スカーレット108話感想 おう。おう。たぬきそば

スカーレット108話の感想です。

武志とお父ちゃん(八郎)

武志の進路

武志は陶芸家になることを決意しました。やっぱり陶芸がやりたかったんですね。「簡単になれるものでもないし」「そこまでの覚悟はないよ」みたいなことを言っていた武志でしたが…背中を押したのは八郎さんでした。

「進路の相談というより話聞いてもらった」と言っていたので、具体的に「こうしたほうがいい」とかそういうアドバイスをもらったわけじゃないのかな…。どちらかと言うと、「お父ちゃんに話を聞いてもらうことで気持ちが固まった」という感じやったんかな。

武志は「大事なものを失うくらいの覚悟がないと、簡単にその道に進めない」と思ってきたのでしょうが、5年も会わない時間があっても変わらずに自分の父親でいてくれる八郎さんに出会い、大きく感覚が変わったんですかね。

八郎さん

八郎さんの姿も声も映りませんでしたね。今は陶芸家ではなく、釉薬の研究員をやっている。丸熊陶業でやっていたような仕事内容なんでしょうね。うん…そうか……。

「なんで昔と変わらんでいられんの?」

喜美子の「なんで?」には驚きました。そんな風に不思議に思うのか…。だけど、これは喜美子と八郎さんが再会することを示唆しているように感じました。喜美子と八郎さんが再会する時、どんな風になるのかな…。

「会いたい、いつか会いたい」

ずっと「会いたい、いつか会いたい」と書き続けた八郎さん。ここは泣けました。今は笑って話せるようになった武志だけど、その手紙を読んでどんな気持ちだったのか…誰にも言えず 子どもの心でその気持ちをずっとしまっていた武志を想うと胸がキュっとなりました。

信作が届けてくれる手紙がなかったら、5年を埋めることは大変だったんでしょうね…。信作がつないでくれた5年に、会わなくても 父と息子の絆をちゃんと結んできたからこその再会でした。

そうだ…手紙といえば、「照子と旦那さんの手紙を信作が結ぶ」以外にも、「武志が「テレビ買って」をお父ちゃん宛ての手紙にする」というのもありましたよね。喜美子には「テレビ買って~」と言ってた武志が八郎さんには手紙を書いたあの一件も、今回 父親と息子を「手紙」がつないだことの布石だったのかもしれません。

信作

ところで…信作が泣かせますね…!!「信楽のブルース・リーが来たでぇ」も、「こういう時やからアホなことやる」やったんですね。…ほんまに優しい人…も~無理!信作最高!!!そして信作の両親も優しい!も~大野家最高!百合子、ええ人と結婚したなぁもう!おばちゃんはうれしいぞ!!

喜美子

一昨日かなぁ…読者さんからいただいたメッセージの中に「喜美子の今の気持ちがわからないのですが」というような一文があり、私もハッとさせられました。

喜美子は目指していた色を出せて成功し、八郎さんよりその道を選んだ。喜美子が自分で選んだ結果だったし、あの頃の喜美子が限りなく「狂っている」と思いこんでいたので、あまりそれ以上の喜美子の気持ちを想像していませんでした。八郎さん側の気持ちばっかり想像して。

「喜美子の今の気持ちが分からない」とおっしゃった読者さんの読みが形になってきましたね。この数日は武志の視点が中心だったように思いますが、ここからは喜美子かもしれません。

昨日いただいた読者さんのメッセージにも「普通はめでたし、めでたしとなりそうなのに、その先にある不自由も描くのですね」、「成功した今の喜美子は幸せなのかな?言葉で表すのが難しいんだけど“何か伝えたい想いがある“っていう心境です」など、今の喜美子について昨日の時点ですでに何かを感じ取っておられる方がたくさんいらっしゃいました。

自由ってなんやろうな

このドラマがずっと語りかけてきている「自由は不自由や。不自由の先に自由がある。自由ってなんやろうな」が、またここで効いてきそうですね。そんなことを感じた今、予告で…(予告を見ない派の方もいらっしゃるので にごしてます)

「大事なものを失ったのだと思いました」

ラストのナレーションが苦しかった。喜美子はそれを直視しないまま今日まで来ていたのでしょうか。今日まで八郎さんの話を武志としなかったこと、武志が「テレビとお父ちゃんの話」を先日初めてしたこと、それらを思うと、喜美子と武志はあまり八郎さんの話をしないまま生きて来たんでしょうね。

以前に読者さんからのメッセージで「武志がいい子に育ったのは、喜美子と八郎さんが憎しみ合ってるわけじゃないからかな」というような感想を教えていただきましたが、憎しみ合ってはないけど なんとなく触れてはいけない 深いところにある傷のような感じだったのかなと思いました。

それは、喜美子自身が 八郎さんとの別れを割り切れていないから、でしょうか。「私は私の道を行くと決めて、八郎さんのことはどうでも良くなった」と、決して そんな簡単なものではない。読者さんの中にも、また私自身も、「喜美子の炎が燃え上がったのは分かる。だけど一緒に夫婦として過ごしてきた時間は……」とモヤモヤがぬぐえないところがありましたが、さすがスカーレット。そうか、そもそも「離婚届を出しました。喜美子と八郎は終わりました」ではないのかもしれません。

簡単な問題ではないですから、夫婦としてやり直すとかそんな結論にはならないだろうけど…、今のような「息子も触れづらい」「息子に語れない」ような形ではない関係・気持ちを持てるようになるといいですね。2人が積み重ねて来た時間をずっと見守ってきましたので、やっぱり…また笑い合ってほしいな。

拍手お礼など

昨日の記事にも拍手やメッセージをありがとうございました。私が少し自分の話をしたので、読者さんもご自身の経験を語ってくださる方がいらっしゃいました。聞かせてくださってありがとうございます。

いろんな経験をされている方がいらっしゃって、少し驚きました。私の周りには「うちは普通の一家やったからなぁ…」という人が多いので…。このブログはそんなにたくさんの方が見ておられる大手ブログではないので、そもそも読者人口が少ない、しかもその中でコメントを書いてくださる読者さんはまた一段と少ない…という中で、こんなに高確率で「私もこんなことがあってね…」という体験がある方が多いとは…ちょっと不思議です。ブログといえども、類は友を呼ぶという感じなのでしょうか。不思議ですが、ちょっと嬉しいです。優しい常連さんたちに囲まれて幸せです。(今回ご自身の経験を語ってくださった方だけではなく、私のブログにメッセージをくださる方は優しい方が多いなと前から思っていました。)皆さん、いつもありがとうございます。

今日はおひとりずつのお返事ができませんが、すべてのメッセージをちゃんと読ませていただきました。本当にありがとうございます。

さて、ラストは予告映像のことに触れたいと思いますので、「予告の話は聞きたくないからやめて~!」という方は ここで読むのもやめてください~★

予告

八郎さん!!!!あれで終わりじゃなかったですね!!!とりあえずそれが嬉しい!どうかどうか、二人の過ごした時間が無駄じゃなかったと思える展開がありますように…!!

あと来週はなんか…すっちゃかめっちゃかで…何があるんだか……!!!ここ数週間 喜美子が狂ったりしてしんどいことが続きましたから、反動でいろんなことが起こる明るい週になりそうですね。制服の…照子と信作は…いったい……背景は喫茶・サニーに見えましたから回想ではなく……?40で…制服……?いったい何が…!?(笑)

来週も楽しみです!

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コメント

  1. るんるん より:

    喜美子の「なんで?」が不思議だったので、考えてみました。その前に、穴窯が成功してから離婚するまでの2年間、喜美子はどう思ってたんだろう?っていうのもよく分からなかったので。たぶん、喜美子には離婚って選択肢はなかったと思います。好きとか嫌いじゃなく、照子が言ってたように「離婚なんて選択肢はない」ただそれだけ。でも、個展で四国に行くことを人づてに聞き、芳名帳に「十代田八郎」の名前を見て「ハチさんは変わったんだ」と離婚を決めたのかなと。喜美子の中では「ハチさんは変わった」だったけど、ずっと手紙をやり取りしてた武志には「いつまでも変わらない、優しいお父ちゃん」そのギャップに「なんで?」って言葉だったのかな。
    喜美子は穴窯の件で別居してから一度も八郎さんと連絡を取らなかった、というか、そういうことが必要と考えたこともなかったのでは。サニーで信作のお父さんが言った「離れとっても父親として・・・」は「夫婦として」に置き換えると八郎さんと喜美子に何が足りなかったのかという隠喩になるような??そして「大事なものを失った」のナレーションに繋がるのかな~と考えました。

  2. いそまる より:

    るんるんさん
    私も「なんで?」は気になっていました。芳名の「十代田八郎」を見て喜美子は離婚を決めたし、その前から何年も別居してたわけだけど…話し合って離婚を決めたわけではないんですよね…。2人には言葉が足らなかったように思います。『「離婚なんて選択肢はない」ただそれだけ』と言う部分にすごく共感しました。けれど喜美子は、八郎さんのためにその方がいい と思って離婚を選んだわけで、喜美子が「別れたいと思った」ではないっぽいですよね。だからこそ、喜美子と武志の親子仲も悪くないはずなのに、「八郎さんの件」は親子にとって触れてはいけないしこりになっているように思いました。喜美子自身が納得して選んだことじゃない。「自分の道を自分で決める」ということができるようになった喜美子なのに、この件に関しては…。今週は喜美子の心がもっとわかってくるといいですね。