朝ドラ「ひよっこ」第19週 第109回レビュー

ただいま。おかえり。1

今日の物語

奥茨城 谷田部家

美代子が奥茨城に戻って数日後。

美代子は、きよ(三男の母)と君子(時子の母)を自宅に呼びました。

奥茨城 母の会 緊急招集です。

美代子「あ、きよさん、どう?お嫁さん」

きよ「ああ!あれは、なかなかのもんだわ!手ごわいわ!」

きよ宅の「お嫁さん」は、ご存知、すずふり亭で働いていた高子です。

きよ「まあ気が強い!毎日が戦いだ!でも、おもしれえ女だ!気に入ってる!」

美代子「いがったねぇ!」

君子「でも、そんなに毎日 嫁と姑が戦ってたら、男たち大変なんじゃねえの?」

きよ「亭主も息子も、私と高子が戦ってっと、音もなく姿を消す」

美代子・君子「あはは!!!」

きよ「あはは!で、美代子、どうした?」

美代子「…うん…」

美代子は、実のこと、東京で会ったことを2人に話しました。

ちょうど 茂じいちゃんが畑仕事を一休みして家に帰ってきましたが、じいちゃんは気をつかって、中には入らず、庭にまわって縁側に座ります。

美代子たちの会話が聞こえてきますが、じいちゃんは黙って聞いています。

君子「…ほんとに…?なんの覚えてねえの…?実さん。あんたのことも、家族のことも…?」

美代子「うん…そうみてえ」

きよ「…そんなことがあんのか…」

美代子「うん…あんだねえ…」

君子「…でも、会えたんだね…」

美代子「うん。会えた」

きよ「そっか…いがったな」

美代子「うん、いがった…♪」

君子「子供たちには話したのけ?」

美代子「うん。話した…。ちよ子は泣いたよ…「私の事、覚えてねえの?」って…泣いた…。…進は まだあんましよく分かってねえみたいだった。自分のこと覚えてねえっていうのが、どういうことなのか…」

君子「そうけ…」

美代子「おかげで少しホっとしたよ。だってさ、進はそれより「もうすぐ父ちゃん、帰ってくんのか?」って、そこだけ喜んだからね!へへ」

君子「でも…なんで連れて帰ってこなかったんだよ、実さんのこと…!」

きよ「んだんだ!」

美代子「…だってさ、その日まで違う女の人と暮らしてて、仕方がないのかもしんねえけどさ…、私のことも覚えてねえのに「今日からはここで暮らせ」って言えなかった…」

君子「そうか…そう考えたか…」

きよ「…あの…美代子、聞きにくいこと聞くけど…いいか?」

美代子「いいよ~!慣れてっから、気つかわねえで聞いて!」

きよ「…あのよ、その川本世津子…?やっぱし、きれいなのけ…?」

美代子「……」

美代子はガクっと肩を落とします。

君子「あ…大丈夫け!?美代子…!」

美代子「……あのね…きれいだった…!!!」

君子「…ああ~あれま~…」

きよ「やっぱしな~…」

美代子「そりゃそうだよ!有名な女優さんだよ!?なんで、よりによって、そんな人と対決しなきゃなんねんの私!ほんと、嫌んなっちまう!」

君子「でも、ほら!感じは!?嫌な気取った感じとか!」

美代子「それが、ねえのよ!また!そうだったら いがったのに、丁寧だし品があるし、偉そうにとか、全然ないのよ!参ったよ!」

君子「それはきついな…!」

美代子「家とかもね、いかにもお金持ちっていうような、成金みたいな感じだったら「こんなとこに暮らしてても幸せじゃねえよ!」って思えるかもしれねえけど、これがまだ素敵なんだ…!」

君子・きよ「はあ~」

君子ときよも、溜息をもらします。

美代子「…スリッパがね、分かっけ?スリッパだよ、スリッパ。なんつうか…いいのよ、これがまた…」

君子「スリッパ…」

きよ「…スリッパか…」

美代子「スリッパ……」

君子「でも…もう関係ないんでしょ?」

美代子「うん。…あれは信用できるな…。こう…毅然としてたからね…。もちろん許せねえ気持ちもあるけど…嘘はついてねえな…それは分かった」

君子・きよ「うん…」

美代子「で!問題は、こっからだよ!?」

君子・きよ「え?」

美代子「要するによ、実さんからしてみたら、なんにも覚えてねえわけだから、(私は)初対面みたいなもんなんだよ!分かっけ?で、しかも、川本世津子と比べられるんだよ、私は…!」

君子「…え~!?でも、そっか…」

美代子「んだよ!」

きよ「納得いかねえけど…そうなんのか…?」

美代子「なるよ!で、問題は、更にこっから!」

美代子「3人でご飯屋さんに行ったんだ。でも、やっぱり こう気まずいっていうか…重い感じになっちまうでしょ?だって…実さんからしてみたら、知らない女がいきなり、妻だ娘だってことになったわけで…。でもさ…それなのによ…、私とみね子のために、明るくしてくれたんだよ…」

回想の実『おかめそばっていうのもありますけど…(笑)』

美代子「冗談とか言ってくれてさ、で、そん時 私ね、私のこと覚えてなくても、ああ…この人のこと好きだなあ………って思ってさ…。もう…大好きだなぁ…って…!」

美代子の目に涙が溢れ、聞いている君子ときよも涙が溢れてきました。

美代子「もう1回、私のこと、好きになってくれっかな…なってほしいな…って思ってさ…。うん…へへ……」

君子も大泣きして、美代子を抱きしめます。

君子「大丈夫だよ~!美代子~!あんたは、奥茨城村で一番いい女なんだからさ~!!!」

美代子「なんだよ~君子~こんな時だけ譲るなよ~!(笑)」

きよ「うわーん!」

美代子「きよさん、泣かないで~!泣かすつもりじゃなかったんだよ~(笑)みんな、ごめんごめん~!」

東京、すずふり亭の裏の広場

その頃 東京では、みね子・秀俊・元治はいつものように広場のベンチに座って野菜の下ごしらえ。

向いのアパートでは、大家の富に頼まれ、実がアパートの外のトタン(鉄板)の貼り替えなどをしていました。

みね子は、野菜を向きながら、作業をしている実を見つめ、嬉しそうに笑います。

出かけていた鈴子が帰ってきました。

鈴子「ああ、谷田部さん。こんにちは」

実「こんにちは!」

富が、休憩のお茶を持ってアパートから出てきました。

富「悪いわね~いろいろやってもらっちゃって♪」

鈴子「富ちゃん、こき使っちゃダメよ!」

富「人聞きの悪い~!」

実「いえいえ、なんでも言ってください」

富「そう!?なんでも!?」

実「…いえ…その…私にできることであれば…(笑)」

みね子の回想

実とみね子との暮しが始まって数日。

いろんなことがありました。

ひとつは、川本世津子からみね子に手紙が届いたことです。

手紙には、実の「記憶障害」という病気について書いてありました。

『この手がみを送るのはゆう気がいりました。

でもこれだけはあなたたちに伝えないといけないとおもい書きます。

あなたのお父さんがうちにきてすぐに記おくがなくなった理ゆうをしり合いの大がくびょういんの先生におしえてもらいました。

先生はおそらくどうしようもなくりふじんでおそろしく悲しいことが起きてしまったときに、 それについて考えたくないという強い気もちからきているのだろうと言いました

おもいだすかどうか わかりません。

もしかしたら一生思い出せないこともあるのだそうです。』

世津子からの手紙は、若い娘のような字体で、丁寧に、ほとんどが平仮名で書かれていました。

そして、みね子は実と一緒に病院に行きました。

医者の先生に、記憶障害のことを診断・説明してもらいました。

みね子の心『赤坂警察には、私ひとりで行きました。捜索願を取り消しに。そして、綿引さんに手紙を書きました。すぐに返事が届きました。綿引さんは、すんごく喜んでくれて、私は泣いてしまいました…。』

回想おわり

そこに、柏木堂の親子がかしわ餅を持ってやってきました。

みんなで休憩がてら頂くことに。

広場に椅子をおいて、そこにいた皆で食べます。

一同「おいしい!」

一郎「実さん、どう?」

実「うん!うまいです!」

一郎「そうでしょう!?よかったな!ヤスハル!」

ヤスハルは照れくさそうに無言です。

みね子「5月かぁ…そろそろ田植えの季節だなと思って」

秀俊「へえ、そっか」

元治「田植えってきついんでしょ?」

一郎「腰にきそうだよね」

みね子「でも、田んぼ一面に張った水に仰空が映り込んで、とってもきれいなんですよ~!」

一同「へえ~」「そうか~」

実「………」

つづく

今日のあさイチ受け

今日のあさイチは特別編(総集編)だったので受けはありませんでした。

高校野球も始まるので、しばらく受けなしかな~。

ドラマが たいへん いいところなので、受けが楽しみな時期なので ちと残念。

今日の感想

奥茨城母の会。

真剣に心配したり、真剣に泣いたり、共感したりし合っている3人が良かったです。

君子さんもきよさんも、まずは「いがったね」って言ってくれましたね。

鈴子さんも言っていたけど、まずは「良かった」んですよね。

悪い方にばっかり目を向けがちだけど、まずは「良かったね」っていう心からの言葉はいいなって思いました。

お母ちゃんは、つらいだろうけど、明るくおもしろおかしい感じで世津子さんのことや暮しのことも話したりしてて、偉いなぁすごいなぁって感動しました。

でも、「3人でご飯屋さんに行ったんだ」のところからは、私もまた大泣きしました。

あのシーンの時、お母ちゃんはそんな風に思ってたんですね…。

実さんが、美代子さんのこと、もう1回好きになってくれたらいいですね。

好きになってほしい。

(でも、できれば記憶が戻ればもっといい…)

進とちよ子にも すぐにちゃんと話したんですね。

ちよ子も大人になってきたし、美代子が東京に行っている間も、きっと何か勘付いていたんだろうなって思います。

進はまだ分かっていないそうだけど…出会って「お父ちゃんだけどお父ちゃんじゃない」という方が悲しくなりそうな気もして、ちょっと心配。

世津子さんからの手紙は、お母ちゃんが奥茨城で話していた「女優・川本世津子」とは全然違う一面が見えていましたね。

平仮名ばかりで、丁寧だけど、学生が一生懸命書いたような字で…。

世津子さんの回想の中で、「学校に行っていなかった」と言っていたシーンがあったので、そういうことですよね。学校に行っていなかったから、字の読み書きが不慣れ。

お母ちゃんが見た川本世津子は、悔しいかな非の打ちどころのない女性だったけど、こういうところもあるんですね。

世津子さんの出番が今後もあるのかどうかは分からないけど、川本世津子という人の描き方がすごい脚本だなと改めて思いました。

ところどころに出てくる「女優像とは違う部分」で、私たちは自動的に世津子さんの背景を想像しました。短い出演時間だったのに、川本世津子という人物にものすごく奥行を感じました。だからこそ、誰の立場になって考えてもつらかった。

そして、彼女もとてもつらいだろうに、みね子に自分が知りうる情報を教えてくれました。

字を書くこと、きっと、恥ずかしいと思い悩みながら書いたんじゃないかなと思います。

それでもああして手紙をくれたのが世津子さんなんですよね……。

ちょうど「みね子、綿引さんに報告して!」って思ってたので、スッキリ(笑)

綿引さんも、記憶がないという予想外の展開に胸をいためながらも、良かったねと涙を流してみね子の手紙を読んだんだろうなと思います。

綿引さん、2年半もの間、ずっと気にかけてきてくれたんですよね。

本当に本当に、綿引さんがいてくれて良かった。

綿引さんがいなかったら、お父ちゃんの一番大きな恐怖は消えなかったし、もしかしたら世津子さんの家を出なかったかもしれません。

でも…綿引さんの手紙のシーンでは、綿引さんの声すら流れませんでしたね…。綿引さんの出演はもうないのかなぁ………。

あと、お父ちゃんがアパートのトタンを直したりしてた件。

奥茨城でも、お父ちゃんは鶏小屋の修繕をしていました。

記憶をなくしててもお父ちゃんって感じがしました。

そんな姿を見て嬉しそうなみね子と、そんなみね子と顔を見合わせて微笑み合う秀俊や鈴子さんもまた良かった…♪

みんな優しいなあ…。

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コメント

  1. ハナノア より:

    すみません!
    今日はストーリーとは関係ない話も…(笑)
    今日のひよっこを見たあと(もちろん号泣)、ちょっと時間があったので昨日の大河『直虎』を見たら、これまた号泣。
    泣くのって疲れませんか?
    そのあと予定があったのでふらふらしながら出掛けました(汗)
    最近、NHKに泣かされっぱなし~(T_T)(笑)

  2. いそまる より:

    ハナノアさん♪
    直虎(及び 大河)も相当おもしろいらしいですね!
    泣くの疲れますよ~!しかも、相当泣かされますからね…!(笑)
    大河は、あえて見ないようにしているんです…大河まで見ちゃうと、もう私の人生がNHKづくしになってしまう気がして控えているんです(笑)