朝ドラ「ひよっこ」第11週 第64回レビュー

あかね荘にようこそ!4

今日の物語

すずふり亭、お昼の営業時間

頭が真っ白になってしまったみね子ですが、「落ち着いて、落ち着いて…」と自分に言い聞かせながら、なんどか仕事を続けます。

すずふり亭の先輩一同は、心配しながらも みね子を見守ります。

外には 席が空くのを待っている人々が行列を作っています。

今日は大忙しです。

省吾は、仕上がったオムライスを配膳カウンターに置きます。

省吾「はい!ホール!早く持って行ってくれ!」

高子は、お客様のお料理にソースをかけてあげているので手が離せません。

みね子は、自分がオムライスを運ぼうと配膳カウンターに向かいますが、別のお客様から「お冷や頂戴」と声をかけられてしまいます。

すると、秀俊が厨房から出て来て、オムライスを運び出します。

みね子「!」

みね子の心『お父さん…。明らかに私のせいなんです…』

みね子は、秀俊に配膳させてしまったことを申し訳なく思います。

みね子「あの…!すみません!ありがとうございます…」

秀俊「料理が冷めるのが嫌だから運んだだけだよ」

みね子「…はい」

休憩時間、すずふり亭

お昼の営業時間が終わりました。

みね子はヘトヘトです。

省吾「お疲れ~!」

みね子「お疲れ様です…」

省吾「! おいおい、オリンピックでマラソン走った選手みたいな顔してんなぁ、みね子。しかも、メダルは取れなかったって感じだな(笑)」

みね子「あはは………」

省吾「ああ、疲れた!今日のランチ~!」

みね子「…すみません…」

鈴子「? なんで謝るの?」

みね子「…私が足ひっぱって…忙しくしてしまったんじゃないですか…?」

鈴子「そういう忙しいじゃないよ、今のは。たくさん来て下さったなっていう意味」

みね子「…」

鈴子「はい!今日のお昼!売上2万円!」

省吾と高子は手を叩いて喜びます。

片づけを終えた秀俊と元治も厨房から出て、喜びます。

みね子「?」

高子「かなりいい売上♪」

みね子「ああ…」

元治「ああ!よく働いた!」

鈴子「でも、みね子もよりによって忙しい日に入ったねぇ。あはは」

みね子「はあ…」

鈴子「でも、最初にこういう経験しとくと、運がいいよね♪」

省吾「そうだね、後が楽だ」

みね子「はあ…」

省吾「『はぁ…』ばっかりだなあ、おい!(笑)」

一同「あはは!」

鈴子「さあさ!休憩休憩!しっかり休んで♪」

省吾「ああ、疲れた~!」

元治「パチンコ行かない?ヒデ!」

秀俊「行かないです」

元治「え?なんで?」

秀俊「理由はないです」

元治「……」

コックたちは厨房に入って行きました。

鈴子「高ちゃん、行こうか」

高子「ああ!はい♪」

鈴子「みね子も行くよ♪あんみつ、おごるけど♪いかない?」

みね子「えっ!行きます!行きます!行きます!」

鈴子「あはは!よしよし!行こう行こう!」

和菓子の柏木堂

鈴子は途中で中華料理屋の安江にも声をかけ、4人で柏木堂にやってきました。

鈴子たち「こんにちは~」

ヤスハル(店番中)「あ…」

鈴子「『あ』じゃないよ、ヤスハル。フルーツクリームあんみつ 4つ!お得意さんスペシャルね♪寒天で上げ底なんかするんじゃないよ~!」

ヤスハル「はあ」

鈴子「覇気がないねえ、ほんとに」

一郎がお茶を持って奥から出てきました。

一郎「どうも、鈴ちゃん♪」

鈴子「いっちゃん!いいから、出てこなくて」

一郎「まだ何もしゃべってないんだからさ~。息子はあんまり口きいてくれないしさ~。俺、しゃべりたくてウズウズしてたんだよ~さっきから!」

鈴子「うるさい!さっさと作って来て!破棄のない息子と~!」

一郎「お言葉を返すようですがね!」

鈴子「返さなくていいの!」

一郎「和菓子屋はね~、そんなに覇気は必要ないの。そうでしょ?だって入って「へい!らっしゃい!」とか言われても嫌でしょ?シーンとしてる方がいいの」

高子「 「きんつばスリー!お願いしまーす!」ってね(笑)」

一郎「だから、あの位が丁度いいの♪」

鈴子「ふん!」

一郎「あ!出た!負けず嫌いの鈴ちゃん!」

鈴子「もう!いいから!もう早く(向こうへ)行ってちょうだいよ!!」

一郎「はいはい!」

鈴子「オヤジはあんなだし、息子もあんなんだけどね、味はいいのよ!先代が偉かったのよ!」

一郎「なんだって?」

鈴子「いいから!」

安江「疲れた?」

みね子「まあ…」

高子「足、痛いでしょ?」

みね子「はい…」

高子「無駄な動きが多いからね~」

みね子「そういうことですよね…」

高子「そうだね~」

安江「そのうち慣れるよ」

みね子「ありがとうございます…。でも…まだ覚えなきゃいけないことが沢山あって…。鈴子さん、今日、メニューをお借りしていってもいいですか?あの、夜 寝る前に覚えようかなって」

鈴子「それは感心感心!って言いたいところだけど…やめなさい。仕事って言うのは、決められた時間内だけするもんなの。その分しか、給料 払ってないのよ。時間内に精いっぱい働く。終わったら、忘れる。でないと、いい仕事はできないよ。嫌になっちゃう。私はそう思う」

みね子「…はい、分かりました」

鈴子「よく頑張ってたと思うよ、みね子は」

みね子「え…」

鈴子「…ふふ!高ちゃんなんてね、初日の日はね…!」

高子「ちょっと!鈴子さん!ダメダメ!!先輩としての立場が!」

鈴子「ああ…そうよね…。…ふふ…ひどかったのよ~!お皿、何枚割るの!?って」

高子「鈴子さん!!」

安江「皿が割れる音がうちの店にまで聞こえてきたもん!」

高子「安江さんまで!もう!」

鈴子・安江「だって、ねえ~♪」

安江「私も初めての日、つまづいて、お客さんの頭の上からラーメンかけちゃって!」

みね子「えぇ!」

安江「あはは!もう大変だったわよ~!」

みね子の心『お父さん…。皆さん、優しいです…』

一郎とヤスハルが、あんみつを運んできました。

一郎「説明させてもらうとね、1時間じっくり煮込んだ後、特別なものを入れてるんですよ」

鈴子「もういいから!いいから!あっちいって!女だけの集まりなんだから~!」

一郎「しゃべらしてくれよ!」

鈴子「またね~」

一郎は渋々奥に戻って行きました。

4人「では、いただきます♪」

高子「あれ…安江さんのあんこの方が多くない?」

安江「そう…?…ちょっと!みね子ちゃんのあんこの方が多い!」

みね子「…嫌ですよ、替えませんよ…」

高子「あ!ちょっと!先輩に対してそれは!」

みね子「だって今は休憩時間ですから…♪」

鈴子「あはは、いただきまーす」

みね子「ん~!!!」

高子「「ん~」じゃわかんないわよ、なんなの?」

みね子「うめぇぇぇ!!!」

3人「あははは!!」

みね子がとてもおいしそうに大きな声を出し、いつもは仏頂面のヤスハルも嬉しくなったのか、思わず笑みがこぼれます。

しかし、その表情を一郎に見られていることに気付き、気まずそうに奥に入って行きました。

一郎は、そんな息子の表情と、「うめえ!うめえ!」と笑顔であんみつを食べる4人の表情とが、ダブルで嬉しいようです。

夜の営業時間、すずふり亭

夜の営業が始まりました。

秀俊は、省吾が微調整したソースを味見させてもらいます。

秀俊「…牛肉の深い香りがしますね…!」

省吾「分かるか、よし!」

省吾「はい、上がった!」

秀俊「はい!ドビ上がりました!」

みね子「はい!」

みね子はそれを配膳します。

みね子の心『お昼に比べたら、夜はほんの少しだけど、やれた気がしています。昼と夜では、全然 時間の流れや雰囲気も違います。お昼はやっぱり、皆さん 時間がない中での食事だから、わさわさするけど、夜はゆっくり食事を楽しんでいる人が多いからでしょうか』

閉店後、すずふり亭

そして、夜の営業も無事に終わりました。

厨房の後片付けも終わり、コックたちは私服へと着替えました。

元治「ヒデ、飲みに行くか」

秀俊「行きません」

省吾「お疲れ!久しぶりに行くか?五郎さんも誘って」

秀俊「はい!お供します!」

元治「!?なんだ!お前!」

省吾「じゃ、行こうか」

省吾たちは帰って行きました。

みね子「男の人たちは、飲みに行くんですね。なんか、都会って感じがします!うちの方は、飲みに行くお店なんてないですから、行くとなったら、夜の山道を2時間くらい歩かないと町になんないし」

鈴子「それじゃ酔いもさめちゃうわね~あはは!」

高子「あはは!」

鈴子「よし!じゃ、そろそろこっちも終わりにするか!お疲れ様!今日も一日、ありがとう。明日もよろしくね」

高子「はい、お疲れさまでした!」

みね子「お疲れ様でした!」

裏の広場

厨房の勝手口から店を出て、みね子は植え込みの低い塀に座り込みます。

みね子の心『お父さん…長い一日が終わりました…。今、東京中のいろんな飲食店で、「お疲れ様」って言ってるんだろうなって思いました…。私から皆に言いたいです。「今日も一日お疲れ様でした…。」こんな一日を、私はこれから繰り返していくんですね…。それは、ちょっと楽しいです。働く場所があって、仲間がいるって、楽しいです』

みね子は「よし!」と言って立ち上がりますが、足が痛み出し、足をさすります。

みね子の心『終わった途端に、激しくきました…。足が棒のようだと、よく言ったものだと思います、です。』

つづく

今日のあさイチ受け

受けはありませんでした。

今日の感想

うむ、女子会でしたね♪

世代はみんな違うけど、素敵ですね、こういう仲良いシーンは。

ここでもみね子の「うんめぇぇぇ」が発動(笑)

澄子お得意のヤギの真似ですね♪

もう、すっかりみね子自身にも染みついていますね(笑)

あんみつを褒められた時のヤスハルの反応もかわいかったですね。

いつも仏頂面なのに、自分の店を愛しているツンデレくんなんですね(笑)

お皿を割りまくった高子さんや、お客さんにラーメンぶっかけた安江さんに比べたら、みね子の初日は大きなミスなく、よくやれましたよね。

自分たちのミスの話をしてくれた高子や安江さんは優しいですね。

誰だって始めはミスするよね。慣れてきても、ミスする時はするし。

みね子は本当に頑張ってるし、「自分のせいで人に迷惑かけて」って思ってもっと頑張ろうとしている素直な姿勢は、みね子らしくて健気でかわいいです。

鈴子さんが言った「仕事のことは仕事の時間だけで」って意味の言葉が印象的でした。

あの言葉は、「仕事なんて その時間だけやっていればいい」んじゃなくて、限られた時間内で100%の仕事をしようという、ある意味 一番厳しい言葉だと思います。

(鈴子さんはそういう意味で言ったわけじゃないだろうけど)

100%の仕事を時間内だけでするためには、その間は常に集中力が必要だし、みね子のような初心者は、一刻も早くお店のためになる働きができる「プロ」になるためにすっごく頑張らないといけません。そして、勤務時間はプロとしてすべてを注ぎ込まないといけません。

ある意味、時々息抜きしながら残業したりしてれば「それなりに頑張ってる」ように見える働き方よりも大変なことだと思うんですよね。

…と、自分がこれまで働いてきた環境などもあって、そんなことを考えてしまう言葉でした。

このドラマは「働くこと」をとても丁寧に描いていますね。

あんまりこんなドラマは無かった気がします。

とと姉ちゃんもべっぴんさんも、主人公はずっと働いていたけれど、どうも ひよっこは着眼点が違う面白さがあるなと思います。

一緒に働く人と支え合うとか、一緒にご飯を食べるとか、そういうシーンもすごく好きです。

あと、ヒデくんがかっこいい…。

まだ 立場的には駆け出しコック君なようですが、要領もいいし柔軟性もあるしスマートだし…すごくいい男なんですけど…。これからどうなるんんだろう…ほんとに待ち遠しいです。

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