朝ドラ「ひよっこ」第19週 第112回レビュー

ただいま。おかえり。4

今日の物語

夜、谷田部家

進と実が一緒にお風呂に入っている間、美代子とみね子は夕食の準備をします。

みね子「ごめんね、突然。急に決まっちゃったもんだから。…お父ちゃんが言ったんだよ、帰りたいって」

美代子「…そうけ…」

美代子「みね子、悪かったね。お母ちゃん…みね子に無理やりお父ちゃんのこと…」

みね子「ううん!楽しかったよ、私。なんか変な気分だったけどね、お父ちゃんと東京で2人で暮らしてるのって。へへ。でも、楽しかった」

みね子「お母ちゃん。やっぱし、お父ちゃんはお父ちゃんだよ。違う人になったわけじゃないよ」

美代子「…うん」

食卓に座布団を並べたりしていたちよ子も、テキパキと料理の手伝いを始めます。

みね子「…あんた、手際よくなったね」

ちよ子「まあね♪」

美代子「毎日 手伝ってくれてっからね♪」

みね子「そっか」

風呂場から 進の楽しそうな声が聞えます。

ちよ子「いいねえ、小学生は無邪気で」

2人が風呂場から出てきました。

実「あの…これ(浴衣)、ぴったしだ…ありがとう」

ちよ子「当たり前だよ、お父ちゃんのだもん」

実「あ…そうか…んだな」

食事の準備ができました。

ちよ子「ほれ、進。座って」

みね子「お父ちゃんはこっちね」

みね子は、実の席を指さします。

茂は、久しぶりに食卓に座った実のことを、嬉しそうに見つめます。

みね子「では、いただきます!」

一同「いただきます!」

実「いただきます」

実は、きんぴらごぼうを食べて…

実「…うん!うんめえ!!」

美代子「…ああ…!いがったです…!」

美代子の表情がやわらぎます。

みね子「好きだったからね、お父ちゃん。きんぴらごぼう」

実「そうか…」

実は他のおかずも食べ「これもうめえ!」と嬉しそうに言います。

進「でもさ、お父ちゃん。ほんとに覚えてねえの?なにも」

実「…うん、ごめんな」

進「じゃあ、おねしょのことも覚えてねえのけ?」

実「え?」

進「やった!」

ちよ子「言ったら駄目でしょうよ、バカだねえ」

実「あはは!」

実「…田植えなんですよね」

茂「ああ。大事な日だ。百姓にとってはな。いい時に帰ってきた。新しい年の始まりみてえなもんだ、明日は」

みね子「じいちゃんはね、この辺りじゃ田植えの名人っていわれてんだよ~!」

茂「何が名人だか、ははは!…うん、俺もそう思うな…!」

一同「あはは!」

進「俺もうまいよ、苗を投げるの。遠くまで飛ばせるよ!」

美代子「んだよね!」

茂「今年はいい苗ができた。遠くまで飛ばせ~!」

進「楽しいよ、田植えは。皆来るよ、宗男さんも」

実「ああ…うん、宗男」

実は、みね子から「宗男という弟」のことをもちゃんと聞いています。

ちよ子「あんた、人が来ればなんでも楽しいんでしょうが」

進「まあね」

ちよ子「まあねって(笑)」

進「父ちゃん、俺ね!かけっこ、速いんだよ!学年でも速い方なんだよ。秋の運動会では、絶対リレーの選手になっから見に来て!」

実「おう!すごいな!楽しみだな!」

実「…ちよ子、勉強すごいんだって?お姉ちゃんから聞いた」

ちよ子「え…」

実「学校のこととか、いろいろ話してくれな」

ちよ子「…いいのけ?話していいのけ?」

実「うん!悪いけど、全部 教えてくれ、ちよ子のこと」

ちよ子「…うん!」

実「悪いな」

ちよ子「ううん!勉強でもね、予習はもちろんだけど、大事なのは復習なのよ、復習!」

実「…復習か~!そうか~!」

みね子「あはは!あんた うまいこと言うねえ!」

ちよ子「まあね♪」

進「ずれえ!俺も話すこといっぱいあるよ~!」

実「ああ!もちろん進もだ!」

ちよ子「じゃ、ご飯早く食べっど~!」

みね子「あんたら、ゆっくり落ち着いて食べなさい(笑)」

そして食事が終わり、ちよ子・実・進は眠ってしまいました。

布団を並べ、実をまんなかにして、3人並んで眠っています。

美代子は、実の洋服をたたみます。

茂「寝たのか?」

みね子「うん。お父ちゃんもよーく寝てる」

茂「そうか」

茂「みね子。ご苦労だったな…ありがとな」

みね子「…うん」

美代子「みね子、仕事、大丈夫だったのけ?」

みね子「うん。鈴子さん、休みくれた。ちゃんと見届けてこいって」

美代子「そうけ…」

みね子の心『こうしてっと、稲刈りの前の晩のことを思い出します…』

みね子の回想

実「なあに言ってんだ。楽しいんだっぺ?高校!」

みね子「うん…。でもさ、お父ちゃん。私が勤めに出たほうがいいんじゃないの?そうすれば…どんだけ稼げるのかしんねえけど…お父ちゃん、出稼ぎ行くの減らしたりとか…なんね?」

実「…みね子は、うちの仕事好きか?うちのことや、畑のことは好きか?」

みね子「うん!好きだよ!お母ちゃんみてえになりてえって思ってるし、野良仕事も好きだ♪私、もっと頑張っていろんなものつくりたいって思う!……でも…」

実「お前は、高校出たらうちを手伝え。外に稼ぎに行くのは父ちゃんの仕事だ。お母ちゃんやじいちゃんを助けてやってくれや。じいちゃんと母ちゃんだけでは大変だからな」

みね子「…うん…。頑張ります!私、頑張ります!」

実「よし!頼もしいな!」

美代子「頼りにしてっからね♪」

茂「さ、明日は早いど!」

実「寝るか!」

みね子「…皆さん!明日は頑張りましょう…!!!」

大人たち「! …あははは!!」

みね子「なによ~!真面目に言ったのに~!もう!」

回想おわり

田植えの朝、谷田部家

今日は雨が降っています。

実は雨がっぱを着て「これでいいのかな?」と茂に聞きます。

茂「ああ、大丈夫だ」

実「……あの、お父さ…、父ちゃん」

茂「ん?」

実「…実って、いい名前ですね…。好きです」

茂は いっきに涙があふれてきました。

それを隠すように 顔をそむけます。

茂「…行くぞ」

美代子やみね子たちは、食事の準備をしながらそれを見守ります。

田んぼ

雨が降る中、田植えの準備が始まりました。

実は、ちよ子や進に教えてもらいながらリヤカーを引いて苗を運びます。

美代子「ああ、結構 降ってきちゃったね」

みね子「んだね。がんばっぺ!」

美代子「がんばっぺ」

つづく

今日のあさイチ受け

あさイチはありませんでした。

今日の感想

今週はゆっくりした週ですね。

今日は、たった一晩の様子が丁寧に描かれました。

美代子さんは、東京で世津子さんと暮らして、おいしいものを沢山食べたのであろう実さんが、自分が作る料理をどう思うのかをとても心配していたようですね。

実さんが、嬉しそうに「うめえ!」と言った時、ようやく笑顔が見えました。

今日は、子供たちがグッジョブでしたね。

実さんが自分の浴衣なのに「ぴったり」だと御礼を言ってきた時も、美代子さんはどう言ったらいいか戸惑っている様子でしたが、ちよ子が「当たり前だよ」と笑ってくれました。

あと、無邪気に「ほんとに覚えてねえの?」と聞いたり、「じゃあ、おねしょのことを忘れてるんだ♪」と喜んだりする進は、ムードメーカーですね。

ちよ子は、進よりお姉さんだけど、みね子より子供だから、どうしたらいいか分からないことも多いと思うけど、実さんがそんなちよ子のことを見抜いたように自分から「全部教えて」と声をかけたのも、泣けました。

子供たちとの接し方には泣けてきますね…。

「お父ちゃんは変わってない」と冒頭でみね子が美代子に報告した通り、優しい実さんそのまんまで、あったかいです。

美代子さんの気持ちに立って考えると、やっぱり「女性として」の思いをとても考えてしまうんですけど、今日は「やっぱり家族がいるとそれだけじゃないなぁ」って思いました。

うまく言えないんですけど…、奥茨城母の会でしゃべったような女性としての思いは絶対あるんだけど、それだけでは済まないんですよね。世津子さんの家で、自分の思いだけでなく、みね子のことも涙ながらに訴えたように。

ちよ子や進の気持ちを考えたり、逆に家族がいてくれることに救われたり。

家族っていいなあってジーンとしました。

最後のじいちゃんと実さんのシーンは特に大泣きでした。

じいちゃん、きっと 亡き奥さんと一緒に名前を考えたことや、実さんが生まれた日のこととか思い出したんだろうな…。

顔をそむけるじいちゃんの姿がもう…!(´;ω;`)

雨が降っていたから、外に出たら涙も雨も混ざったんだろうな。

じいちゃんらしいです。

さて、明日は宗男さんたちが来ますね!楽しみです。

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コメント

  1. るんるん より:

    おじいちゃん、多くは語らないけどいつも見守ってくれてますよね。奥茨城母の会の日もじっと聞いてたし。進の無邪気さとちよ子の機転もいいですね。お母ちゃんはやっぱりいろいろ考えちゃうのかも??

  2. いそまる より:

    るんるんさん
    そうですね。じいちゃん、母の会の時も何も言わず姿も隠して聞いていましたね。
    優しいですよね。
    この回のじいちゃんの姿には泣かされました。
    お母ちゃんは色々考えちゃってますよね。どうしても…。
    ちよ子と進の機転、すごくいいですよね!谷田部家にとって!
    子供たちはみね子以上に悲しむんじゃないかってどっかで思っていたんですけど、こんな風になるとは意外で、嬉しい反応でした♪