夕ドラ(再放送)「カーネーション」第12週 第68話~69話「薄れゆく希望」 感想

朝ドラ「カーネーション」を再放送で初視聴。不定期で感想を書きます。

初見&予備知識いっさいナシなもので、2度目の視聴をされている方からしたら「それ違うよ~」「その予想間違ってるよ~」などツッコミたくなることもあると思いますが、お許し下さい(笑)

第68話「薄れゆく希望2」

あらすじ

善作のお葬式の翌日、来客に食事をふるまった小原家の食料はほとんどなくなってしまっていた。

糸子は、善作のためにも良い葬式を…ということばかり考えており、ここまで食料がなくなることだとは予想しきれていなかった。

糸子は香典のお金を使って縫い子に買い出しを頼むが、店側から「小原のもんには売らない」と言われたと言って縫い子たちが泣きながら帰って来た。

どうも「小原家は闇をやっている」などと噂が流れているらしく、糸子が店先に貼っていた「休業のお知らせ」の紙が破られ「非国民」という張り紙がされるなどの嫌がらせを受け、糸子はここに来て世間の怖さを痛感する。

妹たちは、葬式の手伝いに来ていた近所のオバチャンたちが「闇をやっている」と噂を流したのではないかと糸子に話す。妹たちは「食べ物がようさんあるのはおかしい」「配給所にもらいに来てるの見たことないのに」とコソコソ話すオバチャンたちの声を聞いていたのだ。

糸子は痛いところを突かれた。「うちには食べ物があるから配給は遠慮する」という思いと、「配給所の行列に自分の店の者を並ばせない」ことに、自分の甲斐性と意地を感じていたところがあったのだ。糸子はそんな自分を後悔する。

糸子が落ち込む中、木之元の妻・節子がふらりとやって来た。糸子は、「節子も小原家は闇をやっている」と噂したのだろうかと疑心暗鬼になる。しかし節子は、いつも不器用なしゃべり方で「一緒に明日の配給に行こう」と糸子を誘ってくれた。

その夜、糸子たちは皆で「すいとん」を食べた。善作の死に落ち込んで寝てばかりの祖母・ハルが、作り方を教えてくれたのだ。小原家に少し活気が戻った。

翌朝、糸子は節子と配給所に向かう。道中、木岡の妻・美代も合流した。

糸子は、自分を信じてくれている人がいることに感謝するのだった。


感想

…なんちゅうええ回……!!!!

もうね…このドラマは本当にすごい…。このドラマが描くもの、すべてがすごいと思います。

糸子に、店の者を配給に並ばせへんことに「うちはこんだけ甲斐性があるんや」という意地があったというのは意外でした。人間らしくていいと思う。それに…頑張ってる糸子はかっこいい。今回はそれが裏目に出てしまいましたが…。

でも、糸子…ほんとに闇はやってないんですよね?あんなに「やってない」って怒ってましたもんね。でも、勝さんが出征する時の食事会でトンカツを作った時、豚肉をどこから用立てたのかっておばあちゃんもちょっとびっくりしてたんですよね。あれがちょっと、ずっと気になってます。糸子、どこから買って来たのか言わなかったし…。ちょっとひっかかります。何かにつながるのかな…?

粉があれば作れるすいとんの作り方を知ってるおばあちゃん(糸子たちは「すいとん」なんて思い付きもしなかった)。息子の方が先に亡くなって生きる気力を失ってるくらい落ち込んでいるのに、皆のために知恵をくれました。そのメモを持って陽気に登場したお母ちゃんは、相変わらずの癒し系。この家族みんながそれぞれの思いで「生きている」ことを感じました。みんな、かっこいいなあ…。

不器用な木之元節子さんが気をつかいながら「一緒に配給いこ」と声をかけてくれたのも良かった…!この方、登場した時からしばらくは「いけず」な感じでしたが、多分…極度の人見知り?ちゃんと糸子のことを分かってくれているし、支えようとしてくれて、すごく良かった。

糸子の心の声「うちを信じてくれるこの人らは、お父ちゃんが残してくれた宝物です」

こんな風に糸子が思うのも最高でした……。ほんまやなぁ…。最後まで美代おばちゃんに「糸子をよろしく」と頼んだお父ちゃんの気持ちも大事にされてて嬉しい…。

頑張れ、糸子…!

第69話「薄れゆく希望3」

あらすじ

「小原家が闇をやっている」という噂は、糸子が危惧したほど商売には響かずに済んだ。店には変わらずお客さんが来てくれ、ご近所さんは気落ちしているおばあちゃんを気遣ってもくれる。

糸子自身は、今回の経験から「世間をなめたらあかん」と勉強し、お客さんにはよく頭を下げ、相手を大切にするようになった。

ある日のもんぺ教室が始まる直前、婦人会がやってきた。婦人会は、糸子がやっている「おしゃれモンペ」に大政翼賛会が警告を出したことを告げ、即刻やめるように言って来た。同時に、ミシンを供出しろと言って来た。

ここのところはペコペコとよく頭を下げていた糸子だが、これにはカっとなり、婦人会に啖呵を切って追いかえした。

しかし、ミシンを供出することは絶対にしたくない。商売道具であり、善作が反物を売って買ってくれた大事なものなのだ。糸子は善作に手を合わせ、どうしたらいいか教えて…とつぶやく。

ふと気づくと、小学校から帰って来た優子が一緒に手を合わせていた。

糸子はふと思い付き、優子の髪を切る。糸子は優子の髪を短くしたかったが、ずっと善作に止められてきた。もう善作はいなくなってしまったので、糸子は迷いなく優子の髪を切る。

しかし優子はおかっぱ頭に大騒ぎ。「変だ変だ」と騒ぎ立てるので、糸子は「変ちゃうで。みんなに聞いてきてみ」と声をかける。優子は縫い子たちに「かわいい」と言われても納得できず、木岡の店にも「変やろ?」と聞きに行く。

木岡の店には、木岡の弟・靖が遊びに来ていた。靖は、通夜の席で「仕事なくなったら軍服の仕事いくらでもまわす」と糸子に言ったことが良かったのか気にしていたため、優子に「この間は軍服屋のおっちゃんが邪魔したな」と糸子への伝言を頼んだ。

家に戻った優子は、言われた通り「軍服屋のおっちゃん」のことを糸子に報告する。それを聞いてひらめいた糸子は、木岡の店に走り、靖に「軍服を作らせて下さい!」と叫ぶ。

糸子は「お国のために軍服を作る」ことで、ミシンの供出を免れたのだ。

糸子は善作に手を合わせ、自分で考えて乗り切ったことを報告する。しかし、よくよく思い返すと、全ては善作が導いてくれたことに思えた。

糸子「…やっぱし、お父ちゃんか…♪」


感想

この回もなんちゅうか……ええ回やった!!!!(こればっか。笑)

悲しい出来事の後のこの2話は、救いのような明るくて優しいお話でした。現実をしっかり描く中に、こういうコミカルな要素を入れるさじ加減が絶妙やな~。糸子が、お父ちゃんが導いてくれたことを感じる「巻き戻しの演出」も面白かったです♪

まさかお父ちゃんが優子の髪を切りたくないと言ってたことがこんなことにつながっていくなんて!お父ちゃんって不器用だけど、百貨店の時のように見透かしているかのような良いアドバイスをくれる時もあったので、今回もお父ちゃん様様だな~って感じでした。

なんというか…亡くなっても尚、ちゃんとお父ちゃんを描いてくれるのが嬉しかったです。

「木岡のおっちゃんの弟さんの靖さん」の話も、このドラマのことだから何かあるんだろうな~とずっと気になっていたんですが、こういう展開か~!!!なるほど~!!!!

ほんまにこのドラマは、無駄がない!気持ちいい!

婦人会に啖呵を切る場面では、お客さんによく頭を下げるようになった糸子が立ち上がって婦人会を見下ろして、しかもカメラアングルもそれを強調するようになってて面白かったです。

「軍服作るようになったんです~お国のために頑張ります~」と昌ちゃんたち縫い子が笑顔で婦人会を追い返すのも非常に痛快でした!

久しぶりに気持ちの良いお話だったし、お父ちゃんショックから視聴者が立ち直るにあたって、本当にうまい流れを作ってくれてるな~と感謝感謝です。

でも…今週のサブタイトルは「薄れゆく希望」。…希望すら持てない日々になるってことですよね……。「戦争中は容赦ない展開が続くけど頑張って見て!」とアドバイスを頂いているので、ほんと……頑張って見ます……怖いけど……頑張る……怖い……。

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