朝ドラ「ひよっこ」第13週 第73回レビュー

ビートルズがやってくる1

今日の物語

奥茨城、谷田部家

1966年 昭和41年4月23日

みね子の妹・ちよ子は中学生になりました。

みね子が買ってくれた学生鞄を、大事そうに磨いて 朝の準備をしています。

美代子「いがったね。お姉ちゃんが買ってくれた鞄だもんね。素敵だね」

茂じいちゃん「んだな。大切にしねえとな」

ちよ子「うん!大好きだ!これ!」

美代子「ごめんね。制服はお姉ちゃんのお下がりで」

ちよ子「ううん。そんな子いっぱいいるもん。それに、嬉しいよ。お姉ちゃんが来てたやつだもん。どう?ちょうどいいでしょう?」

美代子「うん♪はい、お弁当」

ちよ子「ありがとう~!進!早く!おいていくよ!」

ランドセルを背負った進が慌てて奥から出てきました。

美代子「はい!行ってこ!」

ちよ子・進「行ってきます!」

茂じいちゃん「気をつけてな~!」

すずふり亭

みね子の心『お父さん。ちよ子が中学生になりましたよ。制服は私のお下がりです。でも、地ちよ子はとっても喜んでくれて、かわいい字で御礼の手紙をくれました。なんだか胸が熱くなるくらい嬉しかったです。ああ、頑張って働いて良かったと思いました。きっと東京で働いていたお父さんも、こんな気持ちだったんじゃないかなって』

みね子は そんなことを思いながら、今日も仕事に励んでいました。

まだみね子は知りませんが、実はこの時、元 警察官 綿引正義が、みね子を探して東京を走っているのです。

ナレーション「家の事情で茨城に帰っていたはず…。それが また なぜ?何があったんでしょう?」

すずふり亭 休憩時間

休憩時間に入った時、すずふり亭に綿引がやってきました。

息をきらしてドアを大きく開けて店内に入ってきた綿引は、深刻な顔で、店内を見渡します。

鈴子「?」

高子「?」

厨房に行っていたみね子が、ホールに戻って来て、綿引に気付きます。

みね子「…! 綿引さん…!?」

綿引「みね子ちゃん!…あ…また突然ごめん…!」

みね子「…どうしたんですか…?」

厨房から、コックたちも出てきました。

綿引「……ここで話してもいいのかな…?」

みね子「……はい、皆さん、父のことは分かっていますので…」

綿引は、すずふり亭の皆に向かって一礼します。

少し後

一同はテーブルに座り、綿引は水をグイっと飲みます。

綿引「……いい職場なんだね、良かったね」

みね子「…はい」

綿引「…僕は警察を辞めて 高萩に帰ったけど、やっぱりお父さんのことが気になっていて、同僚に、何か気になることや手がかりになりそうなことがあったら教えてくれないかと頼んでおいたんだ」

みね子「…はい…」

綿引「…赤坂署で一人、ひったくり犯が捕まった。…仕事帰りの出稼ぎ労働者から、現金を奪おうとした。おととしの9月。郵便局で送金をしようとしていた人からね。でも、その人は抵抗したんだそうだ。犯人は、そこらの棒きれでその人を殴ってしまった。…そして、金を奪って逃げた。お金を奪われた人がね…お父さんらしい」

みね子は、ただ静かに話を聞きます。

【回想】

(綿引が話したその時のことが 回想シーンとして流れます)

その時 実は 両手でしっかりとお金が入った鞄を持って歩いていました。

後ろから突然 何者かの手がのびてきて、一瞬のうちに鞄を奪われます。

実「!!!ちょっと!何するんですか!!!」

逃亡する犯人を、実は必死においかけます。

実「それは大切な金なんです!!やめてください!!!」

犯人は細い路地に逃げ込みました。

実は 犯人に追いつき、2人はもみあって ごみすて場の辺りに倒れ込みます。

それでも逃げようとする犯人の足を 実は必死につかみます。

実「返してください!!返してください!!!!お願いします!!その金を待ってるんです!家族が!家族のために働いてつくったお金なんです!!!お願いします!お願いします!!!お願いします!!!」

犯人「離せ!離せ!」

実「大切な金なんです!家族が待ってるんです!待ってるんですよ!お願いします!」

犯人はそれでも逃げようと抵抗します。

実「お願いします!お願いします!!」

犯人「離せ~!!!!!!」

犯人は 偶然 ごみ捨て場に落ちていた角材で実を殴ります。

実は意識を失い、犯人は逃げて行きました。

【回想終わり】

綿引「…犯人はね、怖くなって、こっそり様子を見に戻った。でも、そこには実さんの姿はなかった…。救急車などで病院に運ばれた記憶もないし、病院に行った形跡もない…。行き倒れとかそういう人も、該当するような人はいない。つまり、その後 実さんがどうなったか分からない…。さっぱり分からない。そういうことなんだ…」

みね子は目を潤ませ、ただ 黙って綿引の話を聞きます。

綿引「…ごめん…!…いい知らせではなくて…」

みね子「…いえ…そんな……そのためにわざわざ東京まで…」

綿引とみね子は互いに頭を下げます。

綿引「警察官だった時の一番の心残りだから…。でもね、みね子ちゃん。お父さん…「これは家族のためのお金なんだ。返してくれ」って…何度も、何度も言ったそうだ…」

みね子「…はい」

綿引「出稼ぎが嫌になって、家族を放り出していなくなってしまったわけではなかったね…!」

みね子「…はい…」

綿引「…うん…」

綿引「僕はこれから茨城に戻って、みね子ちゃんのお宅に伺おうと思う。お母さんに僕から伝えたいから…」

みね子「はい、ありがとうございます。よろしくお願いします…」

鈴子は、みね子の心を支えるように みね子の手をぎゅっと握ります。

綿引「うん…。…じゃ、僕はこれで」

省吾「すいません。ちょっと待てますか」

綿引「…え?ええ…」

省吾「10分下さい。汽車の中で弁当食べてください」

綿引「え!?でも、そんな…!」

省吾「うちの子がお世話になってるんだ。それくらいさせてください。元治!ヒデ!」

元治・ヒデ「はい!」

3人は厨房に入って行きました。

みね子は こぼれた涙を拭いて 笑顔を作り、厨房に入ります。

厨房

みね子「何か手伝わせてください。お願いします。お願いします!…何も、御礼できることがないので…」

みね子は省吾たちに頭を下げます。

省吾「…じゃ、バーグの種を準備してくれ。ヒデ、教えてやれ」

秀俊「はい!」

みね子「ありがとうございます」

秀俊「まず手に油をつけて、こうして中の空気を抜くようにね…」

秀俊は、みね子にハンバーグのまるめ方を教えます。

再び すずふり亭ホール

鈴子「赤坂の交番で勤務なさっていたのね?五丁目だったかしら」

綿引「はい」

鈴子「ご苦労様でした。…そして…ありがとう…。東京の家族として御礼を言います。ありがとう…」

高子「ありがとうございます」

綿引「そんな…」

鈴子「谷田部さんにお伝え下さい。みね子は頑張ってますから、ご安心下さいと…」

綿引「はい、分かりました…!」

厨房

厨房では、ハンバーグやエビフライが入った洋食のお弁当が完成しました。

すずふり亭の前

綿引「じゃ、元気でね、みね子ちゃん」

みね子「はい。綿引さんも」

綿引「何か分かったらまた連絡します」

みね子「はい、ありがとうございます」

綿引「…じゃ…!」

綿引は笑顔で帰って行きました。

すずふり亭の裏の広場

みね子は仕事に戻り、いつものように野菜の下ごしらえをします。

しかし、やはり 心ここにあらず…です。

秀俊「…つらいことがある時は、目の前のことに集中するのが一番いいと思う…。俺は」

みね子「…はい…ありがとうございます…」

鈴子は 室内から窓越しにみね子を心配そうに見つめていました。

夜、あかね荘 炊事場

早苗が料理を始め、漫画家コンビの啓輔と祐二が「うまそう~!」と喜びます。

早苗「誰も「一緒に食べないか」とは言っていない。「作るけど」と言っただけなんだけど」

啓輔・祐二「え!?」

島谷「そろそろみね子ちゃんが帰ってきますね」

早苗「別にその時間に合わせたわけじゃない」

島谷「ですよね。違いますよね」

島谷は少し笑って言いました。

そこに、ちょうどみね子が帰ってきました。

早苗「あ」

島谷「おかえり」

啓輔・祐二「おかえりなさい!」

みね子は、ただ頷くことしかできません。

炊事場に入ることもなく、自室に向かって歩きます。

そんなみね子の様子に違和感を感じた4人は、みね子の後を追います。

管理人室で電話が鳴ります。

富「はい、あかね荘。はい、ああ!どうもどうも!こちらこそ」

ちょうどみね子が管理人室の前を通ったので、富がみね子に声をかけます。

富「みね子ちゃん!電話!茨城から」

みね子「…!」

みね子は電話を代わります。

早苗たち4人は、廊下の端でそれをこっそり見つめます。

みね子「もしもし…お母ちゃん…?」

美代子『みね子…。お母さんも綿引さんから聞いたよ…。…お父ちゃんのこと…』

みね子「…」

美代子「みね子、大丈夫…?」

みね子は目に涙をいっぱい溜め、上を向きます。

みね子「…うん…。…怖かっただろうね…。……痛かっただろうね……」

美代子『…みね子…お父ちゃん、きっと大丈夫だよ…!』

みね子「……うん……」

みね子の目から 涙がぽろぽろこぼれます。

みね子「…どこさ行っちゃったんだろうね…お父ちゃん……」

島谷や早苗たち「………」

つづく

今日のあさイチ受け

冒頭、ニュースセンターからのニュースが入ったので、残念ながら受けはありませんでした。

今日は受けて欲しかったなぁ

今日の感想

お父ちゃんの話題は今週の後半かなと思ったら、いきなり来ました。

実お父ちゃんが「家族のためのお金なんです!」と叫んでいるシーンは泣いてしまいました。

お父ちゃん……。

お父ちゃんは、あんな時にも、あんな相手にも丁寧語で叫んでいましたね。これが、みね子の大好きなお父ちゃんですよね。

やっぱり 自分から失踪したわけじゃありませんでしたね。

でも、それが分かっても喜べません

みね子の言う通り、怖かったし痛かっただろうと…。そう思うと、視聴者の私ですら胸がはりさけそうです。これが自分の家族だったら、耐えきれないショックだと思います…。

みね子、半日 よく我慢しましたね…。涙をこらえて、働いて、よく頑張りました…。

犯人、本当に憎いです!!!!

あんなに必死に叫んでるんだから返しなよ!!!!

なんで人が一生懸命働いたお金を盗れるの!?!?!?!

憎いです。ドラマのことと分かっていますが、本当に憎い。実際 そういうことして生きている人もいますしね…憎いぃぃぃぃ…!!!!!!!

お父ちゃんは多分…殴られたショックで記憶喪失を起こしたんだろうと予想します。

記憶喪失説は結構 前にも書きましたが、今日の件で おそらく間違いないだろうなと思いました。

記憶喪失になったのであろう実さんの今の姿が一度 ドラマ上で映ったことがありましたが、顔付きも違っていましたよね。一体 今 何をしているのか……。あの時の顔つきを思うと、誰かに利用されて悪いことをしているんじゃないか説を思ってしまいます。心配です。

どうか、あの誠実で優しいお父ちゃんに帰ってきてほしいです。

みね子たちとまた笑ってほしいです。

大好きな田んぼや畑の仕事をして、家族で笑って、すずふり亭に家族で行く夢も叶えて欲しいです。

綿引さんは、みね子の元を訪ねる時は突然 走って現れるっていう役どころでしょうか。(笑)

みね子がいつか結婚するとしたら、みね子と相手の結婚式に 綿引さんが突然入ってきて、みね子をさらっていくというための伏線では…!? とか、ちょっと想像していました(笑)

しかし、みね子には 心配してくれる東京の家族・すずふり亭のみんながいてくれて良かったですね。あかね荘の皆もみね子を心配してくれる仲になってくれているし。

早苗さん、みね子と一緒に食べようと思っていたのかな?というか、皆で食べようと思ったのかな。早苗さん、かわいいですね♪

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