夕ドラ(再放送)「カーネーション」第24週 第137話、第138話感想(10/18放送)

朝ドラ「カーネーション」を再放送で初視聴。不定期で感想を書きます。

初見&予備知識いっさいナシなもので、2度目の視聴をされている方からしたら「それ違うよ~」「その予想間違ってるよ~」などツッコミたくなることもあると思いますが、お許し下さい(笑)

第137話「宣言4」

あらすじ

糸子(夏木マリ)のブランドの準備が始まり、譲(川岡大次郎)や栄之助(茂山逸平)らが毎日店に通ってきて、デザインを詰めていく。孝枝(竹内都子)は商社マン・守(藤間宇宙)のビジネス指南についていけず、泣きだしてしまう。和服の反物の柄を生かしたドレスなど、アイデア勝負で上質な洋服を作ろうとする糸子だが過労で倒れてしまい、里香(小島藤子)は心配する。宣伝を考えた守は、今や有名なデザイナーの三姉妹を挙げる。

(YAHOO!テレビGガイドに掲載されているあらすじを引用)

感想

新しいややこしい経理を教え込まれて頭がパンクしそうな従業員のタカちゃん(笑)。経理を教える若者・守に糸子が言った言葉…「舌打ちしたらアカン」。

えっ、ええ~!?糸子が言う~!?!?爆笑でした!若い頃、舌打ちしまくってたやないか~糸子~!!(*`艸´)めちゃくちゃ面白かったです。

「若い子らが無理やと思うことほど、やったらんでどないすんねん。歳とってる意味ないがな」

糸子のこの言葉は感動しました。若い人の方がなんでもチャレンジするっていうイメージがありますが、これまでの経験や知識があるからこそできることっていうのも確かにありますよね。

糸子は十年以上前、「モードが面白い」と感じるようになりながらも「モードはもううちの役目じゃない」とも同時に考えていました。年齢のことを考えずに、なんでもがむしゃらにやろうとしているワケではありません。歳とともに、その役割は変わっていくことを知っています。その上で出たこの言葉は、職人として生きて来た重みを感じさせてくれました。

昔は昌ちゃんや恵さんに怒られながらも、大体のことは結局糸子のやりたいようにやってきてましたが、「3姉妹の名前を宣伝に使う」という守のプレゼンにはぐうの音も出ませんでしたね(笑)。タカちゃんの「うちは耐え抜きましたんで、先生も耐えてくださーい」に笑いました。タカちゃん、よく頑張りました(笑)

第138話「宣言5」

あらすじ

反対を押し切って自分のブランドを始めた手前、糸子(夏木マリ)は宣伝に娘たちの力を借りることを嫌がるが、守(藤間宇宙)に説得される。いよいよ発表の日が近づき、必死で準備をする糸子たちを里香(小島藤子)も手伝う。膝を痛めている糸子を心配する里香だが、糸子は、自分はただ夢中なのだと笑う。聡子(安田美沙子)もロンドンから帰国し、有名デザイナー三姉妹と糸子は、そろってテレビのワイドショーに出演することに。

(YAHOO!テレビGガイドに掲載されているあらすじを引用)

感想

皆で一丸となって新しいブランドの立ち上げに邁進している姿は、見ていて気持ちがいいですね。前回のタカちゃんと守のやりとりや、守はOKだと思った縫製を糸子は許せないとか、若者と年配のちょっとした食い違いも‘あるある’な感じがして面白いです。

ミシンを踏み続けてヒザを痛がる糸子…確か勝さんと結婚の直前あたりにも足を傷めてましたよね。糸子の足は、あれからもう何十年もミシンを踏み続けて頑張ってくれてるんやなぁ…。しみじみしました…。

里香ちゃんには、そんな糸子が歳いった体で無理をして苦しんでいるように見えていました。これが若い糸子だったら、同じことをしてても「苦しんでる」なんて思われなかったんだろうな。そう孫に思われるのもまた糸子が歳をとった証拠なんだろうと思います。それをフフフと笑う糸子が、なんだかとてもかっこよかったです。

「人間、ほんまに夢中な時は苦しそうな顔になるもんなんや」

里香にそう教える糸子のシーンは泣けました。里香ちゃん…里香ちゃんは、お母さんとのことでグレたこの時期に、糸子からきっといろんなものを吸収してることと思います。

糸子も自分のおばあちゃんたちから吸収したものがあって、3姉妹は千代おばあちゃんから吸収したものがあって…、同じ「おばあちゃんから受けた影響」でも、それぞれ内容は全然違います。でも、皆おばあちゃんが大好きで、おばあちゃんも孫の幸せを祈ってて…、ほんまに優しくて愛情深い「おばあちゃんと孫」の描き方をするドラマですね。

ずーっと昔、若い糸子が祖父母たちを大切に思ってたところから、「おばあちゃんと孫」をしっかり描いてきてくれたから、今 里香ちゃんが糸子おばあちゃんを大事に思ってる気持ちがこんなにしっかり伝わってくるんやろうなと思います。本当に「積み重ね」が素晴らしいドラマ。こんなドラマは初めてです。(ほんま、カーネーションを知れて良かった!)

糸子と3姉妹がワイドショーに出演したっていうのもきっと実話ですよね?すごいなぁ…。あの、岸和田で生まれただんじり娘の糸子が、あの少女やった糸子が、72歳で新しいことに挑戦し、テレビにまで出ている……と思ったら、なんか感極まってくるものがありました。

緊張しまくる糸子に対して、全然テレビごときで物怖じしてない3姉妹はかっこよかった。もう慣れっこなんでしょうね。ああ…3姉妹もすごいなぁ…。

3姉妹が「お母ちゃんのこと」を語るシーンは、糸子と一緒に涙があふれてきました。(このシーンも、オノマチ糸子ではなく夏木糸子だからこそ素晴らしかったように思います)

「結局一人」なんてことを思う瞬間もある糸子ですが、一方でこういう言葉を聞ける瞬間もある。人生って、一言で表せませんね。

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「カーネーション」年表

拍手お返事

HITOさん…このツイッター記事は見たことがあったんですが、字が小さいので「また今度読もう…」と放置状態でした。が、HITOさんのおかげで読む時間を作れました、ありがとうございます。なんか…この方本当に素敵な方ですね…。この方の考え方や、この方がドラマで描きたかったものが、胸の中に染みていく感じがします。ドラマだけ見ててもこんなに毎日感じるものが多いのに、お話を聞くともっとドラマが染みます。本当に素晴らしいと思います。なんでこんなに「積み重ね」が素晴らしいドラマなんだろうと不思議になる程なのですが、はじめから「老い」をどう描くか…というところが大きなテーマだったんですね。はぁ…本当に染みる記事です…。

RYOさん…今日、他の方の教えていただいた脚本家さんインタビューの新聞記事を読みましたが、「老い」をどう描くかというのが始めからの大きなテーマだと感じました。なので、むしろ今の時期こそがこのドラマが一番「描きたいもの」なのかなと思います。今日のラストの、「おかあちゃーん」と呼ばれた糸子も、夏木糸子だからこんなに感動できるように思いました。舞台や人物を一新させる効果も納得です。本来であれば朝ドラでのこういう「一新」は、新しい門出とか希望を感じますが、今回の「一新」に、それは感じませんでした。RYOさんのメッセージを読んで、私もまた「なるほど…」としみじみしました…。(おっしゃってること、ちゃんと伝わってます!)

KIMOさん…ちょうど震災が起こった時期に、脚本が書かれていたようです。時期が多少違っても、勇気づけられた人は多かったと思います。何度もBS等で再放送され、こうして満を持して地上波で放送されているのもその証拠だと思います。私もこうして完全に心を奪われ、言葉にできないほどの力をもらっている気がします。

sさん…「夜寝るのが惜しくて、朝起きるのが楽しみでならん」、素敵な言葉ですね。「いちばん太鼓」は、青年が主人公なんですか?なよなよした男が嫌いな糸子ですから、なおさらハマりそうですね(笑)

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コメント

  1. tak より:

    『晩年編』面白くなってきたでしょう?
    カーネーションは、「糸子の一生を描きます」と言ってスタートしたと思いますが、本当にしっかりと描ききるのです。
    長い期間を描くドラマの中には、残念ながら内容がペラペラな『紙ドラマ』も多いのですが、このドラマは厚みが全く違う真の『神ドラマ』です。
    前回のBSでの再放送の時に、初回から最終回まで録画したブルーレイは、私の宝物です。

  2. いそまる より:

    takさん
    「老い」がここまで描かれる驚きと、その「老い」から自分が感じ取っているものの奥深さを日々感じています。言葉にできない「心に染みてくる」ものが、晩年編になって更に増えたような気がしています。「紙ドラマ」…うまい…(笑)朝ドラは基本的に大好きですが、カーネーションを見てしまうと、観方が変わってしまいそうです。今日は感想を書きながら「カーネーションは化け物のようにすごい」と考えたりしていました。なんというか…桁違いですね…。「神回」とかいう言葉も流行っているようですが、そんな簡単な言葉で片づけられへん回ばかりだと思います。私も録画は残しているのでディスクに焼くか、DVDを購入するかすると思います。takさんの「宝物です」に感動しました。カーネーションが素晴らしいので、takさんの「宝物」という言葉にも重みを感じます。