朝ドラ「ひよっこ」第14週 80回レビュー

俺は笑っていきてっとう!2

今日の物語

夜、裏の広場やすずふり亭の厨房

みね子たち一同は、それぞれ仕事を分担・協力して600人分の赤飯づくりです。

皆、楽し気におしゃべりをしながら作業を進めています。

高子は、美しい容姿の早苗がうらやましいのか、行きつけの美容院や洋服のことを聞いています。

島谷と秀俊も とても仲が良い様子です。

夜、裏の広場

赤飯を蒸す間、休憩時間となりました。

省吾は、作業中もずっと宗男のことが気になっているようでした。

そして休憩中、宗男のバイクにイギリス国旗が飾ってあるのを見て、気になっていたことを口にします。

省吾「なあ 宗男」

省吾「はい?なんですか、シェフさん。どうしました?」

省吾「……宗男、…お前 戦争中どこにいた…?」

宗男「……あ…」

省吾が切り出した話題に、それまでにぎやかだった場に少し緊張感が走ります。

宗男「……陸軍で、ビルマにいました」

省吾「…お前 茨城だろ…?ビルマってまさか…」

宗男「はい」

省吾「……インパール作戦ってことか……?」

五郎「え……」

宗男「…はい。生き残りです。仲間は皆 ほとんど戦死しました」

一同「……」

五郎「インパールって………」

省吾「…だったらお前……」

宗男「はい…」

省吾「…ひどい戦いをした…相手だろ……イギリスは…」

宗男「……はい」

ナレーション「インパール作戦とは、昭和19年春。ビルマ西部の密林と高山を突破して、イギリス軍の拠点 インドのインパールを攻略、あわよくばインド内部に侵攻しようという大作戦でした。しかし、イギリス軍の大反撃を受けた上、食料や弾薬の補給も十分でなく、戦死 戦病死 合わせ 6万人以上出して敗北。全滅した舞台も数多くありました」

宗男「…ただただ 山の中、飲まず食わずで歩くだけでよ…歩けなくなったやつは置いて行かれて…置いてかれんのが怖くて、ただただ…歩いて…。時々 空の上から 偵察機に見つけられたのだが 雨みたいに爆弾降ってきて、逃げて隠れて…それが行っちまったら、また歩いて…。…俺は死ぬんだなって…毎日思ってた。毎日 仲間が死んでいくからね…うん…。…なんつうか……、「死ぬまで生きてんだな…俺は…」って思ってた…」

省吾「宗男…すまん…話したくなかったら、いいんだぞ…」

宗男「…大丈夫です。ありがとうございます!」

省吾「…」

宗男「(皆に向かって)悲しい話で終わんねえからよ!心配すんな!」

鈴子「…宗男はこうして生きているもんね、今…」

宗男「はい!」

みね子「……」

宗男は、安心させるかのように優しくみね子の肩に触れてから、話を続けます。

宗男「ある晩によ、斥候(せっこう)っつってな…まあ…偵察みてえなもんだな。斥候に行かされてよ。その夜は月が曇ってて、おまけにジャングルの中だから真っ暗で何も見えねえんだ。で、いきなり出くわした。イギリス兵にね…。

…気が付いたらすぐ目の前にいた。俺もおどろいたけど、向こうも驚いた顔してた。お互い 銃を構えてさ…動けなくて…、俺も怖くて震えてたけど…、向こうも同じだったんだと思う…。だんだん暗闇に目が慣れて 相手の顔が見えた。靴墨で黒く塗ってやがったけどよ、俺と同じような年頃の男だったよ。今のみね子くらいかな。

遠くから、声が聞えたんだ。向こうの仲間だ。そしたらよ、目の前のやつが、仲間に何か言ったんだ。何っつったのか分かんねえ。だから余計怖くてよ…。ほしたら……ほしたらな…、そいつ、俺を見て にっこり笑ったんだよ…。笑ったんだ…。そのまま 仲間のいる方さ走ってった…。俺はそのままぼーっとしてて……、いつまでも ぼーっとしててよ…。

なんで笑ったんだろうってわかんなくて…わかんなくてさ…。

んでも、俺はあいつのおかげで、死なずに済んだ」

早苗「だから…あれ?」

早苗は、バイクに飾られているイギリス国旗を見て言いました。

宗男「……俺な、悔しかったんだよ。俺は笑うことできなかったからな。だからよ、なんかあっても、拾った命だから笑って生きようって決めたんだ。悔しかったからね。」

省吾「…そうか……」

宗男「…で、ビートルズだよ!ちきしょう…ちきしょう!またイギリスかよって思ったけどよ!なんか俺は嬉しかったんだ!もちろんよ、ビートルズとその時のアイツは関係ないと思うけどよ。確かに 俺はあいつのおかげで生きてるのかもしれねえけど、あいつだって俺のおかげで生きてるって考え方もあっぺ?」

省吾「そうだな」

宗男「だろ!?だから 俺ん中で、ビートルズとあいつが ごっちゃになっちまった!あはは!んだからよ、なんか、言いたいんだ。ビートルズによ。「俺は生きてっぞう!」ってな。「俺は笑って生きてっぞう!おめえも生きてっか!?笑ってっか!?」ってな。…言いたいんだ。叫びたいんだ…。ははは!…と、いうわけでした!へへ!」

一同「……」

宗男「いや~まいったな!……元治!!!」

宗男は、空気を変えようとして、しんみりしていた元治を蹴とばします。

元治「いって!!」

宗男「なんか つまんねえギャグ言え!へへへ!!」

啓輔「…あ!いいにおいが…」

祐二「してきました~!」

早苗「そういうのだけは敏感だな!」

一郎「炊けたか…そろそろ…」

省吾「よし…いくか…」

赤飯の炊けた匂いを合図に、皆 厨房へ戻ります。

鈴子は、みね子と宗男の肩や腕に優しく触れて行きました。

最後に広場に残った宗男とみね子。

宗男はみね子の肩をポンと叩き、みね子も笑顔で返します。

宗男「いこう」

赤飯が炊け、次は全員で箱詰めです。

みね子の心『お父さん…。お父さんの弟は、今日も笑っていますよ。なぜ いつも笑ってんのか その理由を教えてくれました。お父さんは知っていましたか?』

ワイワイ作業をする宗男のことを、島谷が見つめています。

秀俊「どうした?」

島谷「…いや」

つづく

今日のあさイチ受け

今日は台風のニュースで、あさイチはなくなりました。

今日の感想

今日のあさイチは、台風ニュースでなくなってしまいました。

今日のあさイチには宗男さん役の俳優さんが出演されるとのことで 楽しみにしていたので少し残念でした。(台風ニュースは大事なので仕方ないですね)

宗男さんには ぜひ また 改めて出演してほしいです!!

さて、今日は…宗男さんの戦争体験が語られました。

宗男さんが出会ったイギリス兵もまた、きっと戦争なんてしたくなかったんだろうなって思いました。

笑ったのは「お互い、会ってないことにしようね」という意味だったのかな。

宗男さんは、特に過酷だと言われている場にいたんですね。戦争の話題は、胸がギュっとなります。なんと表現したらいいか分かりません。せめて こんなことが二度と起こらないようにと願います。

変なおじさんとして登場した宗男さんにも、こんな過去や想いがあったんですね。

宗男おじさんもまた めちゃくちゃ幸せになれ!!!

宗男さんにも これから先 めちゃくちゃ幸せなことがたくさん起こって、それはもう大変なことになると思います!(愛子さん風の言い方)

宗男さんとみね子の関係、いいですね。

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