夕ドラ(再放送)「カーネーション」第8週「果報者1」第43話 感想

朝ドラ「カーネーション」を再放送で初視聴。不定期で感想を書きます。

初見&予備知識いっさいナシなもので、2度目の視聴をされている方からしたら「それ違うよ~」「その予想間違ってるよ~」などツッコミたくなることもあると思いますが、お許し下さい(笑)

第43話「果報者1」感想

あらすじ

善作は小原呉服店をたたみ、母と妹たちを連れて隣町に引っ越した。地主さんの口利きで質屋の店主になることが決まっているらしい。

善作は『小原洋裁店』という立派な看板を置いて行った。これが、善作なりの「けじめ」なのだとハルは糸子に優しく話す。糸子は、父が苦しんでいたことを知り、自分のせいで家族がバラバラになったと自分を責める。

その夜、千代が糸子の様子を見に家に戻って来た。突然糸子のことを心配し出した父の命で様子を見に来たのだと言う。糸子は複雑な想いがこらえきれなくなって母の胸で大泣きするのだった。

春になり、糸子はついに看板を掲げ、商店街の皆に見守られながら小原洋裁店を開いた。千代や妹たち、善作も祝いに来てくれた。

しかし、いざ店を開いたと言っても、そううまく軌道に乗れるわけではなかった。生地屋時代の常連客が糸子を訪ねて来て、「前のように生地を切ってくれ」と頼んできた。「もう生地屋ではない」と断る糸子であったが、結局押し切られてしまうのであった。

そんなある日、千代の兄・正一が神戸から突然遊びにやってきた。正一と喫茶店に行くと、なぜかそこには、紳士服ロイヤルの兄弟子・川本がいた。


うわぁぁぁぁぁぁぁぁ…………………

もうね……ほんとにたまらない…………なんなんですか、このすごいドラマ……。

何回も録画を見返して、その都度いろいろお父ちゃんの気持ちを想像しています。

お父ちゃんの「けじめ」は、一言では言い表せない色んな感情があると思います。

私が感じたお父ちゃんの気持ちをダラダラと書きます…

商売を続けられなかった自分への情けなさや怒り。

自分が始めた店をしまわなあかん悲しさ。

(糸子が感じたようにお父ちゃんも「移り行く日々」を感じてるとも思う。しかも、糸子と違って「自分が年とった」というもの悲しさの面で……)

糸子に痛いところをつかれた通り、一家の主としての責任を全うできていない現実。

何屋かわからんようになってほとんど機能できなくなった小原呉服店は、もう終わらせなあかん時期にきた。

幕引きはしっかり自分がする。

それでも「家族を守ることだけは、まだまだ自分の役目や」というお父ちゃんの、食いしばるようなプライドと意地があったと思います。「まだ下の妹らもおる。これは自分の役目や。結婚した時にわしは家族を守ると決めたんや」。私は、そんな意地を感じました。

同時に、家族を守るという言葉の重みを一番知っているからこそ、まだ若い女の子の糸子に「そこまで背負わせたらアカン」という糸子を守る親心もあったように思います。

生意気言って憎らしい時もあるけど、糸子を応援したい気持ち。「半人前のくせに生意気言いやがって、やれるもんならやってみろ!」「そやけど、お前やったらできるんかもしれん。お前は案外やるヤツや」…妄想入り過ぎかもしれませんが、そんな「応援」も感じました。

そして最後に、糸子がちゃんと商売を始められるように商店街の皆に挨拶をする。さすがお父ちゃんです。抜かりないです。後に残す娘のためになんぼでも頭下げる。そういうところが好きです。これがあったからこそ、糸子は商店街の皆に見守られて店を開くことができたんですよね。かっこいいです。

お父ちゃんと糸子は百貨店の制服を一緒に作ったりもしてたので「あの時のように一緒に店やるのではあかんかったん…?」そう思う気持ちもあります。めちゃくちゃいいコンビやったのに…。

けど、きっとそうするにはお父ちゃんは不器用過ぎたんかなって思います。うまく言えないんですが…中途半端なまま店をやり続けて娘に支えられていくような、そんなんはお父ちゃんにはつらすぎたんかなって…。

この辺りは、私は、分かるような…「それでも家族でやったらええんとちゃうのん……」って思うような気持ちで揺れるのですが、夫は、なんとなくお父ちゃんの気持ちは分かると言ってました。私もまた数年後とかに見返したら、前よりお父ちゃんの気持ちが分かったりするのかな…。

んで、お母ちゃんも良かった…。なんというか…糸子とお父ちゃんは似た者同士なんですよね。だから衝突も多いんだと思います。そこに、お母ちゃんという存在が良い塩梅でおってくれてるんやな~と思いました。

似た者同士やからこそ、自分らが家を出たことを糸子がどう感じるかがお父ちゃんは分かったのかも。だから、お母ちゃんを糸子の元に行かせたんでしょう。お母ちゃんは、「そういう存在」なんやと思います。お母ちゃんがいてくれるだけで中和されるというか…。

案の定、切なくてたまらないシーンを、無意識に看板の上に座り込むお母ちゃんが中和してくれました(笑)

「このド天然のお母ちゃんがおってくれるありがたさ」をつくづく感じる回でした。

「糸子泣いてんのか」とからかうおばあちゃんと、お母ちゃんが目くばせするのもあったかくて良かった。あ、あと、「おばあちゃんが糸子とおってくれてる」という安心感もすごい。お父ちゃんの采配は絶妙。

お母ちゃんの胸で子供のように泣きじゃくった糸子も印象的でした。大人や、働いてるんや、一家を支えてるんや…と言っても糸子はまだまだ完全な大人ではないので、お父ちゃんの苦しさや複雑な胸のうちは今日まで分かっていなかったんですよね…。

お父ちゃんの器のでかさ、かっこよさを思い知ったことでしょう…。(私も…)

もっともっと深いお父ちゃんの気持ちを糸子が心底理解するのは、きっとまだまだもっと先なんだろうと思います。親子ってそういうものだと思います。それもまた「移り行く日々」なのかもしれないですね。

本当に胸が熱くなりました。たまらない。

私なりに理解を深めたくて、もっとドラマを楽しみたくて、特にお父ちゃんの気持ちを必死に想像しましたが、そんな想像をするよりも先に心を動かされるドラマだと思いました。「あーお父ちゃんはこう思ってるのか、泣かせる~」とかじゃなくて、もう気がついたら「私、なんでここまで泣いてるんやろう~(号泣)」って感じ。先日のクリスマスケーキの回もそうでした。物語の丁寧さ、積み重ね、役者さんの演技力、そういうどれもに心を動かされて感服するばかりです。

比べても仕方ないのですが、「半分」や「わろてんか」は「この先でこういう展開にしたいから、今日のシーンを入れたんだろうな」みたいに感じる時があるんですけど、カーネーションは「人生」を見てる気分にさせられます。ドラマなんだから予定している今後の展開や大まかなあらすじが先にあるだろうことは分かってるのに、そうではなくて、糸子たちの日々の積み重ねがひとつの人生(物語)になっていく感じがします。しかも、糸子の人生だけじゃなくて、出てくる人 みんなに人生があることを感じさせられるので、なんというか…非常に「尊い」と思うんです。

素晴らしいものを見せてくれて、本当に感謝です。

さんざん だらだらと感想を書いといてなんですが(笑)、私の文章力では自分が感じた「凄さ」を言い表せません。ほんっとに、そのくらい、この長い感想文の何十倍、何百倍も心に響いたここ数話でした。

しかし、まさかこんな形で独立・新しい流れ…になるとは思いもしませんでした。びっくりしたなぁ…。でも、その後 ちゃんと家族間で交流があることが分かったのは本当にホっとしました!絶縁状態になるのかと思ったので。

久しぶりに会った糸子に「お前肥えたやろ」と照れ隠しして多くは語らないお父ちゃんが、相変わらず不器用で愛おしかった。

糸子の新しい店は、なかなか前途多難な予感…。結局糸子は「お商売」が何たるかは答えがでないままの独立となったので、これから糸子が何をするのか、何を見つけるのかめちゃくちゃ楽しみです。

それと!川本さんは何…!?!?なんで正一さんと知り合い…!?!??

川本さんが糸子にお祝いで渡した花束ってカーネーションですか?(花に疎いワタシ…^^;)

42話ラストの「来週の予告」映像では、どうも糸子が結婚&出産したように見えたんですけど…そうとしか見えなかったんですけど……!?!?!えええ~!?!?!?!めちゃくちゃ気になります~!!!!!!!!!!

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