朝ドラ「ひよっこ」第12週 第67回レビュー

内緒話と、春の風1

今日の物語

すずふり亭 営業中の厨房

みね子がすずふり亭で働き始めて 2か月たちました。

少しずつ テキパキとスムーズに動けるようになってきたみね子ですが…

省吾「はい!ハッシュあがったよ!」

みね子はその言葉を聞くと体が強張り、聞こえていないふりをして厨房を出て行きます。

省吾「…おーい…」

ホール

みね子がホールに出た瞬間、高子が立ちはだかります。

高子「みね子!逃げるな!」

みね子「……はい…」

ハッシュ(=ハヤシライス)は、お客様のテーブルの上で、ライスの上にルーをかけてあげるのが すずふり亭流。

しかし、みね子はそれが苦手なのです。

みね子「失礼します…」

みね子はゆっくり ルーをかけます。

…今日は こぼさず 上手にできました!

みね子「…わ!おいしそうですねぇ!ハヤシライス!」

うまくできたので、みね子は思わず声をあげます。

高子と鈴子は苦笑いです(笑)

お父ちゃんが目撃された街

みね子は 料亭までおつかいを頼まれました。

その帰り道、みね子は少し寄り道をして、この街にやってきました。

ナレーション「昭和41年 1966年。季節は春。3月です。この月、日本の人口が1憶人を突破したことが法務省より発表されました。みね子の暮らす東京も、どんどん人が増えています」

みね子の心『お父さん。温かくなってきましたね。今日は、この近くにある料亭に

出前を届けました。なんだか 見たこともない世界で、ちょっと怖かったです。今、5分だけさぼって、ここに来てみました。』

みね子は、道の端の方に立ち、行き交う人々の中に父を探します。

ちょうど みね子の後ろの方を、あかね荘でみね子の隣に住んでいる島谷純一郎が偶然通りかかり、みね子が立っていることに気付きます。

みね子は、少しおどおどしながら 後ろから来た自転車を避けます。

純一郎は そんなみね子を見つめます。

みね子は、「また来んね…」と、今日も会えなかった父に向かってつぶやき、すずふり亭への帰路につきます。

すずふり亭 休憩時間

みね子「ただいま戻りました~」

省吾「悪かったなぁ、開店前に」

みね子「いえいえ。これ、いただきました」

みね子は、おつかい先の料亭からいただいたお土産の箱を鈴子に渡します。

高子「大丈夫だった?迷ったでしょ?」

みね子「はい…」

省吾「あの辺り、分かりにくいもんな」

みね子「でも、人に聞いてなんとか。あと…すみません、帰りにちょっとだけ 宮下まで寄り道させてもらいました」

鈴子「そうか」

鈴子と省吾は優しく微笑みます。

みね子「でも、料亭ってすごいですね。びっくりしました。あ、これ「店のみんなで食べなさい」って。あと、偉い感じの人が「鈴子さんにくれぐれもよろしく」って。お知り合いなんですね?」

鈴子「大吉(っていう人)。赤坂小学校の同級生」

みね子「へえ、えらい人なんですか?やっぱり」

省吾「次の総理大臣の候補とか言われてるよな」

高子「ええ!?」

鈴子「ふふ、今は偉そうにしてるけどね、たいしたことないのよ。泣き虫で喧嘩も弱くて、私がよく助けてやったもんよ。頭が上がんないのよ、私には。あはは!恥ずかしいこと、いっぱい知ってるからね!あはは!」

高子「こわーい!」

鈴子「そういう街なの。赤坂っていうのはね。いろんな人がいるの。小学校もね、永田町が近いから、議員やら大臣の子供も来れば、うちみたいな商店街の子供もいる。八百屋の子も、魚屋の子も。芸者さんの子もお妾さんの子も来れば、会社の社長の子供も来る。皆、おんなじ!親がえらいとか、金持ちだとか、関係ない!むしろ偉そうにしてるやつはバカにされる。そういう街!ね!」

省吾「ああ、そうだね」

みね子「おもしろいですね」

鈴子「そう?うふふ。…高ちゃん、あんた、聞いてるの?」

高子「え?……だって、その話…」

省吾「100回は聞いてるよな」

高子「100回だなんて」

鈴子「あはは、そうよ、いくらなんでもねぇ!あはは!」

高子「もっとですよ~!」

省吾「もっとですよ~って(笑)」

鈴子「…ん?」

鈴子は、ちょっとすねたような顔になります。

高子「そろそろ、これ(料亭からのお土産)開けませんか?」

鈴子「ま、ヨシとしてやろうか!」

お土産はケーキでした。

鈴子「あ、1つ多いね。みね子、富ちゃんに持って行ってやりなさい」

みね子「え!?いいんですか!?」

鈴子「うん♪」

みね子「…ありがとうございます!嬉しいです!助かります!」

省吾「? なんでみね子が助かるんだよ?」

実はみね子、先日 大家の富さんから自分宛ての郵便物を受け取った時に、こんなことを言われたのです。

富『みね子ちゃんのところには、お手紙ばっかりね~。小包はあんまり来ないわね~』

省吾「…それって あれか?食べ物が届かないって言ってるのか?」

みね子「そうなんですよ!」

高子「す、すごいね…」

鈴子は大笑いです。

みね子「なかなかすごいんです…」

鈴子「じゃ、早速 持って行ってやんなさい。紅茶など添えて♪」

みね子「完璧ですね!ありがとうございます!!」

あかね荘、管理人室

みね子は鈴子に言われた通り、紅茶も入れて、ケーキを富に持って行きました。

おしゃれなティーセットや、おいしそうなケーキに富は大喜びです。

富「すてきね~!」

みね子「どうぞ♪」

富「ティータイムってとこね♪すてき!」

みね子「ですね♪」

富「…え?…これから 毎日 この時間!?」

みね子「…え!?……いや…別にそういうわけではないんですけど……」

富「…あはは、違うのね」

富はがっかりします。

みね子「…すみません…」

みね子の心『なんで私が謝らないといけないんだ と思うわけです…。カチンとは来ます、正直。でも、どこか予想のはるか上を行かれたある種の清々しさのようなものが…。東京の街に生まれ育った人は、なんだかおもしろいです』

すずふり亭 厨房

見習いコックの秀俊は、一人 厨房でまかない料理を作ります。

他の皆は、お料理を待ちながら 席に座って世間話で盛り上がっています。

みね子「あの…お手伝いすることありますか?」

秀俊「え?」

みね子「一人で大変かなって…」

秀俊「人の心配する余裕できたんだ?」

みね子「皮肉ですかぁ?ヒデさん!」

秀俊「ふふ、まあね。でも いいんだ。まかない作りは俺の大事な仕事だし、勉強だから。だから、邪魔しないで」

みね子「はい」

みね子の心『お父さん。私…一生懸命 働いている人を見ると 好きです』

しばらく後、すずふり亭の裏庭

まかないを食べ終わり、みね子・秀俊・元治は 今日も裏庭で料理の下ごしらえを始めます。

和菓子屋・柏木堂の息子 ヤスハルも、小豆の選定をしに来ています。

みね子「元治さん。手、止まってますよ」

元治「…知ってます!ちょっと休憩!」

元治は気分が乗らないのか、途中で作業を止め、本を読みだしました。

みね子「…ヒデさんって、なんでコックさんになろうと思ったんですか?」

秀俊「え?俺?…俺んち、父親が早くに死んじゃってさ」

みね子「そうだったんですか…」

ヤスハルと元治も、秀俊のそんな背景は初めて聞いたのか、少し驚いた顔を見せます。

秀俊「で、母親と姉と妹なんだけど、母親は保険の仕事で忙しくてさ、きょうだいで食事を毎日作ってたんだ。小さい時から。でも、どう考えても俺が一番うまくてさ。ひどいんだよ、2人とも。下手だし遅いしまずいし!無駄は多いし!最悪なんだよ。で、いつの間にか全部俺がやるようになって。で、楽しくなって。で、どうせだったら、好きなこと 得意なことで生きていけたらなって思って。いつか自分の店とか出してさ、母親を楽にさせてやりたいなとかも思ったし」

みね子「へえ…♪」

元治「かたいね!いい話だけど、かたいね~!」

みね子「元治さんは?」

元治「…教えてやんない!」

みね子「なんでですか?」

元治「さあね~!」

みね子の心『…これは、どっちなのでしょうか。こう見えて深い理由があるのか、それとも、見た目通り、何もないのか…』

ちょうど そこに、島谷純一郎がアパートに帰ってきました。

純一郎は、先ほど街で見かけた際にみね子のことが気になったようで、しばらくみね子を見つめます。

みね子「…あ」

純一郎「…」

秀俊「よ!」

秀俊は、みね子の前にあかね荘に住んでいたので、純一郎と知り合いです。

純一郎「頑張ってるね」

秀俊「そっちも頑張ってるんだろ」

純一郎は 一瞬 寂しげな表情を浮かべましたが、すぐに笑顔を作り「うん」とうなずきます。

みね子「…?」

秀俊「あと1年だったよな、大学」

純一郎「うん…」

元治「大学ね~」

純一郎「……じゃ、お邪魔しました」

純一郎はアパートに入っていきました。

みね子「……仲いいんですか?」

秀俊「え?」

みね子「私、なかなかアパートの人たちと仲良くなれなくて…」

秀俊「仲いいってほどじゃないかもしれないけど、いいやつだよ、あいつ。俺に、料理の仕方を教えてくれないかって言ってきてさ。自分でも簡単なものは作れるようになりたいんだって。すっごい真面目なやつで、俺が教えた通りに練習して、できるようになったんだ。食べてみてくれって持ってきたりしてさ」

元治「お坊ちゃんの道楽だろ」

秀俊「しょうがないじゃないですか。金持ちの家に生まれて、将来が最初から「決まっている人にだって、それなりの寂しさとか悩みとかありますよ」

みね子「……」

元治「興味ねえ。贅沢な話だよ、そんなの」

ヤスハル「…俺はわかるけど…」

みね子「…え?なんて言いました?」

ヤスハル「なんでもねえよ…」

ヤスハルは作業を切り上げて帰って行きました。

みね子の心『…みんな、それぞれにいろんな気持ちを持って生きてんだなって思いました。島谷さん、とっても寂しい顔する人だなって…私は思いました』

つづく

今日のあさイチ受け

有働さん「女は男の寂しい顔に弱いのよね!」

いのっち「そうなの?(笑)」

有働さん「それにしてもさ!ヒデさんとみね子!近すぎなかった!?」

いのっち「ワンショットでおさめなきゃいけないから。(スタッフが)「近づいて」って話なのよ」

有働さん「(笑) 近いわ、まだ何もないけど…」

いのっち「島谷さんとヒデちゃんのね、仮面ライダー対決?仮面ライダー2人が話しているような気持ちになる」

有働さん「出てたのね(笑)」

今日の感想

お?おお?おおお?

なんだか…みね子と イケメン2人が接近している感じがしました。

島谷さんは、どうして寂しそうだったんだろう。

自分には「仲間」と言える人がいないから…??

元治さんは、島谷さんが金持ちの家の御曹司だと知っていて、よく思っていないようですね。島谷さんは、みんなからそう思われながら生きてきたのかな…。

島谷さんが寂しそうだという件は、鈴子さんが言っていた「金持ちもどんなうちの子もみーんな一緒!そういう街!」という部分とつながっていきそうな感じでしたね。

そんな島谷さん。街中でお父ちゃんを想って寂しげだったみね子に親近感を感じたのかな?

みね子のことが少し気になり始めた様子でしたね。

(ちなみに みね子はお父さんがくれた靴を履いていましたね)

みね子は、島谷さんとヒデくんのことが少し気になりだした感じですね~。

まだ恋とかそんなんじゃないだろうけど、今日は、2人のことが気になりだすきっかけをしっかり描いてくれたように思いました。

ヒデくんは、しっかり働くところがいいですね。みね子は、働くことも、一生懸命働く人のことを好きですもんね。年の近いヒデくんが頑張っている姿は毎日とても印象に残ると思います。それに、島谷さんのことを話しているヒデくんは、これまたかっこよかった。相手を、背景のみで変に決めつけたりせず、その人自身をちゃんと見るところもヒデくんの良いところなんですね。

そして、島谷さんは寂しげなところ…。やっぱり、この2人がみね子の恋の相手候補なのかな…!?ドキドキ…!どうなるのか この先の展開がすごく楽しみです!

生まれ育った赤坂が大好きな鈴子さん。

鈴子さんの話を何百回と聞いているのに、優しく「そうだね!」と答えてあげる親孝行な省吾さん。

早くケーキが食べたい高子さん(笑)

そして、今日は何より富さんがおもしろかったですね~!(´∀`)

ケーキを持って行けて、ようやくご機嫌取りが出来るな~♪と思ったのに、まさかまさかの「毎日この時間のティータイム!?」って!ほんと、予想もしなかった反応で、爆笑でした!

富さんのキャラがすごいですね~(*´∇`*)

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