朝ドラ「ひよっこ」第23週 第133回レビュー

乙女たちに花束を1

今日の物語

―すずふり亭 開店準備中―

みね子は、由香を連れてすずふり亭に戻り、皆が驚きます。

省吾「…由香…!」

鈴子「………由香…」

由香は、なかなか2人の顔を見ることもできないようで、顔をそらし、右手をあげ「…どうも…」とつぶやくように挨拶しました。

鈴子「…元気だったの…?」

由香「…まあね…」

由香だけでなく、鈴子もまた 由香と顔を合わせづらいようです。

省吾「…元気そうだな…」

由香「…まあね…」

省吾は、驚きつつも、由香の顔をしっかりと見つめます。

みね子「…はい!すいません!再会のお話は後程、お店が終わった後にでも!ということで、今は開店前!大変な時間です!鈴子さんは早く支度して、富さんのことお願いします!」

みね子は、明るくテキパキと場を仕切り出します。

みね子「由香は?ホールの経験は?」

由香「あ…子供の頃に手伝ったりとか…。まあ…大体のことは…」

みね子「分かりました。まあ、あんまし戦力にはなりませんね。シェフ!今日は私がレジも兼ねますので、申し訳ないですけど、少しだけ料理を出す間隔をあけて下さい。たまってしまうより良いと思うので。1分遅めで。ヒデさん、私 レジに慣れてないので、お会計が混み合う時間帯は動けなくなると思います。その時は、ホールのお手伝いをお願いします!」

秀俊「了解です!」

みね子「元治さん!」

元治「はい!」

みね子「特にないです!(笑)はい!では皆さん、お願いします!」

秀俊・元治「お願いします!」

由香「お願いします……」

みね子「由香、着替えは帳場にあっから、着替えて?」

由香「うん…」

みね子「鈴子さん、(着替え)お願いします」

みね子は、随分戸惑っている鈴子を立ち上がらせて着替えを促します。

鈴子は、由香の横を通る時、小声で「よろしく…」と一言つぶやき、由香の肩をそっと触ります。

由香「…」

省吾「…よし…頑張ろう…!」

省吾は少し嬉しそうです。

省吾とみね子はお互いの仕事をしながら、顔を見合わせて微笑み合います。

みね子の心『お父さん…。由香のこと、今までの私だったら、余計なおせっかいだと思って、絶対こんな風にはできなかったと思うんです。いろいろ考えてしまって、考えるばっかしで…。でも…たとえおせっかいでも、今は やっちゃえって思います。

あの言葉をもらってから…。』

みね子の心に、以前に秀俊に言われた「自分の気持ちを大切にしてみたらどうかな」という言葉がとても強く残っているのです。

ナレーション「みね子の中で、ヒデ、きてますね!そんなヒデも…♪」

―あかね荘 それぞれの部屋―

漫画家コンビの部屋

昼寝としていた漫画家コンビは悪夢で目が覚めます。

祐二「今、長距離走をくりひろげとるんやが、一人だけ周回遅れになる夢を見とった…!」

啓輔「僕は、ある朝起きたら、この世界に祐二と僕の2人きりになる夢を見とった…!誰もおらんがいちゃ、この世界に、誰も…」

祐二「…なんや、最近、おらっちゃの知らんとこで、色んなことが起きとる気…せんけ?」

漫画家コンビの妙な予想はその通りで、あかね荘の女性陣は、皆 少しずつ変わり始めています。

時子は、コンテストで 英語での自己紹介をしようと 英語の勉強にも励んでいます。

早苗は、自室の机から 風呂敷に包んだドラムスティックを取り出して静かに見つめます。あの夜 月時計を出て追いかけていった「誰か」のことを思っているようです。

早苗「…よし…まだあきらめるな…」

早苗は自分を励ますように つぶやきます。

愛子は、漫画家コンビに(ちょっと美化した)省吾の似顔絵を描いてもらい、それを壁に貼っています。

愛子「…そろそろ、片思いからの脱却…挑戦してみようかな…」

3人は、ちょうど出かけるタイミングが合い、広場で一緒になります。

愛子「なんか、今日 2人とも…きれい」

時子・早苗「おお?」

愛子「ということは…きっと私も!?♪」

早苗と時子は頷きます。

―再び すずふり亭 開店前の厨房―

由香が、すずふり亭の制服に着替えて厨房に現れます。

ちょうど鈴子も、喪服に着替えて やってきました。

以前 高子が着ていた制服なので、小柄で華奢な由香には少しダボついています。

みね子は、腰にエプロンを巻いてあげます。

みね子「うん!よく似合うね」

由香「…そうかな…」

省吾「……」

鈴子「……」

みね子「はいはい!感動してる暇はないですよ!お願いしますよ!もうすぐ開店ですよ!」

鈴子「…じゃあ、お願いします……」

みね子「いってらっしゃい!」

鈴子は裏口から広場へと出て行きました。

由香は、みね子の指示を聞いて仕事を始めます。

―裏天広場―

大家の富が アパートを出ると、鈴子が広場で待っていました。

鈴子「…一緒に行くよ。一人で行かせたくない…」

富「…ふふ、ありがとう……」

鈴子は ずっと伏し目がちです。

富「…泣いてるの?鈴ちゃん…?」

鈴子「……ちょっとね…。行きながら話そう、ね。いろいろ…」

富「お店は?」

鈴子「いいの。……いいの…♪」

―お昼の営業時間、すずふり亭―

そして、お昼の営業が始まりました。

由香「4番さん、ハッシュツーです!」

省吾「4番さん、ハッシュツー!!!」

由香からのオーダーを聞き、省吾がいつもの3倍ほど大きな声で返事を返します。

秀俊・元治「!」

省吾は、厨房で料理を作りながら、ホールで仕事をする由香を心配そうに、でも、どこか嬉しそうにちらちらと見つめます。

秀俊と元治は、そんな省吾を微笑ましく思うのでした。

みね子の心『そして、お父さん…。実は私…あれから、あの雑誌を買いまして…。』

【みね子の回想】

みね子は、ある夜、一人で川本世津子のことが載っている週間誌を読みます。

週間誌の記事

『川本世津子 金銭トラブル!

暴かれた素顔 育ての親と骨肉の争い

突然の雲隠れ 仕事は全てキャンセル』

―その頃、川本世津子のマンション―

週間誌に騒がれている世津子のマンションの部屋の前まで記者が大勢集まっています。

記者たちは、チャイムを何度もしつこく鳴らし、「川本さーん!いるのは分かってるんですよ!ひと事しゃべってもらえませんか」などと大声で部屋の中へ呼びかけています。

世津子は、家の中で その声を聞きながら、力なくしゃがみこみます。

みね子の心『世津子さん…一体どうしてしまったのでしょうか…私にできることは、ないのでしょうか…』

つづく

今日のあさイチ受け

有働さん「(川本世津子さんの)そういうの、ほっといてあげたらいいのにね!かんけいないじゃないですか」

いのっち「今も変わりませんからね(笑)」

有働さん「ほんとね、この頃から(笑)」

いのっち「(仕事を)キャンセルしたからトラブルになっちゃったんのかな?急にトラブルになった感じで…なぜキャンセルしたのかっていうね」

有働さん「あと、私は土曜日の富ちゃんと一緒に泣いちゃった。ほんとに」

いのっち「富ちゃんね、いろんなとこ行ったんだね」

感想

今日もラストはニワトリの鳴き声でした。

ちょっとずつニワトリ回が増えてきているように思います。

やっぱり、ひよこ=子供、ニワトリ=大人の概念で、みね子の成長を表すひとつになっているみたいですね。

今日は、漫画家コンビがアレでしたね…。

「ひよっこ」に置いて行かれてる感のある自分たちを嘆いてましたね…(笑)

祐二の見た悪夢は、「皆と一緒にドラマに出てるつもりが、周回遅れ的な存在だった」感じ?(笑)

あと、啓輔の見た悪夢は、世界に誰もいなくなる夢ということで…。

もしかして、こちらは、今後 あかね荘に誰もいなくなることの暗示だろうか?と思いました。

時子も愛子さんも、前に進もうとしていますね。

今週のサブタイトルは「乙女たち」なので、女性全員が何かしら クローズアップされる週ぽいですね。

…世津子さんも。

世津子さんのことは また最後に書きます。

まずは早苗さん。

「まだあきらめるな」と自分に言っているようなシーンがありましたね。

もしかして、恋愛関係ではなく、「夢」を追っているのかな…?と感じました。

あの追いかけて行った男性は、恋愛の相手ではなくて、例えば 有名プロドラマーとか有名音楽家とか……?

もともと 早苗さんは ビートルズではドラマーのリンゴ・スターが好きでしたもんね。

先日 NHKのトーク番組で「実は早苗は机の中にドラムスティックを持っていて、これから意味が出てくる」というトークがありました。

「好きな人がドラマーだった」のかと思いましたが…自分自身がドラムが好きなのかも…。

それから、牧野一家(省吾、鈴子、由香)。

省吾さんは、由香ちゃんが帰ってきたことが、純粋に嬉しそうでしたね!

男親って感じがしました。

鈴子さんの反応がちょっと「?」という感じだったんですけど、ずっと、涙をこらえていたんですね、きっと。

気を抜いたら涙が溢れて止まらなくなりそうなのを、必死にこらえていた表情だったようですね。(富さんとの会話で気付きました)

よかったね、鈴子さん。

由香ちゃんも、幼いころに見てただけあって、お店のことはある程度分かってる感じ。

なんだかんだ言って、いきなり来て働けちゃうところがカッコイイ。

嫌い嫌いは大好きの裏返しってこともあるわけで。

由香ちゃんは、お母さんのことがあって お店のこと大嫌いになったけど、同時に やっぱり大好きなんじゃないかな。

小さい頃は「由香も大人になったら すずふり亭で働く!」とか言いながら、お店で働く家族を憧れのようなまぶしい気持ちで見てたのかも。

みね子が、東京に出てくる前、じいちゃんに「働くのが好きなら大丈夫だ」と言われていたことがありましたが、由香ちゃんもちゃんと働くいいお嬢さんですね。

お金をせびって東京したもんだから、働きもしないヤバイ娘かと思わされたけど。

柏木堂でも、ちゃんと笑顔で テキパキ働いてましたもんね。

由香ちゃんは もう大丈夫そう。

あと、世津子さん…。

世津子さんの件で、週刊誌が書いている内容は、前文は見えませんでしたが、見えた文章を要約すると、こんな感じの内容に思いました。

「川本世津子の母親が流行り病で亡くなる。

世津子は、東京にいた夫婦に引き取られる(親戚??)

育ての親も 裕福な暮しではなかったが、世津子を育てた。

成長した世津子は女優として成功の道を歩くようになり、育ての夫婦とは疎遠になる。

戦時中、育ての夫婦が 戦中のつつましい暮しを耐えている時も、自分は女優の立場を利用し、闇物資でパーティーなどをひらいて贅沢三昧。

育ての親に勘付けなどを与えることもなかった。」

うーん……どうなるんだろう……。

今はなんとも……。

世津子さんの過去は「漢字をかけない」「学校にもろくに行けなかった」で、推察する止まりかと思っていましたが、少し明かされそうですね…。

世津子さんにも幸せになってほしい。

みね子が「私にできることは、ないのでしょうか」と最後に言っていたので、おせっかいが発動しそう!

ずーっと、優しくて元気だけどどこか遠慮がちだったみね子が、ついに朝ドラ主人公あるあるの「おせっかい」ステータス発動しました(笑)

いろんな経験をして、いろんな思いを知ったみね子だからこそ、愛のあるおせっかいで誰かを助けられると思います。

みね子がそんな風に 自分の殻をひとつやぶることになったきっかけは、ヒデくん。

ヒデくん、「きてますね」~!(笑)

楽しみです。

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