朝ドラ「ひよっこ」第18週 第105回レビュー

大丈夫、きっと3

今日の物語

夜、すずふり亭の営業時間

みね子は、今日も高子の真似をして、「すみませぇぇ~ん、エビまだですかぁぁ~?」と厨房を明るく急かします。

省吾「はい、ただいま」

省吾たちは、笑顔を見せるみね子を温かく見守ります。

みね子の心『もうお母ちゃんは手紙を読んでるんでしょうか。手紙を読んだお母ちゃんの気持を考えると、心が痛くなります』

みね子は、つらい思いを隠し、笑顔で仕事に励んでいました。

夜、奥茨城、谷田部家

ちよ子たちが眠った後、美代子は、みね子からの手紙を茂じいちゃんに見せました。

茂じいちゃん「……なんてこった………なんでそんなことに……」

美代子「………お父さん…。…私……」

再び、すずふり亭の営業時間

すずふり亭の電話が鳴り、秀俊が電話をとります。

秀俊「もしもし、すずふり亭です。……はい、はい…、少々お待ち下さい」

秀俊「みね子」

みね子「…!」

秀俊「…お母さん」

みね子は電話を代わります。

みね子「もしもし……うん、みね子だよ…。…うん……………」

夜、あかね荘 管理人室

仕事を終え、アパートに戻ったみね子は、管理人室の電話を借りて 川本世津子に電話をかけました。

(お父ちゃんを通じて 電話番号のメモを受け取っていた)

みね子「あの…谷田部みね子です…」

夜、世津子の家

世津子「…はい…。……はい、分かりました。はい……大丈夫です。お待ちしています…失礼します」

世津子が電話を切ります。

実父ちゃんは、心配そうに世津子を見つめます。

世津子「…あなたの……奥さんがいらっしゃるそうです」

実「………」

再び あかね荘

みね子「ありがとうございました」

富「うん…おやすみ…♪」

仕事から帰宅した愛子は、みね子の電話をこっそり廊下の隅で聞いていました。

翌朝、奥茨城 谷田部家

美代子は、落ち着いたロングスカートにジャケットを羽織り、出かける支度をします。

仏壇に手を合わせ、普段はつけていない結婚指輪をはめました。

棚の上にいつも飾っている 家族6人の写真を見つめます。

そして、美代子は東京に向かうため、まだ家族が眠っている早い時間に家を出ます。

バス停までの道を歩きながら、美代子は実との日々を思い返していました。

最後に一緒に行った稲刈りの日に、汗をかい作業をしながら 幸せそうに笑っていた実の姿を想います。

バスの中

車掌・次郎「おう、美代子。早いな」

美代子「おはよう」

美代子「6時39分発の上りに乗りたいんだ。お願いね」

次郎「おう。…え?東京か!?実、見つかったのか?!」

美代子「……うん…半分ね」

次郎「半分…?」

美代子「…ごめん、次郎。今は、それ以上 何も聞かないで…。…怖いんだ…行くの…。でも、私…頑張ってくっから…。だから、応援して、お願い…」

次郎「…おう…!ガンバレ!美代子!」

美代子「…ありがとう…」

美代子は、実が失踪してすぐ 東京に向かった日のことを思い出します。

あの日も、同じ時間の列車に乗るため、こうしてバスに乗りました。

上野駅についた時には、慣れない人混みに戸惑い、人とぶつかり、「すいません!すいません…」と謝りながら構内と歩きました。

実が泊まっていた宿舎の部屋を見た時は、その環境に驚きました。

警察では「よくある出稼ぎ労働者の失踪」だと片づけられ、「茨城(いばらき)」のことを「いばらぎ」と言う警察官に涙を流して訴えました。

『いばらきです…いばらぎじゃなくて…いばらきです…。…谷田部実といいます…私は、私は、出稼ぎ労働者をひとり捜してくれと頼んでいるのではありません…!ちゃんと、名前があります!茨城の、奥茨城村で生まれて育った谷田部実という人間を捜してくれとお願いしています!ちゃんと…!ちゃんと名前があります…!!』

朝、あかね荘 みね子の部屋

その頃、まだ時子は眠っている横で、みね子は起きて布団から出て座っていました。

みね子は恐らく あまり眠れなかったようです。

みね子もまた 実がいなくなった頃のことを思い返していました。

『もし…お正月に、お父ちゃんが帰ってこなかったら…帰ってこなかったらね…、私…、東京に働きに行こうと思う』

朝、すずふり亭の裏の広場

みね子が着替えて外に出ると、広場で愛子がみね子を待っていてくれました。

みね子「愛子さん…」

愛子は優しく微笑みます。

愛子「行くの?」

みね子「はい」

愛子「あのね、みね子さん。あなたは…良く言うと、色んな人の気持ちを察することのできる人。悪く言うと、どっちの気持ちも考えてしまって、どっちつかずになってしまうところがある」

みね子「…はい」

愛子「今日、あなたは、お母さんだけ見ていなさい」

みね子「…はい」

愛子「ごめんね、足を止めて。行ってらっしゃい」

愛子は明るく、優しく、みね子を送り出しました。

みね子「はい、行ってきます」

世津子のマンションの前

みね子と美代子は合流し、マンションの前まで歩いてやってきました。

みね子の心『…お母ちゃんは、上野駅で合ってから、ほとんど口を利きませんでした…』

みね子「…ここ」

奥茨城にはない 立派で大きなマンションを見て、美代子は不安になります。

美代子「…着物にすればよかったかな…」

みね子「…行こう…」

美代子「…うん…」

世津子の部屋

世津子が中からドアを開け、みね子たちを黙って招き入れました。

美代子は、世津子の姿をじっと見つめます。

世津子は、うつむいたまま、深く一礼し、顔をあげずに挨拶します。

世津子「……遠いところを申し訳ございません。川本世津子と申します」

世津子は恐る恐る顔を上げ、美代子を見ます。

世津子「……」

美代子「……」

つづく

今日のあさイチ受け

今日もしんみりしたムードで始まるあさイチ(笑)

いのっち「いやぁ…これはね……明日見るしかない」

やなぎー「言葉がないよね…」

有働さん「どっちの気持ちにもなって、苦しい…」

いのっち「こうなると、あの角材で殴ったあの男が~!(怒)と思うけど、あれがなかったら、みね子は東京にきてないし、いろんな出会いもなかったんだなとか思っちゃう」

有働さん「そうするとドラマの展開的にね…」

いのっち「ダメだし。ああ、もうこれはもう…」

今日の感想

今日も切なかったですね。

朝から元気をお届けするはずのあさイチなのに、あんなに連日しんみりと番組スタートって、大丈夫なのかな(笑)

今日はほとんどが回想でしたね。

お母ちゃん、今日は洋服で東京に来ました。

以前は着物だったのに…。

その違いは、何か女性としての気持ちが関わっているんだろうなと想像はするのですが、私にはそのハッキリした理由はイメージできませんでした。

立派なマンションを見て「着物にすれば良かったかな」とつぶやいたということは…、「記憶をなくしているとはいえ、私の夫に会いに行くのだから、相手が女優だろうと、私は(着物を着るほどに)着飾らずにしゃんとしていればいい」という気持ちだったのかな…?

今日の回想で映った「ちゃんと、名前があります!茨城の、奥茨城村で生まれて育った谷田部実という人間を捜してくれとお願いしています!ちゃんと…!ちゃんと名前があります…!!」という美代子母ちゃんの叫び。

お父ちゃんが「名前を無くしていた」ことが発覚した今、この回想を見ると、「これも伏線だったのか~!」と驚き、切なくなりました。

お母ちゃんがこうやって必死に訴えていた時、すでにお父ちゃんは「名前を無くしていた」だなんて残酷すぎる……。

でも、「谷田部実という人を捜して下さい」という言葉通り、いつかきっと 谷田部実であるお父ちゃんが見つかりますように。

「半分見つかった」と今日お母ちゃんが言っていたけど、もう半分も、ちゃんと見つかりますように…と心から願います。

世津子さんと美代子母ちゃんが出会いました。

受けで有働さんも言っていたけど、どっちの気持ちを考えてもつらいです。

だからこそ、みね子には、愛子さんからのアドバイスが効くでしょうね。

みね子は、世津子さんに怒りを覚えたこともありましたが、彼女の優しい面も知っているし、不安でいっぱいな中、助けてもらったこともありました。

お母ちゃんと違って、愛子さんにも感情移入してしまう部分が出てしまうかもしれません。

愛子さんの言葉はとても的確で、みね子にとって とても必要で大事な言葉だったと思います。

ちなみに、世津子さんと実父ちゃんの関係ですが…「恋愛関係だった」とか、ハッキリと表現はされないんじゃないかなと予想し始めています。

私はどこかで「ハッキリした恋愛関係ではない」という表現や言葉をドラマ上で待っているところがありましたが、2人が信頼し合っている様子や 世津子さんのあそこまでの動揺を考えると、2人の関係は否定できないと思うようになりました。

あえて それをドラマ上で言い表す必要もないと思うので、ハッキリした表現はされないと予想しています。

もう「そうだろう」と言う前提で視聴しています。

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