夕ドラ(再放送)「カーネーション」第17週 第92話感想

朝ドラ「カーネーション」を再放送で初視聴。不定期で感想を書きます。
初見&予備知識いっさいナシなもので、2度目の視聴をされている方からしたら「それ違うよ~」「その予想間違ってるよ~」などツッコミたくなることもあると思いますが、お許し下さい(笑)

第92話「隠しきれない恋1」

あらすじ

糸子(尾野真千子)を周防(綾野剛)が抱きしめたところを、北村(星田英利)が見ていた。動揺する糸子。家に戻った糸子は着物に着替えず、洋服のまま店に出る。その夜、初めて自分のために女性らしいデザインの洋服を仕立て、次々に新しい服を縫って店に出すようになる。ある日、三浦(近藤正臣)から、糸子と周防にだまされたと北村が言っていると聞き、北村も糸子にほれていたと知る。驚く糸子だが、そこに周防が現れる。

(YAHOO!テレビGガイドに掲載されているあらすじを引用)

感想

周防さんと糸子

再放送のため、前91話から連続で放送されたこの92話。本当に息をするのを忘れる展開です。

(前話はこちら→91話

周防さんが…糸子を好きだったなんて…。じゃあ、糸子も周防さんも、お互い「気持ちを隠すことに必死だった」ってこと…?周防さんからそんな素振りを感じなかったので驚きました…。切ない……。

糸子のモノローグ「「おいも好いとった」は、「わしも好きやった」でええんやろか…。周防さんの心臓の音がミシンくらい早よ打ってました。そんで合ってるんやと思いました」

この…この表現が…すごい…。方言の違いがあって、はっきり分からん。確信を持つのは、抱き合った鼓動。ひいぃぃ……素敵すぎる……。

周防さんに抱かれて幸せをかみしめるように目を閉じた糸子のつかの間の時間は、ドアを蹴って去って行った北村さんによって終わりを告げました。目を閉じた糸子に、私は初めて「女性」を感じました。初恋だけどもういい大人、そんな今の「糸子」を感じました。

北村さん…そっと去るんじゃなく、ドアを蹴るのね……。この人の気持ちも切ない…。あの表情はつらかった…。

周防さんは去っていく直前の北村さんと目が合い、「謝りに行く」と言う糸子を止めます。周防さんは北村さんが糸子を好きなことに気付いていたみたいですね…。糸子は、「大事な開店の日にこんなことして」という風に北村さんが怒ってると勘違いしてるみたいでしたが…。

糸子の変化

洋服を着て周防さんに思いを伝え、周防さんに抱きしめられて帰宅した糸子を見た千代お母ちゃんは一瞬で糸子の変化に気付きました。「あんた…なんやきれいなったなぁ。なんかあったんか?」と…。さすがお母ちゃん。

糸子はこれをきっかけに、自分のために洋服を作り始めます。しかも、とっても楽しみながら。

糸子のモノローグ「子供の頃、見様見真似でアッパッパを縫うたことがあります。自分の服を縫いたいと思ったんは、それ以来かもしれません。」「周防さんの気持ちを聞いてしもて以来、心がざわめいてざわめいて。それがうちにどんどん洋服を作らせました。それから毎晩、次から次へ新しい服を縫いました」

母であり店主であり、いい大人。洋服だってもう大量に作ってきた。なのに、この自分のために洋服を作る糸子は、恋をしてきれいになりたいと思って初めてオシャレをし始めた少女のようでした。こんな糸子は初めてやなぁ…。ずーっと、もう何十年も「小原糸子」の人生を見てきて、いろんなことがあったし、いろんな糸子を見てきたけど、こんな姿は初めてです。複雑です。少女のような恋心の気持ちは同じ女性として理解できるし、幸せになってほしい。けど、いい大人になってしまっているので、糸子にも周防さんにも自分勝手に動けない現実があります。どうなっていくんだろう……。

北村さんと周防さんの状況

糸子が周防さんと気持ちを通わせてから半月ほど経った5月。糸子は組合長の三浦さんに呼び出されました。

この間、糸子は周防さんと一切会ってはおらず、ただ周防さんが自分を好きだと言ってくれたことにホクホクした少女のような喜びを抱きながら過ごしたんだと思います…。

しかし、糸子の知らないところで、事態は複雑になっていました。糸子を好きだった傷心の北村さんは、「周防と糸子がつるんで自分から金をまきあげた」と嘘の噂を流し、周防さんは工場の監督をクビになっていました。組合の中で噂は周り、周防さんは一切の仕事を失い、今は日雇いの別の仕事に就いています。組合長の三浦さんは、北村さんからも周防さんからも話を聞き、全てを知っていました。周防さんと糸子が思い合っていること、思いを確かめ合ったこと、北村さんが糸子を好きだったこと、だから北村さんが嘘の噂を流したこと。

三浦さんは周防さんを気にかけ、自分の工場での仕事をさせてあげようとしましたが、周防さんから「迷惑をかけるから」と断ってきたそうです…。

ううう……自分のことをきっかけに周防さんがつらい立場に立たされてしまったなんて…。つらい………。やっぱり、少女の初恋というわけにはいきませんね………。

北村さんも、洋服に関することは全て糸子に一任する形をとりましたが、自分がやるべき仕事を一生懸命やっていました。それと同時に、糸子への恋心がふくらんでいたんだと思います。一緒に開店と成功を目指して一丸となっていた糸子と周防さんが互いに思い合っていた…、仕方ないことだと分かっていても悔しいのと悲しいのと、自分が哀れなような気持ちと…いろんな気持ちが胸の中に渦巻いて、やりきれないんだろうと推測します…。北村さんを悪くは思えません…。どこを切り取っても切ない………!

周防さんの想い

そして糸子は、三浦さんから「周防さんの想い」を聞きます。

周防さんは心から糸子のことが本気で好きだけど、原爆の後遺症を患っている妻と別れることは絶対できない…と。

……せつない……もうどこに到着する話なのか……つらい……。周防さん…めちゃくちゃつらいんだろうな……。周防さんは、「原爆が投下された時、自分が大切にしていた靴を奥さんが取りに戻ってくれた」みたいなことを、以前に糸子に話したことがありました。これが関係してるんじゃないかな…。靴を取りに戻らずにいたら、後遺症もなかったかもしれない……みたいな……。つらい…………。

三浦さんが言うには、周防さんは「自分が背負ってる重荷に耐えられへんくなった時には、いつも糸子を思い出す」と言っていたそうです…。ああ………。もう言葉がありません………。

糸子の心に開いた穴に周防さんがスっと入って来たように、周防さんの心の穴にも糸子がスっと入り込んでいたんだろうと思います…。切ないなぁ……。糸子が恋しないまま結婚して母になったなぁと思ってたけど…こんな展開になるとはなぁ……。つらいなぁ……。

私としては、今は、互いに「寂しいところにポンと入り込んできた」であるこの恋は、実ることはないんじゃないかな…って思っています。とにかく…見守っていきたいと思います…。

組合長の三浦さんがいい!!

ところで、全てをしっかり聞いて、更に糸子の言い分も聞いておこうとする組合長がかっこいいです。周防さんも、妻がいるのに他の女性を好きなったという気持ちを、嘘をつかずに組合長に話したらしくて…どちらも誠実は人柄なんだと伝わってきます。三浦さんは、近藤正臣さんが演じるべき人!!!って感じ。配役を間違えると、興味本位で聞いて来てるヤツに見えてしまいそうですが、この方が演じると全然そんな感じがしなくて、全員の思いを受け止めてなんとかしてあげたいと思っている感じがしっかり伝わって来て、とにかく好印象です。

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