朝ドラ「ひよっこ」第1週 第5回レビュー

お父ちゃんが帰ってくる!5

今日の物語

夜、谷田部家

実父ちゃんは3人の子どもたちに靴を買ってきてくれたました。

みね子には、黒いエナメルの大人っぽいおしゃれな靴でした。

みね子は嬉しそうに靴を見つめ、箱にしまいます。

みね子「ふふ…♪まだしまっとこ…♪」

進は、家の中で靴を履いて嬉しそうに走り回っていました。

実父ちゃんは、そんな進を抱きしめるように捕まえて座らせます。

実「うちん中で靴履いてる悪い子はどこだ~!?ははは!」

みね子は、台所で料理の支度をする美代子を手伝います。

美代子「みね子、いかったねえ♪靴♪」

みね子「お父ちゃんいねえのに、私たちのこと分かってるみたいだ♪」

美代子「んだね♪」

みね子「でも、もったいねえからまだ履かない♪」

美代子「ええ?なんで?」

みね子「卒業式にさ、きれいな靴でいきたいの♪」

美代子「そうけ♪」

美代子「あ!そうだ!ちょっと目つむって!」

美代子は、みね子に目をつむらせます。

美代子「いくよ!ジャン!」

目を開けたみね子が見つけたのは、実父ちゃんが持って帰ってきたポークカツサンドでした。

みね子「!!」

美代子「これね、ポオグカヅサンドっていうんだよ!」(なまってる)

みね子「おいしそう~!!」

すると、今からちよ子や実たちの話し声が聞こえます。

ちよ子と進は、先日 みね子が進の靴を更にやぶいてしまったことを実父ちゃんに話しています。

ちよ子「お姉ちゃんが「私がなんとかしてやる」って!でもね、お姉ちゃん、もっと壊しちまってね!「ごめーん!」ってビービー泣いたんだよ~!」

実「ははは!「うえーん!」ってか?ははは!」

みね子は3人に近づき、ちよ子をにらみます。

ちよ子「………」

実「…へへ、おっかないな、角はえてたな、ははは」

こそこそと笑い合う3人を、みね子は更ににらみます。

しばらく後

実「いただきます!」

一同「いただきます!」

今夜の献立は、いつもよりちょっとだけご馳走です。

カツサンドも食卓に並んでいます。

みね子「じゃ…♪いただこうかね♪」

美代子「私も♪」

家族のお箸がポークカツサンドにのびます。

実「あ、それ手で食べていいんだ」

美代子「え?手で!?」

驚きながら、一同はカツサンドを食べます。

みね子「…ん~!うまいねえ~!」

ちよ子「うまいねえ~!」

実「だっぺ?!」

みね子「東京の人はいつもこんなの食べてんの~!?」

実「そんなことはねえだろ。お店で注文する料理だかんな」

みね子「そうか~いや~びっくりした!」

実「いい店だったんだ。優しい人たちで。あ!そうだ!」

実は、店でもらったマッチを美代子に渡します。

みね子「すずふり亭?」

美代子「素敵だねえ、これ」

実「それは宝物だ。いつか皆で行けたらいいな」

ちよ子「皆で行くの!?東京さ行くの!?」

みね子「いつか、だよ!いつか!」

ちよ子「なあんだ~」

茂じいちゃん「東京ねえ」

進「じいちゃん、東京行ったことあんの?」

茂じいちゃん「銀座には、まあな」

ちよ子「銀座~!?♪」

みね子「…じいちゃん、まさか奥茨城銀座のことじゃないでしょうね~?」

茂じいちゃん「ん~?銀座には変わりねえ!」

みね子「やっぱし~!あははは!」

一同「ははは!」

美代子「いつか、皆で行けたらいいね♪」

みね子「幸せ~♪」

おいしいものを家族で笑い合って食べ、みね子はそうつぶやきます。

美代子は、そのマッチを仏壇に供え、「いつか」を願うように手を合わせます。

夜、子供たちの寝室

進は靴を履いたまま布団で眠ってしまいました。

美代子は靴を脱がし、布団をかけてあげます。

みね子・ちよ子・進が眠り、美代子は寝室を出ます。

まだ眠れないちよ子は体を起こし、フスマを開けて大人たちが何をしているのか覗きます。

大人3人は囲炉裏を囲んで、実父ちゃんと茂じいちゃんはお酒を飲んでいるようです。

実「いくらになっかね、今年は」

茂「10万くらいかな…あと何年で借金返せっかな」

実「うん、厳しいな…」

茂「ああ、厳しいのは厳しい」

みね子は、聞いてはいけなかったと思い、フスマを閉めます。

しかし、物音を立ててしまいました。

みね子は慌てて布団にもぐりますが、美代子がフスマを開けてみね子に話しかけます。

美代子「みね子…起こしちゃったか?」

みね子は、申し訳なさそうに黙って体を起こします。

実「聞いてたか?」

みね子「…ごめんなさい」

実「みね子、眠いか?」

みね子「ううん」

実「うん。じゃ、お前もこっち来い。今な、金の話してたんだ。みね子はもう大人だかんな、一緒に入れ」

みね子「いいの…?」

美代子「おいで」

夜、囲炉裏の部屋

みね子も囲炉裏の傍に座ります。

美代子はお茶を出してくれました。

茂じいちゃんは、お酒のおつまみを薦めてくれました。

茂「食えよ、大人の味だ、ほら」

みね子はおつまみを食べますが、なんだか緊張してぎこちなく、大人たちはそんなみね子は可愛くて笑ってしまいます。

実「いいか、みね子。この家の収入は、まず米だ。野菜もいろいろやってっけど、これはそれほどの収入にはなんねえ。分かるな?」

みね子「うん」

実「うん。で、その農業としての今年の収入は、米を売って、そっから肥料だったり農薬だったりを買う金を差し引いた額になる。ざっと言うとな。それが、おそらく10万ほどだ。まあ、でもそれだけでは家族が生きていくには足りねえ。で、じいちゃんは、山仕事したり炭焼いたりしてくれて…3万ほどか?」

茂「んだな」

実「母ちゃんも、内職で洋裁やって…」

美代子「月1000円くらいかな」

実「で、父ちゃんが東京さ行って、頑張っても月に2万。こんで全部だ。なんとかギリギリだな」

みね子「…」

実「で、なぜ父ちゃんが東京行くかっつったら、5年前、不作の年があったっぺ?あん時に農協さんから金借りてっから、それを返さなくちゃなんねえからだ。本当だったらここにいて、畑やって、それでみんなで生きていければいいんだけども、そうもなかなかいかないっぺ。これがうちに経済だ、わかっか?」

みね子「はい…」

実「でも、ま、こうやって頑張ってれば大丈夫だ!おめえらには、なかなか贅沢させてやれねえけどな…」

みね子「そんなことないよ!私、中学出て東京さ働きに出た子もいんのに、高校行かせてもらって、本当にぜいたくだって、ありがたいなって思ってるよ!この御恩、どうやって返したらいいんだか…」

実「なあに言ってんだ。楽しいんだっぺ?高校!」

みね子「うん…。でもさ、お父ちゃん。私が勤めに出たほうがいいんじゃないの?そうすれば…どんだけ稼げるのかしんねえけど…お父ちゃん、出稼ぎ行くの減らしたりとか…なんね?」

実「…みね子は、うちの仕事好きか?うちのことや、畑のことは好きか?」

みね子「うん!好きだよ!お母ちゃんみてえになりてえって思ってるし、野良仕事も好きだ♪私、もっと頑張っていろんなものつくりたいって思う!……でも…」

実「お前は、高校出たらうちを手伝え。外に稼ぎに行くのは父ちゃんの仕事だ。お母ちゃんやじいちゃんを助けてやってくれや。じいちゃんと母ちゃんだけでは大変だからな」

みね子「…うん…。頑張ります!私、頑張ります!」

実「よし!頼もしいな!」

美代子「頼りにしてっからね♪」

みね子の心『お父さん、私はこの夜のことを忘れません。すっごく嬉しかったんです。大人として扱ってもらったこと。体が熱くなるくらい、照れくさくて嬉しくて…、誇らしいというか、そういう気持ちで。そして、うちは貧しいのかもしれないけど、みんなが頑張っていて、こうやって笑っていて、幸せだなって私は思いました。』

茂「さ、明日は早いど!」

実「寝るか!」

みね子「…皆さん!明日は頑張りましょう…!!!」

大人たちはびっくりし、顔を見合わせて笑います。

みね子「なによ~!真面目に言ったのに~!もう!」

翌朝、田んぼ

さあ、いよいよ稲刈りの朝です!

つづく

今日のあさイチ受け

今日は受けはありませんでした。

今日の感想

今日もいがった~!!!(笑)

今日も「みね子が大人なようなそうでないような」って感じが表現されてましたね。

「みね子も大人だから」と言われて嬉しくて、家族相手なのになんだか照れくさくて緊張しちゃって。張り切って「皆さん頑張りましょう!」と言ってみたら大人たちに笑われて。大人たちから見ても「もう大人だから」って思うんだけど、やっぱり子供な部分があるから可愛くてたまらないんでしょうね。いいなあ。なんかいいなあ~この第一週!

おつまみを食べた時のみね子の顔がほんとにかわいかった~!

いつかみね子も自然にもっと「大人」になるんだろうけど、この曖昧な感じは今だけのものだからすごく貴重な時間ですね。

しかも、このドラマはみね子自身が自分の気持ちを話してくれるので、見てて気持ちいいなあって思います。

田舎の広大な土地で、関西出身の私には懐かしいはずないのに懐かしい感じがするなまりと、明るくて素直な女の子とその家族。THE朝ドラ☆って感じに、早くも毎日ワクワクしています♪

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