朝ドラ「ひよっこ」第11週 第63回レビュー

あかね荘にようこそ!3

今日の物語

すずふり亭、ホール

みね子は高子から、ホールの仕事を教わります。

高子「おおまかにホールの仕事を説明するね。まずは開店準備。そして開店したら接客。注文を聞いて、調理場に伝えて、料理を運んで、食べ終わったら下げる。あ!飲み物を作るのも私たちの仕事。あそこでね」

みね子「はい」

高子「で、最後のお客様が帰ったら、後片付け。掃除。で、終わり」

みね子は必死にメモをとります。

高子「まずは覚えてね。テーブル番号」

高子は各テーブルの番号を指さして言います。

高子「1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、カウンター1、2、3…」

高子「大事なのはここから!」

みね子は、高子の話についていくのでいっぱいいっぱいな状況です。

高子「一度の動きでいかに効率良くやるか。例えば、こちらのお客さんが注文しようとしている。あ!こちらのお客様はお水がなくなっている!こちらのお客様が食べ終わっている!…これを一つ一つやっていたら、行ったり来たり、行ったり来たり…バタバタするし時間はかかる!でも、全部いっぺんにはできない!どれが急ぐ仕事なのか、どれとどれを先にやって何を後にまわすのか。自分の頭の中で組み立てる。組み立てるって言っても、考えてる時間はない。その瞬時に判断しなくちゃいけない。でも状況は常に変わる。計画は崩れる。その瞬間に考え直す!」

みね子は、あまりにも難しそうな仕事内容に、にがい顔をみせます。

高子「あ、頭に入れといて!今度 外でご飯を食べに行ったら、ホールで働いている人の動きをよ~く見てごらん。忙しい時にホールが走り回っていたら、頑張っているように見えるかもしれないけど、それは段取りが悪いだけ。ゆったり落ち着いている人は段取りが出来てるってこと。私みたいにね」

みね子「はい!」

高子「ま、早く動けないってのもあるんだけど(笑)」

みね子「はい!」

高子「冗談よ。動けるわよ!これでも!」

みね子「…すいません…」

レジに座っている鈴子は笑いをこらえます。

次に高子は、お客様へのサービスの仕方(はじめにメニューやお水を渡す方法・食器の下げ方・食器運びのコツなど…)やオーダーの取り方などを実践練習で教えます。

みね子はいっぱいいっぱい。

笑顔を作っても顔が強張ってしまい、高子に注意されます。

ひと段落したところで、鈴子が声をかけます。

鈴子「高ちゃん、大体いい?」

高子「ま、とりあえずは」

鈴子「うん。そろそろお願いします」

厨房にいる省吾「はいよ!いつでもどうぞ!」

鈴子「お店はまだよ。まずは、腹ごしらえ」

省吾たちが、まかないご飯を持って厨房から出てきました。

みね子「あ!わ、私!私やります!」

みね子は配膳などをやろうとしますが…

鈴子「いいのいいの。ここは各自 自分でする。人の世話やいてたら、食べる時間もなくなっちゃうよ。ほら、ここに来て座りなさい」

みね子「は、はい。いただきます!」

ナレーション「ここで、すずふり亭のタイムスケジュールを紹介しておきますね。

一番早く店に入るのがヒデ君とみね子になります。朝は7時30分から。一仕事して、10時からは食事。開店は11時です。(昼の部の閉店は15時)そして、休憩時間を挟んで、夜の部は5時から9時まで。片づけが全部終わるのが10時過ぎ。これを週に6日間。なかなか大変ですね」

鈴子は食事をしながらみね子に店のことを話します。

鈴子「みね子。他は知らないんだけど、うちのやり方はね、ここに来て仕事をする間は上下関係とか、ましてや男だから女だからっていうのはナシ!お互いに言いたいことを言い合う。対等に仕事をする仲間。分かる?」

みね子「はい!」

鈴子「私はね、とにかく偉そうにするやつが一番嫌いなのよ。ふふふ、これ赤坂っ子の特色かな?♪」

みね子「そうなんですか」

鈴子「うん」

みね子の心『お父さん。鈴子さんは面白いなって思います。今まで出会ったことのない人です。東京の人って感じがします。さばさばしてて気持ちがいいです』

鈴子「もちろん、先輩とか後輩とか、年が上だとか下だとかあるけれど、仕事中は関係ない。例えば私が何か間違ったとする。お客さんの順番とかね。そしたら遠慮なく「鈴子さん、それ間違ってますよ」って言っていいんだからね」

みね子「はい!」

鈴子「でも、ま、私は間違わないけどね♪オーダーの順番だけはね♪」

高子「本当に間違わないのよ!いつか言ってやりたいんだけどね!「鈴子さん!違います!」って!」

鈴子「あはは!言いたいんなら、いつでもどうぞ♪」

高子「悔しい~!!」

秀俊「ごちそうさまです!」

秀俊は一番に食事を食べ終わり、さっと厨房に戻って行きました。

鈴子「みんな それぞれ仕事があるから、今のヒデみたいに、まだやっておきたいことがあるなら、さっさと食べて戻る。ない人はお代わりする」

ちょうどお代わりをしていた元治は、気まずそうにし、ごまかすように大きな声で厨房にいるヒデに指示をします。

元治「おい!ヒデ!ガロニとライスの量、確認しといて!」

ヒデ「はい!!」

省吾は、食べながら元治に残りの作業について指示をします。

省吾「元治、肉のカット、多めには」

元治「はい!」

みね子「…おいしいですね…」

鈴子「よかった」

みね子の心『仕事には、ちゃんと考えられた仕組みや、やり方には決まりがあって、そこには全部 意味があって、それが仕事の数だけ きっとあって…。なんだか、とっても 社会って面白いなって思います。』

元治と高子が食べ終わり、仕事に戻ります。

みね子も早く食べ終わろうとしますが、思わずせき込んでしまいます。

鈴子「あらあら、大丈夫?」

みね子の心『なんだか、本当に面白いし、楽しいです。このまま開店しなければ、ずっと楽しいんだけどなぁ……』

開店10分前、すずふり亭

開店が近づき、すずふり亭の前には既に数人 お客さんが並んでいます。

鈴子「さあ、いいわね?今日は世の中 仕事始め!忙しいよ~!うちの料理を待っててくださるお客様が、もういらっしゃってる!よし、じゃ!店開けるよ!」

一同「はい!よろしくお願いします!」

鈴子は表に出て「OPEN」の看板をかけます。

高子やコックたち「いらっしゃいませ!!」

みね子「いらっしゃいませ!」

早速 どんどんお客さんが入り、みね子の初仕事が始まります。

ナレーション「ここで、すずふり亭に来るお客さんのことをお話しておきましょう。ここ赤坂には、いろんなお客さんがいらっしゃいます。最近どんどん建ってきたオフィスビルのサラリーマンたち。すぐ近くには放送局があって、その関係者なんかも。俳優さんが来たりするこもあるんです。国会のある永田町も、目と鼻の先。永田町関係の人なども…。お座敷も多く、芸者さんもいらっしゃいます。…長かったですね、失礼しました」

みね子は料理を運ぶテーブルを間違えかけて、鈴子に注意されたりしながらも、なんとか必死に笑顔を作って働きます。

厨房

省吾「元治!ハンバーグをもうちょっと練っといてくれ」

元治「はい!ヒデ!エビ揚がるぞ!」

秀俊「はい!!5番さん エビあがりました!」

高子「はーい!!」

省吾「ヒデ、随分嬉しそうな顔してんな」

秀俊「はい!ずっと こっちにいられるんで!ホール(の係を)増やしていただいて、鈴子さんに感謝してます!」

省吾「じゃ、みね子様様だな」

秀俊「え?あ、はい」

元治「様様は、苦戦中みたいだな。よし、カツ揚がったぞ!早く持ってって!」

みね子「(弱弱しく)はぁ~い……!」

元治「……」

みね子「…あの…」

秀俊「それは、ポークカツレツ!2番へ!」

みね子「はい、ありがとうございます」

みね子はカツを運んでホールに出て行きます。

元治「…大丈夫か?おい…。顔が泣いてんぞ…」

秀俊「…」

省吾「……」

ナレーション「みね子ちゃん、大丈夫でしょうか」

みね子は、カツを運ぶテーブルを間違えてしまいます。

ナレーション「あらあら…しっかり!」

秀俊の声「4番さん、ハッシュあがりました!」

客「お冷ちょうだい!」

みね子「あ!はい!ただいま!」

コックたちの声「オムワン!カツワン!」

みね子「……」

忙しさがピークになってきた頃、みね子はパニックになって、わけが分からなくなってしまいます。

みね子の心『…えっと……あれ…?…あれ…?…………えーっと…あの…??』

客「すいません、パンのお代わりください!」

秀俊の声「ソテーあがりました!」

元治「ソテーあがったよ!持ってって!早く!」

高子「3番さん!ハッシュワン!バーグワン!」

みね子「……」

高子が言っていた通り、注文やレジ、片付けや配膳、すべてが同時に起こる忙しい店内で、みね子だけ立ち尽くしてしまいます。

みね子の心『…お父さん…、すでに頭の中が真っ白です…』

つづく

今日のあさイチ受け

有働さん「しょうがないよね」

いのっち「赤坂ね…すごいでしょ」

有働さん「お客さんの層もいろいろだから、頭がいっぱいになっちゃうのも分かりますよね」

いのっち「工場の時もそうだったけど、最初やっぱりね、出だしはゆっくりなんですよ。慣れてきたら、ちゃんとやるのよ。今はちょっと見守ってあげてほしい」

有働さん「なんか、うわーってなること、ありますよね?今日のゲストのYOUさんと藤井隆さん、いかがですか?」

藤井隆「お父さん…、頭の中が真っ白です…!」(みね子の真似)

いのっち「どこのお父さんなんだよ(笑)」

全員笑い

今日の感想

みね子!しっかり!(笑)

ほんとに頭が真っ白になってて、ちょっと笑ってしまいました。

忘れがちの設定だけど、みね子は不器用ですもんね…

私はこういうバイトをしたことがないのですが、ホールのバイト経験がある夫が「みね子の気持ち分かる!ホールの仕事は忙しくなると、1個狂うと本当に全て分けが分からなくなるんだ!」って言ってました。

頑張れ!みね子!

頑張ればちゃんとできるようになる!仲間たちがカバーしてくれる!それを、既にちゃんと知っているみね子なので、今回もきっと乗り越えられますよね。頑張れ!

いや~…しかし、大変だ…!まさに戦場ですね。工場には工場の大変さがあって、飲食店には飲食店の大変さがありますね。どの仕事も大変。でも、みんな一生懸命で、いいドラマですね。

すずふり亭でも、みんなでご飯を食べるというシーンがちゃんとありましたね。

「同じ釜の飯を食う」とよく昔は聞きました。(最近はあんまり聞かなくなったなあ)

最近では、在宅勤務だとか色々これまでと違う働き方もあるけど、一緒に一生懸命働く人たちと一緒にご飯を食べるっていうのもとても素敵なことだなって思います。

それにしても、高ちゃん、おもしろいですね。高子役の佐藤仁美さんは、ほとんどアドリブ演技というか…佐藤さんにお任せな演技だそうです。

佐藤さんの魅力が爆発していますよね(笑)

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コメント

  1. ハナノア より:

    いそまるさん!
    みね子の気持ちが分かりすぎてハァハァ(×_×)なってました(爆)
    動悸が…。
    見てられない~(T_T)
    思わず1.5倍速で見ちゃいました~(笑)
    がんばれ~!

  2. いそまる より:

    ハナノアさん
    夫もそんな感じでした!(笑)
    経験者さんからすると、そうなんですね!
    リアリティたっぷりですね~(;’∀’)
    みね子は素直で健気で一生懸命だし、ドラマと分かっていても心から応援しちゃいますよね。

  3. かるび より:

    いそまるさん。
    私もホール経験者です。というか今は高ちゃんと同じ立場です。
    だからみね子の気持ちもわかるし、教える高ちゃんの気持ちもわかります。
    オーダーとっててもみね子の動きが気になる高ちゃん。なんだか人ごとではなく、
    もう、ああ、ああ・・・って感じです。
    頑張れ!みね子!すぐに出来る様になるよ〜。って応援していました!

  4. いそまる より:

    かるびさん!こんにちは!
    かるびさんもホールの担当者さんなんですね!すごいなあ。
    私はやったことないけど、すごく苦手な分野だと思います。
    みね子も高ちゃんもだけど、実際のお店でも「ホールの人はすごいなぁ」ってよく思っています。
    お仕事お疲れ様です。
    そうそう、高ちゃん。忙しくても、みね子のこと、よく見てくれていますよね♪
    ありがたい先輩です。
    今日はお皿割っちゃいましたね(^^;)
    大丈夫、大丈夫!みね子頑張れ~!