夕ドラ(再放送)「カーネーション」第14週 第76話「明るい未来1」(6/28放送) 感想

朝ドラ「カーネーション」を再放送で初視聴。不定期で感想を書きます。

初見&予備知識いっさいナシなもので、2度目の視聴をされている方からしたら「それ違うよ~」「その予想間違ってるよ~」などツッコミたくなることもあると思いますが、お許し下さい(笑)

第76話「明るい未来1」

あらすじ

戦争が終わったことを知った糸子は、昼ごはんを食べる。もう空襲におびえる必要はない…と善作や勝の位牌や写真を仏壇に戻す糸子。亡くなった皆のことが思い出され、涙する。

ひとしきりないた後、糸子は、ろくに鏡も見ん間に自分もオバチャンになったなと感じる。戦争中に義務づけられた「いつ死んでもいい」準備である憎らしい名札を外そうとする糸子だが、そんなこと以上にやりたいことを思い付く。それは、この暑い中、着物ともんぺを脱いでアッパッパに着替えること。そしてようやく「終わったんや~!」と叫び、気持ちをふっきる。

糸子達が下請けで仕事をもらっていた軍服の仕事はいったん終了となった。アッパッパを着ている糸子は、木岡の弟の靖(糸子に軍服の仕事を卸してくれていた)から「もうすぐアメリカ軍が来るので何をされるか分からないからそんな薄着を着ないほうがいい」と注意されるが、もんぺを着るのはもう死んでも嫌で、「来るなら来い!」と一人 啖呵を切る。

ある日、ラジオから久しぶりに音楽が流れた。もう軍歌が流れないのだという明るい現実に糸子たちは胸を高鳴らせる。

そんな中、木之元のおっちゃんが糸子を「なんでもある」という闇市に連れて行ってくれた。糸子はその活気に興奮し、木之元が怯えるほどにうまく(時にきつく・笑)値切りながらたくさん買い物をする。

明るい日々が少しずつ取り戻されていくが、希望を断ち切るかのようにだんじり禁止令が出た。アメリカ軍を変に刺激してほしくないというお上の判断らしい。だんじりをひいたら逮捕!とまで言われた糸子たちは言葉を失う。

昭和20年(1945年)9月14日

だんじり祭当日。糸子や町内の男たちは、だんじりの姿だけでも見ようと倉庫に集まった。

去年 糸子に「来年は直ちゃんがだんじりひいたる!」と言っていた直子は、だんじりをひく気満々で準備運動を始め、ある男性はだんじりの祭囃子の笛を吹き始める。

木岡や木之元をはじめ、だんじりを愛する男たちは「だんじりはわしらの命や」と、逮捕されることに臆さず、だんじりをひくことを決意する。人数も少ないのでいつものように走ることはできない、それでもひくのだと皆の気持ちは一つになる。

糸子は、一緒にだんじりをひこうとする直子を止めようとするが、男たちが許可してくれた。動き出しただんじりに、糸子の目はくぎづけになる。


感想

前回のラストでは「お昼にしよけ」とだけつぶやいた糸子でしたが、昼ごはんを食べた後、亡くなった皆のことを思い出して涙を流しました。糸子が思い出す皆の姿が懐かしくて切ないです。つらいなぁ……なんでこんな悲しいことになってしまったんだろう……。皆、一生懸命生きてた普通の人らやったのにな…………。

けれど、糸子はひとしきり泣いて、気持ちを切り変え、いきなりアッパッパに着替えます。ずーっと「暑い」言うてましたもんね。いきなりの「アッパッパ」に、さすがに婦人会や縫い子たちが驚いたり注意しても、糸子は全然気にせず。我が道を行きます。ここらへん、さすが我らが糸子、と感心しました。

それと合わせて、今やっている再放送では関係ありませんが、本放送時は前回の話が年末、この回が年始一発目の話だったみたいですね。秋~冬に放送される大阪制作の朝ドラはいつもこうして年末年始を挟んで一旦放送も途切れるので、どこで区切るのかも腕の見せ所な気がします。カーネーションは戦争が終わったところで一区切り。新年一回目の放送の冒頭で、涙する糸子と一緒に、視聴者にも別れの時間、整理する時間を改めて与えてくれたように感じました。そこからはまた「自分で人生を切り開いていく強い糸子」を見せてくれました。お父ちゃんのお葬式の時もこんな感じだったな…。相変わらず、ドラマの作り方があったかいです…。

いつぞやの空襲以来、縫い子のトメちゃんの言うことは聞くようになったおばあちゃんも笑える!(笑)カーネーションに無駄なものはない!というのが今までの定石なので、トメちゃんとおばあちゃんの関係も何かの伏線なんでしょうか。

木之元のおっちゃんと闇市に行った糸子の値切りっぷりが気持ち良かった~!小さい頃の集金上手な糸子を思い出させます。そうそう、糸子はこうでなくちゃ!!!ほんっと~に嬉しい!

木之元のおっちゃんがこうして糸子を気にかけてくれるのも、お父ちゃんが残してくれたもの。木之元のおっちゃん、空襲の時も「あっちに逃げろ」とか、糸子たちをいつも気にかけてくれましたしね…優しすぎて泣く……!

それから、だんじりの描写には感服でした。前回の放送でも「だんじり」が希望の光のように描かれていることは感じましたが、今日の放送でだんじりを動かすことによって、戦時中に薄らいだ希望をそれぞれが自分の力で取り戻していくことを強調してたように思います。だんじりは糸子や岸和田の皆にとっての希望。それが動き出すことは、皆の時間がもう一度動き出すこと、ですね。本当に素晴らしかった。糸子が「だんじりの大工方になりたい!」と言い出したあの時も、「女のうちが乗れるだんじりがミシン」と言った時も、今回も、だんじりは糸子の希望です。それと同じように皆もそれぞれだんじりに希望を持っています。逮捕に臆さずだんじりをひく決意をするオッチャンらもかっこよかった!「小さい頃、糸子はだんじりに憧れるほど男勝りな子でした」というアイテムにとどまらず、こんな風に描かれるとは…本当にこのドラマは最高です。

そして、それを次女の直子がひくところがまた感動。「女はだんじりはひけへん」ということを「なんで」と思いつつも飲み込んだ糸子に対して、なんとだんじりをひいちゃった直子!これは…なんだか、糸子以上のすごい女性になりそうな気がします!そんな新しい希望も感じました。

あとね…確か善作お父ちゃんも若いころ大工方に憧れてたけど叶わなかったってエピソードありましたよね…?お父ちゃんは叶わなかったけどだんじりを愛し続け、糸子は自分がのれるだんじりを見つけて走り出し、直子は女なのにだんじりをひいちゃう。この3代に渡るだんじりエピソードもいい味出してる…。小原の血がどんどんパワーアップしているように思いました。未来は明るい!

糸子が走り出してくれて、容赦ない展開に鬱になりそうだった私の気持ちも少しずつ晴れていく感覚です。すごいなあ…うまいなあ…最高じゃぁ…このドラマ……。


拍手メッセージ、ありがとうございます。お返事を書く時間がとれずに申し訳ありません…。全部しっかり拝読しています。皆様のカーネーション愛がすごい…!3回目の視聴をされてる方もいらっしゃいました!すごい…!朝ドラって全部で150話くらいあるので、見続けるのって…実は結構しんどいところもありません?(笑)それを3回も見てしまうって、やっぱりそれほどにすごいドラマなんだと思いました!あのシーンを思い出しただけで泣けるとか、好きすぎて毎日見るのがつらいとか、「分かる~!!!!」って言いながら皆さんの感想を読んでおります。メッセージ、本当にありがとうございます。

関連記事
「カーネーション」全記事一覧

「カーネーション」年表

スポンサーリンク
スポンサーリンク大
スポンサーリンク大

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加