スカーレット33話感想 ツケの量に一周回って大笑いの巻

スカーレット33話感想です。

直子

直子もこの3年、貧乏でつらい思いをしてきたんですね…。思わず抱きしめようとする喜美子を拒絶し、「大阪いってまえ!」と直子は言いました。(それでも直子を抱きしめた喜美子はえらい。本当にえらいと思います。)

直子にとって、喜美子は家の問題に触れずに大阪で楽しくやっているように見えているんでしょうか。昔「喜美子姉ちゃんだけずるい!」と言ってたままなのか…?

それとも頭では喜美子だって苦労していると分かっていても、自分が直面している家庭の問題が大きくて姉にぶつけているだけなのか…どっちだろう…まだ私は今日の時点では結論が出せませんでした。

お父ちゃん

貧乏の原因はやっぱりお父ちゃん。仕事で大きな失敗をしたとか不況とかそういうことかなと予想しましたが、直子が言うところによると、「オート3輪を買おうとして借金し、張り切りすぎて足をくじき、仕事ができなくなり、なのに酒を飲んでばかりで飲み屋につけがたまって…」とのことで……もう……なんなん、このお父ちゃん……。見ててほんまに苦しいです。働けへんくなった苦しさを酒に向けることしかできひん あかんたれ。ほんまにあかんたれ。

私はここまで見てて苦しくて切ないお父ちゃんは、朝ドラでは初めてです。ほんまに教養がなくてアホで、それを自覚してなくて、してたとしても どうすることもできなくて、救いようがない。

「1円のツケでもしっかり返さなあかん!」って言ってるらしいですが…草間さんに対して2円(でしたっけ?)をこだわった時と一緒ですね。なんもかっこよくないわ。その意地。もっと他のことに意地と誇りを向けんかい。

ガンコで、酒ばっかり飲んで。なんやねん。なんやねん!!

こんなにアホなら、娘やお母ちゃんに暴力振るって、憎くて憎くてたまらん方がいっそ楽やとまで思いました。あかんたれのアホのクソ親父やのに、お父ちゃんなりに家族への愛はちゃんとあることが伝わってくるから、もどかしい。もどかしくて切なくて、やりきれないです。

(また北村一輝さんが、ほんまに…くそ親父をうまく演じておられます…。男前なことを忘れるほど、どの角度からどこを見ても全身ほんまにくそ親父…。いい俳優さんやなぁ……。)

丸熊陶業で働くこと

お母ちゃんの回想シーンで、「丸熊陶業で喜美子が働けるように話してくる!」と駆け出したお父ちゃんを見てたら泣けてきました。お父ちゃんの中には、「信楽におりたい」と泣いた15歳の喜美子がそのままいるんですね…。

きっとお父ちゃんは、「信楽で仕事見つけたったから大阪戻らんでええ」と言ったら、喜美子が「ほんま!?うち信楽に戻れるん!?お父ちゃんありがとう!」って泣いて大喜びするようなイメージがあって、嘘をついて喜美子を呼び戻したんでしょうね…。

喜美子とお母ちゃん

まさかあの流れで喜美子が大笑いするとは。驚きました。一周回って大笑いしてしまうわって感じなんやろうと思いますが、暗くて重いことにあんな風に向き合う喜美子の生きる力を感じました。そして、相変わらず脚本や演出がすごいな、と。あんな重いシーンから大笑いのシーンに持っていきます?普通。すごいわ…ほんまに…。

全部把握した後は、お母ちゃんを責めたりせず、冷静に「もうしもてええよ。ありがとう」と言う喜美子の大人なこと…。

お母ちゃんとお父ちゃんが出会った時は、お父ちゃんは丁稚奉公だったようで。その家の娘がお母ちゃんやったんかなぁ。お母ちゃんは昔、勉強をしはじめた喜美子に漢字を教えてあげたりしてたので、ちゃんと学のある人やと思うんですよね。丁稚のお父ちゃんと恋をして駆け落ちしたんかなぁ。

喜美子の成長

月曜日の一コマだったと思いますが、後片付けをする喜美子の手際がいいとか、お茶を入れる喜美子の落ち着いた仕草とか、ノートにツケの額を書き出してささっと事態を把握するところとか、喜美子の成長を感じますね。ずっと家の手伝いをしてきた子やから、洗い物なんて小さい頃からしてたやろうし、家のお金のこともある程度見てたんやろうけど、やっぱり荒木荘のすべてを仕事として一人で切り盛りしてたことは喜美子をぐんと成長させたんですね。大久保さんの厳しい教えも良かったんでしょうね。プロに仕込まれたから、喜美子もプロとして成長したんやと思います。

久しぶりの照子

久しぶりの照子に癒されます。純粋に「寂しい!好き!かえって来てな!」と喜美子に言ってくれるこの関係が、喜美子にとっても癒しでしょうか。

ただ、丸熊陶業のもめごと?がわざわざ登場したのが気になりますね…。

喜美子は何を選ぶのか

荒木荘での喜美子の荷物は、小さい風呂敷2つだけ。3年暮らした部屋が明るくなっていましたが、ほとんど絵を飾ったりしてただけで、物は増えてなかったんですね…。

質素に生きて頑張ってきた3年間。

ちや子さんに「いつか荒木荘を卒業したら やりたいことやり」と言われて、「夢」を持つことができ、内職をして学費を貯め、自分のために絵の勉強をしようとしていた喜美子。あんな、その日その日の貧乏暮らしをしてきた喜美子が夢を持てたことが、どれだけ素晴らしいことか。私は、その夢の日々を見るのを本当に楽しみにしていました。その姿が見れることを疑ってもなかった。でも、喜美子が夢の学校に行ける姿がもう見えなくなりました。

こんな状態で、喜美子が「自分の貯めたお金や」と言って学校に行く可能性はほぼないと思います…。ほんまは行ってもええねん。喜美子の貯めたお金や、夢を持つことも大事や、見聞を広げて夢を持って世界を広げて、自分の人生を豊かにしてほしい。お父ちゃんの下にいるままではあかん。行ってええねん、学校。行ったほうがええねん、ほんまは、絶対。

でも、喜美子は選ばへんと思います。今週のサブタイトルは「自分で決めた道」。

喜美子は大阪に行った時も、「自分で納得して来ました」とちや子さんに話したことがありました。だから今回も、いろんな事情を含めて「自分が決めた」と、信楽に戻るのではないかと予想しています。もしほんまにそういう展開になるなら、切ない。家庭事情でそうせざるを得なかったことでも、「最終的に自分が決めた」と自分を納得させるたった18歳の心が切ないです。

ネタバレは読んでないので、どうなるのか分かりません。あくまで予想を書いています。引き続き、見守りたいと思います。(そうそう…ちや子さんのことも気になります…彼女のショックも相当大きかったから心配です…)

昨日の記事にも拍手やメッセージありがとうございました。個別お返事ができなくてごめんなさい。すべてちゃんと読ませていただいてます。いつもありがとうございます!

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