朝ドラ「ひよっこ」第9週 第50回レビュー

小さな星の、小さな光2

今日の物語

向島電機、工場

12月11日。工場閉鎖まであと9日。

みね子の心『あれから、あっという間にバタバタと10日ほどが過ぎました。』

澄子のお腹がグーっと大きな音で鳴ります。

みね子「でた。澄子の腹時計」

ほどなくしてお昼休憩のベルが鳴りました。

みね子「さすがだねえ」

ベルトコンベアが止まり、お昼休みに入ります。

昼休み、乙女寮の前の庭

今日は、3人の女性が向島電機を去る日です。

みね子たち他の工員や愛子は、庭に出て彼女たちを見送ります。

みね子の心『つてのある子が何人かすぐに違う職場へと移っていきました。彼女たちは、お給料が下がった時からすでに新しい仕事を探していたのだそうです。工場の最後までいないことを、誰も責める人はいませんでした。』

愛子「いつまでも、私はあなたたちの東京の…………なんだろ…ねえ、みね子さん」

みね子「…え?」

みね子の心『お父さん、こんな時に来ました…』

愛子「東京の、お…?」

みね子「…東京の…お……お姉さんですよ!」

愛子「そう♪東京のきれいなお姉さんなんだからね♪」

みね子「きれいとは言ってませんよ…」

愛子「え?」

皆が笑い合います。

夜、乙女寮の食堂

みね子の心『愛子さんはすごいです。ずっと笑顔です』

愛子も集まり、皆で食事です。

澄子「んめぇなあ!」

豊子「でた!ヤギ!」

澄子「んめぇぇぇぇぇなぁぁぁ」

澄子はヤギの鳴き真似をします。

愛子も「んめぇぇなぁぁ」と澄子の続いて鳴き真似をし、一同は笑い合います。

和夫「作り甲斐があったよ。澄子のおかげで」

澄子「おれ、和夫さんの娘になりてえわ」

和夫「そんな大飯食らいはお断わりだわ(笑)」

澄子「あれま」

優子「残念。でも気持ちはわかるよ」

澄子「ありがとう」

愛子「みんな、和夫さんに感謝の気持ちをこめて…ヤギいくよ!!せーの!」

一同「んめぇぇぇぇぇ!!!」

みね子の心『私たちは決めました。ひょっとしたら、今 一番つらいのは愛子さんかもしれないのに、私たちのためにずっと笑っていてくれる愛子さん。だから、自分たちも笑っていようねって。その方が私たちらしいよねって、決めたんです』

日曜(かな?)昼、乙女寮、みね子たちの部屋

みね子たちは部屋でトランプをします。

みね子の心『そして、私たちはそれぞれ動き始めていました。次の暮しに向けて。』

みね子の心『時子は、劇団の人の紹介だとかで、銀座の大きな喫茶店で住み込みの仕事をすることになりました。そこで働きながら、演技の勉強をする学校に入るんだそうです。』

みね子の心『豊子は、食品会社の事務の仕事を紹介してもらって面接へ』

回想

食品会社の面接官「優秀だって書いてあるけど、中学出てまだ1年も経ってないんだよな。どれくらい優秀なんだろうねぇ」

豊子「おそらく、あなたよりも優秀だと思いますが」

面接官「え……」

回想おわり

みね子の心『なぜだか、合格。定時制に高校に通えることになって、みんなで喜びました』

みね子の心『幸子さんは、雄大先生のいる大きな工場で一緒に働くことになりました。良かったです。…でもほんとうは、どうやら幸子さんは、この機会に結婚をと思っていたのですが…』

回想

(幸子と高島雄大が屋台ラーメンを食べながら)

幸子「…お正月、一緒に山形さ行く?」

高島「ほんとに!?いいの!?いやぁ!嬉しいなあ!食べ物はどんなんだっけ?雑煮はどんなの?楽しみだなぁ!!」

幸子「……」

回想おわり

みね子の心『「ダメだ!あいつは!鈍感すぎる!バカだ!全然わかってねえ!結婚とか考えてねえ!」……と、その日は大荒れでしたが、まだ仲はいいようです♪』

みね子の心『私と、澄子もまだです。2人とも、両国にあるせっけん工場の面接を受けて、結果待ちです。ここに比べたら小さくて、正直、ちょっと大変そうだけど、働けるならありがたいことです。優子さんは、まだ決めていません。何かを迷っているようです』

そこに、愛子がやってきました。

愛子「あら、ババ抜き?…嫌い!」

みね子「え?」

愛子「あ、みね子さん、澄子ちゃん。工場の社長さんが下に見えてる。2人採用だって」

みね子「本当ですか!?」

澄子「いがった~!」

乙女寮、食堂

愛子がみね子たちを連れて食堂に行くと、せっけん工場の社長・原田が座っていました。

みね子「どうも、よろしくお願いします」

澄子「よろしくお願いします」

原田「うん、こちらこそよろしく。座って」

原田「ちょうど2人ほどね、女の子の手が欲しかったんだ。面接でも言ったけどね、うちはせっけん作ってる工場だから」

みね子・澄子「はい」

愛子「この子たちは大丈夫です。私が保証します」

原田「かわいらしいしね。2人とも、ここで働いてるなら身元もしっかりしてるし大丈夫でしょう。閉鎖してもらって助かったよ!ははは!」

みね子たち「……」

愛子は苦笑いし、みね子はテーブルの下で澄子の手を握ります。

愛子「どうかよろしくお願いいたします。何かあったら私まで、なんでもおっしゃってください」

原田「はい。じゃ、年明け4日から仕事だから。その前に寮に引っ越していらっしゃい。ここみたいに立派でなくて悪いけどね。へへ」

みね子「ありがとうございます」

澄子「ありがとうございます」

原田「んじゃ。…ああ、これ、みんなで食べて。おいしいよ。バームクーヘン!400円もしたんだから!あはははは!おいしいんだから!」

乙女寮、玄関

原田「じゃあね、待ってますからね。ははは!よかった!よかった!ははは!」

原田は満足気に帰っていきました。

愛子「…よかったね。でも、ちょっと調子いいとこあるから、私がもう一度、条件とか色々確認しておくから…ね?」

みね子・澄子「はい、ありがとうございます」

川辺

みね子と時子は川辺に散歩に出てきました。

時子「良かったね、決まって、仕事」

みね子「ありがとう…ほっとした」

時子「私もだ。ほっとした」

みね子「へへ…。でも、離れちゃうんだよね…時子と…」

時子「んだね…」

みね子「大丈夫かな、私たち」

時子「わかんねえけどさ…目の前のこと、一生懸命頑張るしかないよね」

みね子「そうだね…。そうしてればいいんだよね…」

時子「うん…」

みね子「時子は夢に向かって進んでんの?」

時子「わかんねえよ…。どれくらいかかんのか、そもそも慣れるのかどうかも…。でも、なにも頑張らなかったら慣れないでしょう?」

みね子「んだね。頑張ってればいいんだよね…」

時子「それが生きるってことなんでないの?」

みね子「…おお♪」

時子「おお♪」

2人は笑い合います。

みね子「楽しかったね…時子と一緒で良かった」

時子「私も。みね子がいてくれて良かった」

2人「お世話になりました!」

夜、乙女寮、みね子たちの部屋

幸子「さ、寝ようか」

優子「あのね!」

一同「?」

優子「みんなが仕事決まったら言おうと思ってたんだ…。私ね、田舎さ帰ることにする」

みね子「え…」

優子「お母に手紙で相談したら、「帰ってこ」って言ってくれた。何かは働かなきゃいけねえと思うけんど、「とりあえず帰ってこ」って。こっちの面接、いくつか受けてみたけんど…、みんな、私の勤務評定…?休みがちだっていうのがひっかかるみたいで…。そりゃ仕方ねえと思うし…。みんなと離れてしまうのが一番つらいけんど……。みんなはさ、違うとこになっても同じ東京だから…私ひとりだけ離れてしまうのが…それが一番嫌なんだけど……本当に楽しかった…。みんなのこと、大好きだよ、私…。大好き…。離れてしまっても、私のこと忘れないでね…」

幸子「ばか…!忘れるわけないでしょ…!」

幸子は涙を流し、優子を抱きしめます。

みね子たちも体を寄せ合い、涙をこらえきれません。

みね子の心『お父さん。笑っていようって決めたけど…やっぱり泣いてしまうこともありました。』

つづく

今日のあさイチ受け

有働さん「高校出て…田舎から出て来て…最初の仲間ですもんね…一緒に過ごしてきた」

いのっち「離れ離れになっちゃうんだね…。400円のバームクーヘンですよ。言わないでほしいですよ」

有働さん「ああいう時言うね、おじさんって(笑)」

いのっち「どんだけ?もう!」

からの、ゲストのIKKOさん出現(笑)

今日の感想

もう数日が過ぎて、悲しんでいる間もなく次への動きが出てきましたね。

会社が倒産して仕事も住む場所もなくなるとなったら、実際こんな風に慌ただしく毎日が過ぎてしまうのかもしれませんね。

就職活動のこととかをゆっくり描いてくれたら、別れはまだあともう少し先になるのかなと思っていましたが、別れはもうすぐそばまで来ていますね…。とても寂しいです…。

ついに時子とも離れ離れになってしまうんですね…。

そうかぁ………。

つらいなあ……。

上京の時、私も母のように「2人一緒なら安心だ!」と思っていたので、今後のことがすごく心配です。

でも、2人の会話を聞くと、少しずつ大人になってきているんだなって感じました。

奥茨城の母ちゃんズも、田神先生も、向島電機がこんな展開になってしまったことには胸を痛めるだろうな…。

みね子の最後の「笑っていようって決めたけど…やっぱり泣いてしまうこともありました」がグっときました。まだまだ少女のような年齢で…この子たちはどれだけ健気なんだろう。

みね子と澄子は同じところにいけるようですが…なんだか「この人なら安心」という社長でもないので不安……。

澄子と2人になったみね子が、澄子のお姉さんとして必死に気丈に振る舞うのがまた泣かせます。

豊子の就職先だけは、ほんとになぜ決まったのか謎です(笑)

すごいな、豊子!(笑)

でも、ある意味、豊子が一番 今後が安泰そうな気配がしました。

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