べっぴんさんスピンオフ「忘れられない忘れ物 ~ヨーソローの一日~」後編

べっぴんさんスピンオフ「忘れられない忘れ物 ~ヨーソローの一日~」の詳しいストーリー解説と感想(後編)です。

べっぴんさんスピンオフ「忘れられない忘れ物 ~ヨーソローの一日~」解説・後編

舞台は、さくらと健太郎が東京に旅立ってから1年後の昭和39年のある日のヨーソローです。

参考記事:スピンオフ前編はこちらのページです→ 前編 

第4話 男たちの告白

夕方になり、ヨーソロー 夜の部の開店時間となりました。

誰かが忘れていった財布に五月が気付きます。

そこに、キアリスの部長・足立がやってきました。

足立はかっこよく「いつもので」と注文しますが、五月に伝わりません。

すぐ後に、栄輔も来店。

玉井が先ほど探していた財布は、栄輔の物でした。

玉井に「ない」と報告されたので、栄輔が自分で探しに来たのです。

栄輔は財布を回収し、そのままカウンター席に座り、「いつもの」と五月にお酒を注文します。

「いつもの」で伝わり、かっこいい財布を持っている栄輔…。

足立は少し悔しい気持ちを感じます。

栄輔と足立が少し会話をした後、元キアリスの社員・西城が偶然 来店します。

西城は、求職活動中。

西城は栄輔に気付き、「エイスで働かせてください!」と頼みますが、エイスでは現在は新人の募集はしていませんでした。

以前 一緒に働いていたのに気づいてもらえなかった足立は、これまた悔しい思いをします。

栄輔は、西城にもお酒を注文してあげました。

喜んで酒を飲もうとする西城。

足立は「なめるだけじゃ!なめるだけ!」と必死に西城を止めますが……

やっぱり西城は、酔っ払ってしまいました(笑)

足立「明美さんとは…?」

栄輔「いや?なんで?」

足立「わしは てっきり、今日は明美さんと(約束かと)…」

西城「なるほど!足立部長と栄輔さんは、明美さんを取りあってるんだ~あはは~!」

足立「わしは結婚してる…」

西城「はいはい!こういう時は、一対一で勝負~!」

栄輔「だから、違う言うてるやろ。足立部長もわしも」

足立「……栄輔さん、わしと勝負して下さい!わしが勝ったら、本当の気持を聞かせて下さい!」

足立は、栄輔の真意を知るため、勝負を申し込みました。

しかし、腕相撲・指相撲・歌対決・ダンス対決…どれも、栄輔の圧勝でした。

勝負の後、足立は落胆します。

酒で気分が悪くなった西城がトイレにかけこみ、心配して五月も後を追います。

足立と栄輔は2人きりになりました。

足立「……わしは…、わしは真剣に明美さんを好いちょったんです。じゃから、明美さんには幸せになってほしい。誰よりも幸せになってほしい…」

栄輔「…」

足立「栄輔さん、たのんます…!」

栄輔「だから、わしは違うって」

足立「嘘をつくな…!あんた、そればっかりじゃ…!栄輔さん、わしともういっぺん勝負じゃ!」

二人は腕相撲勝負をします。

今回の勝負は拮抗します。

足立「…栄輔さん…、あんた、真剣にかっこいいと思います。じゃけど、かっこつけとるのは、かっこよくねえんじゃ…!」

栄輔「…」

足立「いい加減…素直になんない…!!!!」

勝負は足立の勝ちでした。

すっかり酔っていた2人は、勝負がつくと同時に眠ってしまったようです。

誰かが テーブルにうつぶせて眠る2人に毛布をかけて店をでていきました。

その人物の落し物が床に落ちています。

それは、明美の写真入れでした。

(すみれが明美にプレゼントしたもの)

END

感想

西城くんが出てくるとは!

西城くんが一口お酒を飲もうとした時点で、必死に止めようとするタケちゃんがおもしろかった。酒癖悪いもんね。

西城くんは、この時点では求職活動してたみたいですね。

この後、縁あってエイスに就職できたということなんでしょうね。

しかし、「エイスこそ僕が求める会社」みたいなことを言っていたので、相変わらずでした(笑)

明美さんのことをずっと好きだったタケちゃん。

もう結婚している時期なんですが、やっぱり明美さんのことを特別なんですよね。

タケちゃんの奥さんのことを思うと、ちょっとかわいそうだったな…。

栄輔さんとの対決は面白かったです。栄輔さん、歌うますぎ(笑)

タケちゃんも歌は大好きなのに、面目つぶされてかわいそうでした。

まあ、タケちゃんは今後も仕事や家庭が順調にいくことを知ってるので安心だけど、これだけみたら、やっぱりタケちゃんの立ち位置は切ないな~とちょっと思ってしまいました。

栄輔さんは、この時点で、よくヨーソローで会う明美ちゃんに対して好意はあったんでしょうね。でも、お互い「人を好きにならない」って決めてたから…。

だけど、この10年後、明美ちゃんと栄輔さんは一緒に暮らし始めます。

曖昧なまま長い時間がかかった2人だけど、最後には幸せな時間を一緒に過ごすんですよね♪

第5話 満月の夜に

ヨーソローは閉店時間となりました。

五月は、明美が落としていった写真入れに気付きます。

そこに、キアリスの社員・中西がやってきました。

閉店時間が過ぎていましたが、顔見知りの中西なので、五月は歓迎します。

そこに、なんと喜代がやってきました。

喜代は、忠さんと冒険の旅に出ていましたが、少し休憩し、五月に会うためにヨーソローに立ち寄ったのです。

五月は喜代を家族のように慕っているので、大喜びです。

喜代は、お土産の「天国香」というお香を渡します。

喜代「なんでも、そのお香を炊くと亡くなった人に会えるんやそうです。燃え尽きるまでの間ね。ふふ、嘘かほんまか分かりませんけどね」

早苗はお香を炊いてみることにしました。

すると、明美が忘れていった写真に写っていた年配の女性が現れたのです!

約20年に他界した 明美の母・マツです。(幽霊^^;?)

喜代「……!!!……マツさんやないの…!!!」

喜代とマツは、坂東家で一緒に働いていた間柄です。

マツ「こちらこそ…!ご無沙汰しております…!」

喜代とマツは手を取りあって再会を喜びます。

そして、喜代は何かを思いつき、「お香の火を絶やさないで!」と五月に言い残して慌てて店を出て行きました。

残された中西と五月は、幽霊らしきマツとどう接していいか分かりません。

明美の写真入れを確認すると、写真に写っていたはずのマツの姿が消えていました。

2人がマツの存在に怯えきっている時、喜代が明美を連れて店に戻って来ました。

明美は死んだ母と再会しますが、さすがに戸惑います。

明美「ほんまに…お母ちゃんやの…?」

マツ「明美……」

しかし、目の前には、実際 母が立っているのです。

不思議ですが、信じるしかありません。

喜代は、残された時間(お香が消えるまで)内に、自分が伝えたかったことをちゃんと伝えるように明美とマツにアドバイスして、五月・中西と一緒に店の外へ出て行きました。

マツ「…久しぶりやね…明美…」

明美「……お母ちゃん…。…ごめんね…」

マツ「……なんで?」

明美「うち、ずっと思ってた。お母ちゃんに何もしてあげられてないって…。…なあ、お母ちゃん、今、何したい?今やったら何でもしてあげられる…」

マツ「……髪、結わせて。明美の髪、もう一度 結わせてほしいの」

マツは、明美の髪をクシで丁寧にときます。

マツ「昔はずっと2つに結ってあげてたね…。今は、ずっと1つやね…。…ひとりぼっちの寂しさも、一人で生きて行かなあかん厳しさも、全部…ギュって1つに束ねて…」

明美「…そんなんやないよ…。2つに結うのは…一人やと、分け目が見えへんからで…」

マツ「…見てたよ。ずっと見てたよ…。よう頑張ってきたね。偉いわ」

明美「お母ちゃん…」

明美「なんで…先に一人でいってしまったん…?…さびしかったよ…もっと…お母ちゃんと一緒にいたかった…もっともっとお母ちゃんと一緒に…」

マツ「ごめんね…明美…。…ごめんね……」

明美「嫌や…もうこんな悲しい思いしたくない…。…誰とも別れたくない…」

マツ「でもね、明美…。一度 何かを失くした人ほど、もう一度それを手にした時、心からそれを大切にすることが出来るもんなんよ…」

明美「………」

マツは、優しく、明美の髪を2つに結いました。

愛おし気に髪の先まで優しくなでながら、涙をこらえます。

マツ「…ほら、きれいにできた。よう似合ってるよ」

明美も涙をこらえます。

マツ「明美やったら、絶対に大丈夫やから…!」

そして、お香は燃え尽き、マツの姿は消えてしまいました。

明美「なんか照れるなあ、いい年して…。お母ちゃん…ありがとう……。………よっしゃ!行きますか!」

2つ結びの明美は、気合いを入れて席を立ち、歩き始めます。

すると、どこからか「行っといで!」という母の声が聞えました。

明美は微笑み、ヨーソローから出て行きます。

END

感想

最後のお話には、ホロっとしてしまいました。

中西くんと五月さんが、マツさん(幽霊)に怯えるやりとりは面白かったですが(笑)

こんな フィクションなストーリーも、スピンオフならではかもしれませんね…♪

…と思ったけど、よく考えたら、べっぴんさんは本編でも、亡くなった五十八さんや はなさんがすみれの夢(?)に出てきて会話をしたりしてましたね(笑)

天国香…本当にこんなのがあったらいいのにな…。

私は、べっぴんさんでは明美ちゃんに感情移入することが多かったので、明美ちゃんが幸せな時間を過ごせたことは嬉しかったです。

マツさんが言った「…ひとりぼっちの寂しさも、一人で生きて行かなあかん厳しさも、全部…ギュって1つに束ねて」に泣いてしまいました。

明美ちゃんは「そんなんやないよ」と答えましたが、「一人では分け目が見えないから」というのも結局は「1人だから」でしたね…。

明美ちゃんのこういうシーンは切ないけど、さっきも書きましたが、10年後には栄輔さんと一緒になるので、安心して見てられました(笑)

このスピンオフで本当に描きたかったのは、明美ちゃんと栄輔さんとタケちゃんのことだったのかなあ?というか、明美ちゃんのことだったのかな?

ちょっと そんな風に思いました。

まとめの感想

実際のこのドラマには、物語の進行役として芳根京子さん(すみれ役)が登場されていました。

生のピアノ演奏もあり、なんだか舞台を見ているような面白いスピンオフでした。

あと、吉本新喜劇要素も…(笑)

玉井がトイレに行ってる間に警察が来るとか、新喜劇でよくある展開じゃないですか?(笑)

全体的にはコミカル要素が多く、文字だけでは伝わらない面白さが沢山ありました。

ぜひ 早く地上波で放送してもらって、BSが見れない朝ドラファンの方にも見てもらいたいです。

(NHKさんはね……BSだけでスピンオフ放送するのズルイですよ…。1カ月くらい遅れても全然いいから、どの作品のスピンオフも、ちゃんと定期的に地上波でも放送してほしいです……。)

しかし、たくさんの人物が登場したスピンオフでしたね~!

西城くんまで出てくるとはな~(笑)

べっぴんさんのスピンオフも楽しませていただきました♪

最後まで読んでくださってありがとうございました♪

これで、正真正銘、べっぴんさんの記事は終了です。

ありがとうございました♪

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