夕ドラ(再放送)「カーネーション」第23週 第129話、第130話感想

朝ドラ「カーネーション」を再放送で初視聴。不定期で感想を書きます。

初見&予備知識いっさいナシなもので、2度目の視聴をされている方からしたら「それ違うよ~」「その予想間違ってるよ~」などツッコミたくなることもあると思いますが、お許し下さい(笑)

第129話「まどわせないで2」

あらすじ

糸子(夏木マリ)は直子(川崎亜沙美)のファッションショーに里香(小島藤子)を連れていく。ジャージしか着ない里香は、嫌々ついて行くが、直子に中途半端にジャージを脱ぐなと言われる。小原家で開かれたパーティーで、糸子は河瀬譲(川岡大次郎)に声をかけられる。戦時中に糸子が、金糸を隠した服を作って助けた、あの生地問屋河瀬商会の跡取りだ。譲は、京都の老舗呉服屋の息子・吉岡栄之助(茂山逸平)を糸子に紹介する。

(YAHOO!テレビGガイドに掲載されているあらすじを引用)

感想

里香

優子が里香を心配することには軽くあしらったり面倒くさがるのに、実はちゃんと里香のことを考えている糸子が素敵やな~と思いました。

自分が行きたいところに里香を連れまわして疲れさせ、夜な夜な遊び歩いていた里香の生活リズムを簡単に戻してしまったところに感心。うーん。やっぱり糸子はかっこいいな。

ジャージしか着ず、「ファッションンショーになんか興味ない」と言ってたわりに、何やらショーのモニターをしっかり見る里香ちゃん。一体 この子は何を抱えてるんでしょう。

直子が里香に「グレてんけ?」とハッキリ聞いたのは笑いました。ここまでハッキリ聞くと、逆に気持ちいい(笑)。それに、「姪っ子がちょっとグレたぐらいのことでなんとも思わん」って感じの直子の姿勢も良かったです。

自分もかたくなにセーラー服ばっかり着てた時期がある直子は、なんとなくジャージ姿の里香に自分を重ねてるみたい。直子にもそんな他人から見たらよう分からん時期があったことを思えば、グレまくってる里香も、いつか嘘みたいにスっとジャージを脱ぐ時がくるんでしょう。

亡き北村

北村さんのメーカー「キタムラ」は、糸子に言わせると「ちゃっちい服」ではありますが(笑)今も存続しているようです。北村がなんやかんやとあれはあれで必死に頑張ってきてた証はちゃんと残ってることが嬉しかったです。

新しいご近所さん

糸子の向かいの店は金券ショップ、となりは不動産屋。不動産屋の人は、ますだおかだの増田さんですかね?同じドラマと思えへんくらい、登場人物がガラっと変わってるのは、やっぱりまだ慣れないです。

第130話「まどわせないで3」

あらすじ

栄之助(茂山逸平)は誤って、1反でよい生地を100反も仕入れてしまった。どうにかしてくれとすがられるが、糸子(夏木マリ)は突き放す。客の清川(三林京子)が、高齢の母に服を仕立てたいのだが、本人に断られたと相談する。糸子は、体型が変化して採寸が嫌なのではと察する。里香(小島藤子)は糸子を手伝い始めたが、ジャージを脱ごうとはしない。糸子は、ジャージを脱ぐまではと、優子(新山千春)が来ることを禁じる。

(YAHOO!テレビGガイドに掲載されているあらすじを引用)

感想

糸子の過去をからめる

配役が交代し、まだまだ戸惑う視聴者層も多いであろう中で、昔のエピソードをちょっとずつからめてくるストーリーがいいですね。「金糸が入った布」とか、窓ガラスの拭き方「タテタテヨコヨコ」とか。「ああ、糸子なんやな」とその都度感じられます。

お茶の出し方ひとつ知らん里香ですが、そういえば糸子だって、敬語ひとつ使えへん状態で社会に飛び出したんでしたね。(枡谷パッチ店…もう大将らは亡くなったやろうけど…山口さんらはどうやろか…懐かしいな…。)

間違えた仕入れた100反

昔 糸子が100反の生地を人助けで裁いたと聞き、助けてほしいと懇願してきた若者…。糸子は突き返しましたね。「金糸の生地の話、もういっぺんよう聞き!」と。

あの時代は、戦争で いたしかたなかった…ということが言いたいんでしょうか?この若者は、自分が勝手にいいとこ見せようと張り切ったのにえらいことになってしまって、人に言われるがままで、たいして自分でなんとかしようともせず糸子を簡単に頼ってきたし…そういうナヨっとしてる姿も糸子は嫌なのかも。

里香

里香と糸子が、泰造兄ちゃんの写真を見ながら語るシーン。いろいろ思い出して泣けてきました。

泰造兄ちゃんに似てるというチームの先輩のことって、里香が好きな人なのかな。

優子は「自分はお母ちゃんにほったらかされて育ったけどグレへんかった」と言ってるけど、あの頃は、糸子のたらんところを千代お母ちゃんや近所の皆が補ってくれてたんやと思います。

糸子のモノローグにあった「言葉がなくても、服はいろんなことが分かる。昔、うちにそない教えてくれた人がいました」の「人」って、誰のことでしょうか?周防さん?周防さんに恋をして服を着たくなった頃のことでしょうか??

ここはピンときませんでした。みなさんは「誰」のことと思われたか、教えていただけると嬉しいです。

糸子の「ジャージはジャージでいろいろ言うてる」というモノローグ。糸子がこの歳になったからこそ分かってやれることなんやろうなぁ。ついつい、見た目で判断してしまいがちですよね。なるほどなぁ。

怪我した里香を運んできてくれた男子学生も、見た目は「つっぱることが男のたたひとつの勲章」みたいでしたが(笑)、そんな見た目に何もこだわらず、「かしこい子やな」と彼の内面を見抜いてちゃんとお礼を言う糸子が素敵でした。男の子自身、そんな風に言われることがないんでしょうね、びっくりした顔してましたね。

洋服をずっと作ってきた糸子なのに、着るもので人を判断しないというところがとても面白いと思います。

戦争

ふと、今の糸子だけを見てると「元気なおばあちゃんやな」と思うだけで、過去にたくさんつらい経験をしたとか戦争を乗り越えただなんて、思いもしないなって思いました。

うちの祖父母も、幼いながらも戦争を知っている世代です。なんか…戦争って本当にすぐ傍にあるんですよね…普段は意識しないけど…里香がおばあちゃんと話していても、そのおばあちゃんの中には戦争の実体験がしっかり刻まれているわけで……。

今まで朝ドラで戦争時代を何本も見たけど、このドラマでは特に戦争が過酷に描かれた上に、糸子がこうしてすっかりおばあちゃんになっているので、いつもの朝ドラ以上に何か感じるものがあります。戦争時代は終わったけど、終わってない…というか…。本当に「おばあちゃん」と感じる夏木糸子だからこそ、こんな風に思うのかもしれません。

里香には、「古い写真だな」「へたれってどれ?」って程度でも、糸子が言う「へたれ」の言葉には深い愛情がこもっています。里香ちゃん…大切に磨いてあげてな…、「写真」じゃなくて、一生懸命生きた人たちやから…。

さて、なんかまた放送はお休みみたいですね。次回は10月15日(月)です。

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「カーネーション」年表

拍手お返事
KIMOさん…私も、当時「キャスト交代」という言葉は知っていましたが、カーネを見始めて糸子のぞっこんになっていったあとで「…そういえば!キャスト交代ってこのドラマやったような…!」と気づいた時は落ち込みました。千代さんは本当に素敵でした。最後のシーンは1、2を争う名シーンでしたね。

ARIさん…当時、ここで離脱された方が多かったと聞きました。でも、そう判断できるほどオノマチラストが物語の最終回でもおかしくない出来でしたものね。そうすると、ここから先はAさんも初見ですか?オノマチ糸子、本当に濃密で素晴らしかったです。今日の感想に書きましたが、そんな糸子がすっかりおばちゃんになったからこそ、そのおばあちゃん糸子の中には沢山の思い出や人がいることを感じられた気がします。これからも楽しみです。脚本家さんのご意見、お役に立てて嬉しいです!

sさん…思いのほか大丈夫だった夏木糸子ですが、新キャラについていけるかは、かなり心配しています(笑)

KAZUさん…いつも出てきたあの「窓」が糸子のセリフの中にあったのも良かったですよね。オノマチラストは本当に素晴らしかったです…神回なんて言葉じゃ足りないほどです。この80年代のヤンキー時代というのは、私にとって一番よく分からない時代やな~と思います。女の子まで喧嘩するなんて…。自分の青春時代とたった10年ほどしか変わらないから余計に分からないんやろうなぁと思います(笑)

RYOさん…里香ちゃん、なんだかんだ言ってちゃんとおばあちゃんの言うことを聞いているのがかわいく見えてきました。

PONさん…エア手酌よかったですね。もしかしたら、お母ちゃんにはほんまに見えてたんかもしれんなっててチョット思いました。ほんまや~!「ちゃう!」もありましたもんね、ほんまやほんまや!お父ちゃんはいつも傍にいるのかもしれませんね…。いろんなシーンの隅に実はお父ちゃんがいると想像したら、胸が熱くなったり、反応を勝手に想像してクスっと笑えて来ました(^^)「丸ごと愛おしい」は、このドラマにぴったりのお言葉やと思います!めちゃくちゃ共感します。

YUさん…本放送時、1月頃に発表やったんですね!ずっと、「いつ頃発表やったんやろう

?皆どう感じたんやろう?」と気になってました。やっぱり、受け入れがたい発表でしたよね…。オノマチ糸子、ほんまに大好きでした!

HITOさん…私も、脚本家さんのツイッターの真摯な文章に感動しました。この方が描こうとしたものを私もしっかり見たい!と思っているので、今後を楽しみにしています。制作者さんの思い重ね、ドラマ内で描かれる人生の積み重ね…このドラマは「積み重ね」が素晴らしいですね。

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コメント

  1. tak より:

    例えとしてどうかとは思いますが、視聴者を『感動の渦に巻き込んだ』ドラマということで、カーネーションを台風に置き換えると、今は台風の目に入った感じですかねぇ。

    私はいわゆるオノマチ信者ではなく(でもオノマチ糸子の演技は完璧だったと思うし、主役の交代に納得がいかない人たちの気持ちも痛いほどわかります)、カーネーションというドラマ全体のファンなので、そういう立場でいうと、特に初見の人は是非とも最終回まで観てほしいと思っています。
    ネタバレはしませんが、この先もあの回とかあの回とかあの回とか最終回とか観ないと損だと思うので。

  2. いそまる より:

    takさん
    離脱された方も多かったそうですね。私自身は、「朝ドラ」として観ているので、途中離脱はないです。(無表情でしか見れなかった半分青いも最後まで見届けましたし…笑)

  3. みわ より:

    私は、尾野真千子さんの時は家事の合間に所々、それもテレビの斜め横からしか見てなくて、全部ちゃんと見たのは夏木マリさんになってから、という変わり者です。だから先入観も無く楽しく見ていたので、夏木糸子で離脱した人が結構いたと後から知って、勿体無いなと思いました。

    離脱危険ポイントで無事離脱しなかったいそまるさん、みなさんが「最後まで見て」と言うのは、夏木糸子で挫折しないで、というネガティヴな意味だけではないと思いますよ。少なくとも私は「最終回まで見て下さいね」という意味で前にコメントしました。回も少なくなってきましたが、最後までよろしくお願いします!

  4. いそまる より:

    みわさん
    ええ!離脱された方は多いと聞きましたが、逆は初めて聞きました(驚)こちらこそ、最後までよろしくお願いします!