朝ドラ「カーネーション」を再放送で初視聴。不定期で感想を書きます。
初見&予備知識いっさいナシなもので、2度目の視聴をされている方からしたら「それ違うよ~」「その予想間違ってるよ~」などツッコミたくなることもあると思いますが、お許し下さい(笑)
第140話「奇跡1」
あらすじ
平成13年、88歳になる糸子(夏木マリ)の生活は仕事と友人たちとの遊びで充実しているが、病院にも毎週のように通っている。行きつけの病院の事務長(蟷螂襲)に声をかけられ、院長・龍村(辰巳琢郎)の所に案内される。龍村は、病院のイベントで職員をモデルとしたファッションショーを開いて患者に見せたいと言う。喜んで受ける糸子。ふと龍村から聞きなれない名字の入院患者について尋ねられる。その名前は「奈津」だった。
(YAHOO!テレビGガイドに掲載されているあらすじを引用)
感想
またいっきに十年の時が流れました。糸子も随分歳をとりましたが、老けメイクしてるんでしょうか?首の皮膚感もえらく歳が出ていたのでびっくり&すごい。
ブランドも好調で、まだまだ現役バリバリ大忙しの糸子。けど、もちろん抗えない「老い」もあり、毎週のように病院通い。顔なじみになったお医者さんと、毎週毎週同じ話をして、「仕事もほどほどに」と言われても特段受け入れることはない……そんな「お年寄りあるある」にクスっと笑ってしまいました(^^)
ブランド発表に向けて動き出した時は、若い守君に難しいことばっかり言われて、こんがらがってたタカちゃんが、なんだかすっかりバリバリのキャリアウーマンみたいになっててビックリ!服装も随分変わってましたね。タカちゃんも、この十年で十年分 歳をとったはずなのに、進化しててかっこいいですね。
病院でのファッションショーの企画、素敵ですね。糸子がお店でやってたあのファッションショーがこの企画の伏線になっていたとは…!本当にこのドラマには無駄がないなと感心しました。しかも、ただ物語の伏線なだけじゃなくて、そのファッションショーから受けた何気ない子供心が今回の企画につながっているというのがとても素敵に思いました。
奈津の名前が出た時、全身が震えました。
病院で再会した奈津は、奈津でした。糸子同様、役者さんは違うのに、奈津に見えました。
さすがに何十年かぶりに再会したら、「いやぁ~♡♡」的な明るい再会になるのかな~とも思いましたが、やっぱり「相変わらず」な、奈津のあの顔付きと言い方!
奈津や…!
奈津やぁぁぁぁぁ~!!!!!!!!!!!!!
関連記事
「カーネーション」全記事一覧
拍手ボタンを押していただけると更新の励みになります( ´◡` )
↓
コメント
このドラマにおける『老い』の多彩な描かれかたには、ただただ驚かされるばかりです。
神戸のおじいちゃんのまだら呆け・だんだん小さくなり弱っていきながらも、空襲でパニックになった縫い子のトメちゃんに勇気を与えたハルばあちゃん・木岡のおっちゃんなどの見た目の変化・我が子勘助について語る安岡のおばちゃん・オノマチ糸子のおばちゃん化・千代さんの変化と善作さんとの『再会』・夏木糸子で表現される老いという現実・そして役者が代わっても引き継がれる奈津の姿。
『老い』ひとつでもこれだけ魅せてくれるのがカーネーションなのです。
takさん
脚本家さんのインタビュー記事を読むと、「老いを描く」ことも当初から大きなテーマだったように感じました。晩年をしっかり描くために、信じられないほどしっかりした様々な積み重ねがあったんだなぁと思います。