スカーレット145話の感想です。
トモヤくんの手紙
トモヤくんからの手紙には…もう言葉が出ないです。幼い心で自分の死に直面する恐怖がいかばかりか…同じ経験をしていない私には到底語れません。「病気がその人の人生のすべてではない」という言葉もその通りだと思うけれど、やっぱりこういう…苦しみがある現実は消せなくて…。
世の中から病気がなくなればいいのに…。
「おれは」の後、トモヤくんは何を書こうとしたんでしょうね。おれは あんなこともしたい、こんな夢がある、こんなこともしたい…生きたい と書こうとしたんでしょうか…。夢を語るのは自由で、夢が力になるのもきっと事実だと思いますが、この時 死に直面し始めていたトモヤくんは夢や希望を文字にすることさえできない大きな哀しみに覆われていたんでしょうか。何を書こうとしたのか、本当のところは分かりません。ほんとに…言葉が見つからないです。
武志
トモヤくんの手紙は、武志が必死に抑えてきた気持ちを沸騰させてしまったんでしょうか。武志はかなりきついことを八郎さんに言いましたね…。
親は自分の身を切られるように子どもの病気を支えていると思います。親だって想像を絶する哀しみと闘っているはず。けど、やはり本人の恐怖や覚悟…(言葉にできないいろんな感情)は、親にも分かりきることはできないのかもしれませんね…(親の苦しみも本人には分かりきらないだろうし…)。同じ「本人同士」のトモヤくんの手紙は、武志にはつらいほど理解できたんでしょうね…。
拍手お礼など
前回に記事にも拍手やメッセージをありがとうございました。
ドラマのラストがどんな風になるか予想を聞かせていただいた方が多く、興味深かったです。
いよいよ今週でラストなんですね…。お父ちゃんの性格が物議をかもしたところからスタートし、最終週まで容赦ないスカーレット。小さな幸せを積み重ねて生きていけるだけでいいのに、そんな小さな希望すら持てない現実が世の中にはたくさんありますね…。
久しぶりにロスになりそう~とおっしゃっている読者さんもいらっしゃいましたが、私は多分…ロスというか、スカーレット疲れになりそうだなと思ってます(;´∀`)半年間、息継ぎなく見ていた作品なので…(そういう意味では、サニーのスピンオフはまさに途中の息継ぎでしたね)
読者さんのメッセージより抜粋
>ここまで先が読めないのは、「どちらに転んでも納得させてくれるに違いない」という信頼感かもしれませんね。
おっしゃる通り その信頼感だけは絶対的にあります。
>喜美子や武志だけではなく、登場人物すべてがそれぞれに緋色の炎を燃やして生きています。人間が日々を生きていく原動力となる緋色の炎、このドラマのテーマは陶芸を超えて、そこだったのかなと思います。
そうですね、皆 苦しい現実の中でも、自分の炎を燃やし続けることに努めた人たちと言えるかもしれません。ちょっと前にかるく読んだスカーレット批評の記事(ヤフーニュースか何かで見かけたのかな?)では「喜美子が陶芸を完成させた時点でこの物語は事実上終わっている」とか書いてあって、「このドラマを観てきて そうとしか思えないなら観る必要ないんじゃない?(呆)」と思いました。陶芸家になる物語なら、陶芸のことしか描かないでしょうに。これは喜美子という人を主軸においた 人々の人生の物語ですよね。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。
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