夕ドラ(再放送)「カーネーション」第23週 第128話感想(10/9放送)

朝ドラ「カーネーション」を再放送で初視聴。不定期で感想を書きます。

初見&予備知識いっさいナシなもので、2度目の視聴をされている方からしたら「それ違うよ~」「その予想間違ってるよ~」などツッコミたくなることもあると思いますが、お許し下さい(笑)

第128話「まどわせないで1」

あらすじ

糸子(夏木マリ)のもとに優子(新山千春)の娘で15歳の里香(小島藤子)が来ている。里香は髪を染め化粧をし学校へ行こうとしない。

優子は一流ブランドのデザイナー兼社長で、里香の将来を悲観して電話をよこすが糸子は取り合わない。直子(川崎亜沙美)は世界をまたにかける有名なデザイナー、聡子(安田美沙子)はロンドンでブランドを持っている。糸子は今は中高年の客が多い洋装店で、忙しくも穏やかな日々を過ごしていた。

(YAHOO!テレビGガイドに掲載されているあらすじを引用)

感想

たくさんのものが変わっている

昭和60年。

糸子は72歳となり、糸子役が尾野真千子さんから、夏木マリさんに代わりました。

糸子が住む商店街の街並みも、ガラリと変わり、糸子の店も大きく改装されていました。

もうあの商店街、あの時間、あの人々はないんだな…という寂しい感覚と、糸子がこの12年 変わらずに頑張って生きて来たんだろうなという気持ちとが混じりました。

糸子の傍にいた人々も、もうほとんど誰もいなくなってしまいました。

千代お母ちゃんも亡くなりました。

八重子さんは、おそらく以前に話していた通り、美容室を閉めて長男夫婦の家に引っ越したんでしょう。糸子のモノローグで「いろんな人が、すっかりあっちにいってしもて」に合わせて八重子さんの写真も映ったので、もしかしたら引っ越した先で、もう亡くなっているのかもしれませんね…。

ずっとご近所のオッチャンオバチャンとして糸子を見守ってくれていた木之元夫妻と木岡夫妻、そして三浦組合長ももういません。

そして、まさかまさかの、北村氏も亡くなっていました。

大好きだった人たちがいなくなってしまい、街も変わり、とても寂しいです。

けれど、大好きだった皆の写真(泰造兄ちゃんや勘助の写真までも!)を飾って、毎日のようにお供えをして写真の皆に話しかける糸子の姿は、前回に糸子が言った通り、「相手が死んだだけで、何もなくさへん」という言葉通りでした。寂しさはあるだろうけど、その寂しさに心を埋め尽くされることなく、歳はとったものの「相変わらず」な糸子がとても素敵です。

夏木糸子

糸子の配役が変わること、ついていけるか本当に心配でしたが、今日を見る限り大丈夫そうです。

階段を下りる時にしっかり手すりに体をあずけるところ、椅子から立ち上がるところ、そういう「ああ、歳をとったんやな…」という動作に、糸子が歳をとった「深み」を感じることができました。

私は事前に「糸子役 交代」に関して、脚本家さんご自身が思いを書かれたツイッター文章を拝見していました。それを見ていなかったら、もしかしたら、夏木糸子についていけなかったかもしれません。前話がオノマチ糸子の最後の回として、このドラマの最終回であってもおかしくない素晴らしい物だったので、「もう、あれで最終回だったと思おう」と思ったかもしれません。

けれど、脚本家さんご自身の文章を読み、配役を変えることの意図を知った上での夏木糸子視聴でしたので、「ああ、脚本家さんが言っておられたこと、分かる気がするな…」と思うことができ、すんなり受け入れられたように思います。

これからも、夏木糸子に代わったからこそ描かれるものに結構期待しています。

糸子を本当に愛してきたので、とても寂しいですけどね…。オノマチ糸子の最終回が本当に素晴らしかったので、だからこそ夏木糸子を受け入れられる…というのもあると思います。中途半端なオノマチ糸子最終回だったら納得できなかったかもしれません。

脚本家さんが書かれた文章をまとめているサイトのリンクを貼っておきますので、ご存知ない方はぜひご覧ください。↓

https://togetter.com/li/727839

(ちなみに、某脚本家さんのように、放送中に言い訳がましくツイッターを更新されたのではなく、本放送、そしてそれから数年後にBS放送での再放送が終了した後に、このツイッターを書かれたそうです。脚本家さんのお人柄やカーネーションへの愛が感じ取れるとても良いツイッターです。)

優子が娘を心配する電話をめんどくさそうに対応したり、優子の心配に反して楽観的に考えていたり、「たかが(高校)3年で人生なんぞ決まってたまるけ!」などと言う糸子は、「ああ~!糸子や~!」と感激しました。

糸子の店は、昌ちゃん・恵さんももういなくなっていますね…。寂しいなぁ。新しい女性従業員さんは、ピンクの電話のみやちゃんさんですね!

優子の娘・里香

私が心配してるのはむしろコッチ……。まさか、孫のグレエピソードがくるとは…。「べっぴんさん」で「子供のグレエピソード」に長々と付き合わされた苦い思い出があるので、どうも「子供のグレエピソード」に苦手意識が…。優子・直子・聡子には「グレ」は特になかったのに、孫世代でくるとは…。私は、夏木糸子より、孫グレエピソードについていけるかのほうが心配です…(^^;)

でも、グレにグレている孫の里香ちゃんは、なんと「ひよっこ」の幸子さん役の方みたいです!ええ~!印象違いすぎてびっくり!(笑)

幸子さんなのか…と思うと、ちょっと里香に愛着がわくので不思議…(笑)

拍手お返事

YUさん…コメントありがとうございます。DVDや録画を残し(またはDVDを購入し)ていても、再放送もしっかり見ていらっしゃるというファンの多さが、この作品がどれだけ素晴らしいかを表していると思います。感想、最後まで頑張って書きます!ありがとうございます!

HANAさん…序盤のめちゃくちゃする「THE昭和」なお父ちゃんは、「こんな父が朝ドラに…!これは…大丈夫なんかいな…」としか思えませんでしたが、ほんっとぉぉぉぉに…素晴らしいお父ちゃんでした!大好きなんて言葉で足りないくらい好きになりました!大当たりです!その通りになりました!お父ちゃんが127話に出てきてくれた時の感動はすさまじかったです。昨晩、「カーネーションが私史上ナンバーワン朝ドラになることは間違いないな」と思って寝ました。何度でも見るファンがいるというのも、心っから納得です。本当に素晴らしい作品だと思います。127話だけでもなんとか…!と思って当日更新したので、よろこんでいただけて嬉しいです…!(あと、ひよっこの件。「楽しみが長いといろいろ頑張れる」に同感です!昨日あのニュースを知ってから「生きる!頑張る!」って思ってます・笑)

sさん…お父ちゃんとお母ちゃんのシーン、本当に良かったです。号泣でした。放送のあと、感想を書きながらもう1回見て、夫に一緒にもう2回みて、更に夫も相当感動したみたいで、一人でもう1回見ていました(笑)「積み木くずし」は世代ではないのですが、分かります。まさに…って感じで、そこについていけるか心配です…(^^;)

RYOさん…おっしゃる通り、私も北村のセリフに共感し、ひとりで勝手にせつなくなっていました。まさか糸子があんな返しをするとは。脇役なのに、脇役なんて思えなくて、糸子だけでなく皆に日々を積み重ねた人生がありましたね。(ああ!分かります!この作品から受ける感動は、語彙力がとてもとても追いつきません!私も感想を書いてていつもそう感じています~!きっと「感じているもの」が素晴らしいすぎるんですよね。(でも、おっしゃってる気持ち、とても伝わっていますよ!))同窓会、そうなんですか?でも最後のお楽しみにしておきたいと思います♪

HITOさん…感想楽しみにしています♪素晴らしかったです…!!

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コメント

  1. tak より:

    主役交代の件に関してはいろいろと言われていますが、この素晴らしい物語を書き上げた脚本家の渡辺あやさんが明確に否定しているのですから、私はその言葉を信じます。
    ところで、あの東日本大震災があったのは、大阪局の朝ドラ『てっぱん』の放送時でした。そして東京局の『おひさま』をはさんでその次が『カーネーション』でした。
    この先の晩年編には、震災で多くのものを失ってつらい思いをしている我々に「それでも前を向いて、希望を持って!」というメッセージがこめられているのだと思います。
    我々視聴者は糸子と共にオノマチ編までの多くのものを失いました。
    新たな物語は、この喪失感から始まります。
    カーネーションは、どこまでも奥が深い話なのです。

  2. いそまる より:

    takさん
    なるほど、おっしゃる通り、オノマチ糸子編のラストで「なくす」ことについて糸子の信念を聞き、実際「なくした」上で晩年編が始まるというのは、そういう意味が込められているんですね。意識しながら見ていきたいと思います。