ハケンの品格2 途中考察。何かが足りないと感じる話。

今日は朝ドラ話でもNHKさん話でもなく、日本テレビドラマ ハケンの品格の感想です。

ハケンの品格は大好きなドラマでしたので、2の放送を楽しみにしていました。

そして実際 2の放送が始まり、これはこれで楽しく観ているのですが…

「何かが足りない」。

今日はそんな自分の「何かが足りない」と思う理由を考察していきます。

人が誰しもどこかに抱えている寂しさ

ハケンの品格1そのものは、大前春子(篠原涼子さん)と東海林主任(大泉洋さん)のコミカルな掛け合いを中心に人気を博したドラマでした。

が、その向こう側には 一生懸命働く人々の寂しさ・ひたむきさがしっかりと描かれていました。

スーパー派遣として高時給で怖い者ナシで働くように見える大前春子にも、人には見えない弱さ(過去)があり、だからこそ今の「スーパー派遣 大前春子」が形成された。

新人派遣の森美雪(加藤あいさん)は、スキルなんて何もなく、不器用ながらもひたむきに居場所を探そうと毎日を送る。

パソコンスキルに長けた派遣社員の近くん(上地雄輔さん)は明るくひょうひょうとした立ち振る舞いでありながらも実は妻子持ちで、家族のためにもこの環境で生きようとするひたむきさが垣間見える。

そしてそんな派遣社員たちを色メガネで見ることなく、人として向き合う誠実な里中主任(小泉孝太郎さん)と、マーケティング課の社員たち。(だからこそ、派遣と社員という立場の違いが際立ち、「この場所に居続けることはできない」という派遣ゆえの悲しさが際立つ)

一方 社員は順風満帆で悩みなどないかというとそうではなく、社員たちから時折 語られる入社当時の思い出話や働く姿勢にも、どこか物悲しさがあった。

ハケンの品格というドラマは、大前春子・東海林主任を中心としたコミカルなドラマのように見せて、しっかりと「生きる」ことが描かれていました。ドラマの中でも「働くことは、生きること」というセリフがありましたが、その部分がしっかり描かれていたと思います。

そして現実においても、「生きる」ということは、切なさや寂しさとは切り離せないもの。誰もがそんな弱さを抱えながら、笑顔でひたむきに今日を生きている。

ハケンの品格1の人気はそういう誰しもが共感できる部分があってのことだったように思います。

(余談ですが、「仕事なんてしたくない」と思う人も世の中にはたくさんいるけれど、一方で「どうせ働かないといけないなら、自分の努力や懸命さにしっかり気づいて認めてくれる優しい人たちの中で、認めて認め合って気持ちよく働きたい」というような願望を持っている人も実は多いのではないかと思う。そういう部分に対しても、大前春子の厳しくも人の姿勢をきちんと見ている姿や、里中主任の人柄やマーケティング課のあたたかさは、押しつけがましくない共感や憧れを呼んでいたのかも、と思う。)

中島美嘉さんの「見えない星」の力

そんな切なさや寂しさが描かれたハケンの品格1の主題歌は中島美嘉さんの「見えない星」という曲でした。

これが、今思えば めちゃくちゃハマっていたな、と思います。むしろ、あの曲との相乗効果でドラマが良かったと言っても過言ではなかったのかもしれない。

「見えない星」は曲調もそうですが、中島美嘉さんのあの歌声もあって、すごく切なさを感じる曲です。だけど、あたたかさを感じる曲。この曲が、ドラマの終盤に流れることで、ドラマを盛り上げてくれていました。どんなに本編で 東海林主任と大前春子がくだらない言い合いをしていても、この曲が流れると、人物たちの裏側にある寂しさやひたむきさが垣間見えるような感覚がしました。

働くことは生きること、生きることは寂しいこと・悲しいこと、だけどあたたかいこと。そんなくりかえしの毎日の中で、「明日も頑張ろう…」という眠りにつくひたむきな人々の気持ちを包み込んでくれるような曲でした。

ドラマにコミカルさを散りばめて笑わせてくれた後 中島美嘉さんの切ない歌声でドラマを終えるという1の手法が私は好きだったんだな~と気づきました。ドラマ観て笑ってたのに、曲のおかげでしっとりドラマを見終えるんですよね。ドラマの余韻が残るというのかな。

すると、ドラマ内で描かれた登場人物の憂いをもう一度自分の中で思い出したり想像したりして、しんみりする。しんみりするからこそ、これまた余計にコミカル風味が対比で際立っておもしろく感じる。そんなループが心地よく、来週 また来週とドラマが楽しみになっていく。1は私にとってそんな感覚だったように思います。

私が2に物足りなさを感じるのは、主題歌の違いが大きいのかもしれません。1と2では主題歌の扱いがまったく違います。2はオープニングに主題歌が流れ、日々を戦う派遣社員を力強く応援するようなイメージです。(どちらも曲としてはラブソングなんですけどね)

2の主題歌、鈴木雅之さんの「Motivation」も、結構 家事とかしながら口ずさんでいますので、これはこれで好きなので、マジで否定はしていません。(てっきり今をときめく若い方の曲になるのかと思いきや、鈴木雅之さんとは驚きました。でもあの力強くてセクシーな歌声が、大前春子のイメージとも合いますね)

けど、私が「足りない」と思うのは、おそらく前作の曲があまりにもハマっていたから(ドラマにも自分にも)、だと思います。

まとめ

他にもドラマ本編に対して、こういうところが物足りないのかな~と思うところはチラホラ出てきたんですが、文が長くなったので、今日はこの辺にしておこうと思います。

ただ、物足りないと言っていても、ドラマそのものは毎週楽しみにして観ています。

前作を越えたとか越えないとかそういう「評論」をしたいのではなく、やっぱり「好き」なんですよね、ハケンの品格が。大前春子たち前作からの登場人物たちのことが。多少「うーん、1よりは感情を揺さぶられないなぁ…」と思うことがあっても、好きなんです。ドラマとか芸能人とか…「ファンになる」ってこういうことなのかもしれないですね。

シングルマザー説

あ、ちなみに、ドラマが始まる前には「大前春子がシングルマザーになっている」という前情報が出回っていましたが、4話まで終了した現時点でまったくそんな気配がない。あれはガセ情報だったのかな…?ガセのわりに堂々と出回ってましたし…ちょっと謎です。

以上、今日はこの辺で。最後まで読んでくださってありがとうございました。

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