朝ドラ「ひよっこ」第10週 第60回レビュー

谷田部みね子ワン、入ります6

今日の物語

夜、谷田部家

愛子の計らいで、実家に帰ることができたみね子です。

みね子「うんめぇぇぇ~♪♪」

みね子は実家のお雑煮を、澄子お決まりのセリフで喜びます。

茂じいちゃん「あはは、ヤギだな、まるで」

美代子達も笑います。

ナレーション「仕事のことを考えると、家にいられるのは一晩だけ。それでもみね子は帰ってきました」

ちよ子「続き!」

みね子「分かったよ。どこまで話したっけ?」

茂じいちゃん「へへ、みね子がすずふり亭に行ったとこだ」

みね子「そうだった。そんでね、おかみさんに、これこれこうで仕事がないんですって言ったら、わりとあっさりと「うちで働く?」って言ってくれて!もう私、うれしいより先にびっくりしちゃって!「え!?」ってなって「はい!お願いします!」ってなったの!」

美代子「そういうことだったの~」

茂じいちゃん「ありがてえ話だな」

みね子「そうなんだよ~」

美代子「あのお店の方たちは、うちにとっては神様みたいなもんだね。お母ちゃん、御礼の手紙書くね」

みね子「ありがとう」

ちよ子「で、笑える話は?」

進「そうだよ」

みね子「こっから!こっからが大変だったのよ!そこのお店ね、最終面接っつうのがあってね、そこを通らないと…」

みね子の心『お父さん。私は夢中で話し続けました。工場の仕事のこと、乙女寮の皆のこと、それからすずふり亭のこと。しゃべってもしゃべっても、しゃべりたりなくて…』

みね子「そんでね、「おまんじゅうがおいしいんですよ」って言ったら、「まんじゅう好き。五家族によろしくね」って。それって、おまんじゅうを送れっつうことだよね?」

美代子「あ!んだね!大家さんにおまんじゅう持っていかないとね!あ!あと、お店の方たちと舎監さんとアパートの人たちにも!忙しくなるねぇ♪」

美代子はさっそくおまんじゅうづくりの準備を始めます。

ちよ子「私も手伝う!」

進「おれも!」

みね子「ありがとう」

美代子「何言ってんの♪」

しばらく後

みね子は、ちよ子と進が眠るまで 添い寝していろんな話をしたようです。

ちよ子と進はいつの間にかぐっすり眠ってしまいました。

みね子は寝室を出て、美代子と茂と話します。

美代子「疲れたっぺ?ありがとうね、帰ってきてくれて」

みね子「ううん、疲れてなんかないよ。でもね…お母ちゃん…眠い…」

美代子と茂は笑います。

美代子「おやすみ♪」

みね子「うん…」

美代子「…どうしたの?」

みね子「…ちよ子も進もだけどさ…お母ちゃんもじいちゃんも…」

茂じいちゃん「なんだ?」

みね子「誰も…お父ちゃんのこと、何も聞かないね…」

美代子・茂「……」

みね子「…お父ちゃんがいないことに慣れてしまったのかね…私たち…。そうなってしまうのかね…」

美代子「……あれから、何もないんでしょ?」

みね子「うん…」

美代子「うん…。…慣れてなんかない…。お母ちゃんは、お父ちゃんがいないことに慣れてなんかないよ…。ただ、口に出してもどうにもなんねえし、悲しくなるからしないだけ…。お父ちゃんは帰ってくるって信じてるよ」

みね子「…うん」

美代子「さ、寝なさい」

みね子「はい」

みね子の心『お父さん。お母ちゃんの気持ちは、それだけではないような気がしました…。でも、それ以上は聞けませんでした…』

茂じいちゃん「あったかくしてな。東京より寒いからよ」

みね子「わかった。おやすみ」

美代子「おやすみ」

みね子は眠りにつきます。

みね子の心『なんだかとっても眠かったです。私、初めて、ああ…うちの匂いってあるんだなって思いました。うちにいる時は思ったことなかったのに、東京から帰ってきたら、匂いがあるんだなって思いました。』

いろりの火の男、鉄の急須のお湯が沸騰する音、じいちゃんがわら仕事をしている音が聞こえます。

『音もあります。乙女寮で寝てる時の音と全然違う。そして、その音もとっても眠くさせるようです……』

翌朝、谷田部家

美代子は朝食の準備。

ちよ子のお手伝いしています。

ちよ子「お姉ちゃん、私が作った卵焼き見てびっくりすっかな♪」

美代子「上手になったもんね♪」

ちよ子「えへへ、楽しみだ~」

茂じいちゃん「ほれ、大根」

美代子「ありがとうございます」

進「全然起きないよ、姉ちゃん」

美代子「そうけ?疲れてんだよ、寝かしとけ」

進「つまんねえな」

茂じいちゃん「へへ、朝飯の匂いで起きんでねえか?」

ちよ子「かもね♪」

進「そっか♪」

しばらく後

進は、味噌汁を器に入れ、みね子の枕元に置き、匂いがさらにみね子に届くようにうちわであおぎます。

すると、みね子が匂いにつられて少し動きますが…やっぱり起きません。

茂じいちゃん「まだ起きねえのか」

美代子「あの子も皆で食べたいだろうし、起こしますかね」

茂じいちゃん「んだな。後で「なんで起こしてくんねえの」って怒るかもしんねえからな」

ちよ子「確かに」

すると、進の作戦が成功したのか、みね子が起き上がります。

進「姉ちゃん!」

美代子「あ、起きた?」

みね子は目も開けずに起き上がります。

進は味噌汁を持って居間のほうに歩き出します。

するとみね子は、その匂いをたどるように目をつむったまま歩き出し、居間までやってきました。

ちよ子「…寝ながら…!?」

みね子は席に座るとパチっと目を開けます。

みね子「どうしたの?食べねえの?」

一同「……」

みね子「食べよう」

美代子「…んだね、いただきます」

一同「いただきます!」

ちよ子「お姉ちゃん!これ、私が作ったんだよ!」

みね子は卵焼を食べて、しっかり味わうように目を閉じ、何度もうなずきます。

みね子「うん、幸せだな~」

しばらく後、谷田部家

宗男「お~い!!!明けましておめでとう~!!!」

宗男がテンション高く表れました。

ちよ子や美代子は「シー!」っと人差し指を立てて言います。

宗男「なんだ?どうしたんだよ?」

美代子「みね子!」

宗男「え?みね子帰ってんのか?あれま!…なんで「シー」なんだ?」

茂じいちゃん「寝てんだ」

美代子「ず~っと」

宗男「え?」

みね子は朝食の後、再び布団に戻って眠っていたのです。

宗男「あれま、幸せそうに寝てんねえ」

美代子「やっぱりどっかで気はってんだろうね、東京では」

茂じいちゃん「んだな」

宗男「なるほどなあ…。なんだかかっこいいな。なんか、都会的な感じがするわ。体だけでなく、心も疲れてるなんてよ。都会的だっぺ」

茂じいちゃん「なんだそれ、へへへ」

しばらくすると、君子がやってきました。

君子「おめでとさん!新年のあいさつにきたよ~!!」

ちよ子「シー!!」

君子「へ?どうしたの?」

美代子たちは、みね子が寝ている姿を君子に見せます。

君子「あら!みね子、帰ってたの?時子は帰ってこないよ~」

美代子「昨日、みね子から時子ちゃんのこと色々聞いたから、話すね♪」

茂じいちゃん「時子はどうしてんだ?」

君子「時子は連絡なんかしてこねえよ。ほんと、あの子はよ」

茂じいちゃん「はは、そうか」

今度は、きよと三男がやってきました。

きよ「おめでとう~!!」

三男「みね子、帰ってんですか?!さっき、(バスの車掌の)次郎さんがそう…」

全員「シー!」

きよ・三男「??」

三男「なんすか!?」

宗男は三男を叩きます。

三男「うわ~!痛っ!!!」

みね子は誰が来ても、幸せそうにぐっすり眠ったままです。

一同は、みね子から聞いた東京での話などをします。

三男「え?なんですか?それ。俺の聞いた話から進んでるし!せっけん工場に決まったとこまでしか」

宗男「お前は、遅れてるぞ。すべてにおいて」

三男「え~!?」

美代子「そういうことになったんだって♪」

すると、今度は田神先生がやってきました。

田神先生「みね子~!!!!!!帰ってんですか!?!?工場が潰れたって聞いたんだけど…!!!!!」

一同「シー!!!」

みね子を心配した田神先生は、ずっと走って息を切らして来てくれたのです。

田神先生「え?シー?」

三男「俺より遅れてるわ~!先生♪」

田神先生「! み、みつ…水…!水!」

みね子の心『お父さん。初めてふるさとに帰った思い出は、よく寝たことしか残っていません。とにかく、私は眠ってばかりで…。そして私はすっかり元気になって東京に戻ってきました。これから、すずふり亭のお仕事と、初めての一人暮らしが始まります。どんな出会いが待っているんだろう。楽しみです…!』

つづく

今日のあさイチ受け

土曜日なのであさイチはありませんでした。

今日の感想

みね子、ずっと寝てた!!!(爆笑)

予想外な、久々の奥茨城でした♪

もともと「ひよっこ」のタイトル候補に「ねこ」というものがあったそうです。

理由は、主人公が「陽だまりが好きでのびのびしている子だから」。

だから名前も「み『ねこ』」と「ねこ」が入っているそうなんですが、今日のみね子はまさに猫ちゃんのようでしたね♪

それに、今週のサブタイトル「谷田部みね子ワン、入ります」は、ワン(犬)と猫をかけているんだろうな~と思ったり。

いや~しかし、あんなにずっと主人公が寝ている回はそうそうないですね(笑)

奥茨城陣が続々と大きな声で訪ねてくるのもおもしろかった。

奥茨城は相変わらず元気ですね!

もう会えないかと思っていた田神先生も見えて嬉しかったです!

やっぱり、向島電機のことを知ってとても心配してくれたんですね。

みね子とは会って話せなかったのかもしれないけど、東京で元気にやっていることや、支えてくれる人や仲間が何人もいることが、田神先生にもきっと伝わったと思うので安心しました。

そして、ラストはみね子の新しいスタートのシーンでした。

お母ちゃんが作ってくれた赤いコートじゃないコートを着ていましたね。

洋服も舞台も変わり、第2部のスタートというところでしょうか。

愛子さんとの別れ・みね子が寮を出るシーン自体は描かれないようですね。

少し残念です。

みね子がどんな思いで寮を出たのか、愛子さんとどんな会話をしたのかなど、なんとなくイメージはあるのですが、正式にそのシーンを見たかったかな。

ちなみに、奥茨城に帰ったみね子は、前髪をくくっていた昔の髪型になっていましたね。

長い距離を歩いたりするので、バスから村に降りた時にキュっと結んだのかな。

実家に帰って、以前の髪型をして猫のように無邪気にスヤスヤ眠るみね子はとてもかわいかったです。

お父ちゃんの件は…私もはじめは「お父ちゃん、どこにいるの!?」と必死でしたが、今はお父ちゃんがいないことに慣れてしまいましたよ…。お父ちゃんがいなくなったというこのドラマのベースを忘れている瞬間も多いです。お父ちゃん…ほんとに何をしているんだろう…。

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コメント

  1. るんるん より:

    お父ちゃん何してるんだろ?って、ふと思う方がリアルで、ずっと思い続けてるって、現実にはないことかもしれないですね。どこかには引っかかってるけど、普段は日々に追われてる。そういうリアルさが上手く表現されてる気がします。
    しかし、奥茨城の面々は変わりませんね~田舎の人って、今はここまではないけど、どっかでばったり会ううと、いろんな人の近況を情報交換しますね。私も地元に帰ると、親から同級生の近況聞いたりします(笑)

  2. いそまる より:

    るんるんさん
    確かにリアルですね。ずっと気がかりなことがあっても、毎日の中で思い出す頻度は下がっていきがちですよね…。
    しかし、お父ちゃんはいつ帰ってくるんだろう…。
    久々の奥茨城、よかったですよね!ワイワイ皆が集まってくるのっていいですね。癒されました。