旋風が吹き荒れてるんじゃねえの?俺、それを読んでよ、いてもたってもいられなくなってんだよ!」

三男「特に吹き荒れてはいないような…」

宗男「はあ!?おかしいな…なんだっぺ…!」

宗男は溜息をつきます。

三男「すいません…お役に立てなくて…」

宗男「まあ、いいんだけどな…」

宗男「で、どうなんよ、仕事は」

三男「今更聞かれても!」

宗男「ははは!」

宗男は、鼻を軽くほじった手を三男の服になすります。

三男「うわ!ちょっと!!東京きても、俺んとこ、来ないでくださいよ!」

宗男「何言ってんだよ!寄るに決まってっぺ!」

三男「いいですよ!だってそれに、毎朝パンに納豆ですよ!」

宗男「ああ、俺それ好きだ!毎朝それだ!」

三男「え!?!?」

宗男「頑張れよ!三男!俺が行くまで!」

三男「いいですよ~来なくて~!!いたた!」

宗男は三男にプロレス技をかけるようにして、遊び出します。

三男「いたい!いたい!」

ナレーション「…と、いうわけで、三男君の里帰り編でした♪ちょっと長かったですかね?そして、季節は秋から冬へ……」

1965年(昭和40年11月) 夜、向島電機の前

すっかり寒い季節になり、みね子たちはコートやマフラーを身に付けて銭湯からの帰り道を歩きます。

みね子「幸子さんは山形じゃないですか。寒いのには強いんですか?」

幸子「そんなことないよ、北の人間でも寒いの平気なわけじゃないからね。私あんまり好きじゃないし」

豊子「私のとこはすごいですよ、雪!私より高いくらい。時子さんよりも高く積もりますよ!」

澄子「え~!んだか?!すげえな!」

時子「そういう例に私を使うのやめて!しかも、それで驚くのもやめて!」

豊子・澄子「すいません…」

みね子「給料日だね、明日は♪」

5人「んだね♪」

そんなことを話しながら歩いていると、ライン長の松下が会社から出て来ました。

幸子「…松下さん?」

松下「…お、銭湯?」

みね子たち「はい」

優子「こんな時間までお仕事だったんですか?」

松下「え?ああ…、うん、まあね…。…あ、銭湯?」

みね子たち「はい」

松下「そう。じゃ、気を付けて帰って」

松下は笑顔でしたが、どこか元気がなく暗い感じでした。

みね子「…?なんか疲れてるっていうか、元気ないよね、松下さん」

幸子「うん。工場で何かあったのかな?」

豊子「なんか難しい顔とか多いですよね」

澄子「そうなのか?」

みね子たち「…」

みね子「あんた…ぼんやりしてんねぇ…のんきだねえ…」

翌日、夕方、向島電機、工場

お給料を渡した後、松下が工員たちに話し始めます。

松下「ちょっと皆さん、注目。えー…今月から、皆さんのお給料が、1割ほど減額となりました」

みね子たち工員はざわつきます。

松下「申し訳ありません!」

松下は頭を下げます。

工場の中にいる愛子の表情も硬いです。

松下「原因は、アポロン社が生産台数の調整に出たことです。それに伴い、わが社の売上も落ちてしまいました」

みね子たちは給与明細を開きます。

以前は手取りで6000円ちょっとだったみね子のお給料も、5000円ちょっとに減っています。

みね子「……」

松下「皆さんの落ち度はありません。え、えっと…」

工員たち「いつまで耐えればいいんですか?」

松下は工員たちに責められます。

みね子の心『お父さん…お給料が今月から下がりました…。』

夕方、乙女寮、みね子たちの部屋

部屋に戻ったみね子たちは暗いムードです。

豊子「なんかさ、納得できねえですよね」

時子「んだよね…仕事はちゃんとやってるもんね…」

豊子「そうですよ…」

みね子「…幸子さん、大丈夫なんですか…?」

幸子「…うん…困ったね…」

そこに、愛子がやってきました。

幸子「愛子さん、今、伺おうと思っていたんです」

愛子「うん…分かってる」

愛子「…松下さんの説明通り、業績が今、落ちてしまったみたいでね…。苦しいんだね…。あなたたちのせいじゃないのにね…ごめんね…」

みね子たち「……」

愛子「でもね…何度もあった、こういうこと。経験してきた。でも向島電機は持ち直したの。それだけの力がある会社だと私は思ってる。だから、ここは我慢して頑張ろうね。…大丈夫!向島電機はね、そんなやわな会社じゃないよ!私はそう信じてる!ね!」

みね子たち「…はい…」

愛子「…じゃあ…ちょっと隣の部屋に行ってきます」

愛子は各部屋をまわるようで、部屋を出ていきました。

みね子たち「………」

つづく

今日のあさイチ受け

有働さん「1割減るってね…大きいけど…ああいう時に愛子さんがいてくれると」

いのっち「そうだよね、「いろいろあったんだよ」「そのたびに持ち直した」「また持ち直すために頑張りましょう」ってね」

やなぎー「要だね、彼女はね」

いのっち「外ハネもね、いい感じで揺れていましたよ」

今日の感想

なんか…不穏な空気を感じます。

昨日のラストの「この夏を忘れません」というみね子の心の声もちょっとひっかかっています。

「この夏を忘れません」は、なんだか、この後に悲しいことがあるという風にとれるなって…。でも、東京に出てきた初めての夏・仲間たちと海に行くなんて初めての経験…という意味で「忘れない」なのかな…と思ったりもしたんですが。

なんだか今日の展開と合わさると、とても悲しいことが起こるような予感もしてきます。

夜に出会った時の松下さんの顔色や様子を考えても、お給料1割減どころじゃないことに進んでいきそうな………。

アポロン社が生産台数を調整ってことは、生産を減らしているってことですよね?向島電機の主力であるラジオが減るとなると、いっきに会社が傾くこともありそう…。下請会社である向島電機自体も、中間管理職である松下さんも、末端のみね子たちも、みんながそれぞれつらいですね…。

うーん……………怖いです…

とりあえず話題を変えて…(´∀`)

三男の帰省はおもしろかったですね♪「つらいんだ?お店の仕事」は笑いました。

あと、三男 歌うまいね(笑)

突然出てきた「奥茨城 母の会」(笑)!

急に、きよさんの下に「母の会会長」という説明字幕が出たのも笑いました。

「そんなのあったのかな…?」と思いながら見ていたら、単純にいつもの母ちゃん3人組がつくっただけのものだったとは!爆笑でした!(ノ´∀`*)

「会長」「副会長」と呼び合ってるのもかわいかったです♪

宗男叔父さんは相変わらずいいですね~。

宗男さん役の方、はまってますよね。私はよく知らないんですけど…あの役者さんはミュージシャンの方なんですよねぇ?

宗男さんだけ、「宗男さん」という本物の人がそのままドラマに出てるんじゃないかっていつも思えてしまうくらい、自然な「宗男さん」だなって思います。

みね子…やっぱりビートルズの話してないのね…(笑)

このビートルズの話はどこに行きつくんだろう?宗男さん、本当にビートルズに憧れて東京に出てくるのかなぁ?

あ、ちなみに納豆パンは私もよく食べます(笑)

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コメント

  1. ハナノア より:

    向島電機、大丈夫なのかな…。
    昨日の終わり方もあるし、ちょっと心配です。

    でも…。
    今日はやっぱり三男でしょう(笑)
    最近、オープニングのキャストのとこに安倍米店の父娘の名前があると、『三男がんばれ~!』とオープニングの段階で応援体勢に入ってしまう私です( ̄∇ ̄*)ゞ
    そしてニヤニヤしながら見ています(笑)『三男君の里帰り編でした♪ちょっと長かったですかね?』のナレーションに 思わず「いい!いい!もっとやれ!」とヤジ(?)をとばしてました~(^w^)
    三男、ほんとにいい子!
    みんなから愛されてるなぁと改めて実感しています。

  2. いそまる より:

    ハナノアさん♪
    三男ですね(笑)ハナノアさんが三男のすべてをかわいがっておられる感じがして、コメントを読みながらニヤニヤしてしまいました(笑)
    あのナレーションもウィットのきいたジョークって感じで私も好きです♪
    三男が就職した先がまさかのあんなとこで(笑)、さらに愛されキャラになってるなって私も思います♪
    今度から三男がかわいい時は、ハナノアさんのことも一緒に連想してしまいそうです(笑)