夕ドラ(再放送)「カーネーション」第22週 第123話、第124話感想

朝ドラ「カーネーション」を再放送で初視聴。不定期で感想を書きます。

初見&予備知識いっさいナシなもので、2度目の視聴をされている方からしたら「それ違うよ~」「その予想間違ってるよ~」などツッコミたくなることもあると思いますが、お許し下さい(笑)

第123話「悔いなき青春2」

あらすじ

北村(星田英利)は、糸子(尾野真千子)に誰の死かを言わずに帰っていった。三浦(近藤正臣)が、糸子に周防の妻の死を話す。動揺し周防を思う糸子。聡子(安田美沙子)は接客もうまくなり、糸子は、跡取りの件を恵(六角精児)らに相談する。数日後、糸子は八重子(田丸麻紀)に呼び出され、玉枝(濱田マリ)が病気でもう長くないと言われる。糸子は千代(麻生祐未)の手料理を携えて入院先を見舞い、明るく振る舞う。

(YAHOO!テレビGガイドに掲載されているあらすじを引用)

感想

周防さん

亡くなったのは周防さんの奥様でした。

自分が糸子なら、どう思うだろう。「もしかしたら、時を越えて一緒になれるかも」と思ってしまうかもしれない。けど、それは私がまだ30代だからでしょうか。糸子はただ、自分が知っている周防さんの姿を思い出していました。糸子と周防さんが一緒に過ごしたのはたった1年足らず。それでも、(勝さんには悪いけど…)糸子が唯一愛した男性です……。

北村さんは、やっぱり今も糸子に恋心があるんやろうな…。奥さんが亡くなったとハッキリ言えなかったのは、糸子が周防さんの元へいってしまうかもしれないことが怖くなったから…でしょうか。

先日の、北村さんが糸子に愛の告白しようとしたようなシーンは、今回の北村さんの気持ちを視聴者が悟るための伏線だったんでしょうね。今回も、気づいてないのは糸子ばかり…。組合長でさえ気づくのに…。糸子はほんまに恋に疎い…。

(そんな一方、聡子と恋人とのやりとりに「キャーキャー♡」盛り上がる千代お母ちゃんは、相変わらず恋に敏感で笑えます)

北村さんは、「もうなんでもない」ようにガハハと笑いながら、ずっと、あれからずーっと、糸子を一途に想ってきてたんですね。あんなガサツで豪快な北村さんに、そんな一面があることに驚かされました。

玉枝オバチャン

オバチャンが余命半年と宣告されました。糸子とオバチャンのシーンは泣きました。

ずっと、小さい頃から糸子を見てきてくれたオバチャン。

勘助と一緒にカレーを食べさせてもらったこと、しょっちゅうオバチャンの店に遊びに行っていたこと、勘助の件で絶縁状態になったこと、和解してまた一緒に時間を過ごしてきたこと、優子がオハラの看板より北村の物件で自分の店をやりたいと言った時 糸子が泣きつき弱い自分を見せられたのがオバチャンだったこと……すべてが思い出されました。

オバチャンは、戦争で「勘助がやられた」のではなく「勘助がやった」ことであそこまで心を壊したのだろうと悟りました。

「勘助がやった」相手にも、家族がいたやろう、その子を愛する親がいたやろう…と、きっとオバチャンは見知らぬ誰かに自分を重ねたんとちゃうかな…。

「勘助がつらい目に合わされた」と思ったままの方がなんぼか楽やったと思います。憎むものがいっぱいあったから。

「勘助も誰かをやった」と悟った時、もう戦争が終わって何年も経ち、オバチャンは明るく暮らしてきたけど、オバチャンの中で消えることはなく奥底でくすぶっていた憎しみや悔しさの炎が消えたように感じました。

オバチャンの気持ちは計り知れません…。今更、何を知ったところで勘助は戻ってこうへんし…。戦争が残したものは、それだけ人の心に傷を刻み込んでいます。

それでも、糸子が勘助とオバチャンを思って大泣きしてくれて良かった。自分を思って、亡き息子を思って、糸子があんな風に泣いてくれるということが、オバチャンにとって「今」のかけがえのないものやと思います。糸子とオバチャンが、長年「ご近所さん」として生きて来たすべてが詰まっているシーンでした。

第124話「悔いなき青春3」

あらすじ

玉枝(濱田マリ)の病気の進行は遅く、宣告をはるかに超えて昭和47年、穏やかな日々のうちに亡くなる。聡子(安田美沙子)は、東京で直子(川崎亜沙美)の店を手伝うなど成長が著しい。糸子(尾野真千子)は、看板を譲る話を持ち出すが、聡子の反応は今一つ。その年の大晦日、優子(新山千春)と直子の前で、改めて来年は聡子が店長だと伝える。2人は賛成するが、肝心の聡子はロンドンに行きたいと言いだし、全員を仰天させる。

(YAHOO!テレビGガイドに掲載されているあらすじを引用)

感想

玉枝オバチャン

玉枝オバチャン、余命宣告をはるかに超えて生き、仲のいい家族やご近所さんと楽しい時間を過ごせました。嬉しい。ただただ嬉しいです。オバチャン、長い人生、ほん…っまにいろんなことがあった人生、お疲れさまでした。天国で、頼れる長男・泰造兄ちゃんと、ちょっと頼りないけど優しさピカイチの次男・勘助に、いっぱい親孝行してもろてな…!!!

オバチャンが最後の時間を「息子2人が待っててくれるおもたら、死ぬのも怖くなくなった」と心から笑えたのは、一度余命宣告を突き付けられたことと、前回ラストのつらい「悟り」のお蔭に思いました。つらいことも多かったけど、「全部ひっくるめたら、最後には人生トントン」みたいな域になって、心から笑えてたんとちゃうかな。

聡子がロンドンへ

聡子が大好きなロンドンへ行って仕事をしたいと言い出しました。えええ~!ちょっ…もうちょっと早く言ってよ~!糸子、もう組合長やらにも挨拶行ったし…また優子ん時みたいになってしもたやんか~!聡子の楽観主義は、ほんま勝さんの血ですね(笑)

けど今回は、意外にも姉二人が聡子の挑戦を無謀だと言って止めにかかりました。糸子は文句ひとつこぼさず聡子を応援する立場に。

私はこのシーン、ハルおばあちゃんと善作お父ちゃんから受け継ぐ糸子の「ひねくれ根性(ひがみ根性?)」もあったように思いました(笑)

優子と直子が、自分らのことは棚にあげて、聡子の挑戦を「あんたにロンドンは無理」「あんたはこの店継き!」とか言うのは、まるでこの店継ぐのはめちゃくちゃ楽な道みたいやないですか。こんなこと言われたら、糸子はひねくれます(笑)ひねくれた結果、糸子は聡子を応援して「やりたいようにやったらええ!」というかっこええ心境になったんちゃうかな(笑)

お父ちゃんもそういうとこあったように思います。「小原家総出で、百貨店の制服完成させよ~!」って盛り上がってる時に糸子が「神戸でミシン使わせてもらう」と言い出した途端むくれて反対して「もう手伝わん!」と言ったり(笑)

なんか、そういう時の善作お父ちゃんを思い出すシーンでした。

もちろん、同時に糸子は、聡子がぽや~っとしながらも実は意志が強いやり遂げる子やということを知っています。それに、本人が夢見て覚悟を決めたことを「アカン」とねじ伏せられることがどんだけつらいことか、糸子自身が一番分かることですし。「は~3人目も、こうきたか」って感じでしょう。3姉妹にも猪突猛進で時代を駆け抜けてきた糸子の血を感じます。

123話から124話で2年が経過しました。この間、北村はどうしてるんやろう…。

あと、子供たちやら糸子の影で、物忘れがひどい状態になってる千代お母ちゃん…。もうすぐ糸子が60歳やもんな…千代お母ちゃんももうすっかりおばあちゃんやもんなぁ………。

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「カーネーション」年表

拍手お返事

sさん…最後まで見届けます!

KIMOさん…周防さんの奥さんでしたね…北村氏は124話時点でどうしてるんでしょう…。私も直子と源太が結婚するのかと思ってました(笑)

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コメント

  1. tak より:

    どうも。前回、糸子が改装業者に啖呵を切るシーンのことを書きました。
    こういった時間にしたらチョッとのシーンも面白く観逃せないのが、このドラマなのですが、一方で小原家の歴史(善作と糸子の血のつながりや、年を重ねてゆく千代さん…)や、安岡家との関係など、連続ドラマならではの積み重ねでも魅せてくれます。
    いそまるさんは初見だそうなので、ネタバレはしませんが、とにかくものすごいドラマですよ、カーネーションは。
    最終回までの感想を楽しみにしています。

  2. いそまる より:

    takさん
    朝ドラならではの時間の積み重ねは、本当に見事だと思います。糸子が若い娘だった頃、「よう見たら、あそこの店の人も歳とったなぁ」とか考えながら街を歩いていた描写も、実際に糸子や皆が歳をとった今あのシーンを思い出すと、感慨深いものがあります。