昨日は更新できませんでした。
85話と86話の感想です。
八郎中心
最近は、八郎視点というか、八郎が中心というか、そんな風に感じます。八郎さんの心境をかなり重要視しているからでしょうか。喜美子ではなく八郎さんに重きを置くこの展開はどこに終着する予定なのか、本当に読めません。
売れる作品
八郎さんの「素晴らしい作品とは」の問い。喜美子は先日の放送で「いつまでも見ていられる作品」と答え、85話にて三津は「売れる作品」と答えました。
八郎さんは三津の答えに何かを感じた表情をしていましたね。
コーヒーカップ
喜美子と八郎さんが一緒に半分ずつ作ったあのコーヒーカップ。あれがこのあたりで何か意味を持ってくるような予感もしています。
あの時は、八郎さんは感謝やお祝いの意味を込めて無料、喜美子は材料程度のお金はしっかりもらいました。あの時の八郎さんは「人に喜んでもらうこと」に重きを置いていたし、喜美子は対価はきちんともらうべきだと思っていたはず。
お金
でも今の2人は逆……?
喜美子は少なくとも、八郎さんの作品については「お金にならなくていい」と思っている気がします。だから、あの「銀座の陶芸展やらんでええ」という言葉になったんだと思います。白いご飯が食べられているだけで充分だと。
けど八郎さんは、自分の作品を売って、武志にテレビも買ってあげて、当たり前に真っ白のごはんを食べさせて 家族を養いたい……と思っている……?武志がテレビを欲しがるのは、そういう夫婦の価値観を表す要素っぽい?
三津が旅の途中で出会った「自分の作品」にこだわらず、家族を養うために似たようなぐい飲みを作り続けてきたおじいさんの話。「芸術を極めた作品もかっこいいけど、そういう生き方もかっこいい」三津はそんなことを言いました。
ずっとモヤモヤとした霧の中にいたような八郎さんは、もしかしたらそういう生き方の方がピンとくるものがあったのかもしれません。
八郎の想い
八郎さんが昔の作品を振り返り出したのは、「自分の作品を作って、作品としての価値を評価してもらってお金に替える」のではなく、「今一度 「人が使う食器」という部分を考えてみたくなった」からでしょうか…??コーヒーカップはまさにその典型的な仕事だったように思います。
同時に、喜美子のような才能がない自分が進むべき道はそっち(三津が出会ったおじいさん)だと思った……?
なんにせよ八郎さんは、自分の作品を評価されたりする中から勝ち残っていくような場所ではなく、家族を養うところに重きをおくようになっていくのかなという気がします。
喜美子の想い
でも喜美子は、八郎さんに「自分の作品」を作り続けてほしい。だから良かれと思って、「お金はうちが稼ぐ」「銀座の陶芸展もやめよ」「今年は休んで」と言いました。
けど…多分これは八郎さんの居場所を奪う発言だったんじゃないかと思います。
優しい気持ちで言ってることは分かってるから、八郎さんは喜美子を責められない。どんどん八郎さんが追い詰められていくというか居場所がなくなるというか…喜美子の完璧なまぶしさに、影が広がっている気がしました。
行方
ほんとにこの先どうなっていくんでしょうね。八郎さんはもう「陶芸家」でいることを諦めようとしていくのかなという気もします。売れる・需要のある作品を作る側に回るのかな…と。
そうすると、今の夫婦のポジションが逆になる…?(八郎さんが大量生産の器などを作り、喜美子が陶芸展に出品するような作品を作る)
逆になることは、互いに「受け入れられない・許せない」ことなのかなあ…?自分にあてはめると そこまでのことではなく、まして夫婦が別れを選ぶほどのことではないように思うのですが……。そうすると、夫婦は安泰……?な気もする…んですが、ここまでこんな描き方をしていて、そこに落ち着くのか…?という気も…。私は本当に先が読めません。難しい!!
今感じているのは、夫婦のすれ違う気持ちのリアルさですかね…。陶芸というテーマがあるので芸術家夫婦特有の悩みのようにも思えますが、本質を見れば、人間同士のすれ違いな気がするので、どこの家庭にもあり得ることかなと。相手を信じて「がんばって!あなたならできるよ!」と言っても相手の負担になるかもしれないし、「もうやらんでええよ」と言っても相手は「俺はもうだめなのか」といじけるかもしれないし…ふとしたことがどこに転がるか、すれ違ったままになるか修正できるのか…どこでもありえる話……。
三津
あと三津と八郎さんが近くなってるのが気になりますね。よからぬ関係に…という予想をされている方もいらっしゃるようですが…さすがにそれはないと思いますが…はっきりした「恋」「不倫」でなくとも、八郎さんのとって行き場のない気持ちの理解者が唯一 三津だけになってしまう気はします。
今日の放送で三津から東京の話を聞いたのも八郎さんに影響を与えそう。最近は飲みにもいかずにいる八郎さんに外からの刺激を与えてくれる存在、同じような「才能のまぶしさ」を感じて苦しみを覚えた同士。…うーん。まあ、不倫はないと思います、さすがに……。でも喜美子が嫉妬を感じるくらいには何かありそう。
最後
とにかく私は今 八郎さんと喜美子の気持ちを想像するだけで精一杯です。読めない…!そして、答えがないから難しい!
今週のサブタイトルが「優しさが交差して」で、すでに、喜美子は優しさで言ってることが八郎さんを苦しめているので、「優しさの交差」も単純にいい意味だけではない予感がプンプンします。いい意味の優しさの交差は、信作百合子パートが表してくれるような予想です。
明日も見守っていきたいと思います。
前回の記事にも拍手やメッセージをありがとうございました。個別にお返事ができなくてすみません。全部しっかり読ませていただいております!
SABOさん…お気遣いありがとうございます。「ニュートラルに戻す」と意識するのは大事かもしれないですね。べっぴんさんの明美ちゃんが言った「淡々と」と似ていますね。覚えておきたいと思います。SABOさんがおっしゃる確信した2点が私にはまだ分かりません。でも確かに、今の喜美子は優しさからであっても結果として、八郎さんが自分で考えて動くことを止めているようにも見えます。そういうところですかね?
wwwさん…「喜美子の横におられんのは‥しんどいなぁ」は誤字でした…ごめんなさい…「喜美子に横におられんのはしんどいなあ」です。「喜美子に横にいるのはしんどいな」の方です。私の誤字のせいで混乱を招いてしまってマジで申し訳ないです…(しかも返事遅くて…ほんとごめんなさい…)なので八郎さんのあの言葉は結構重いと思います。ゲゲゲのラストを見逃してしまいましたか、ちょっと残念でしたね。私も、確かに名作だなと思いました!本当に見られて良かったです!