朝ドラ「ひよっこ」第19週 第110回レビュー

ただいま。おかえり。2

今日の物語

みね子が実と暮らし始めて1週間が経ちました。

皆で休憩中、奥茨城の田植えの話になりました。

みね子の心『この時、お父ちゃんの頭に、どんな景色が浮かんだのか、私には分かんねえけど、お父ちゃんは「自分のこと知りたい」って私に言ってくれました。』

夜、あかね荘、みね子と実の部屋

実父ちゃんが「自分のことを知りたい」と言ってくれたので、みね子は自分が知っていることを話します。

みね子「建築現場で働いてたんだよ。東京オリンピックにもなった国立競技場、そこの現場にもいたんだよ」

みね子の心『それから、谷田部実という人がどういう人なのか、私の知ってる限り話しました。家族のために頑張ってくれてた優しいお父ちゃんだって。ゆっくり、時間をかけて話しました。』

みね子「そんで、最後に奥茨城に帰ってきた時に、私とちよ子と進に靴買ってきてくれて。その靴、今でも私たち大切に履いてんだよ」

実「…そっか…」

実父ちゃんは、少し嬉しそうに家族写真を見つめます。

みね子「それとね…♪」

みね子は実父ちゃんの両手を持ち、自分の両頬に持っていきます。

実父ちゃんの手のひらを自分の頬に当てさせ、頬をなでまわすように実父ちゃんの手を動かします。

みね子「こうやってね、やってたんだよ~。お父ちゃん。子供に」

それは、実父ちゃんがいつも子どもたちに会うとやっていた動きでした。

実はいつもこうして、愛おしそうに、子供たちの頬をなでまわしていました。

実「へへ…それって…嬉しいもんなの?」

みね子「…ふふ…ん~?まあね?でも、年頃の娘にやるもんじゃないね(笑)」

実「はは!そうか!はは」

みね子「まあ、そんなとこかな。私の話は。でもさ…私が話せるのは、父親としての谷田部実さんだよ。それしか分かんない。他にも沢山あるわけで…。生まれてから大人になるまでのことは、じいちゃんや弟の宗男さんにしか教えらんないし。男の人としての谷田部実は、お母ちゃんにしか分からない…。そう思ったんだよね、話しててさ」

実「…うん…」

みね子「…そう思ったんだ、私…」

実「うん……」

みね子「……あのさ、お父ちゃん…、…そろそろ」

実「(なまって)みね子ちゃん」

みね子「…え?」

実「(なまって)……みね子」

みね子「………はい」

実「(なまって)…奥茨城に…、帰ってみっかな…」

みね子「…!」

実「…どうかな?」

みね子「…うん…分かった…帰ろう…!」

みね子は、とても嬉しい気持ちでいっぱいになり、微笑みます。

翌朝、あかね荘の炊事室

朝、炊事室では、時子・愛子・早苗・富が集まって談笑していました。

時子は、昨晩、愛子が眠りながら歌を歌っていたことを皆に話します。

愛子「嘘よ!そんなの~!」

時子「ほんとですよ!愛子さん!私、驚きましたよ!寝言っつうのは聞いたことあるし、ひょっとしたら私も言ったりするかもしれないけど、初めてですよ!寝ながら歌ってる人は!」

早苗「寝歌?寝言じゃなくて(笑)」

富「そうなるわね(笑)」

愛子「絶対嘘よ!何歌った?私」

時子「えっとね、あれは…「♪下町の~♪」」

愛子「…!…それ、私だ…」

富「でも分かるわ、私。私の場合、夜 寝ながら踊ってるみたい」

愛子「え!?」

時子「寝踊りですか!?」

富「お座敷の夢でも見てるのかしらね。立ち上がって踊ってるみたい」

早苗「…それ、ちょっと危険な領域だと思いますよ…」

一同「……」

そこに、出勤前のみね子が通りかかります。

みね子はなんだか元気がありません。

時子「…どうした?みね子」

愛子「何かあったの?」

みね子「…ゆうべ、お父ちゃんが「奥茨城に帰ってみっかな」って…」

時子「…ほんとに!?」

愛子「良かったじゃない!「行ってみようかな」じゃなくて、「帰ってみようかな」って!?」

みね子「はい」

早苗「…で?なんで浮かない顔してるんだ?」

みね子「ちょうど田植えの時期なんです。せっかくならと思うんですけど…」

愛子「素敵じゃない♪」

みね子「でも…お店…、高子さん辞めちゃって、人手が足りないんですよ…ギリギリでやってて…休めないんですよ、代わりの人もいないし…」

早苗「そういうことが…」

時子「なるほど…日帰りも無理だしね…どんなに急いで植えても…」

愛子「鈴子さんに、ちゃんと相談してごらん。思い悩んでないで。ね」

みね子「…そうですね…」

富「…私なら、体 空いてるけど…?」

一同「………」

すずふり亭、開店準備中

鈴子がふとみね子の顔を見ると、こちらを見ているみね子と目が合います。

しかし、みね子は「何でもないです…」と微笑みます。

鈴子は、みね子の様子がおかしいことにすぐに気づきました。

鈴子「どうしたの、みね子。言いたいのに言い出せないって顔してるけど」

みね子「…!…なんでそこまで分かるんですか…?」

みね子は鈴子に打ち明けました。

厨房で話したので、コックの3人も話を聞いていました。

鈴子「バカだねえ、あんたは。そんなこと気にすることはない!休めばいいの!」

みね子「でも…私にだって、自分がいないと困るだろうって気持ちもありますし、それはそれで誇りっていうか…」

鈴子「そりゃアンタは大事な戦力だよ。休まれたら大変だ」

みね子「…」

鈴子「でも、それとこれとは別。大事なことでしょう?あんたの人生にとって、とっても。ちゃんと一緒に帰って、お父さんがそこでうまく生きていけるのかどうか、見届けておいで」

みね子「……」

省吾「みね子。お前がいなくなったら、皆 大変な思いをする。でも、大切な仲間だから、皆それは頑張れる。だから大丈夫だ。な?」

元治「行ってこいよ!」

秀俊も力強く頷きます。

みね子は皆に感謝し、小さく頷きます。

鈴子「そうと決まったら、ほら!急ぎなさい!ふふ!」

みね子「え?今日?今から!?」

鈴子「そうよ!せっかくお父さんがその気になったんだから!こういうことは一刻も早く!ほら!」

みね子「…はい!ありがとうございます!」

省吾たち「いってらっしゃい!!」

みね子「はい…!いってきます!」

みね子は深く一礼して、アパートに戻ります。

あかね荘 みね子と実の部屋

実は、みね子の机に飾られている家族写真を見つめていました。

みね子「お父ちゃん!」

実「?」

みね子「…帰ろう」

実は微笑んで「うん」と返事をしました。

つづく

今日のあさイチ受け

あさイチはありませんでした。

今日の感想

みね子が、自分が知っているのは「父親としての谷田部実だけ」って言った件。

みね子、大人になったな~と思いました。

「男の人としてのことはお母ちゃんしか知らない」なんて、そんな大人なことをみね子が言うようになったとは…。

みね子も恋をしたってことが大きいんだろうなって思います。

物語のエピソードがこの順番だってことに意味を感じました。

炊事室のシーンは、一見雑談だけど、何か意味があるのかな?ってちょっと勘繰りたくなるシーンでした。

例えばお父ちゃんが今後、寝言で「記憶が残ってるんだ!」と分かる発言をするとか、富さんのように「体が覚えている」ことを感じさせるシーンがあるとか…?

無意識下で、自分の体や心に染みついたことは消えないっていう伏線なのかなぁ。

お父ちゃんの奥茨城なまりもそうですよね。

奥茨城に帰りたいけど休みたいと言えないみね子と、「休んだらいいよ」と言いながら、みね子の思いをちゃんと組んで「みね子がいないと大変だけど、それでも休んでいいんだよ」と言ってくれる皆。

これはとても気持ちの良いエピソードでした。

「みね子がいなくても大丈夫」って言ってしまうと、みね子が「誇り」だと言った気持ちが尊重されませんもんね。

「お前がいないと大変だけど、皆でなんとかするから行ってきな。大事なことだろ。協力するよ」という皆の優しさが素敵でした。

そして、仕事に対するみね子の姿勢もとても気持ちが良かったです。

こんな風に、お互いが思いやって助け合うって素敵ですね。

さあ、いよいよ明日から舞台は奥茨城へ…!?

ドキドキします…!!!

あ!今夜は地上波で、べっぴんさんのスピンオフ放送がありますよ!

まだ見てない方はお見逃しなく~!!

あと、べっぴんさんスピンオフの記事も1本更新しました。

長い記事ですが、最後の方に感想も書いていますので、良かったら また読んで下さい。

(更新しようと思っていたタイミングと、地上波放送のタイミングが偶然そろいました。もう1本のスピンオフ記事もこれから書くつもりです。)

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