104話感想です。
千鶴子さんから全てを聞き、自分の実力不足を痛感していた音は舞台を降板しました。
音以外の全員が、コネ合格の事実を知っていたというのはショックが大きかったです。つらいなぁ。悲しいけど、音の降板が一番丸くおさまる形…でしょうね。
音が再び夢を追うということで、もっと明るい展開を想像していましたが、結構苦しいエピソードとなりました。裕一が有名になったことが、音に余計な苦しさを味わわせる結果になってしまったのはつらいところでした。
ラストで裕一が音を連れていったのは昨日出て来た例の教会。あら、華ちゃんじゃなく、音にとっての居場所になるのかな?
音は「みんなは先を見ているけど、私はオーディションまでしか見ていなかった」と言っていましたが、「歌が好き」という点では、歌手になって有名になるだけが道じゃないですよね。歌をどんな人にどんな風に届けたいか。戦時中に子どもたちのために音楽教室をひらいた経験や気持ちも、この教会との出会いでもっとしっかりした形になるのかもしれないですね。
歌手になることが夢だったという若い頃の気持ちが残ったままだったけど、良くも悪くも若い頃の夢を追うことは難しいと痛感させられてしまった音にとって、今の自分が一番大事にしたい歌への気持ちは何なのかに気づいて、歌とともに生きる新しい人生に気づける展開になりそうです。
(あ、でも教会の人が「古山裕一」を知っていたので、教会で歌えるというのも一種のコネ……………)
ですが、そういう展開になるんだとしたら、やっぱりもっと日ごろから音にとっての「歌」をもっと表現していてほしかったなぁと思う…。子どもの音楽教室でも子育て中でも一切歌わないというのは一体何を表現してたんだろう…?音楽への未練があるから歌いたくなかったというわけでもないし…(前向きに「夢を夫に一時あずける」という形をとっていたわけだから、「歌うと、諦めた夢を思い出して苦しくなる」ってことはないと思うんですよね。)
このごろ、東京制作の朝ドラは日々の積み重ねを描くのが下手だよなぁ…と思う……。「歌が好き」「歌手が夢」というセリフがあればOK!じゃないと思うんだけど…。
今日はこの辺で終わりたいと思います。昨日の記事にも拍手やメッセージをありがとうございました!では(^O^)/