夕ドラ(再放送)「カーネーション」第22週 第127話感想(10/9放送)

朝ドラ「カーネーション」を再放送で初視聴。不定期で感想を書きます。

初見&予備知識いっさいナシなもので、2度目の視聴をされている方からしたら「それ違うよ~」「その予想間違ってるよ~」などツッコミたくなることもあると思いますが、お許し下さい(笑)

第127話「悔いなき青春6」

あらすじ

だんじり祭が近づき、優子(新山千春)と直子(川崎亜沙美)が友人や家族を連れて戻ってくる。張り切って準備する糸子(尾野真千子)。世話役の木岡(上杉祥三)や木之元(甲本雅裕)、また北村(星田英利)や三浦(近藤正臣)、そしてサエ(黒谷友香)といった多くの人々が、小原家に集まる。糸子は親しい人々と共に、だんじりを眺め、改めて岸和田の地への愛着を感じる。そして12年後、糸子(夏木マリ)は72歳を迎えた。

(YAHOO!テレビGガイドに掲載されているあらすじを引用)

感想

糸子のキャストが交代

この回をもって、「糸子役」が変わりました。

私は初見ですが、本放送当時に「カーネーションのキャストが交代」という内容のネット記事を見かけたことがあり、ドラマは全然見てないけど情報だけは実は知っていました。

同じく初見の方は、キャスト交代に驚かれた方もいらっしゃるかもしれませんね。私も「いつかキャストが変わるらしい」という事実が、いつ来るのか、自分はどう感じるのか、どこかでいつもドキドキしていました。

キャストの交代の感想ついては、128話の感想で詳しく書きたいと思います。

一区切り

この127話は、一区切りの回でしたね。ある意味、これが最終回でもおかしくないようなものでした。朝ドラの最終回は、こういう「お祭り騒ぎ的に皆が集まる」というのも、「あるある」ですし。

もうね…とにかく、すごく良かった!!!!!!!!!素晴らしかった。今日の時点で、「見てきてよかった!」と、心から感じました。

だんじり祭り

このドラマの要所要所に出てくる「だんじり」。だんじりを、最後までうまく生かしてるな~!と本当に感心しました。(最終回じゃないんだから「最後」じゃないんですけど、便宜上…)

岸和田の方って、本当にだんじり愛が強くて、実際 だんじりの日は仕事を休んだり皆で集まって盛り上がったりすると聞くので、皆が集まることにリアリティもありました。

何より、ドラマ内で折に触れて、だんじりで皆が集まる姿を見せてもらってきたので、こうして皆が集まる展開に、なんの無理も感じません。そういうところが、本当にいい!ドラマによくある「区切りの回だから、全員集合ね、はいはい」なんて感情がひとつもありませんでした。すごく気持ちいい。ドラマの第一回目のだんじりでしたしね。だんじりの使い方が本当に素晴らしいと思います。

善作お父ちゃんと千代お母ちゃん

年老いて、「お父ちゃん、どこいったんやろう」と探しに行った千代お母ちゃん。お母ちゃんにきつく言おうとする糸子に、恵さんが言った「どこぞに挨拶するって言うてましたで」に大泣きでした。恵さんもお母さんの介護をされてたんやね…ドラマには描かれへんかった部分やけど、いつも明るい恵さんの人生を垣間見ました。

そのあとの、「冬蔵(春太郎)」が来てる情報に「キャー!!!」と叫んで走る恵さんにはいつも通り笑わせてもらいました。ああ…大好き…。

千代お母ちゃん…徐々に徐々に歳をとってましたもんね…。

千代お母ちゃんの描き方も本当に素晴らしかった。糸子が主人公なのに、ドラマと直接的に関わることはもうほとんどなくなっていたのに、このドラマには間違いなく「千代お母ちゃんの人生」がありました。

千代お母ちゃんが見た善作お父ちゃんの幻には大号泣。幻であっても言葉がいらない夫婦の姿に大号泣でした。

なんの言葉もありません。糸子も誰も、千代お母ちゃんの行動に気づいていません。お母ちゃんとお父ちゃんだけの時間でした。

お父ちゃんは、実はこれまでのだんじりに参加していたのかもしれないですね…。あの世で仏さまに「いや、ちゃいまんねん、ワシは盆には帰らんでええんですわ。ワシは、あっちの世界には、絶対だんじりの日に帰りたいんですわ!なんとか!たのんます!」と土下座して、特別扱いしてもらってるかも(笑)

この回で、千代お母ちゃんの出演も最後。次の128話では、千代お母ちゃんは亡くなっています。このドラマはやっぱり、人の死を直接的に描くことはせず、とにかくあったかく優しく送り出しますね。大号泣でした。

お母ちゃん、お父ちゃんに会えてよかったね…。優しい人たちや子供たちのにぎやかな声に囲まれる晩年で、本当によかった…。よかったね、今までありがとう、お母ちゃん…。

糸子は「なくさへん」

糸子は、北村から誘われていた東京行きを断り、宝物が沢山のこの街に残ることを決めました。

北村と糸子の会話はとても心に残りました。

糸子「極楽も地獄も、全部この窓から見て来た。うちの宝は全部ここにある」

北村「オバハン、わかっちゃあるけ?お前ももう大概 歳やど」

糸子「うるさいな、人のこと言われへんやろ」

北村「おうよ。お互いこの先なくすことばっかりや。お前が言うちゃあった宝かて、どうせ1個ずつ消えていく。人かて皆死んでいくんや。お前ここにいちゃあったら、一人でそれに耐えていかなあかんのやぞ。しんどいぞ…ほんなもん」

私はここで、「その通りなんやろうな……」と、すごく切ない気持ちになっていました。けど、糸子はやっぱり強い。

糸子「なくすなくすって、何をなくすんや。うちはなくさへん。相手が死んだだけで、なんもなくさへん。決めたもん勝ちや。へたれはへたれで泣いとれ。うちは宝抱えて生きていくよって」

戦争も乗り越え、なくす悲しみを十分知っている上で、こんな強いことを言う糸子に、ハッとしました。「決めたもん勝ち」、まさにその通りなのかもしれません。自分が「何もなくさへん」と決めれば、なくなるものはないのかもしれません。糸子のこの強さにはやっぱり頭が下がります。かっこいいです。

実際には「人生、そんなきれいごとで片づけられへんよ」、そんな風に言う人もいるかもしれません。でも、たくさんのものを失った経験を持った上で、糸子は、こう言って笑える女性なんです。それが、小原糸子なんです。我らが小原糸子なんです。

そういう強さと優しさと希望にあふれているのが、私が大好きな「朝ドラ」です。

あとがき

糸子や千代お母ちゃんだけでなく、今回の127話で、今まで糸子と一緒に生きた人たちとお別れとなってしまいました。皆、この街に住んで生きていました。木岡家や木之元家とか、脇役なんです。間違いなく脇役さんなんです。なのに、全然脇役やと思って見てませんでした。ほんまに大好きでした。ほんまに、皆、生きてました。

皆に「ありがとう」を言いたくなる 素晴らしいオノマチ糸子の最終回でした。

今日は内容が内容なので、この127話だけ当日中に頑張って感想書きました!

続けて放送された128話は、いつも通り明日 更新する予定です。

拍手お返事

sさん…八重子さん力説、ほんまに良かったです。八重子さんの人生を重ね合わせてもう1回録画を見てみたら、後からもっとじわじわと感動が押し寄せてきました。

KAZUさん…周防さんエピソードは最初から最後まで切なかったです。「くっついたらええのに!」と思う自分は、まだまだ浅はかなんやろうな…と思ったりします。奈津がどうしてるか…きっとこのまま消息不明で終わることはないんちゃうかな!?と思ってます。とりあえずは、ラサール石井さんに大事にしてもらってますように(笑)玉枝おばちゃんの訃報は奈津に連絡いったんですかね。私もちょっと思てました。

RYOさん…糸子が気づかないふり説…なるほど…確かに糸子ももうええ歳やし…一理あるかも…。でも私もやっぱり「やっぱり糸子は気づかない」に一票(笑)

PONさん…お久しぶりです!私としては、拍手ボタンをポチっとしてくださってただけでもめちゃくちゃ嬉しいですよ~!お忙しいのに、ブログまでチェックしてくださっててありがとうございます、嬉しいです!おっしゃる通り、カーネーションは、切ない気持ちやウルっとこさせたと思ったら、クスっと笑わずにいられないシーンがひょっこり出てきたりして、そういうとこ、ほんま面白い!って思います。128話の感想は、明日書きますね♪

皆さん、熱いメッセージをありがとうございます。いただいた熱いメッセージの中の一部分だけへの返信になってしまうことが多くてごめんなさい。全文、しっかり読ませていただいています。キャスト交代についての心配してくださってる方も、ありがとうございます。詳しくは128話感想に書きますが、基本的に「大丈夫そう」です。意外にも。

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コメント

  1. tak より:

    初回のだんじりからついにオノマチ糸子最終回まできましたね。
    もう何度目の『神回』でしょうか。
    オノマチさんの超熱演の締めくくり、そして出演期間でいえばより長い[第一週は二宮糸子だったので]麻生さん(千代)が魅せてくれました。
    緻密に練り込まれた各回の積み重ねの末たどり着いた究極の回でした。

  2. いそまる より:

    takさん
    神回という言葉が軽く感じてしまうほど、カーネーションは言葉で言い表せない回がありますね。先日の最終回もそうでした。もっとも長い出演期間が千代さん…というのも、なんか感慨深いです。このドラマは積み重ねが本当に素晴らしいと思います。