スカーレット41話感想 フカ先生に弟子入りしたい、の巻

スカーレット41話の感想です。

フカ先生の過去

フカ先生は、笑いながら作業をしていました。一応昨日「笑ってるか怖い顔してるかしか思いつかない」と予想をしていたのですが、「笑ってたとしたら、仕事への愛が強くて、楽しくて笑っているんやろうな」としか思っていませんでした。

しかし、今日語られたフカ先生の過去と「笑っている理由」は、そんな簡単な理由ではありませんでした。喜美子やお母ちゃん同様、私も聞いていて涙が出ました。

フカ先生にとっての絵

貧乏だったから、母や父のために夢の絵を描いていた幼い頃のフカ先生。「ええよ~」は、先生の両親の口癖やったんですね…。「ええよ~」と言ったフカ先生をはじめて見た時は、おだやかでひょうきんなちょっと抜けた先生やと思いましたが、ご両親との話を聞くと、「ええよ~」の口癖が急に愛おしく感じます。優しいおだやかなご両親だったんだろうな…。光景が浮かぶようでした。

フカ先生にとっての戦争

従軍画家として、つらい絵ばかり描かされたフカ先生。もう絵は描けない、と思っていた頃に火鉢と出会った話は、何と言ったらいいのか…胸がキュっとなる感じでした。

草間さんが奥さんとお別れした回と似た感覚でした。あの時も、「ああ、これが戦争が残したものか」と思いながら静かに見守りました。草間さんの戦争は、きっとあの奥さんに別れを告げられたあの日に終わったんだと思います。フカ先生も、火鉢との出会いが、戦争の終わりを告げるものだった。

戦争が残した物は大きい。「終戦」を告げられたからと言って終わらない、新しい日々なようで始まっていない。そういう現実を、またスカーレットに教えてもらいました。

フカ先生の絵が自然の物を描いているのは、こういう背景があったから、だったんですね。もともと自然を描くことが好きだった。それ以上に、そういうものを描けるのは戦争が終わったからこそだ、そういう美しいものを描きたい、そういう気持ちでしょうか。

なんて奥行のあるドラマなんだろう…。終戦後から始まった物語なので、戦争のことは描かれないかと思っていましたが、それどころか、戦争がもたらすものの大きさがしっかり描いてあって、驚かされます。

先生の話を聞いている喜美子も美しかった。少し夕暮れがさす工房。切なくて、とてもきれいでした。

フカ先生の言葉

「なんかやろうと思った時に、お金がないことに気持ちが負けたらあかん」

喜美子はこの言葉を「覚悟があるかどうか」だと受け止めました。ああ…さすが喜美子。フカ先生は、本気なら基礎から教える…と言ってくれたそうです。大阪のジョージが基本を学ぶことの大事さを語っていたことを思い出します。(←あのジョージの言葉は、何をやっても中途半端な私にとても深く突き刺さりました)

喜美子は自分に問うて、フカ先生に学びたいという心を決めました。でも、弟子になるということは、本気で絵付け師になるということですよね。喜美子が自分で思った通り、覚悟の有無は重要。覚悟なく弟子入りはできないでしょう。

フカ先生の「お金がないことに気持ちが負けたらあかん」という言葉は、きっとフカ先生自身がそうだったんでしょう。家が貧乏だったと言っていたし。だけど、喜美子には物理的に家の問題もあるわけで、自分が好き勝手したら妹たちを泣かせてしまうかもしれないわけで。その問題と、固まった喜美子の意志をどう描いていくのか、明日が待ち遠しいです。

41話

41話は、フカ先生との回想シーンはあるものの、舞台としては 喜美子たちが茶の間にいるだけで13分ほど進行していました。見た目としての動きはない回なのに、心にズンと重みが伝わってくる良い回だったと思います。昨日のコメディ路線との対比も効いているのかな。(と、通ぶってみるw)

お父ちゃんとフカ先生

そしてスカーレットの問題児 お父ちゃんとフカ先生がしれっと出会っていました。お父ちゃんがからむとろくでもないことになっていきそうですが、今回ばかりは…すでにもう金曜なので(そこ!?笑)、案外この出会いがキーになっていい方向に向かうのかもしれません。

昨日の回について、読者さんのSABOさんが「ラストのおはぎのシーンは、荒木荘の人たちが応援してくれているようでした。」とメッセージをくださいました。ああ…めちゃくちゃ素敵な感性ですね、感動しました。私はそこまで素敵な感想は思えませんでしたが、おはぎを4人で切り分けて食べる姿は、ささやかな何気ないことなのにすごくあたたかく感じました。何気ないシーンなのに、人をこんなあたたかい気持ちにさせてくれるって、すごいことですよね。

RYOさんからは、ネットに「今日の話は内容がなくて話が進んでなくて、捨て回」という意見が出てました」という情報も教えていただきました。ええ~絶対そんなことないですよねぇ。朝ドラでは「1話だけを切り取って判断」は絶対できないですしね。今日のも、物語としては大して進んでいませんが、ものすごくいい回だったし。昨日のも、お父ちゃんに「絵付け」というワードを出した という意味が明日効いてくるのかもしれませんね。

RYOさんは「(お父ちゃんに本気でキレている視聴者もいるらしいが)僕はそこまでは感じてなくて、どっちかと言うと可愛いお父ちゃんです」ともおっしゃっていました。私もそうですね。ほんとにヤバい親父だと思いますが…。ドラマ上でもちゃんと、無知で学がなくて不器用でどうしようもない親父なりに家族に愛を持っていることは描かれています。憎むべきは時代、みたいな そんな感じです。(お父ちゃん見てると、「こうならないように「教育」が大事なんだな」と実感します)お父ちゃんのそういう部分を見てあげられるか、そういう部分があっても嫌い・許せないと思うかは、それぞれの人生観が反映されるのかもしれないですね。

昨日の記事にも拍手&メッセージありがとうございました。個別お返事ができなくてごめんなさい。固定メッセージを入力してくださっているのも、メッセージも、いつもすべてちゃんと拝読しております。ありがとうございます!

昨日のちゃぶ台返しの絵を描いたので、昨日の記事の中に追加で掲載しておきます。良かったら見てください(^^)

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コメント

  1. ひとしぃ より:

    ご無沙汰しておりました。
    スカーレットの素晴らしさに導かれて、またこちらにお邪魔しに参りました。
    素晴らしい作品に触れ、また毎日の更新を復活されていたんですね。良かった!
    でも、ご無理なさらず、マイペースで楽しんでくださいね。
    それくらいが丁度、

    ええよぉ〜

  2. いそまる より:

    ひとしぃさん
    お久しぶりです。そうなんです、毎日更新と決めているわけではないのですが、「おもしろかったな~」「よかったな~」「書きたいな~」と思うことが増え、なんだかんだで毎日
    更新しています(笑)
    「それくらいが丁度、ええよぉ〜」うわわ!素敵な使い方!(笑)ありがとうございます(*^^*)