朝ドラ「ひよっこ」第12週 第69回レビュー

内緒話と、春の風3

今日の物語

あかね荘 啓輔の部屋

啓輔の相棒・祐二が田舎から東京に戻って来ました。

みね子「よかったですね、戻ってきてくれて」

啓輔「はい♪ありがとうございます!」

早苗「…そうかな?本質的な問題は何も解決してないんじゃないの?だって2人でずっとやってて全然 駄目だったわけで、駄目な状況は何も変わらないんじゃないの?違う?」

みね子「…そんな言い方したら、身も蓋もないじゃないですか…冷たすぎますよ、そんなの」

純一郎「そうでもないんじゃないかな」

みね子「え?」

純一郎「早苗さんは、そんなに冷たい人ではないと思うけどな。本当に冷たい人は、あんなに人のことを長く語ったりしないと思う」

みね子「ということは…?」

純一郎「みんなとの会話を楽しんでいる。実はおしゃべり好きな人で、照れ隠しで意地の悪い言い方しかできない。あはは。今も、分かりにくいけど、とても楽しんでいる。ですよね?」

みね子「なるほど…」

早苗「帰る」

立ち上がろうとした早苗の腕をみね子がつかみ、制します。

早苗「…」

早苗は座り直します。

早苗「…あんたさ、まさか私に惚れてんじゃないでしょうね」

純一郎は口をあんぐりさせます。

純一郎「は?」

みね子「え!?」

早苗「悪いけど、私、あんたみたいに上から分かったようなことを言う男は嫌いだから、諦めて」

純一郎「…ご心配いただかなくて結構です。僕も、喜怒哀楽のわかりにくい人は苦手なんで」

早苗「そう。それは良かった」

みね子は無意識に、ホっとしたように笑います。

早苗「ってか、なんで あんたは怒らないの?相棒を!「何やってたんだ」って」

啓輔「…あの…」

早苗「…いいけど」

啓輔「…いいがです。帰ってきてくれただけで」

祐二「啓輔…!聞いてくれるけ、俺の話しを…」

啓輔「うん。あ、でも…嫌な話なら聞かんほうが…」

啓輔はためらいますが、みね子たち3人が「聞け」とばかりに睨んでいることに気付き、聞くことにしました。

祐二「年末に、一緒に高岡帰って、駅でおらっちゃは別れた。恐らく うちに帰れば、久しぶりの実家やちゃ。居心地はいいというか、里心がついてしまうちゃろ。別に高岡が嫌でうちを出たわけじゃないからな。でも、おらっちゃは確認し合ったちゃ。あくまでも、今回は久しぶりに親に顔見せるための一時帰郷やち。おらっちゃには夢がある、それを忘れるなと。そうやっちゃよな」

啓輔「ああ…。そして、うまいものをたらふく食いだめし、たくさん食い物を持ち帰り、できれば小遣いももらって帰ろうと」

祐二「その通りやちゃ!」

みね子の心『…お父さん…。ちょっと いい話を想像してたんですが……』

みね子は呆れます。

祐二「そして、確実に家でちゃ 引き止められっちゃ。やけど、おらは負けんかった!親のあの手この手の引き止めにも応じんかった!ほんまにありとあらゆる手を使ってきやがった!見合い話まで持ってきたんやぞ!」

啓輔「見合い!?」

祐二「ああ!まったく!冗談やないがいぜ!そうすら おらが残ると思ったがやろうけど…!」

祐二は 漫画蝶タッチで女性のイラストを描きます。

祐二「こんな顔した女やぞ!冗談やないちゃ!」

みね子「…はい?」

早苗「…写真は見たんだ?」

祐二「…そりゃ見るやろ」

みね子「じゃ、きれいな人だったらどうだったんですか!?」

祐二「……え?そりゃ……」

啓輔は呆れます。

祐二「いや!断わったに決まってるやないけ!(汗)」

早苗「どうだか」

みね子「ねえ!」

純一郎「で?」

祐二「あ…、見合いもちゃんと断り、1月4日に帰ろうと荷造りもしました!」

啓輔「何があったんけ?」

祐二「…うち、運送業やがね。1月4日は、初荷いうやつで忙しいてね…。ちょうどその日の朝に、運転手が一人ケガしてしもて…手伝わんわけにはいかんがんなってしもたがいちゃ」

啓輔「…そうやったがけ」

みね子の心『やっといい話になってきました』

祐二「で、まあ、大変ながを振り切って帰るがもあれやな…と思って、その日手伝ったわけやちゃ。やけど、ケガがすぐには治らんかってな…1日、また1日と仕事を手伝うことになってしもて…」

啓輔「なるほど、そうながいちゃ」

祐二「ずっと啓輔のことを考えとったよ…。どうしとっかな…悪いなって…。でも、こう考えることにしたがいちゃ。その分、アルバイト代はもらえっからな、その金を東京に持っていって、また一緒に思いっきり漫画を描くがや~!ってな!」

啓輔「祐二…!!」

早苗「で、その従業員のケガが治ったから東京に帰ってきたというわけか。随分 長くかかったんだな」

祐二「いや、ケガが10日くらいで治ったがいや」

みね子「…10日?」

純一郎「そこから2カ月くらいありますけど…」

祐二「あ…うん、そうながいちゃね…」

啓輔「……」

みね子「何をやってたんですか?」

祐二「……」

早苗「白状しろ?」

祐二「……いや…その…つまり……恋をしたがいちゃ…」

みね子「…恋!?」

啓輔は大きな溜息を吐きます。

祐二「取引先の娘ながいちゃね。毎日そこに荷物を届けとるうちに…その…なんというか…。恋を…してしまったがいちゃ…!なんともかわいい子ながいぜ…!内藤洋子にそっくりな…!」

啓輔「内藤洋子!?」

純一郎「内藤洋子ですか!」

早苗「?」

みね子「え?」

啓輔「そんじゃ、無理もないちゃね」

純一郎「なるほどね…」

さっきまで祐二の話に呆れていた啓輔と純一郎なのに、「内藤洋子に似ている」と聞くと態度を一変させ、ニヤニヤと嬉しそうに祐二に理解を示します。

みね子「…島谷さん、好きなんですか…?」

純一郎「うん」

みね子「…へえ……。……いや…いやいや、そうじゃなくて、なんですか!その「それなら仕方ないな」みたいなの!おかしくないですか!?」

啓輔「内藤洋子やぜ?」

祐二「やよな」

純一郎「まあね」

みね子「なんだそれ!」

早苗「気を付けろ。男っていうのは、こういうくだらないところでは妙に理解し合うところがあるんだ」

みね子「なるほど…!」

祐二は、今度は内藤洋子風のイラストを描き、力説します。

祐二「内藤洋子を毎日会えるがんですよ!」

みね子「似てるってだけでしょ!?」

早苗「どうせ振られたんだろ?だから東京に戻ってきたんだろ?」

祐二「え……」

早苗「図星か…」

祐二「…絶対 漫画で有名になって見返してやるがな…!なんじゃ、あんな女!!」

祐二はさっき描いた絵をクシャクシャに丸めて投げ捨てます。

一同「……」

みね子「…え、終わりですか」

祐二「終わりですちゃ」

みね子「…全然いい話じゃないじゃないですか」

祐二「誰もええ話やなんて言うとらんし」

みね子「そうですけど…」

早苗「君はそれでいいのか?」

啓輔「ええ。…ふふ、いいがです!帰ってきてくれれば!」

啓輔は笑います。

啓輔「…僕も、謝らんといかんがです。僕 ちょっこす考えとりました。もう祐二は帰ってこんがかと思って…。覚悟を決めないけんなと…。で、それでいいがんないか…よかったがんないかって…」

純一郎「どういう意味ですか?」

啓輔「…僕らは藤子先生に憧れて2人でやっとったけど、そもそもそれに無理があったがないか?1人のほうがうまくいくがんないか?って思い始めとりました…」

祐二「え…」

啓輔「すまん。許してま…!」

祐二「…何言っとんがや。お互いさまやないか!」

2人は抱き合います。

純一郎「…あ、じゃ、僕らはそろそろ…」

早苗「そうだな」

みね子「そうですね」

みね子たちが帰ろうとすると…

啓輔「あ!ちょっこす待って下さい!」

みね子「え?」

啓輔は何やらみね子の方を見ながら、祐二に耳打ちで何かを話しています。

みね子の心『なんだか嫌な感じです……』

啓輔「みね子さん!」

祐二「あんたさん!漫画のことをあんまり…いや、ほとんど知らんらしいですね…!」

みね子「…はい、すいません…」

祐二「そういう人の意見が聞きたいんです!!漫画雑誌の編集者は、いわば漫画のプロです!ある意味で、あの人らの意見は専門家の意見や!やけど、ほんまの読者と感覚が違うがんないか?ほんまの読者は専門家やない!そういう人の感想を聞いてみたほうがいいがんないかと!!」

みね子「!?」

早苗「…なんか、理屈がねじ曲がってる気がするな…」

純一郎「そうですね…認められないのを人のせいにしている感じがします…」

啓輔「読んでみていただけませんか!?」

2人はみね子に漫画の原稿を差し出します。

みね子「…今!?」

啓輔・祐二「はい!!」

2人が描いた漫画は、『いつかはそら飛べ!ロボッ太くん』という作品。

ロボットのロボッ太くんと子供たちが登場するギャグマンガのようです。

みね子「………」

みね子の心『お父さん…どうしたらいいんですか……つまんないです……。』

漫画のセリフ「キカイダケニ キカイタイソウデス」(ズコ!と子供たちがこけるオチの描写)

真剣にみね子の反応を見ている2人に気を遣い、みね子は「ふふ…」と笑って見せます。

みね子の心『今のは嘘です…。ちょっと笑ってみたほうがいいかなと…。』

みね子「…あはは…へへ…」

みね子が漫画を読みながら笑うと、2人は顔を見合わせて喜んでいます。

みね子の心『2人ともとても嬉しそうで、なんだか私はどうしたらいいのか分からなくなってしまいました…。これを2人で一生懸命描いたんだなって…たくさん考えて描いたんだなって…。その姿を想像したら、つまんないけど、本当に全然つまんないんだけど…なんだか私、その姿を思い浮かべたら…』

みね子は目頭が熱くなり、鼻をすすります。

一同「…!?」

みね子「…ぐすん…。…頑張って…下さい…」

みね子は涙をこらえて言いました。

祐二「……!…感動してくれとるぞ…!」

啓輔「…本当や…!泣いとる…!」

ナレーション「あらあら、アパートの部屋だけで、今日は終わってしまいますね(笑)つづく」

今日のあさイチ受け

いのっち「アパートだけで終わっちゃうのかなって言ってたんですよね(笑)」

有働さん「ねえ(笑)そしたらちゃんと…」

いのっち「ナレーションでも入りましたね(笑)」

有働さん「でも あの気づかいはちょっと罪かな?気つかって笑ったり泣いたりっていうのは」

いのっち「まあ、だから笑わないで、色々と裏で考えたら泣けてきたっていう…」

有働さん「でも受け取る側はこれでウケたと思うから。これでまた…」

いのっち「あの漫画、あんまりおもしろくなさそうでしたからね…」

有働さん「しっかり読んでみたいですね(笑)」

今日の感想

おもしろかった(笑)

ほんとに、アパートの1室だけで1話おわった(笑)

昨日も今日も、増田さん(ナレーター)の優しいつっこみ(?)がいいですね♪

私は増田さんのナレーション、とっても好きです。今までの朝ドラのナレーションの中で1番好きです♪

啓輔さんと祐二さんの田舎に帰る目的「たらふく食べさせてもらって…」には大ウケしました。かわいい(笑)啓輔さんが日に日にかわいくなっていきます。

しかし、結局 きれいな女の人に恋して夢中になって、ふられたから元に戻ってきただけかよ!!(笑)大丈夫か!祐二!!それでいいのか!啓輔!!(笑)

さっそく心配な漫画家コンビですね。

あと、みね子はもう島谷さんに恋している…!??

島谷さんの反応ひとつひとつに、すでにみね子の心が動いていますね…!

そうか~こっちに恋するのか…!

島谷さんは「喜怒哀楽が分かりにくい女性」は嫌だそうで…。みね子は分かりやすい子ですよね…ふむふむ…ふむふむ!!(笑)

でも、ヒデくんも何か関わってくると思うんだけどな~。早く知りたいよ~!

あと、やっぱり早苗さんは優しい人みたいですね。島谷さんの読みが当たっているだろうな。

みね子が起きているか心配してくれるような人ですもんね(笑)

パっと見 きつくて怖い早苗さんのイメージにまどわされず、そういうところに気付ける島谷さんも、周囲をよく見ている聡明で優しい人なんでしょうね。

これであかね荘のメンバーが全員登場したのかな?

ひよっこ公式HPには、あかね荘の見取り図が上がっています♪

2号室が空いています。

この2号室、多分 誰か来るんじゃないかな…。

わざわざ1室 余分にあって、しっかり計画されている間取りなので、きっと重要な誰かが来るんじゃないかなと予想します!予想を書く時はちょっとドキドキします。当たるといいな。

3号室の祐二さんは、みね子の人生に対して特に影響はないらしいので気にしません!(笑)

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