朝ドラ「ひよっこ」第9週 第52回レビュー

小さな星の、小さな光4

今日の物語

乙女寮、食堂

高島「あの…!…幸子さん…!…いや、幸子…!」

幸子「…???」

高島「僕と…その……、…結婚してください!」

幸子「!!」

一同「!!!」

優子は嬉しそうに笑います。

みね子の心『お父さん、プロポーズの瞬間です。生まれて初めて見ました…!』

松下「僕は、地位もないし学歴もないし金もないし…」

澄子「(小声で)…ねえもんばっかりだ…」

みね子は澄子の肩を叩きます。

松下「でも、夢だけは持ってるつもりだ!でっかい夢を!」

澄子「(小声で)夢っこはタダだからな…」

時子が澄子の頭をペチンと叩きます。

豊子は胸のあたりで両手を組み、乙女のように幸子と松下を見つめています。

松下「でも、それはどうなるのかわからない。保証も何もない…。だけど、今の歌にあったように、2人なら苦しくなんかないと思うんだ。幸子と2人なら…!幸子と2人で生きていきたいんだ!結婚してください!」

幸子「……はい…!よろしくお願いします!」

幸子は感激し、涙目で答えます。

松下「ありがとう!よろしくお願いします!!」

豊子「やった~!!!!」

豊子は大きなガッツポーズをとり、一同はそれにちょっと驚きます。

豊子は恥ずかしくなったのかゆっくり手を下げ、皆は笑います。

優子は幸子に抱き付いて、結婚を祝います。

優子「おめでとう!!」

みね子たちもそれに続き、抱き合って祝福します。

優子の母は優子に「随分にぎやかな寮なんだねぇ」と言い、優子は嬉しそうに頷きます。

松下「皆さん、これからも僕たちのこと、よろしくお願いいたします!」

幸子「お願いします!」

愛子「こっちこそ!」

みね子「おめでとう!!」

一同「おめでとう!!」

そんな嬉しいことがあり、次の曲はみんな さっきより楽しそうに歌います。

『♪雪の白樺並木 夕日が映える

走れトロイカ ほがらかに 鈴の音高く

走れトロイカ ほがらかに 鈴の音高く

響け 若人の歌 高鳴れバイヤン

走れトロイカ かろやかに 粉雪蹴って……』

夕方、向島電機の前の道

優子と母親が、秋田へ帰っていきます。

みね子たち乙女寮の全員がそれを見送ります。

優子は 振り返り 涙をこらえ大きく手を振ります。

みね子たちも大きく手を振ります。

澄子「ありがとうございました!」

時子「また会おうね!」

優子「また会おうね…!」

みね子の心『お父さん。優子さんはお母さんと秋田に帰っていきました。なんだか、優子さんの小さな背中が切なかったです……』

翌朝、乙女寮 洗面所

1965年(昭和40年)12月20日

ついに 工場最後の日がやってきてしまいました。

愛子「はい、急いでね。朝ごはんの時間がなくなるよ」

愛子はいつものように明るく皆に声をかけます。

澄子は歯磨きや洗顔をすみやかにきちんと終わらせました。

みね子「どうしたの、あんた!?」

澄子「最後の日くらい、どなられないでやってみようと思って」

幸子「できるならもっと早くやりなさいよ」

澄子「…へへ」

時子「…あれ、こういう時 豊子がビシっと言うんじゃないの?」

豊子「………」

みね子「どうしたの、豊子。遅いのめずらしいね」

幸子「具合でも悪い?」

豊子「…なんも、大丈夫です」

豊子はなんだかボーっとして元気がありません。

澄子「おれと逆で最後だからいいべと思ったんでねえのか?」

澄子がいつものようにからかっても、豊子は反応しません。

豊子「……え?」

澄子「なんだよ、おめえ!どうしたんだよ?」

豊子「ど、どうもしねえよ。早くどいて、そこ」

澄子「うん…」

食堂

澄子「…ああ、うめえなぁ。和夫さんのみそ汁は」

みね子「んだね」

時子「寂しいね。これが飲めなくなるなんて」

豊子は、何も話さず食事をします。

一同「………」

工場

仕事が始まりました。

みね子の心『お父さん…この作業も、今日で最後です』

途中、ブサーが鳴りベルトコンベアが止まります。

工員「豊子!?トランジスタの向きが逆だがね!」

一同は、豊子のミスと聞いて驚きます。

豊子「…すみません…!」

幸子「あんた…はじめてじゃないの?」

時子「んだよね…」

豊子「すみません…」

松下「はい、気を付けて。じゃ、続けよう!」

幸子「スイッチ入れます!」

みね子の心『お父さん。なんだか…豊子の様子が少しおかしかったです』

夕方、工場

幸子「最後の一枚 流します」

幸子のかけ声とともに、本当の「最後」の基盤が流れます。

澄子、みね子、豊子、時子…そして他の仲間たちも、最後の差し込み作業を丁寧に行っていきます。

しばらく後

そして、最後の検品作業工程も終了。

これで、向島電機の全ての作業が完全に終わりました。

工員たちは、寂しげな表情で拍手を送り合います。

松下「ご苦労様でした!皆さん…集合してください」

愛子「ご苦労様!」

幸子「全員 集合しました」

松下「ありがとう」

すると、何やら外が騒がしくなります。

作業服を着た十人ほどの男性が外にいるのです。

松下「あの人たちは、この工場にある機械を運び出すために来ています」

幸子「…そんなにすぐ…?」

松下「うん。少しでも借金を返さないといけないからね…」

工員たちはざわめきます。

愛子「こら、乙女たち。気にしない、気にしない、そんなこと。これからプレゼントの時間だよ♪」

幸子「なんですか?」

愛子「さ、なんでしょう♪」

松下「これからの、このトランジスタラジオ。皆さんが作ってくれたAR-64を、一人一人にお配りします。どうか大切にしてやってください」

一同「…はい!」

松下と愛子は、一人一人に「ありがとう」と声をかけてラジオを渡します。

松下「ありがとう」

みね子「ありがとうございました…!」

ラジオには「谷田部みね子様 ご苦労様でした」というメッセージを書いた紙とリボンがついています。

みね子の心『お父さん…私が…私たちがつくったトランジスタラジオです。』

松下「それでは、皆さん!ご安全に~!」

一同「ご安全に~!」

皆でお辞儀をします。

そして、一同は順番に工場を出て行きます。

松下は、外で待っていた作業員に「よろしくお願いします」と声をかけます。

みね子、時子、澄子、豊子が一番最後に工場から出ます。

すると豊子が突然「…やだ…!」と言って工場の中に戻っていきました。

豊子は3か所ある全てのドアに中から鍵をかけて回り、部屋にこもってしまいます。

豊子「いやだ…いやだ………絶対にやだーーーー!!!!!」

みね子「豊子……」

つづく

今日のあさイチ受け

有働さん「いつも冷静っていうか…クールだった豊子がね…」

いのっち「ちょっと前からおかしかったですもんね」

有働さん「あとやっぱり朝ドラってのは、皆の前でプロポーズするってのがね、定番になってますね」

いのっち「あれ なきゃ駄目ですよね」

有働さん「吉田さん、どうですか。皆の前でプロポーズされるほうがいいか、1対1でか…」

ゲスト・吉田沙保里さん「え~どちらでもいいです♡結婚してくださいって言われたいです♡」

いのっち「藤井さんはどうですか。1対1がいいですか」

ゲスト・藤井隆さん「やだ~!絶対にやだ~!」

いのっち「何が嫌だからわかんないでしょ!」

有働さん「豊子さんになっちゃった(笑)」

今日の感想

幸子さん、結婚ですか!!!

おめでとう!

優子さんが高島くんに「幸子のことどう考えているの!?」と怒ったんでしょうね♡

親友の幸子さんの結婚式に出ることは叶わないかもしれないけど(結婚式もしないかもしれないし)、でもこうして プロポーズの瞬間に立ち会えて、幸子さんの幸せそうな姿をちゃんと見れたことは優子さんにとっても本当に幸せだったでしょうね♪

よかった!

いつも、小柄で優しくてかわいらしい感じだった優子さんだけど、高島くんを怒ったり「結婚しよう!結婚したい!」という気持ちにさせるなんて、芯のしっかりした子だったんですね。

優子さん、さようなら。どうか幸せいっぱいの人生を送って下さい。

しかし、幸子さんは本当に高島くんでいいんでしょうか。

本当に何もない(笑)し、でっかい夢を持ってる人間はなんというか…やばいと思うけど…。

一回、どこを好きなったのか教えていただきたい。

幸子さんはお姉さんタイプだから、ちょっと抜けてる男性をかわいい・支えてあげたいと思うタイプなのかな。ちょっと心配。でも、まあ、この2人はこんな感じのまま仲良く生きていくのかな♪高島くん、ちょっとアホなだけで いい子なんだろうし(笑)

そして、向島電機…ついに最終日を終えてしまいました…。

とても寂しいです。

今日も号泣しました。

松下ライン長の「プレゼントがあります」で、涙腺崩壊。

松下さんと愛子さんが、一人一人のことを思って リボンとメッセージを作ってくれたんですね。松下さんと愛子さんが。乙女ちゃんたちのことやラジオのことをどれだけ大切に思っていたかも伝わってきて、すごく切なかったです。

先日の幸子さんの「私たちが寝ずに頑張ってももう無理なんですか」という言葉は、松下さん自身が苦しいほど何度も何度も思ってきたことだったんでしょうね…。

いのっちが受けで「松下さんに注目してる」と言っていたことがありました。その時は「へ~」って感じでしたが、松下さんには後半 かなり泣かされました…。いのっちは見る目あるなぁ。

奥茨城の田神先生、向島電機の松下さん…この2人は、ドラマ上では「脇役」ですが本当に心を動かされました。

最後のあいさつが「ご安全に~」で来るとは!

ここも大泣きでした。

最後の言葉は、「これからの人生、ご安全に」という激励や、松下さんにとってもかわいい乙女ちゃんたちへの親心のような願いなのかもしれませんね。

そして豊子…。

豊子、やっぱりかわいいです。

プロポーズ中、手を組んで完全に乙女のように松下と幸子に見入っていた姿が本当にかわいかた。

豊子は本当は誰よりも心が豊かで誰よりも寂しがり屋なんですね…。面接であんなすごい発言して新しい就職先も見つけているのに、向島電機への思いがおさえられなくなって…。

切ないです…。豊子はきっと、こんなことしたってどうにもならないことは分かってると思います。「それでも、それでも嫌だ、嫌だ、嫌だ!!!」という豊子の悲しい気持ちと、どうにもならない現実を思うとすごく苦しいです。

豊子……!!!

あとね、豊子がここまでの行動に出るというのは確かに驚きですが、違和感は感じないのがすごいなと思いました。これまでクールだった豊子だけど、時々 見せる子供らしい感じや可愛げをうまくドラマ上で表現してくれていたから違和感はないんだと思うんです。すごいなって思いました。豊子役の子も難しい役柄だろうに、とても演技がうまいですよね。

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