朝ドラ「ひよっこ」第25週 第145回レビュー

大好き1

今日の物語

―夜、BAR月時計―

早苗は、みね子たちに自分の「恋」のことを話します。

早苗は男兄弟の中で育ち、家のことを心配する立場ではなかったので、高校を出たら地元で就職して結婚するという一般的な生き方をするのだろうと漠然と思い描いていました。

しかし、東京で暮らしてみたいという思いが強かった早苗は、18歳で 故郷の一関から東京に出て来ました。

東京に来た初日、あかね荘で大家の富に挨拶を済ませた後、「東京らしいところに行こう」と思い立ち、銀座のデパートに行きました。

しかし、まだ働いてもいないため お金がない早苗は屋上に行ってみることに。

人生で初めてのエレベーターに乗り込みましたが、なんと、エレベーターの事故で5時間ほど中に閉じ込められてしまったのです。

そこに乗り合わせたのは、早苗と 25歳くらいの背が高くてかっこいい男性の 2人。

怖くて泣きじゃくる早苗に、その男性は「大丈夫だよ」と手を握ってくれました。

早苗「音楽をやってる人で、ドラムをたたいてるって言ってました。赤坂のクラブでドラムをたたいてるって。そして、ニューヨークにその日の夜の飛行機で勉強するために行くんだって言ってました。とにかくかっこよくて…。2人でいる間、いろんな話をしてくれて…。笑わせてくれたり、私のつまんない話を聞いて大笑いしてくれたりして…。…で、私…恋をしました。…初恋みたいなもんですね。

…で、5時間が経って、エレベーターが動き始める感じになって、そしたら、「あ…この人アメリカ行っちゃうんだ…もう会えないんだな…」って思って、また泣いて…。

そしてら、きつく抱きしめてくれて…。またドキドキして離れたくなくなって。で、私、言おうと思ったんです。そしたら彼は「参ったな…恋しちゃったな…」って言って…」

みね子たち「キャー!!!!♡♡♡」

早苗「もう気を失うかと思いましたね。で、私も「好き。離れたくない」と言いました。そしたら彼が「これは運命だよな。必ず、一人前になって戻ってくるから、待っててくれ」って…。「…私、待ちます…」「そしたら、結婚しよう」「はい」「何歳まで待っててくれる?」「…25」……」

みね子たち「……」

早苗「今でも後悔してます。なんで「いつまででも」って言わなかったんだろうって…。その時の私は、25って遠い遠い未来だったんでしょうね…。バカです…本当に…。でも、彼は、「わかった、頑張らないとな」って言ってくれて…。そして、2人は救出されました…」

世津子「…すごい恋だね…」

早苗「話はそこまで。それっきり。私は25を越え、5年ほど経ちました」

愛子「……」

みね子「だから早苗さんは、永遠の25歳…」

早苗「まあな。それに、彼が知ってるのは、私の名前を年齢と職場とアパート。だから、どちらも動くわけにはいかなくて、こんなことになった」

愛子「…で、どうするの…?早苗ちゃんは」

早苗「…うーん……、わかんないです。さすがに限界かなとは思うんですけど…わかんない…」

世津子「…素敵…かわいい…♪」

早苗「…ありがとう♪…スッキリした」

―夜、あかね荘 早苗の部屋―

早苗は、彼からもらったのであろうドラムスティックを見つめ、「人にしゃべってしまったぁ…」と漏らします。

―夜、愛子の部屋―

愛子は、省吾の似顔絵を見ながら「やだな…、頑張って、振られるのは嫌だな…」とつぶやきます。

―夜、みね子と世津子の部屋―

(早苗の提案により、みね子と世津子が今夜から同室に)

世津子「早苗さん、かわいかったね」

みね子「はい」

2人を布団を並べて敷きながら話します。

みね子「…どうしたらいいか、分かんないし…。でも、早苗さんの言ってたことは本当かな。愛子さんがいてくれて、ちょっとホっとしてた…」

世津子「…そりゃそうよ…私も」

みね子「…なんだか不思議な二人ですもんね…。でも、これを乗り越えられたら、素敵だな、すごいなって…思います」

世津子「うん…」

みね子「よろしくお願いします」

世津子「よろしくお願いします」

世津子「……でも………」

みね子「…?…なんでも言いましょうよ?…ね?」

世津子「……うん……。……でも……」

世津子はしばらく、言いづらそうに考えた後、意を決してみね子の顔を見つめて話し始めます。

世津子「私と、みね子ちゃんのお父さん。…私にとっては、谷田部実さんではなく、雨男さん…」

みね子「はい」

世津子「私たちが過ごした時間については、私は、みね子ちゃんに…、いや、誰にも…、話すつもりはない。絶対に…。私だけの思い出だし…。それだけは、絶対に変えるつもりはないんだ…それが私の本音…。分かってくれるかな…?」

みね子は無言のまま視線を下げ、考えます。

つづく

今日のあさイチ受け

祝日なので、あさイチの放送はありませんでした。

代わりに、朝ドラ次回作「わろてんか」の宣伝番組がありました。

…ひよっこ…終わっちゃうんだなぁ……。

感想

今日はニワトリの鳴き声でした。

早苗さんの恋

早苗さんの恋がようやく明かされましたね。

そうかぁ…だから「25歳」のままでいようとしてたんですね……。

エレベーターから閉じ込められて始まる恋…。最近 どっかで見ましたね(笑)

(べっぴんさんスピンオフ)

よく言う「吊り橋効果」もあるんでしょうね。あ、そんな風に言ったら早苗さんに失礼ですね(汗)

18くらいの時に「25歳」っていうと、早苗さんが言ってた通り、遠い未来・まだまだ先・現実味の無い年齢だったなあ…。

私も、実際25になってみたら、結局18のころの悩みと同じことで悩むこともあったり、「あの頃 想像してた「大人」になったか?」というと、そうでもなかったなぁ…。

みね子たちが少しずつ大人になっていってるなあと思う一方で、早苗さんのこの話は、なんとなく「大人になるってなんだろうなぁ」と考えさせられるものがありました。

ものすごく「かっこいい大人」に見える早苗さんだけど、恋心は18歳の頃のままなんだろうな…。

このあたりが、ひよっこが途中から ドラマの最後にニワトリの鳴き声とヒヨコの鳴き声を併用する理由なのかな。今日からスパっと大人!なんて人はいませんよね…。

この間 早苗さんが誰かを追いかけて行ったことについては言及されませんでしたね。

あれは、その彼ではなかったのかな…?似た人…?

会社もアパートも移れない・もしかしたら彼が来てくれるかも…という早苗さんの、女の子らしい健気な気持ちが切ないです。実は誰よりも女の子らしい早苗さんですね。

彼は何をしてるんだろう…。最終回までに彼が迎えにきてくれるのか、それとも早苗さんが自分から殻を破るのか、またひとつ気になることが増えました。

私は、最終回までにあかね荘を漫画家コンビ以外出て行くのではないかと予想してます。

(富さんはどうなるのか…読めないけど…)

早苗さんもやっぱり、そうなるんじゃないかな。

彼が迎えに来てくれたとしても、自分で殻を破るとしても、どちらにせよ 早苗さんの新しい一歩は「あかね荘を出る」ということになりそう…。

世津子さんと雨男さん

「なんでもちゃんと話して なかったことにしたほうがいい」と言う早苗さんやみね子の意見と少し違って、思い出だけは話したくないという世津子さん。

切ないです。

谷田部実さんに戻った雨男さんは決して世津子さんのもとには戻りません。

だからこそ、せめて たった2年間の雨男さんの思い出だけは、自分だけのものにしておきたいという世津子さんの気持ち、少し分かる気がします。

それに、「谷田部実さん」もきっと、雨男さんとしての記憶は残しているので、その思い出だけが2人をつなぐものなんだと思います。

2度と会うこともないだろうからこそ、それだけは2人の心に…って思っちゃう気持ちが切ない。

みね子と世津子さん

早苗さんは「みね子と同室」を簡単に提案したけど、ほんとにこれ、どうなんだろう…。

みね子の部屋には家族写真も飾ってあるし…実家から届く手紙とかもあるだろうし…。

世津子さんにはすごくつらいと思う…。

みね子たちも大変だと思うけど、みね子たち谷田部家はちゃんとこれから実さんとの未来があるけど、世津子さんは過去の思い出を大切にするしかできないので、私は世津子さんの方に感情移入してしまいます。

ひよっこ、ついに あと2週ですね。

すでに寂しいです。

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